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マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション

2010年2月 4日 (木)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol. 21

PART III
<キャビネット類:マーシャルのキャビネットは伝統的に品揃えが豊かであるうえ型番と仕様に関連性がない点でトレースしにくい状況にあります。ここではわかる範囲内で型番をアイデンティファイしましたが、不明な点も多々残されていること予めご承知おきください。>

Item#51
MODEL                   : 1983
SERIAL NUMBER : 1091&1089

JTM45PA用の2×12"コラム・スピーカー。'63、4年頃のもの。

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'62~65年まで使用されていたWhiteフレットクロス。ゴールド・ブロック・ロゴとのコンビネーションが美しい。

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背面はハーフオープンとなっており、スピーカーはセレッションのG12T652アルニコが搭載されている。

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印刷されている住所はジムのショップがあった場所。62年9月から64年の中ごろまで製造された商品にはこの住所が印刷されていた。

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Item#52
MODEL: 1935
SERIAL NUMBER : A⇒33829、B⇒34438

'67~70年頃のベース・キャビネット。勢いに任せてイギリスの楽器店より入手されたとのことだが、お気に入りの一品。大きめのロゴは交換されたもの。

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シリアルのプレートの下にはこれを販売したと思われるロンドンの楽器店のプレートが付いている。それによると「Supplied By Russell Acott  High St., Oxford」 おまけに独自のシリアルがついていて、Aは36098、Bは36095となっている。

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背面の様子。

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Item#53
MODEL                   : 1990
SERIAL NUMBER : 7177

入力80Wの8×10"キャビネット。1990は'67年から生産が開始されたと言われているが、これはそれ以前のグレー・フェットクロスやレザー製ハンドルなどの仕様を備えたプロトタイプ的な貴重なものだ。

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Item#54
MODEL                   : 不明
SERIAL NUMBER : 44421

8×12"キャビネット。フレットクロスはソルト&ペッパーなので'68~73年頃のものと思われるが、記録には残っていないワンオフ的なもの。ロゴは新しいものが付けられている。中を見てみたいが、もはや重くて動かせない!!禁断の8×12!!

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つづく

2009年12月22日 (火)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol. 20

Item#49
MODEL                    : 1917
SERIAL NUMBER : キャビネット:A00168

PA20とキャビネットのセットのセットで'73年まで発売された1917の最後期のもの。

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PA20用のスピーカー・キャビネット。よい感じで歪むため、ギター・アンプとしてもかなりいける。

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背面の様子。ハーフ・オープンになっている。

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銘板によると型番は1917となっている。

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横面に足がついており、左右アシンメトリックになっている。ヘッドとキャビを3段積みにするとこのようなルックス。

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リアパネルの片方をはずしたところ。

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スピーカーは13" X 8”のオーバル(楕円)。

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Item#50
MODEL: Mini-Mixer
SERIAL NUMBER : A14476

6チャンネルのパワードミキサー。

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両端には本物の木材が用いられている。

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背面のMarshallロゴがやたらと立派。

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つづく

2009年12月15日 (火)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol. 19

Item#46
MODEL                   : 不明
SERIAL NUMBER : なし

こちらはマーシャルによって作られたパークの100Wヘッドと同内容のもので、'70年中頃のもの。その数はかなり希少である。資料がなくモデル名すら不明。

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Item#47
MODEL                   : Silver Jubilee 25-50 
SERIAL NUMBER : V16289

マーシャル創立25周年を記念して'87年のみ発売されたマイクロ・スタック3005のシルバー・ジュビリー・シリーズ特別仕様モデル。出力は12Wで各スピーカー・キャビネットは1X10"。

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Item#48
MODEL                   : 2020
SERIAL NUMBER : 39927

'68~70年のはじめまで製造されたリバーブ・ユニット。ファズが入っているモデルが2021。前年に発売されたPA用の20Wと同じデザイン。

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DEPTHとTONEというシンプルなコントロール。

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内部の構造(リアパネルをはずしたところ)。リバーブ・ユニットが入っているだけのように見えるが内部回路はソリッド・ステート。

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つづく

2009年11月10日 (火)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol. 18

Item#43
MODEL                   : Kitchen-Marshall  JTM45
SERIAL NUMBER : 10161

プレキシのブロック体のロゴが目を引く。Kitchen-Marshallはどれも激レアなアイテム。コントロール・パネルは先のものと同じくJTM45最終期にあたる「リバース・ロゴ」のもの。

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Item#44
MODEL                   : Kitchen-Marshall JTM45 MKII
SERIAL NUMBER : ヘッド:1678、キャビネット:6897

変り種を収集していたときに入手したKitchen-Marshall。イギリスの楽器店より購入。キャビネットにはセレッションのG12M-20が搭載されている。コントロール・パネルの仕様は先の2台のヘッドより一世代古いもの。

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インプットジャックは交換されているようだ。

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Gray Bluesbreakerフレットクロスにブロック・ロゴが映える。

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リアパネルの様子。

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Item#45

MODEL                   : 1037 (LEAD AND BASS)
SERIAL NUMBER : 10311

CMI(Cleartone Musical Instruments)はPARKを販売していた会社。そのCMIが独自のブランドで販売していたのがCMI。マーシャル、パークの廉価版的存在であったが成功はしなかった。

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リアパネルの様子。内部はハンドワイアードでマーシャルに近いデザインだった。

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つづく

2009年10月16日 (金)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol. 17

Item#40 (Item#39のつづき)

MODEL                   : 2205 Slave100
SERIAL NUMBER : 014

前回紹介したTurntableのためのパワーアンプ。Disco Unit発売当初のSlaveは1994であった。

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コントロール部の拡大写真。次のSlaveへとリンクできる仕組み。

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2205の裏パネル。

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Disco Unitsと組みで入手したキャビネットのうちのひとつ(シリアルナンバーは59661と確認できるがモデル名は不明)12"スピーカーが2台縦に配置している。それともThe Sonsのichiro愛用の1×12"キャビ2053か?

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Item#41
MODEL                   : TREMOLO 100W
SERIAL NUMBER : 016

'74年、ロンドンの楽器店の要請により別名のマーシャルを生産。ジムの片腕のケン・ブラン(Ken Bran)の名を戴くことにしたが、当時のシリアルと同じ名前になってしまうのを避けるためにBRANを逆さまにしてNARBと名づけた。回路的にはマーシャルと大差はなかったが、当時はトレモロを搭載していたモデルがMarshall には存在しなかった一方、NARBにはトレモロを搭載していた。

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NARBの生産台数は極端に少なく、50台以下といわれている。MADE IN ENGLAND BY NARB ELECTRONICSとプリントされている。「初めて入手したNARB。非常にうれしかったのを覚えている」とは氏のコメント。超レア・アイテムですから当然でしょう。

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Item#42
MODEL                   : Kitchen-Marshall  JTM45
SERIAL NUMBER : 10402

'66年、リーズの有力小売店Kitchen'sのオーナーのために興したブランドがKitchen-Marshall。PAアンプが主でギターアンプも少量生産していた。グレー・フレットクロスを上半分に張ったフロントのルックスは他に類を見ないものだ。

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スイッチの傍らにはやはり「J.T.M.」のサインが入っている。

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リアの様子。

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パワー管はEL34。まだ整流管が搭載されている。

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つづく

2009年10月 1日 (木)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol. 16

Item#37
MODEL                   : PARK 1001PA
SERIAL NUMBER : 1021

'72~75年まで生産されたPARKの出力75Wのヘッド。用途はPA。パワー管はKT88を2本使用。氏はこのルックスに惹かれてハワイの楽器店よりゲット。見た目よりずっと軽い。

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インプット部の拡大写真。マーシャルと異なり、各チャンネルの入力とボリュームがペアとなっているのが特徴。CHANNEL IIのノブは交換されているようだ。

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リアパネルの様子。

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Item#38
MODEL                   : 250W Bass
SERIAL NUMBER : 5031E

250Wのトランジスタ・ベースアンプ。これは試作品で商品は発表されなかったらしい。

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元のオーナーはディープ・パープルのロジャー・グローバー。

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リアパネルの様子。

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Item#39
MOODEL                : Disco Units   1993 Turntable
SERIAL NUMBER : 確認できず

'74年に極少量を世に送り出し、好評を博したがアンプ以外の生産に余力がなく本格生産を断念。他のメーカーがこのアイデアに飛びついたという。当然激レア。マーシャルのスタッフも写真を見て驚いていた。

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ターンテーブルは左右別のものが搭載されている。クッションの幅が非常に大きく緩衝効果は抜群。

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イン&アウト部の拡大写真。マイクや外部機器が接続できる。まさにDJ状態!

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フェーダー郡の拡大写真。中央の2つの穴の何たるかは不明。

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しっかりとJim Marshall Products LTD.と印されている。120V用ヒューズの表記があるところを見るとアメリカ市場も視野にあったのだろうか。

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つづく

2009年9月 7日 (月)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol. 15

Item#33
MODEL                   : PA20
SERIAL NUMBER : 8960

かなり初期の20W PAヘッドで'67、8年頃のもの。2台のコラム・スピーカーとのセットで1917のモデル・ナンバーで販売された。このサイズは氏の大のお気に入り。

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電源もスピーカーの結線もフロントパネルを使用する。

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リアには何もなし。

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内部の様子。EL84×2、ECC83×2という構成。

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Item#34
MODEL

ヘッド : 1917、キャビネット : 不明

SERIAL NUMBER

ヘッド : 2326D、キャビネット : 確認できず

PA用の1917、リード用の2022(もしくはベース用2019)というセットで販売されていたものをそれぞれ別々に入手し組み合わせたもの。スピーカー・キャビネットは4X10"。

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コントロール部。'60年代のレイアウトから変更されている。

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リアパネルの様子。電源周りやスピーカー・アウトがリアに配置されるようになった。

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Item#35
MODEL                   : 1216
SERIAL NUMBER : 385

Parkの50Wベースアンプヘッド。一番最初に入手したParkで、普通に70年代のマーシャルの音がするとのこと。回路的にはマーシャル1986ベース20Wと共通。ハワイの楽器店から入手。

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リアパネル全景。同時期のマーシャルとはレイアウトやバック・パネルの形状が異なっている。

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リアパネル上の銘板。モデル名、シリアルなどが刻印されており、その下にはC.M.I. LTD. Bletchley, England(Bletchleyはマーシャルの工場があるところ)と印刷されている。アメリカ輸出仕様である110Vにも対応している点が興味深い。

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内部の様子。パワー管はEL34を2本使用。グルーヴ・チューブのものに交換されている。

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Item#36
MODEL                   : PARK 1230 8W Guitar Practice Combo
SERIAL NUMBER : 確認できず

'77~82年まで生産された8Wのソリッド・ステート・ギターコンボ。インプットが3つも搭載されており、簡易セッションが可能。

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裏ラベルの様子。'90年代に発売され、現在はMGシリーズへと進化したParkとは異なり、メイド・イン・イングランドである。

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つづく

2009年8月26日 (水)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol. 14

Item#30
MODEL                   : 2001 BASS
SERIAL NUMBER : 01958N

マーシャル史上最重量級のベースヘッド。'81年、JCM800のベースシリーズとして発表され、8本の6550、2本のECC83、3本のECC81を搭載し375Wの出力を誇った。現在はかなりレアの部類に入る。

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2チャンネル仕様でチャンネルAにはミッド・フリーケンシー・セレクターが搭載されていた。この時代にチャンネル・スイッチング/ミキシング設計だったが、時期尚早だったようだ。

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2001の内部。この超重量級の電源トランス!プリ管はパワー管の向こう側にささっている。

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リアパネルの様子。スピーカー・アウトは信頼性の高い3ピン・アウトも装備されていた。

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Item#31
MOEEL                   : 2068
SERIAL NUMBER : 1728F

'74年製。「アーティスト」の別名を持つ。'71~78年にかけて製造されていた。ハワイの楽器店より入手。当時のモデルにはめずらしくリバーブが搭載されていたり、音がどこまでもクリーンだったりで「おおよそマーシャルらしくない」というのが氏の感想。

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電源スイッチ付近。スイッチの左には何も表示がない。

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シャシ全景。上面に付いているのはリバーブ・ユニット。パワー管は6L6を4本使用。電源インレットは改造されている。

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フットスイッチジャックの左、一番左のジャックは増設されたもので、オリジナルのフット・ペダルを紛失したため、汎用のフット・スイッチを使えるように改造したのだろう。

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Item#32
MODEL                   : 2022 (TREMOLO 20)
SERIAL NUMBER : 2806A

ハンドワイアードのリイシュー2061Xの兄弟分でこちらはトレモロつき。キャビネットとセットで販売、'68~73年まで製造されていた。

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2061Xと異なる「トレモロ」のコントロール部。

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リアパネルの全景。

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つづく

2009年7月10日 (金)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.13

Item#28
MODEL                   : 1967
SERIAL NUMBER : A0444C

リッチー・ブラックモアの使用で有名になったマーシャル・メジャー200Wヘッド。メジャーは'68~74年に製造されていた。これは'71年製でイギリス国内仕様のもの。

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微妙に左寄りにセットされているため、左端のJMPのJが完全に隠れてしまっている。

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リアパネル全景。

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シャシ全景。音は図太くてクリア。あまりにも音が大きく、とても歪みがくるレベルにまで上げられない!

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パワー管は6550に交換されている。アウトプットトランスも巨大だ。

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Item#29
MODEL                   : 1978
SERIAL NUMBER : /A4801

ベース用メジャー。'73年製。キャビネットは1979。Band Of Shigeo Rolloverのノエル本多が使用しているものがコレ。とにかくデカイ!

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ブラック・ロゴが印象的。ポラリティ・スイッチが付いたアメリカ輸出仕様のもの。

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リアパネルの様子。

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真空管はKT88が4本とEC83が3本。「メタル・フロント」期ながら、電源トランスが100Wモデルより大きくなるため「レイダウン」となっている。

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キャビネットの1979。4×15 !!シリアルはA31701。
W99cm×H89cm×D39.5cmと超ビッグ!(普通の4×12"キャビ1960の幅は76cmです!)スピーカーは交換されている。

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入力は200Wだった。ラベルには「このラベルをはがしたり、汚したりした場合は保証が無効となります」とある。

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つづく

2009年6月26日 (金)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.12

Part II

<前回までのアイテムも当然のことながら今では入手できない貴重なものばかりですが、この先ご紹介するマーシャル達は輪をかけて珍しいものばかりです。他のページでご紹介しているようにマーシャルの本社には歴代のモデルやレアなアイテムを納めた「マーシャル博物館」がありますが(こちらも近日公開する予定です)、これからご紹介する氏のコレクションはその博物館でも見ることができないものも数多く含まれております。是非お楽しみください>

Item#24
Model               : Capri
Serial Number : なし

5W、フルバルブ。'66~67年にかけてメールオーダーにて販売していた。他のモデルでは'65年頃までの仕様であるホワイト・フレットクロスというのも興味深い。

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背面の様子。裏ブタは薄いベニヤ板1枚で、通気孔と電源ケーブルを通す穴が隅に空いているだけ。

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内部写真。スピーカーはセレッション製。"The History of Marshall"では1×8"と紹介されているが、これは2×6.5"バージョン。同書籍には「100台の限定生産」とされているが、この6.5"バージョンも含まれているのかは不明。

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回路拡大写真。もちろんハンドワイアード。真空管はECC83とEL84。

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Item#25
Model               : Kitchen Capri
Serial Number : なし

イギリスから空輸したというKitchen名義のCapri。

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Kitchenプラーク(エンブレム)の拡大。

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Item#26
Model               : Capri & Kitchen Capri
Serial Number : なし

Capriそろい踏み!

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Item#27
Model               : 2060 Mercury
Serial Number : 58226

'72年のはじめから73年の暮れまでメールオーダーのみで販売された。赤とオレンジのみ。イギリス在住の日本人より譲り受けた。かなり欲しかったアイテムだっただけに入手した時は狂喜乱舞したらしい。

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回路はハイブリッド(トランジスタ・プリにEL84×1)で出力は5W。スピーカーは1×12"。

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この銘板にはStock Numberとしてモデル名(2060)が記されている。

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つづく

2009年6月18日 (木)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.11

Item#22
Model               : 4140
Serial Number : 00861N

「クラブ&カントリー」の愛称で呼ばれた2チャンネル独立の2X12 スピーカー、出力100Wのモデル。'78~82年まで生産された。パワー管にKT77を使用し、ニックネーム通りクリーン・サウンドを意識してデザインされていた。当初は「リバーブ・ツイン」と呼ばれており、開発ターゲットが察せられる。

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リアの様子。

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カバリングは「ブラウン・オーク」と呼ばれる茶色のもので、フレットクロスはストロー・カラー。

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Item#23
Model               : 6100
Serial Number : なし

マーシャルの創立30周年を記念して発売された6100。プリ管を7本搭載した独立3チャンネルの多機能モデル。しかし、この6100は普通の6100ではなく、'92年のNAMMショウにプロトタイプとして展示されたもの。したがって、シリアルがついていない。カバリングはブルー。

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リアパネル全景。これだけ見ると普通の6100なのだが…。マーシャルはプロトタイプを極少量しか製作しないためこの6100はかなり珍しいといえるだろう。

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今回は以上。次からはますます珍しいものを集めたPart2に突入します。お楽しみに!

2009年5月28日 (木)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.10

Item#19.5
MODEL                   : 1958
SERIAL NUMBER : 29615

'68~73年まで製造されていた20W、2×10"コンボの1958。前面すべてをカバーするフレットクロスがカッコいい。このモデルの他にもフレットクロスが前面すべてに張られているモデルに1959や1987のコンボバージョンである2159(1974~1981年)や2187(1977~1981年)があったが、日本にはほとんど輸入されなかったようだ。

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コントロール・パネル。リイシューされている1974Xと同じ構成だが、アルミパネルとなっている。

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内部の様子。フル・オリジナルのようだが、なぜかプリ管が1本のみという謎の回路構成となっている。

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回路の拡大写真。

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Item#20
MODEL                   : 2203
SERIAL NUMBER : 確認できず

JCM800シリーズ誕生前の2203。'75~81年まで生産されデザインを変えてJCM800時代に突入した。3つのスイッチは、パワー、スタンバイ、そしてグランド(ポラリティ)で、シーソー・スイッチとなったのは'76年頃から。

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アウトプットトランス。写真はパワー管にEL34が搭載された輸出モデルだが、当時のアメリカ向けモデルには6550が搭載された。

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Item#21
MODEL                   : 2203 1995 Limited Edition
SERIAL NUMBER : 確認できず

2203生産完了後の'95年に限定で発売した2203。当然氏はフルスタックで保有。オレンジ・エレファント・グレインのカバリングが鮮やか!

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2009年5月20日 (水)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.9

Item#17
MODEL                   : 1987
SERIAL NUMBER : S/A5849C

'71製。特に深い思い入れはないが、色がとても気に入っている。今後、オーバーホールをして実際に使っていきたい、とのこと。確かに風雪に耐えたビンテージの色物は不思議と貫禄を感じさせる。電源インレットが交換されている。

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パワー・スイッチの左に改造した後が見られる。ポラリティ・スイッチの跡かもしれない。

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Item#18
MODEL                   : 1962
SERIAL NUMBER : 7474

1965 '66年に製造されたブルースブレイカー・コンボ。この時期の1962はサイズが大きく、W81.5cm×H60cm×D27cm。(現行品のサイズは、W74.0cmxH60cmxD26.5cm)

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オリジナルのグリーン・バックのセレッションG12M-25を搭載。スピーカーも当然ハンドワイアード。リアパネルには「SUPER TREMOLO AMPLIFIER」と銘打たれている。

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大きさが違うだけでコントロールは同じ。1987Tと同じ回路。

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Item#19
MODEL                   : 1962 35th Anniversary
SERIAL NUMBER : 確認せず

創立35年を記念して限定生産されたブルースブレイカー。

ちなみにマーシャルはこの5年後、創立40周年を記念してイギリスの自動車メーカーJaguarとのコラボレーションで同じくホワイト・ブルースブレイカーを限定製造した。カバリング・レザーはJaguar製、ハンドワイアードにゴールドパーツという豪華なスペックのその1962は長年にわたるマーシャルへの貢献に感謝を込めてエリック・クラプトン、ゲイリー・ムーア、ザック・ワイルドらに寄贈され、他に40台が一般販売された。その販売方法はインターネットを通じての完全抽選方式で、そのうちの1台はめでたく日本のプレイヤーがゲットした。

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つづく

2009年4月30日 (木)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.8

Item#14
MODEL                   : 1959 Dummy
SERIAL NUMBER : None
某外国有名ギタリストが所有していたダミーヘッド。センター・パイピングがないオレンジ・エレファント・グレインのカバリングが鮮やか。なんと9V電池でパイロットランプが点灯するようになっている。氏は2台所有している。

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Item#15
MODEL                   :1959
SERIAL NUMBER : SL/A4032E

'73年製。ナント行きつけのリサイクルショップにて格安にてハーフスタックの状態でゲット。氏は「天の啓示と思った」という。シャシに初代オーナーが書いたのであろう「S48.11.29.購入」との備忘が。ブラック・ロゴはこの時期のホワイト・レザーのモデルにのみ使用されていたようだ。

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こちらも'92年にジムが来日した際にもらったサイン入り。

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この頃には大規模な会場に合わせ合計4台のスピーカー・キャビネットを接続できる仕様となっていた。

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スピーカー・アウトは4穴とも結線されている。

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回路はハンド・ワイアード。マーシャルではポイント・トゥ・ポイント配線を'71年あたりで廃止したが、ストックの関係もあり、まだこの頃は入り混じっていたようだ。

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シャシを取り出したところ。メイン・トランスは「メタル・フロント」以降の仕様であるバーティカル・タイプ。

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EL34はマーシャルのロゴがプリントされたもので、当時のオリジナルがそのまま残っている!

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Item#16
MODEL                   :1987
SERIAL NUMBER : S/A5453A
'69もしくは'70年製のスモール・キャビネットの1987。メタル・プレートの最初期のもの。ブルー・カバリングは珍しい。

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ジムが'92年に来日した際にもらったサイン。左端のノブの用途は不明(マスターボリュームか)。

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シャシを取り出したところ。まだプレキシ期と同様の「レイダウン・トランス」である。

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'70年はまだハンド・ワイアード製法であった。フルオリジナル!

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つづく

2009年3月26日 (木)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.7

Item#13
MODEL                 :1959&1982A
SERIAL NUMBER:12096&31502
これぞ"The History of Marshall"の扉と正真正銘同一のマーシャル。'68年製。日本にあるのだ!アメリカのコレクターから90年代はじめに入手。リスト上で発見した途端、「買わざるを得ない!」と決心したがさすがに値は張った!おそらくフルオリジナル。氏は当然のことながら1982Bも所有。

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リアパネルの様子。輸出仕様のもので、この頃は電圧セレクターは装備されず、電源ケーブルは直出しとなっていた。

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この当時はリアパネルに銘板が張ってあった。モデル名は掲載されていない。110Vにも対応という表記が輸出仕様であることを物語る。カラー・モデルとしては極初期のもの。

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内部写真。ECC83が3本、EL34が4本と現在と同じ。

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パワー管のストッパー。ズラリと並んだその姿はまるで笠地蔵。

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ヘッドの樹脂製フィート。この頃の足は半球状だった。

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回路は当然ハンド・ワイアードでサーキット・ボードには蛇の目基板が使われている。一部のコンデンサーを除き、ほぼフルオリジナル。

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シャシの俯瞰。右側の「レイダウン・トランス」がプレキシ・マーシャルの証である。

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スピーカー・キャビネットのキャスターの拡大写真。ストッパーが付いている!

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スピーカー・キャビネットのインプット・ジャック部分の拡大写真。この頃のものはかなり下に位置していた。ジャックの下はシリアルナンパーとモデル名を表したプレート。

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「100」のバッヂが付いた1982なので、スピーカーはセレッションG12H-30グリーン・バックを搭載。この時代のG12H-30でラベルが付いているものは珍しい。結線もハンドワイアード。

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つづく

2009年3月 2日 (月)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.6

Item#10
MODEL                  :1987T JTM45 MKIV
SERIAL NUMBER:7515
トレモロ搭載のJTM45で、「ブルースブレイカー」コンボ1962と同じ回路ということになる。'66年頃。当時はトレモロ搭載のモデルすべてにMKIVの名を付していた。

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トレモロを搭載しているため、普通のJTM45よりプリ管が1本多い。フット・ペダル・ジャックは当然トレモロのオン/オフ用だが、オリジナルの専用フット・スイッチが付属していることはほとんどないくらいレア。

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Item#11
MODEL                  :JTM45/100 SUPER PA AMPLIFIER
SERIAL NUMBER:6508
PA用アンプ。Mike Doyle著、"The History of Marshall"の33ページの写真のもの。もともとの所有者は何とピート・タウンゼンド。'65年後半の製作。2006年、マーシャルがJTM45/100をリイシューした際のリファレンスとなった。その際の氏の協力にマーシャルは感謝を表し、取扱説明書のSpecial Thanks欄にPete TownshendやJohn Entwistleらとともに氏の名前をクレジットした。ここでは紹介していないが、もちろん氏はその復刻版JTM45/100もコレクションしている。そして氏の復刻版に対する評価も上々!

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フロントパネルの様子。「マーシャル本」と異なっているのは何者かがパネルを張り替えてしまったから。キャビネットもオリジナルではない。

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内部の様子。4本のパワー管を使用するためにアウトプット・トランスが2台搭載されている。

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巨大な電源トランス。リイシューのJTM45/100にはこのトランスが完全コピーされている。

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2台のアウトプットトランス。

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一見カバリングは普通のブラック・レバントに見えるが、光を当ててよく見ると深緑であった。

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Item#12
MODEL                  :JTM45 Bass (1986)
SERIAL NUMBER:2301
ゴールド・プレキシに移行する前のホワイト・パネルを擁した珍しい「ゴールド・ブロック・ロゴ」のJTM45。'65年頃。スイッチ並びにノブは交換されている。

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交換されているためノブは他のモデルでは見かけないタイプのものが使用されている。

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JTM45のベース・タイプは1986というモデル・ナンバー。パワー管は6L6が使用されている。

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つづく

2009年2月27日 (金)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.5

Item #7
モデル                  :JTM45
シリアルナンバー:1681

'65、66年製。JTM45の最終形。JTM50やJMPにすぐに移行してしまったため、実はスクリプト・ロゴのJTM45は珍しい。90年代のはじめごろ入手。オーバーホールをしたところ格段に音が良くなった。

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このスクリプト期に入るとインピーダンスの切り替えや電圧切り替えスイッチが外付けで搭載され、一気に機能が増す。左下のアウトレットの目的は謎。整流管は5U4Gに変更され、パワー管はグルーヴ・チューブ製EL34となっている。

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インピーダンス切り替え、電圧切り替えピン拡大写真。

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アルミ・シャシの強度をアップするために60年代中ごろのJTMに採用されていたキャスト・アルミナム・エンド・ブロック。

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Item #8
モデル                  :1963 JTM50 MKIII
シリアルナンバー:PA6597

貴重な「ゴールド・ブロック・ロゴ」のワイド・キャビネット・バージョンのPA用アンプ・ヘッド。4チャンネル仕様のJTM50PAアンプは'65年に初めて登場した。シルバーフェイス(ブラック・ポインター)ノブが採用されていた。

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リアパネル。左にはSuper P.A. Amplifierと銘打たれている。

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内部写真。プリ管は4本。JTM50期に入るとEL34が使用されだす。インピーダンス切り替えのピンがアウトプット・トランスの上面に付いている。

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Item #9
モデル       :JTM45 MKII
シリアルナンバー:7425

詳細不明。'66年頃の「スクリプト・ロゴ」期のシャシを後の年代のワイド・キャビネットに収めたものと思われる。

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つづく

2009年2月 9日 (月)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.4

Item #5
モデル                   :JTM45
シリアルナンバー :1507
"The History of Marshall"の前身の本でこのブロック・ロゴを発見。'64、65年頃の製造と思われる。あまりにも雰囲気の異なるマーシャルの姿に感激し「何としてでも入手する」と決心してついにゲットした。JTM45の外見の変遷の中では第5世代となるもの。ブラス製の太目のゴールド・パイピングがルックスを際立たせている。このブラス製パイピングはスクリプト(筆記体)ロゴになると姿を消してしまった。

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電源、スピーカー・アウトプット部分。おそろしくシンプル。'64年頃のホワイトのリア・パネルとなった頃から各部に文字がプリントされるようになった。PA用のためアウトプットふたつが搭載されていた。この頃マーシャルはむしろ、当時としては超低歪みを売りにしたPAイクイップメントの生産を盛んにしていた。

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このアンプはPA用だが、ブロック・ロゴのものが欲しくて構わず入手。ギターを鳴らすと歪みも深くとてもよい感じとのこと。パワー管はグルーヴ・チューブ6L6に交換されている。

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Item #6
モデル                  :JTM45PA
シリアルナンバー:1014

国内の友人より入手。「あまり音は良くないが、コレクター道の最初期に出会った60年代マーシャルで、入手した時とてもうれしかったのを覚えている」シルバー・ブロック・ロゴ(特にホワイト・パネルとの組み合わせ)は相当めずらしく、特定の楽器店向けに極少量生産されたと想像される。

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C:インジケーター、ノブは交換されている。

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内部写真。ヨーロッパ仕様のものをアメリカ仕様に改造し、ACインレットが交換されている。パワー管はEL34に変更されている。

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つづく

2009年2月 3日 (火)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.3

Item #4

モデル       :JTM45
シリアルナンバー :なし
'63年くらいの製造と思われる。90年代のはじめ日本の某雑誌に掲載されていた記事「ロンドン楽器店特集」内にて発見。所有するロンドンのデンマーク・ストリート(ロンドンの御茶ノ水のような通り)の楽器店にラブレターを送りとうとうゲット。ここにきてようやくJTM45のサインが。「サンドイッチ・フロント」と呼ばれる外見の仕様はJTM45の第三世代。ポラリティ・スイッチがなくなり、VOLUMEの表示がLOUDNESSに変更された。音はまろやかで歪みもマイルド。ほとんどフルオリジナルの状態。

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RS社製電源トランス、電圧切り替えピンの拡大写真。イギリスは国内で地域により電圧が異なっていたため、この切り替えスイッチが必要であった。

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内部の様子。左側のジャックは増設されたもののようだ。

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使用されている真空管たち。左からパワー管KT66、プリ管ECC83、整流管GZ34。

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回路の様子。当然、ハンドワイアード。ほとんどフルオリジナル!改造等は一切ない。

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内部写真。向かって右奥の電源トランス(Mains Transformer)の上面には電圧の切り替えピンが付いている。V2(左から2番目のプリ管)に12AY7が使用されていた。前の使用者が歪みを浅くするために交換したのだろうか?

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つづく

2009年1月19日 (月)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.2

Item#2

モデル       :JTM45
シリアルナンバー:1013PA
PA用アンプ。'62年ころの製品。Mike Doyle著、"The History of Marshall"の99ページの手前の裸のアンプの実物。ノブは2ケ交換されている。LAのコレクターから入手した。T氏によれば、「この時代のマーシャルを収集するという強烈な使命感に燃えて入手した」とのこと。この使命感のおかげで日本もマーシャル大国の仲間入りができている(?)。T氏に感謝。先の「オフセット」と見比べるとキャビネットの背の高さの違いが判る。

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同アンプのリア・パネル。キャビネットの高さに合わせ、パネルのセンターの幅は0049のものより狭い。

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内部の様子。2枚目は中の様子が見やすいようにパワー管を抜いたところ。パワー管は7581(6L6)に交換されている。

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搭載されている真空管。プリ管のECC83と整流管のGZ34はオリジナルのムラード製。左は交換されたパーツであるパワー管、フィリップス7581。

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同品シャシ。右側の真空管はGZ34整流管。このころの電源トランスの上面には電圧の切り替えピンがついている。

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Item#3

モデル       :JTM45
シリアルナンバー:なし
これもJTM45サインが入る前の「ホワイト・フロント」と呼ばれるタイプ。キャビネット以外の仕様は「オフセット」と同じ。ただし、ノブは交換されているようだ。'91年ごろイギリスに在住していた日本人の友人より入手。 氏最初のコフィン・ロゴ・モデルだけに印象深いとのこと。現時点ではレストア中のため、アウトプットトランスが搭載していない。

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リアパネルには'90年に来日した際のジム・マーシャルのサインが見られる。用途がPA用だったためスピーカー・アウトがふたつ搭載されている。

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つづく

2009年1月 5日 (月)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.1

T氏のコレクション

中国地方にお住まいのT氏は長年にわたりマーシャルを中心とした音楽機材のコレクションをされています。そのコレクションはマーシャル以外にも数え切れないくらいのギター、アンプ、カタログ、CD、LP、ヒーローグッズ等など多岐にわたっています。
 新婚旅行先の海外の楽器店でビンテージ・マーシャルを見つけ、その後どっぷりとその世界に浸り、今では本家マーシャルも舌を巻くほどのコレクションを誇っていらっしゃいます。何しろ2006年にマーシャルがJTM45/100を復刻する際には氏のコレクションの一部がリファレンスとなったほどです。
氏の夢はコレクションを展示した楽器の博物館をつくること。その夢も遠い将来 のことではないでしょう。マーシャルの輸入発売元のヤマハミュージックトレーディングは氏の厚意に甘え、その博物館に先駆けてマーシャル・ブログにてコレクションを公開させていただくことにしました。この素晴らしいコレクションとコレクターの存在を世界に向けて少しでも早く知らしめたいと思ったからです。
氏は音楽とも楽器とも無縁のお仕事に就いていらっしゃいます。したがって、コレクションに優位なことは何ひとつなく、時折耳にする、「仕事柄、自然と集まってしまった」とか「いただきものが集まって、気がついたら膨大なコレクションになってしまった」などということは一切ありません。経済的な制約もあり、どうしてもコレクションに加えることができずに涙をのんで見逃したアイテムも多数あったそうです。つまり、氏のコレクションは1台、1台を慎重に吟味し、思いを込めて入手した情熱のかたまりなのです。さらに、氏のコレクションは商売とは無縁のものであるため、転売目的に強引にリストアしたものはありません。つまり、購入当時のままの姿を留めていることが多く、そのためかえって生の歴史を伝えているといえるでしょう。
マーシャル・ブログをご覧のマーシャル・ファンの皆様に氏のコレクションをお楽しみいただけますよう願ってやみません。
尚、掲載の氏のコレクションについては多方面にわたり、ひとつずつ極力詳細にわたり調べましたが、どうしてもモデル名すら判別できないアイテムも存在しています。当ブログは氏のコレクションの公開を第一の目的としており、ビンテージ・マーシャルの事典的な役割は希薄であることを予めご了承願います。
氏のコレクションはこれで完成ではありません。時間的な制約で取材を断念したアイテムもありますし、こうしている間にも氏はコレクションを拡大されています。今後の展開に是非ご期待ください。
最後になりましたが、快くコレクションを開放し取材に応じていただきましたT氏とご家族の皆様にこの場をお借りしまして深く御礼申し上げます。

※氏のコレクションは営利を目的としたものではありません。氏へのコレクションの売買の要請、斡旋、私的情報の開示等の行為は弊社では一切承りませんこと予めご了承ください。
※文章は基本的に下の写真を説明しています。

Part I
<パート1ではJTM45を中心に今ではVintage系のマーシャルの歴史を作った名器のコレクションをお送りします>
Item#1

MODEL                   :JTM45
SERIAL NUMBER :なし
'62年製。いわゆる「オフセット」のオリジナル。Hal Leonard社刊 Mike Doyle著 "The History of Marshall"内98ページの写真の実物。90年代はじめに入手した。日本に存在するJTM45の中ではもっとも古いものと思われる。「JTM45」の文字が入る前のいわゆるプロトタイプで、「オフセット」の中でも若干背が高いキャビネットとなった時期のもの。コントロール・パネルはアルミ・シャーシに直接文字がプリントされている。
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最も古い仕様であるオリジナルのコッパーリング・ノブ。このデザインは珍しい。

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リア・パネル。ゴールドメッシュは逸失している。スピーカー・アウトがひとつのみで、ギター用にデザインされたものと思われる。右側のスペースは電源ケーブルを入れるためのスペース

となっていた。

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内部の様子。パワー管は6L6が搭載されているが、交換されたものと思われる。

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"The History of Marshall"と同じものであるというわかりやすい証拠。レザーがめくれあがったハンドル。現在はゴムのカバーとなっているが、内部にスチール・プレートを挟んだストラップ自身の構造は創業当初と変わらない。Dsc_0052

つづく