Kelly SIMONZ Meets JMD:1 <トーク編>
最近ヤタラメッタラKelly SIMONZの名前を見たり聞いたりするようになった。著作が大ヒット、作品の順調なリリース、さらに東京に居を移し自己のバンドでのパーマネントな活動が巷の話題になっているからだ。
自他ともに認めるイングヴェイ・フォロワー。イングヴェイといえばビンテージの1987。当然、ビンテージ・マーシャルの愛好家でもあるKelly SIMONZだが、ここはあえてお願いしてみることにした。
「マーシャル初のデジタル・アンプにトライしてみてください」
さて、KellyさんのJMD:1に対する評価はいかに?!
僕はデジタル・アンプを使ったことはありません。エフェクターはラック式のディレイを使ったことがあります。ディレイ・トリックをよく使うので。
デジタルにはアナログとは違う音の硬さを感じますね。
アナログならではのトーン・コントロールが自分には合っているんです。
ピッキングというよりは左手のニュアンスを出すということが自分にとっては大事なんです。
レスポンスに関しては人それぞれ好みもあるし感じ方も違うと思いますが、真空管のプリアンプですと若干遅いのかもしれませんが、僕はそれを踏まえて演奏するアナログ世代なんですね。
だから左手で出すニュアンスの方がデジタルとアナログの違いを感じてしまうんです。
ミックスとかマスタリングまでやるとますますそのあたりにこだわってしまう。デジタルで録って、アナログにしてまたデジタルにする人なんかもいますからね。
初めて買ったマーシャルはLEAD12でした。真空管でなければマーシャルでないかというとそうではなくて、VALVESTATEにしてもトランジスタでもマーシャルの音なんですね。
それにしてもドンドン音が良くなってきているなとJMDを弾いて感じましたね。1959とどっちが音がいいかとかいうことではないんですね。良さが違うんです。
今日JMDを弾いてすぐ感じたのは、音質というかハイファイ感、S/N比が格段によくなってきています。ノイズがないマーシャルを初めて知った感じです。ビックリしました。
最初に驚くのはプリアンプの数の多さですよね。クリーンに関しては、僕の中のマーシャルのクリーンはクリーン・クランチなんです。だからものすごいハイファイなクリーンではなくて少しクランチしている部分があっていい。1なんかはものすごいクリーン。今まで僕が弾いてきたマーシャルの中で一番クリーンかも知れません。モジュレーションをかけてアルペジオなんかやったらいいですね。まさにスタジオ・プレイヤー向きのアンプですよ。
僕はアメリカにいた時、プロデュースの仕事もしていたんですが、「クリーン」というとマーシャルではなかった。でもこのクリーンなら充分ああいう場で使えますね。エフェクターが乗りやすい。
3はピッキングのニュアンスで歪みが調節できる。僕にはこれがピッタリです。
クランチ5は聴き慣れたマーシャルの音。僕はコレですね。コレにブーストを加える。この粒立ち!潰れずイガイガもない。(音が潰れる)ギリギリがいいんです。このぐらいの歪の方がトーンを変えやすい。僕はコレだけでもOK。6もいいです。
オーバードライブは9ですね。僕はJMP-1を持っていましてね。だから耳慣れた音ということでこの9がシックリくるんだと思います。すごくオーソドックスな使いやすい音です。ただ、僕が思うマーシャルは実際の音を聴いた時、耳障りがいいとレコーディングしたときにはちょっと物足りないんですね。ナマの時にもっと野性味があって耳が痛いほどトレブリーじゃないとした感じが入らない。だから1987みたいなものがレコーディングの時はいい。
アナログで録っていた時代はコンプレッションがかかって基本的に音が丸くなるんですね。それで、音を抜けさすためにはかなり硬い音にしてオーバードライブさせると自分の好きなギタリストの音みたいになる。イングヴェイも昔はものすごくオフで録っていたんだと思いますよ。すごく音が丸い。で、ライブに行くとビキビキだったんです。ストラトとマーシャルの相性ってマイクの位置がすごく重要なんです。今本人もあの時の音が出ないのは録音方法が違うからなんです。昔の録音機材を使えばあの音で録れるはずです。ギターやアンプ以外のテクノロジーが進歩してしまって耳に聞こえない範囲の音が入ってきちゃう。そうなるとハイがキツくなるんです。ミドルがなくなってきた。で、ギターがうまい人はそこを一番出したいんですね。うまくない人はドンシャリで録りたいんですね。ドンシャリの方がうまく聴こえますからね。
だから昔のレコーディングは「空気」まで録音されているんですよ。
今は音を録った後で「空気」を足すんです。いいパソコン買って…。
リードは15かな。カリカリですね。またクラシック。これでエディみたいにハムバッキングのギターで弾くと気持ちいい。(かなり弾く)デジタルですね~!リズムギターに使うとすごくいい。ピッキング・ハーモニクス気味で弾くとカッコいい。(LOUDNESSの「Crazy Night」と「Crazy Doctor」のリフを気持ちよさそうに弾き倒す)僕はLOUDNESS最初にコピーしたんです。全部。一年間ですべてコピーしたんです。今でも弾けます。やっぱりコピーが一番いい練習法だと思いますしね。で、LOUDNESSの後、イングヴェイを知ってまた全部コピーした。僕はね、最後までやらないとキリがないんですよ。ピッキングの方法もそうです。がんばって高崎さん式のピッキングを身につけて、やっとこサできるようになったらイングヴェイ。それからまた鏡を見ながら1年間かけてイングヴェイのスタイルに変えました。このあたりだけはこだわってやってます。だって好きですからッ!
マーシャルはザクザクしているところがいいんで、800にオーバードライブかけて弾くバッキングが好きです。高崎さんのリズム・ギターはモノスゴイ。キレがメチャクチャいいんですね。やっぱり上手な人は音がバシバシいいます。自信があるからでしょう。やっぱり迷いがあると音が引っ込んじゃうんですよ。それにジャスト・ミートというよりも自分だけのグルーヴを持っているんですね。それが一番カッコええ。何かアンプと全然関係ない話しになってきましたね!文字起こし大丈夫ですか?
実はMG2FXを自宅で弾いているんです。だからスンナリ入れました。もちろんノブが多い分使いやすい。
ディレイはかなりいいですよ。使いやすい。(超高速ディレイ・トリックをサッと弾いてくれた)ディレイ・タイムもこれだけながければ全然問題ない。「何百分の1秒」とかいう設定なんか必要ありません。人間の耳で、感覚でセットした方が全然いい。アナログ・ディレイより音がきれいですよね。センド&リターンを使ってしか得られないような高音質のディレイが最初から中に入っているなんてスゴイことですよ。
ノイズ・ゲートはものすごく強力。僕は天然のノイズ・サプレッサーが付いているのでそう必要ありませんが(右手のボリューム操作のこと。メチャクチャ早い!)、若者には相当有利でしょうね。
僕もツマミが多いアンプは苦手なんですが、JMDの場合、役割が決まっているツマミが並んでいるだけなのでわかりやすい。JVMの方が難しく感じます。なぜならJVMは同じ役割のツマミがいくつもある。でもJMDはひとつのツマミにひとつの役割です。だからとてもわかりやすい。プリセットの方法も長押しだけなので簡単です。
これでデザインがオールド・マーシャルだったら言うことはありません。マーシャルは形に意味があるんです!
とJMD:1がお気に召したKellyさん。マーシャルやアンプの話しだけでなく、音楽についてなど、本当はここに文字にした何倍もの量を語ってくれたのだ。イヤ、何よりもスゴかったのはその弾き込みよう。一体何時間弾いていたことだろう。その間、見ていてもまったく飽きたりするようすがない。最初から最後まで引き続けだ。この集中力とギターに対する愛情がKellyさんのウルトラ・テクニックを産み落としたことは間違いない。そんなKellyさんの姿を見ているこっちもまったく飽きることがなかった。一芸に秀でた人たちはみんなこんな調子だね。
順番が後先になったが、実はもうステージで実際にJMD100を使ってくれているのだ。
そのようすはコチラのレポートを参照して欲しい↓
HARD ROCK is Still BURNNING!!!~Kelly SIMONZ at SHOWBOAT
Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒++Kelly SIMONZ Official Website++
JMD:1の詳しい情報はコチラ⇒Marshall Official Web Site


















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































