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ロンドン・ロック名所めぐり

2010年3月19日 (金)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.11~「IV」と「アクアラング」そしてジミ

めずらしくハマースミス&シティ線に乗ります。生まれて初めてロンドンに行った時、泊まったホテルが「オルドゲイト・イースト駅」というところにあったのでこの路線はなんとなく愛着があるような気がします。しかし、そのホテルはインド人街の真っただ中にある安ホテルで、ホテルの中まで物乞いが入ってくるようなところでした。しかし、その物乞いの英語がものスゴイ訛りでホテルの人に英語に通訳してもらいました。

「金くれって言ってるよ」って。

この話は以前にどこかに書いたかな?もうひとつ覚えているのは、その晩の7時ごろ、ホテルの部屋に入るやいなやひとりで寂しいのでテレビをつけました。BBC。テレビから流れてきたのは大好きな10ccの「人生は野菜スープ(Life Is A Minestrone)」でした。当て振りのライブフィルム。このゴールデンタイムに10ccがテレビに出てる!「ウワ~、オレ今イギリスにいるんだ~」とその時実感しました。そのあとの番組ではちょうど、これまた大好きな黒澤明のドキュメンタリーが放映されて「アレ、オレ今イギリスにいるのかな?」なんて妙な気持ちに…。初渡英への期待は大いに膨らんだのでした。

さてハマースミス&シティ線、降りた駅はLadbroke Grove(ラドブローク・グローブ)というところ。

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ジュリア・ロバーツとヒュー・グラントで有名になった「ノッティング・ヒル」にほど近いところです。

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ロンドンの街を歩いているとフリーマーケットとかお祭りの露店みたいなものを容易に出くわします。これを見て歩くのがまた楽しいのだけれど、ここもそう。商店街というのかな?ポートベロー・マーケットという通り。アンティーク、ニュー・グッズ、果物と野菜…なんてエリア別に出ているお店が整理されています。中古レコード屋さんなんかもありましたが、ま、中古レコードやらCDは日本が一番ね、私の場合。リチャード・ブランソンの自伝を読むとヴァージン・レコードの事務所も昔この辺りにあったとか。

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観光客もたくさん訪れているようで相当賑やか!天気悪!今にも泣き出しそうな空。イギリスは天気が悪いこともよく知られていますが、これがまた生半可なフリじゃない!でも傘を持って歩いている人を見かけないし、雨が降ってきても割合平気で濡れて歩いているし、あんまりフリが激しいとのんびりと雨宿りをしているし…。雨に対する感覚が日本人とは全然違う感じがするナァ。目指すのはこの裏通り。

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ここです。スゲェ落書き…イヤ、それともこれちゃんとしたペインティングなのかな?

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もともとは教会だった建物なのですが、ここはSarm West Recoding Studioといって頻繁にレコーディングが行なわれているところなのです。

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しかも、レッド・ツェッペリンの『IV』やジェスロ・タルの『アクアラング』もここで録音されたとか!ここをイアン・アンダーソンが入ってったのかな?ストーンズとボブ・マーリーが同時にレコーディングをしていたこともあって、ボブ・マーリーはここに住んでいたそうです。

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ちなみに数年前にイギリスのClassic Rock Magazineの2006年の4月号に『THE 100 GREATEST BRITISH ROCK ALBUMS EVER』というイギリスの音楽業界関係者による人気投票が発表されたことがありました。せっかくですからベスト10ぐらいは引用させてもらいましょうか?

第10位はFreeの『Fire And Water』。よっしゃ!ドマーシャル!

第9位がストーンズの『Exile On Main Street』。ま、いいんじゃん?

第8位はツェッペリンの『II』。マーシャル、順調順調!

第7位がこれまたツェッペリンの『Physical Graffiti』。当然!

第6位はビートルズの『Abbey Road』…『ロンドン・ロック名所めぐり』のVol.3を見てください!

第5位はボウイーの『The Rise And Fall Of Ziggy Stardust Ant The Spiders From Mars』。これも当然上位に入るでしょう。異論なし。『ロンドン・ロック名所めぐり』のVol.8を見てください!ミック・ロンソンはマーシャルだったのかしらん?

第4位にパンク。セックス・ピストルズの『Never Mind The Bollocks, Here's The Sex Pistols』。コレってマーシャル使ってんのかな?一時はクリス・スぺディングがギターを弾いているとかいう噂があったけど本人に完全に否定されていたね。今聴くと普通のハードロックに聴こえるところがおもしろい。それがまた皮肉にも新鮮だったりして!

これよりベスト3!

第3位はPink Floydの『Dark Side Of The Moon 』。これも文句なしでしょう。マーシャル使っていようがいまいが、んなこたぁ関係ない。

第2位はThe Whoの『Who's Next』。マーシャルじゃないけどピートがマーシャルを作ったようなもんですからね。名盤です。これは絶対にDelux Editionがおすすめ。

そして栄えある第1位は…よっしゃ!来たぜマーシャル!! ツェッペリンの『Ⅳ』となっておりました。通に言わせると『Ⅰ』から『Ⅲ』までやったことのすべてが『Ⅳ』で昇華させたかららしい。ここで作られたんですよ~。ためになるネェ~。

このベスト10、ツェッペリンが3枚も入ってる。パープルは『In Rock』が最高位でそれでも13位。クイーンやシン・リジーが案外下の方でプログレは総崩れ。クリームというかクラプトン関連が弱いのが意外でしたね。それとAC/DCがイギリスのバンドとして扱われていた。ヤング兄弟がイギリス生まれだからかな?それとも…。

イギリス人ってツェッペリン好きなのネェ~。でもコレ飽くまでも音楽関係者が投票したアルバムの評価ということで決して人気投票ではありませんのでアシカラズ。

これのマイナー・バンド特集みたいのやったら面白いだろうにナァ。パリスとかグレイシャスとかボクサーとかMr.Bigとかストラップスとか…この辺りはいいバンド目白押しだから絶対面白いよ。

こんな住宅街なのにまったくスゴイ!ここでブリティッシュ・ロックの歴史がつくられていたとはネェ~。

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斜め向かいにはこんなカラフルな家が…。

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ポートベロー・マーケットを後にして丘を登って下ります。もう今にも泣き出しそうな空。でも、次の目的地が見つからない!何しろどこも同じような景色で…。それでも写真だけは撮っていると、どうでしょう80歳くらにはなろうかという、とても小綺麗にしているお婆ちゃんが近寄ってきた。「ヤバい!こんな住宅地で写真を撮ってるから怒られるかも!」と思いきや品のいい英語で、

「ちょっと、あなたどこからいらしたの?」と訊いてくる。

「あ、東京ッす」

「あら~日本から来たの~?それならどうして”サンシャイン”を持ってきてくださらなかったの~?」とおっしゃる。冗談なのかな、可愛いな。

「あの、東京って気温が30℃以上なんすよ。湿度も90%超えてムッチャ蒸し暑いし!僕はロンドンの方がいいナァ~」

と答えたら「アッラ~、そうなの~。そんなに暑いの~。それじゃ、持って来ないでね~」だって。

とこのお婆ちゃんのおかげかどうか、目的の建物が見つかった!下の写真の右手手前。

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真ん中。1970年9月18日、ジミ・ヘンドリックスが嘔吐物を喉に詰まらせて意識不明になったところです。前日はソーホーのRonnie Scott's(『ロンドン・ロック名所めぐり vol.8』参照)に出ていたのに…。

以前は「サマルカンド・ホテル」といって、ジミはここにドイツ人の恋人、モニカ・ダンネマンと住んでいたのです。今はレンタル・フラットになっています。

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また丘を登って下りるとノッティング・ヒルのエリア。

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とても感じのいい街ですな。

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つづく

2010年2月 5日 (金)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.10~せっかくのイギリス、たまにはサッカー?  

『名所めぐり』10回目、あと数回を残すところとなりました。今日はサッカーの話題でスタートです。

サッカー・ファンでなくても「アーセナル」って名前ぐらいは知っています。同名の駅がピカデリー線にあります。

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これが駅。これまでに見てきたハマースミスやアールズ・コートとは違って実に簡素。映画館の入り口みたいでしょ?

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駅からちょいと行った角を曲がるとスタジアムがすぐに現れます。

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これがスタジアムかと思うとそうではない。ま、ボックス・オフィスや売店、事務所が入ってるって感じ。

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階段を上って外を見降ろすと民家。コレすごくない?東京ドームと通り1本隔てて普通の家が建ってるのと同じ。マンションならまだわかるけどフラットとはいえ普通の家ですからね。

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この建屋を通って線路を渡るとスタジアムが見える。もうヤケクソにデカイ!博物館なんてのも併設されています。強いんでしょ、このチーム?

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さて、ここからが「ロック・名所めぐり」です。下の写真はまたまた使っちゃうピカデリー線のフィンズベリー・パーク(Finsbury Park)駅。アーセナルのとなりの駅です。だから駅に Arsenalグッズの売店なんかが入っています。

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駅を出てセブン・シスターズ・ロード(Seven Sisters Road)沿いに国鉄のガードをくくると見えてくるのがこの劇場。レインボー・シアターです。結構感動!と同時に「こんなとこにあんのかよ!」とビックリ!もっとロンドンの真ん中にあるのかと思っていた。

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レインボー・シアターとくれば筆者の場合はなんといっても『フォーカス・アット・ザ・レインボー』。それから1971年にフランク・ザッパが乱入したファンにステージから突き落とされて重傷を負ってしまったところ。エリック・クラプトンの『レインボー・コンサート(このアルバムは何かとあまりいい評価を受けていませんが、未発表音源が入っている「レイラ」ではじまるヤツ、すごくいいです)』。大谷令文さんから教わったのは、ディープ・パープルの「ライブ・イン・ジャパン」の輸入盤のジャケットに使われている写真はここで撮られたとか。

この劇場には、ビートルズが最後にコンサートを開いたとか、ジミ・ヘンドリックスがここで初めてギターに火をつけたとかまだまだ逸話が残されています。71年に「レインボウ」の名になった時のこけら落としはザ・フーだったんだって。1971年といえば「Who's Next」の年ですからね、そりゃ素晴らしいライブだったんだろうな~。

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クイーン(1979年)、ヴァン・モリソン(1973年、ザ・カレドニア・ソウル・オーケストラ時代!この時の演奏が名盤『It's Too Late to Stop Now』に収録されている)、ラモーンズ(1977年)、その他ザッと出演したアーティストを調べてみると、ジェスロ・タル、イエス、アリス・クーパー、ウィッシュボーン・アッシュ、モット・ザ・フープル、フェアポート・コンベンション、ピンク・フロイド、スティーヴ・ミラー、ブラック・サバス、デヴィッド・ボウイー、ジェネシス、ELO、ステイタス・クォー、キンクス、シカゴ、ロキシー・ミュージック、オールマン・ブラザーズ・バンド、10c.c.、ベイ・シティ・ローラーズ、Tレックス、スレイド、エルトン、メイデン、ヴァン・ヘイレン、マイルス、エリントン、オーティス、アレサ、JB…エ~イきりがない!

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そんなロックの歴史がタップリと詰め込まれた由緒ある劇場。ぐるりと一回りしてみましたが、比較的さびしいエリアで、ここがそんな場所であったことを表す痕跡は皆無でした。

現在は宗教の施設として使われているそうです。

つづく

2010年1月22日 (金)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.9~街中を進むの巻3:今日はセンチにウォータールーの日暮れでも見ようか!

※本日から更新の時間が15:00に変更となっています。

今日のサブ・タイトルは植草甚一さん風にしてみました。

まずはいきなりおのぼりさんムード。おなじみビッグ・ベン。

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この時計塔の下で有名なジャケット写真を撮ったのはThe Whoでした。

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その裏手にはこちらも有名なウエストミンスター大聖堂。私は特にマニアでもないのですが、偶然イギリス三大聖堂って行っちゃってるんですよ。ここウエストミンスター、カンタベリー、そしてリバプール。どれも荘厳で見応え充分です。

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これはウエストミンスター橋。正面の建物はロンドン水族館。巨大な観覧車は「London Eye」といっていつも大行列ができています。この写真後ろがビッグ・ベンを従えた英国国会議事堂。

このロンドン水族館の前では有名な映画のファーストシーンが撮影されています。アルフレッド・ヒッチコックが久しぶりにイギリスにもどって制作した、1972年の『フレンジー』です。ネクタイで首を絞められた女性の死体が流れてくるシーンでした。この『フレンジー』はオール・ロンドン・ロケで、実にロンドンの街をとてもうまく使って撮影していると思います。ロンドンの街をあるいているとどこもかしこも『フレンジー』に登場してくるような感覚になります。ゴメンなさい、ロックと全然関係ないけど…だって映画好きなんだもん!特にヒッチコック大好き!今日はこの後も映画にちなんだ話しが出てきます。

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だんだん日が暮れてきました。後ろを振り返ると国会議事堂。(この写真は故意に露出をアンダーにして撮っています)

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ウエストミンスター橋を渡ってテムズ川べりをくだります。このずっと先にはおなじみのタワー・ブリッジやテート・モダン、セント・ポール寺院があります。このあたりはストリート・パフォーマーが大勢出ていてものスゴイ人出。

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これは有名なロイヤル・フェスティバル・ホールのテムズ川側。いわゆるサウス・バンク・センターの一部。これで夜の8時。ジャンジャン人が集まってきます。ホント、アフター5こそが彼らの一日。人生をエンジョイしてる!って感じ。日本もいつかこうならないかな。 

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こちらが正面玄関(裏かな?とにかくテムズ川の反対側入り口)。この建物はイギリス政府が制定するところの"Listed Building"のひとつで、特別な許可がない限り、建物を壊したり改築したりしてはいけないことになっている。しかもその重要度が"Grade I"となっており(Grade IIIまで区別される)、バッキンガム宮殿やロイヤル・アルバート・ホールと同じレベルだそうです。キャパは2,900席。ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラのほとんどの活動の場がこことされているが、ロックやジャズ関係のコンサートも頻繁に開かれている。

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横の入り口にある胸像は南アフリカのネルソン・マンデーラ氏。碑には…

『「闘争こそ我が人生」 ネルソン・マンデーラ

1962年8月5日、投獄。1964年6月12日、アパルトヘイト政策への抵抗の廉で終身刑を申し渡される。(中略)1990年2月11日、27年間の入獄生活を経て釈放。1993年10月10日、ノーベル平和賞を受賞。1994年5月10日、南アフリカ共和国大統領に就任』

…とある。

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いい川にはいい橋がかかります。隅田川がいい例ですね。吾妻橋、駒形橋、言問橋、厩橋、白髭橋…。テムズ川もそう。最も有名なのはTower Bridge、装飾が美しいBlackflaiyers Bridge、荘厳なWestminster Bridgeなどなど。

これはWestminster Bridgeの欄干。というか街燈。昔はガスで灯っていたんだろうね。まさに"When Lights Are Low"。"Isn't It Romantic?"

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下の写真はWaterloo Bridge。まず名前がいい。そしてここでまた映画の話…。

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『哀愁』というイギリス映画がありました。調べてみると1940年の作品。美男美女が織りなす舞台がロンドンのドロンドロンのメロドラマ。観たのはもうはるか昔なのですが、子供ながらに「クッさ~」と思ったものです。主演はロバート・テイラーとビビアン・リーでしてね…。

ここのコーナー★までワープできます。(映画方面へモンのスゴく脱線しま~す!)

前年の1939年、『風と共に去りぬ』がアメリカで公開された時、多くのアメリカの男性がビビアン・リーにブッたまげたそうです。「オイオイ、イギリスにはこんなに美しい人がいるのかよ!」と。この人は51年『欲望という名の電車』のブランチを演りましたがすごかった。これでスカーレット・オハラ以来2回目のオスカー受賞となったワケですが、この映画、さすがに巨匠エリア・カザンの演出だけあってステラを演じたキム・ハンター(後に『猿の惑星』でジーラを好演)やミッチを演じたカール・マルデン(またこの人がいいんだよナァ。『パットン』もよかったし)、主役のスタンレーのマーロン・ブランドーとまさに火花を散らす演技合戦でサ。このスタンレーが下着=TシャツでいることからアメリカでTシャツ文化が広まったんだって。そんな素晴らしい演技でビビアン・リーもカール・マルデンもキム・ハンターもオスカーを獲得。ブランドーだけが獲れなかった。3年後『波止場』で獲った。そして、おなじみ『ゴッドファーザー』でまた受賞するんだけど「いらんけんね」と断っちゃうんだナ~。カッコいいナ~。

ちなみに51年の主演男優賞は誰かと調べてみると、ハンフリー・ボガートだった。作品は『アフリカの女王』。ん~、このボギーもメッチャよかったもんな。キャサリン・ヘプバーンも受賞に値すると思うけどやっぱりブランチか。作品賞は何だろな?と見るに『パリのアメリカ人』でした。「I Got Rhythm」、「S'Wonderful」、「Our Love Is Here to Stay」などガーシュインの名曲で構成されたミュージカルですね。私的には主人公ジーン・ケリー(この役名が何故かジェリー・マリガンっていうんだよね、確か)の友人役を演じたオスカー・レバントにピアノの技術料も含めて何か賞をあげて欲しいんだけどね。このオスカー・レバントは本当にジョージ・ガーシュインの親友だったとか。『アメリカ交響楽』の最後の「ラプソディ・イン・ブルー」を弾く姿はカメラのすごさもあって至極感動的だった!

ところで、エリア・カザンと言えばレッド・バージ。1998年にアカデミー賞「名誉賞」を授与されましたが、その授賞式でのニック・ノルティの態度にはビックリしましたね。1990年に黒澤明が受賞した時はもちろん、ヒッチコックの時も当然、普通「名誉賞」の受賞というのは満場一致でスタンディング・オベーションとなるシーンなのにそうではなかった。非常にショッキングなシーンでした。

ウチの父は古今亭志ん生を観たことを自慢のひとつにしております(志ん朝なら私も観ましたが)。私は故人でいけばローウェル・ジョージのリトル・フィート、ロイ・ブキャナン、リック・ダンコ あたりを観たのを恥ずかしながら自慢のひとつにしておりますが、見逃して臍を噛む思いも多数しております。フランク・ザッパはまだ子供だったので無理にせよ、たとえばクイーン、たとえばロビン・トロワー、チューブス、スコーピオンズの初来日等々。そして杉村春子が演じたブランチを見逃したのは最大のミスだったかも…。

この文章を書いた直後、NHK衛星で『欲望という名の電車』が放映されたのでまた思わず見てしまった。そこで、またひとつ発見。フランク・シナトラで有名なスタンダード曲「Somebody Loves Me」が2回も流れるのですよ。1回目は冒頭でブランチが兵隊さんに電車の路線を尋ねるところ。この兵隊さんがメロディを口ずさんでいる。(ブランチが「Paper Moon」を口ずさむシーンもあった) 2回目はブランチとミッチが踊りに行った時にバンドが演奏する曲がこれ。これ、こういう発見(ってほどのものではありませんが)は下手な説明よりもよっぽどうまく当時の雰囲気を説明してくれているようでとても楽しい。同じく黒澤明の『野良犬』を観た時…あれは終戦直後が時代背景ですが…ヤミ市かなんかのシーンで「ブンガワン・ソロ」が流れていました。実はその時まで恥ずかしくもディック・リーのヤツしか聴いたことがなかったので興奮してしまったことを思い出します。

また、なぜ「Somebody Loves Me」が気になったかっていうと、毎年フランクフルトの展示会でマーシャルの連中と行くバーにピアノの弾き語りをするドイツ人のおじいさんがいて、必ずこの曲を弾くのです。毎年毎回毎晩…。そうしているうちにこの曲が特段好きでもなかったのに耳についていつの間にかマイ・スタンダードになってしまったというワケ。脱線終わり。

★で、この『哀愁』という映画の原題が"Waterloo Bridge"なのです。ま、戦争で別れ離れになる二人が、この橋の上で再開を約束するワケです。結果はNGなんだけどね(涙)。

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さてさて、よくもここまで引っ張りました。今回のミソはここです。

The Kinks。何回か前にも『Muswell Hillbillies』のジャケ写を撮影したパブを紹介しましたが、今回で2度めの登板。

キンクスに『Something Else』という67年の大名盤があります。このアルバムの最後を飾るのが「Waterloo Sunset」という曲。ナミダナミダの大佳曲。ちょっとお年を召したイギリス人なら誰でも口ずさめるくらい現地では有名な曲です。

次の写真はウォータールー駅。以前はユーロスターの発着駅でした。ちょっと前にJTかなんかのTVコマーシャルのロケでも使用されていましたね。後から来る人のためにドアを開けておいてあげるヤツ。イギリスの人たちは本当にこれやってくれますね。かなり遠くにいてもその人が自分の通ったドアを通過するとわかると開けて待っていてくれる。待たれているこちらはかえって焦っちゃったりしましてね…。

この曲の歌詞に出てくるテリーとジュリーが毎週金曜日に待ち合わせをするのがこのウォータールー駅。

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そんなことにはお構いなしにウォータールーの日暮れを見ていれば幸せな僕。

「僕」が見る日暮れはこんなだったのかな?(この曲をご存じの方は是非ここでメロディを口ずさんでみてください!)

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つづく 

2009年12月21日 (月)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.8~街中を進むの巻2 

今回の『ロンドン・ロック名所めぐり』はクイズから。

この写真を撮った場所は、はピカデリー・サーカスを背中にリージェント・ストリートを少し行った裏手になります。

ここで1972年に発表されたロック史に燦然と輝くアルバムのジャケットが撮影されました。さて、そのアルバムとはなに?

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ヒント。思いっきり露出をアンダーにして「アメリカの夜」状態で実際のジャケットの雰囲気に近付けてみると…。

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ま、撮影した角度も違うのでわかりにくいかも知れませんが、デヴィッド・ボウイの『ジギー・スターダスト(The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars)』のジャケットが撮影された場所なのです。右手の建物の入り口にボウイはギターを携えて立ったのですね。今では高級そうなイタリア料理店が軒を連ねています。

裏ジャケットの公衆電話も近くに残っています。

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さて、今度はピカデリーサーカスからちょっと下った左側にあるのがBBCのParis Studioがあったビルです。

よく「ピール・セッション」と題したBBCの未発表音源のライブ盤を見かけるでしょ?ジョン・ピールはイギリスで超有名なBBCのRadio1のDJだった人。この人の番組で収録された音源が「ピール・セッション」でここで録音されていたというワケ。

ところが以前にもレポートした通り、今ではそのRadio1がめっきりロックをかけないというんだからね。

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右側の建物がスタジオのあったビル。つきあたりにうっすらとピカデリー・サーカスのようすが見て取れます。

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で、ビートルズの『Live at the BBC』のジャケットはここで撮影されたのです。ああ、ここをジョンやポールが歩いたのか…。

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So-hoに少し戻って…超有名なジャズクラブ、ロニースコッツ。

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お店の中の雰囲気やどんなお店なのかは以前紹介したClass5の発表会の模様をご覧ください。

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ロニー・スコッツの前の建物についていたプラーク。ホントかね?

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<おまけ>ロックにもマーシャルにも関係ないけど、ロンドンの大お気に入りのひとつをお届けします。これ。そう階段。これは地下鉄の昇降口の階段です。

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私、別に階段フェチでもなんでもないのですが、この階段実に上り下りがしやすい!何というか奥行きと高さの比率が絶妙な比率。そして、この縁についている真鍮(かな?)の枠がしっかりと靴底をとらえてくれるんだな~。地下鉄のブっ早いエスカレーターも好きだけど、この階段は本当に素晴らしい!

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2009年12月17日 (木)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.7~街中を進むの巻 

今日からはロンドンの街中を歩いて行きます。

写真はイングランド北部、東部およびスコットランド方面への発着駅のキングス・クロス駅。1852年開業。日本で言うと嘉永4年、ペリー提督が日本に向けて出発した年なんだって。最近では不幸にして大きなテロ事件の舞台となったところ。この駅前の通りがユーストン通り。

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ユーストン通りに沿ってキングス・クロス駅のすぐとなりにあるのが セント・パンクラス駅。これ駅舎です。昔は宿泊設備も兼ねていたとか。それにしても美しい!珍しく猛烈に晴れて空もきれいだったので3枚ほど写真載っけちゃいますね。

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セント・パンクラス駅はレスターやリーズ(The whoのアレね)等の中東部方面の発着駅。こちらは1868年の開業。この年はスゴイよ。戊辰戦争があって江戸時代が終わった年、つまり明治天皇が即位した年だからね。しっかし、江戸から明治時代にイギリスへ留学した伊藤博文や夏目漱石、少し後に南方熊楠などこの風景を見た日にゃさぞかし驚いたろうね~。なんたって今見たってカッコよくて驚いちゃう位なんだから!

現在はユーロスターの乗り入れ駅にもなっている(従来はウォータールー駅だった)。

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ハリー・ポッター・ファンにはおなじみだよね~?残念なのはいっつも工事してるんよ。しかしこの雲!空が低いからこういう風に写るんだよね。日本では撮れない雲。

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そして、セント・パンクラス駅の隣にあるのが大英図書館(The British Museum)。ここはビートルズ・ファン必見だよ。館内には立派な博物室があって、ジョンが書いた「Ticket to Ride」の歌詞のメモなんかが飾ってある。ジョージの未発表歌詞なんてのも出てきて今年収納されたとのこと。それから世界史マニア(そんなのいるのかな?)には「マグナカルタ」の手稿本なんてのも飾ってあってウハウハ。入場無料。さらに前のユーストン通りを進むとLondon Eustonというターミナル駅に出くわします。この駅はバーミンガムやリバプール方面へ向かう路線の始発駅ですが、ここから各駅停車の電車に1時間ほど乗るとBletchleyという駅に着きます。そう、そこがマーシャル工場の最寄り駅なのです。

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ユーストンからNorthern線で3つ。降りた駅はTottenham Court Road。トッテナムはサッカー・ファンには馴染み深い名前かな?ここは何でもロンドンの秋葉原とか。つまり電器屋が多い。でもお世辞にも安いとは言えないな。電化製品は問答無用で日本が世界1でしょう。

下の写真は日本でも数年前に上演されたクイーンのミュージカル『We Will Rock You』を上演しているDominion Theatre。初演もここ。2002年3月からのロングラン。

この劇場を裏手にしばらく行くと大英博物館があります。

さすがに初演から7年も経つと動員力も下がってきているようですが、私が初めて観たのは2004年位だったかな?何しろ200回目の記念公演で、最後の「Bohemian Rhapsody」のギター・ソロでは本物のブライアン・メイが出てきて、熱心なファンでない私もエラク感動しました。

また、箱バンのメンバーを見ると、以前時折マーシャルのデモンストレーターをしていたフィル・ヒルボーンやローリー・ワイズフィールド(元ウィッシュボーン・アッシュ)の名前がクレジットされてて密かに喜んだものでした。

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ミュージカルといえばニューヨークはブロードウェイ。毎日夕方になると、その日に売れ残るチケットを半額で販売するtktsというのがありますね。(アレ、安いのはいいんですけど、順番を待っているとものすごく時間がかかっちゃって観光客泣かせなんですよね。昔はワールトトレードセンターの1階にtktsの支店があって、割合いつも空いていて便利でした。もちろん今はなくなっちゃったんでしょうけど。)

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ロンドンにもレスター・スクエア辺りに行くと同じような店がゴロゴロしています。(今はtktsができています)確かに半額やそれ近くの値段で売っていてリーズナブルにミュージカルを楽しめるのですが、注意しなければいけないのは劇場のサイズ。ウインター・ガーデンだのシュバートなどのブロードウェイの古い劇場は横に広く、客席から舞台までの距離が近くて見やすい。これで半額ならメチャうれしいっす!という感じですが、ロンドンはそうはいかない。

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安いからといって二階席なんぞに座ろうもんなら、もう完全に役者の顔は見えない状態。なにしろ自分の席がある階まで上がって行くまでが一苦労!そう、どこも劇場がデカくて立派なのです。

それでもコヴェント・ガーデンのすぐ隣にあるドゥルーリー・レーン劇場(ロバート・ワイアットのライブ盤が出ていましたね)で観る『My Fair Lady』やロンドンが舞台の『Mary Poppins』を現地で観ることは実に感慨深い!

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さて、トッテナム・コート・ロードから本屋さんが軒を連ねるチャリング・クロス通りを下って行くとすぐ左側にデンマーク・ストリートがあります。

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ここがロンドンの楽器屋街。ま、ロンドンのお茶の水ですな。長さ100mちょっと位の通りの両端に楽器屋さんがひしめき合ってる。ま、言っちゃ悪いけど、品ぞろえから値段からお茶の水の方が全然いい。

でもね、ここにやれジミー・ペイジやらロバート・フリップやらとかが来てたと想像すると実に感慨深いんですね~。

たとえばポール・コゾフ。ポールのお父さんは有名な役者さんだった。つまり、お金持ちでポールはおぼっちゃんだった。そのおかげでデンマーク・ストリートで高い楽器を弾いちゃ買ってたらしい。ところが、それがあんまりうまくなかったので周囲の連中から妬まれていたらしい。(この件はピーター・バラカンさんの著書『ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラック Once Upon A Time In England…(ミュージックマガジン社刊)』から引用させていただきました。 このバラカンさんの本、メチャクチャおもしろいです。超おすすめ!)

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これはチャリング・クロス・ロード沿いの楽器店。2002年の6月にこの店を訪れた前日ジョン・エントウィッスルが亡くなりました。店内ではその話で持ち切りでした。「今ロンドンにいる」ということをおめでたくない形でものすごく実感したのを覚えています。今の日本の楽器店では話題にもならないかもね。

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これもチャリング・クロス・ロード沿いの「turnkey」という大型楽器店…だった。休んでいるのではなく「TO LET」のサインが示すようにつぶれちゃって今は空き家なんです。ロンドンの不景気振りを目の当たりにしましたね。ついこないだまでやってたんですよ。

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もうひとつロンドンの音楽に関するさびしい話しを…。この写真の真ん中の建物はVirgin Mega Storeの第1号店…だった。ロンドンでももっともにぎやかなオックスフォード・ストリート沿いです。リチャード・ブランソンがマイク・オールドフィールドの『Tubuar Bells』でひと山当ててスタートしたアレです。地下にはイギリス大手のSound Controlという楽器店がありました。もちろんマーシャルがズラッと並んでいるような大きなお店でした。

VirginもSound Controlも今はなし。洋服屋さんになっちゃった。結構ショックでした。

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今日はさびしく失礼します…また次回。

2009年12月10日 (木)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.6~The Kinksの出番ですよ!の巻 

今回はThe Kinks関連のプチ・ツアー。ま、マーシャル・ブログですからマーシャル関連の話題から…といってもLondon Euston駅の写真撮ってなかったの。それは、ブラック・サバスの故郷、バーミンガムへ向かう列車の始発駅。そのバーミンガムへ向かう途中にあるのがマーシャル工場の最寄り駅Bletchelyがあります。バーミンガムのずっと先はLiverpool Lime Street駅。つまりあのリバプール。

今まで一度だけリバプールにお邪魔しましたが、あれは日曜日のこと。日曜日はどうも快速やら急行の類がなく、ロンドンから到着するまでに気が遠くなるような時間を要したっけ。それでもイギリスの片田舎の車窓はすこぶる美しい。眺めているだけで4時間がアッという間!…と言いたいところだけど、座席の背もたれがまるで定規で測ったかのように直角で、リバプールにつくまでにすっかり猫背が治ってしまうという寸法。つらいことこの上なかったのです。

その国鉄London Euston駅に直結しているのがLondon UndergroundのEuston駅。そこでNorthern線に乗って 5つ目の駅が今日の話題の一発目、Archway駅です。

これが駅前のようす。

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この写真の背後がこれです。 「Archway Tavern」というパブというか今はライブハウス。

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ここはThe Kinksの1971年発表RCA移籍第1弾の作品『マスウェル・ヒルビリーズ(Muswell Hillbilies)』のジャケットを撮影した場所なのです。ホントの駅前。

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レイやデイヴが生まれ育ったのがマスウェル・ヒル。そこはHighgateという同じくNorthern線のArchwayのとなりの駅からバスで少しというところらしくて、チョイと時間が足りなかったのでパスしました。かわりに「丘ならよかろう」とArchwayの丘を登ってみました。しばらく歩いてふと振り返るとThe City方面を遠方に臨む絶景。相変わらず雲が素敵!

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帰り道初めてCamden Townに立ち寄りました。

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ここはスゴイわ~!竹下通りとアメ横を混ぜ合わせて20倍位広くしてさらに2階建てにしたくらいガチャガチャ。ゴシックやらロリータやらドクロファッションやら…若者のファッションの最先端を行っているのかどうかもわからんワイ。でも裏道に入るとオバケ屋敷みたいに意匠を凝らした店も多くて見ていて飽きない。でもオジサン、欲しいものはなかったナァ~。若い人には超おすすめ。写真を撮りたかったけどコエェし~。

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この界隈には「Electric Ballroom」、「Underworld」、「Dingwalls」といったライブハウスも多く存在している。若者文化のメッカなのだ!(陳腐な表現!ごめんね、ごめんね~)

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つづく

2009年10月19日 (月)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.5~アニマルズの巻 

「アニマルズ」といってもエリック・バードンでなない。

ここに筆者の一冊の愛読書があります(といっても写真集ですが…)。これは1978年にアメリカで上梓された『THE WORK OF HIPGNOSIS 'WALK AWAY RENE' 』というヒプノシスの作品集。値段を見ると$10.95、安い!(でも、ちょっと調べてみるとこの年の為替レートが230円レベルから175円台まで劇的に下落した年だったようです) 何かの雑誌で見つけて取り扱っている青山の洋書屋さんにすぐに駆けつけました。とても大事にしてたけど、さすがに買ってから30年も経っているので表紙のセロハンが剥がれて来ちゃった。

ヒプノシスが好きな理由はもちろんデザインが素敵だからなのですが、お気に入りのグループのジャケットを多数手がけていたから。LED ZEPPELIN、10CC、WINGS、WISHBONE ASH、UFO、GENESIS、PETER GABRIEL、BE BOP DELUXE、BRAND X、STEVE HARLEY、BAD COMPANYなどなど…。

そのデザインのアイデアや印象の強さもさることながら、フォントも一目でそれとわかるし、何よりも写真が美しく奇抜で好き。これでもマーブロ用のライブ写真を撮るときはこの精神を活かしてるつもりなのですが…全然違うってか?

そして自分たちの作品に非常に効果的にヒプノシスのデザインを活用したバンドといえば、まずピンク・フロイドが挙げられるでしょう。(またマーシャルじゃないけど…)今回のタイトルの「アニマルズ」はピンク・フロイドの1977年の作品「Animals」のことなのでした。

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さて、例のジャケットの4本の煙突が突っ立ってる発電所は「バタシー発電所(Battersea Power Station)」といいます。下の写真は「ロンドン・ヴィクトリア駅(London Victoria)」。日本で言えばJR、いわゆる国鉄(National Railway)のロンドン・ターミナル駅のうちのひとつで東方面へ向かう路線の始発駅です。

ソフト・マシーンやハットフィールド&ザ・ノース(もちろんチョーサー)などで有名なカンタベリーへ行くときもこの駅を使います。数年前、プログレ好きな私はこの駅から1時間半ほど電車に揺られてカンタベリーへ赴きましたが、そこはケヴィン・エアーズでもロバート・ワイアットでも、プログレ臭は皆無でちょっとガッカリしました。強いて言えば、キャラヴァンの『聖ダンスタンス通りの盲犬(Blind Dog at St. Dancetans)』のジャケットの場所を見つけたことくらいでしょうか?(あそこものスゴイ交通量なんですゼ)ただ、カンタベリー大聖堂は息を飲むような壮麗さだし、街全体も絵に書いたように美しい。おすすめです。

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こちらは駅前のターミナルで目につくのはLittle Benという時計台。もちろん、あのBig Benのミニチュア版です。もともとは1892年に建てられ、1964年に解体。1981年に再建されました。Elf Aquitaine UKというフランス資本の石油会社の援助を得て、イギリスとフランスの友好の証として町(Westminster City Council)が建設したものだそうです。

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駅前には立派な劇場が建っています。

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目的のバタシー発電所は「バタシー公園(Battersea Park)」という駅にあります。

地下鉄の駅とは異なり、ロンドン・ターミナル駅はどれも巨大にして荘厳。おそらくその頂点は映画『ハリー・ポッター』にも出てきたセント・パンクラス駅でしょう(別巻にて登場)。でもヴィクトリア駅にも10以上のプラットホームがありかなり立派。 さっそく駅の案内所でどの電車に乗ればよいかを尋ねる。係員は50がらみの黒人。「スミマセン、バタシー発電所に行きたいんですけど?」と告げると、「ナニ、バタシーに行きたいのか?そうかそうか」とナゼかメチャクチャうれしそう。と思ったら「実はオレ、昔あそこで働いてんだよ~。」とのこと。ていねいに出発番線を教えてくれた。

そういえば、イギリスの国鉄の切符のシステムがまたイカしてて、まず、片道(Single)か往復(Return)で結構値段が変わってくる。当然Returnの方が安い。数量によってもお得度が増してくるので複数で利用するには絶対にまとめ買いをしなきゃソン!(何だか「地球の歩き方」みたいになって来ましたね?いかん!フロイド、フロイド…)

とにかくカンタベリー方面に行く電車に乗る。この時、絶対に進行方向左側にすわらなきゃダメです。そして、席に着いたらすぐカメラの用意をしましょう。だって、ホラ、下の写真!駅を出て1分くらいでもう見えてきちゃう!

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アラララララララなどと言っているヒマもなくこの通り何でもなく通りすぎちゃうのよ!だから写真を撮りたい人は最初からカメラの準備をしておかなきゃ絶対ダメ。

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…と、5分走るか走らないかで「バタシー公園駅」に着いちゃう。これがまたおっそろしくクラシカルなたたずまい!

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ホームから左へ一瞥をくれるとニョキッっとアレが見えてる。

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これはホームに昇降する階段とその廊下。木製…ウッデンです。ペンキ塗りたてらしくあの匂いがプンプン。これね、どっかで見た風景だと思ったら、小学校の時の木造校舎なの、完全に…。若い方にはナンノコッチャ?でしょうな~。

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駅舎自体は立派です。東京で言えば鴬谷駅みたいなもんかな?(鴬谷駅は山手線の中で最も昇降客が少ない駅だそうです) マイナー系駅なのに駅舎はカッコいいです。

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これが駅舎の外観。

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バタシー公園への標識。赤い「目の錯覚」のようなマークが国鉄のシンボル。

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ガードをくぐってと…。駅から2~3分でその全貌を現します。ところが、ガッチリ塀で囲んであって、上から下まで一望できるポイントが案外少ない…というか、ない。とにかくデカイ!Img_0230

何とか全貌をカメラに収めようと下の写真は橋の欄干によじ登って撮影しました。まぁ、通行人がジロジロ見ていくこと!辺りは、つまりの写真を撮っている背中側は、なかなかに高級そうなマンションや大きい一戸建てが並んでいます。バタシー発電所の建設は1930年代。ヴィクトリア駅からたったひと駅、テムズ川を渡ったロンドンの中心からほど近い町中にこんな巨大な火力発電所があったなんて!っと驚くこたーない。東京にも「おばけ煙突」で知られる東京電力千住火力発電所があったもんね。日本の4本煙突は1925年の建設。なんとバタシーより早かったのだ!でも千住が1964年に廃止になったのに比べ、バタシーは1983年まで使っていたというのだから驚き!

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解体が徐々に進んではいるのだが、初めて見た5年前とほぼ同じ状態だ。もう天井はない。

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このマッシブなコンクリート製煙突の解体は大変だろうな。筒状のコンクリート構造物はセメント分が膨張するためにコンクリート部材が密となり、その圧縮強度が格段に増すからね。

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発電所の入り口その1。

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さらに壁づたいに進むともうひとつのゲートがあった。ここはとなりがゴミの焼却場と生コン屋になっていてひっきりなしにゴミ清掃車とアジテーター車が出入りしている。その数たるや尋常ではなく、ものスゴイ量のゴミがロンドンの街から排出されているのを痛感する。それにしても鼻がひん曲がるような臭い!

写真の中央におじさんが立っているでしょう。向こうの方で何か話かけてくるんですよ。車の騒音で全く何を言っているのか聞き取れないので近寄っていくと「あんまり入ってきちゃダメだ!」とか言うし…。ま、ここは「旅の恥はかき捨て」で、もしかしたら頼み込めば中に入らせてもらえるかと思いお願いしてみた。まったくダメだった。

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写真はいくら撮ってもいいというので数枚パチリ。

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と、アニマルズを背中に駅へ戻って行くのでした。

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それにしても、この建物をあのようなデザインに仕上げたヒプノシスはやっぱりスゴイ!

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つづく

2009年10月 2日 (金)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.4~Let It Beの巻 

今日は文学でスタート。英語で「Tsunami」という言葉を最初に使ったのは小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)だったそうです。そして1968年に「Tsunami」は「津波」を表す国際語になったとのことです。日本語が外国語の仲間入りをした例です。反対に海外の言葉を取り入れて日本語にしちゃったパターンのひとつがコレ(「サボる」とか「アジる」ってスゴイ表現だと思わない?絶対日本語だと思ってた)。下の写真がことの始まり。

ここはロンドン、ウエスト・エンドの中心「ピカデリー・サーカス」を背中に「リージェント・ストリート(Regent Street)」と並行している道路、「サヴィル・ロウ」。「サヴィル・ロウ」と早口に10回位この名前を唱えるとある日本語が見えてきます…「サヴィル・ロウ」…「サヴィロウ」…「サビロ」…そう「背広」。スーツのことですね。この通りには昔仕立て屋さんがズラッとならんでいたそうです。この通りの名前が「背広」の語源だったんですね。あ~おもしろい。

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今でも高級そ~なテーラーが数店軒を連ねています。さすが「紳士の国」、ロンドンでは紳士服屋、帽子屋、カバン屋などは本当に格調高そうなカッコいい店が散見されます。 写真はありませんが、一番カッコよかったのは大英博物館の近くで見つけたステッキ&傘屋。まさに「イギリス紳士御用達」を彷彿させるお店でした。下の写真はサヴィル・ロウの始点。洋服屋さんではなさそうですが出で立ちがあまりに立派なので思わずシャッターを切っときました。

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サヴィル・ロウをしばらく歩いて振り返ったところ。つきあたりが上の写真の建物です。何を捜しているのか? それは左から2番目の茶色い建物。

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コレ。実はこれがAppleの元本社ビルなのです。

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映画『レット・イット・ビー』で車から降りたジョージがあたりを見回しつつ地下へ下っていく階段がこれ。

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しかし、1969年1月30日、この屋上で「Get Back」や「Don't Let Me Down」が演奏されたなんて…。本当にロンドンの真ん中です。映画の中では続々と演奏を聴きに人々が集まってきますが、ここなら無理もないでしょう。ある女性が「I've Gotta Feeling」を指して「コレ新曲?いいわね」みたいなことを言いますが、この頃ビートルズは一般の人たちにとってどんな存在だったのでしょうか?まだかなり日常的な存在だったのかな?

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2009年9月24日 (木)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.3~アビィ・ロードの巻

今回の巻はもう少し先に登場させる予定だったのですが、リマスター盤が発表され、世の中またビートルズ旋風が吹き荒れているのでマーブロもこれに乗っかっちまおう!というワケでロンドン・ロック名所めぐりの第3回「アビィ・ロードの巻」行っちゃいます。ハイ、ビートルズがマーシャル使ってたなんて話は聞いたことありませんね~。でもいいじゃない、イギリスつながり、音楽を作ったつながりで取り上げさせてくださいな。いっしょに行こうぜ!シュッ!

ビートルズの思い出は人それぞれありましょう。筆者の場合、一番初めにその名を聞いたのは幼稚園のころ(ビートルズがまだ存在していた頃です)。親が面白半分に私の頭にパーマをかけたのです。その直後、正月かなんかで親戚が一同に集まる機会があって、私のヘアスタイルを見て叔母が言いました。「何だい、その頭は?ビートルズかい?」と。これがはじめてのビートルズ経験。髪の毛が縮れているだけで「ビートルズ」という時代があったんですね。別にアフロのジョンもポールも見たことがないんですけどね…。

さて、「名所めぐり」に出発です!何でも今回のリマスターでアルバム単位で一番セールスがよかったのが『アビィ・ロード (Abby Road)』だとか…。

さて、そのアビィ・ロードへの行き方は簡単。また地下鉄に乗りましょう。「ジュビリー線 (Jubilee Line)」の「セント・ジョンズ・ウッド (St. John's Wood)」という駅で降りてすぐ。

ロンドンの中心から行くとその前に「ベイカー・ストリート駅(Baker Street)」という5路線が停車する大きな駅を過ぎます。この名前、どっかで聞いたことがありませんか?っていまどきないだろうな。ここ、アーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズゆかりの地なんです。下の写真は地下鉄構内の壁面。素敵じゃない?タイルがシャーロック・ホームズの柄なの。(個人的には以前、地下鉄社内で財布をスラれてこのあたりで右往左往した比較的縁起でもない場所なのですが…)

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さて、「セント・ジョンズ・ウッド」はその「ベイカー・ストリート」の次。こんなこじんまりとした駅です。駅を出て真ん前の「グレイヴ・エンド・ロード (Grave End Road)」を下っていきましょう。

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グレイヴ・エンド・ロードを進んでいるところ。見て!この空!イギリスの空はすごく低くて雲がつかめそう!ま、晴れてたらの話ですが…。

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5分も歩くとこの交差点に出くわします。いつでも人が集まっているのですぐわかる。この交差点であのジャケ写が撮られたのです。

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例の横断歩道を渡るとすぐに目に入ってくるのがこのアビィ・ロード・スタジオの門柱。世界中から集まったファンの落書きにうめ尽くされています。もちろんたくさんの日本語の落書きも…。

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これが数々の名作を生みだしたアビィ・ロード・スタジオ。ビートルズの公式スタジオ録音のほとんどがここで行われました。もともとは1822年に建てられたフラット形式の一般住居でしたが1929年にグラモフォン社が買収し、1931年に同社とコロンビア社が合併してEMIが誕生して「EMIスタジオ」と呼ばれるようになりました。それから約40年後にアルバムにちなんで「EMIアビィ・ロード・スタジオ」と改称したそうです。

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フル・オーケストラが楽勝で入れるStudio Oneの他、建物の中には計3つのスタジオがあります。元来はいつでも同じ条件でクラシック音楽を録音できるようにとつくられたスタジオですが、ビートルズをはじめ、ホリーズ、シャドウズ、マンフレッド・マンらのポピュラー・グループにも門戸が開かれ、ケイト・ブッシュ、オアシスやミューズといったアーティスチたちもここで名作を制作しました。ピンク・フロイドの『狂気』もここで録音されたのです。

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オープニング・セレモニーにはジョージ・バーナード・ショウも出席したとか。

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ロンドンを歩いていると下のような丸い銘板(プラーク)を時々見かけます。ここでは入口の向かって左側に貼ってあるヤツです。これにはどうも緑、ブルー、茶色の別があるようですが、ザッとチェックしてみるにブルーは住居跡、茶色は亡くなった場所、緑はほとんど見かけないのでハッキリとはわかりませんが、記念碑的なものかな?これを探して歩くのもまた実に楽しい!東京もやればいいのにな。「文楽や志ん生の家」とか…。東京は空襲があったから無理か。このプラーク、後の方の回ではスゴイの出しますからね!

さて、このプラークはエルガーの名が刻なれています。『サー・エドワード・エルガー 作曲家 1857 - 1934 1931年11月12日、このスタジオが開かれ録音が実施されました。』とある。エルガーは行進曲「威風堂々」や「エニグマ(謎)変奏曲」が有名ですね。交響曲も未完を含めて3曲残している。(いよいよマーシャルから遠くなって来ちゃった!)

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これがFab Fourの歩いた横断歩道。ホラ、どっかの観光客がうれしくって飛びあがっちゃってます。

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樹木が道路側に張り出しているせいか、『アビィ・ロード』のジャケ写より道幅が狭く見えます。

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もっと引くとこんな景色。

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ジャケット裏のレンガに埋め込まれた標識はもうありません。

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これは横断歩道の反対側の景色です。

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帰途通った改装中の一般の家。まるで博物館!

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っとセント・ジョンズ・ウッド駅に戻ってきました。ちょっとわかりにくいけど売店が「BEATLES COFFEE SHOP」という名前でビートルズ・グッズを売っています。

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次回もビートルズネタにしようかな。

つづく

2009年9月17日 (木)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.2~アールズ・コートの巻

前回の『ハマースミスの巻』が非常に好評で、「『ロンドン・ロック名所めぐり』次はいつアップされるの?」とか「何だか本当に行った気分になれた」とか「次回も楽しみだ!」など周囲の人からたくさんの好意的な評価を頂戴しました。うれし~です!ご覧になっていただきました方々に深く御礼を申し上げます。…ということで2回目、気合いを入れつつお送りします。

さて、筆者は決して鉄道や地下鉄マニアではありませんが、前回も少し触れました通りロンドンの地下鉄は実に興味深く、そして味わい深い。語らずにはいられないし、ロンドン市内をめぐるには絶対に欠かせない!…のでまた地下鉄の話題から。

ニューヨークの地下鉄(Subway)の行き先はマンハッタン島の中ではほぼ2つしかありません。「Uptown方面」と「Downtown方面」だけ…恐ろしくわかりやすい。でもマンハッタンの地下鉄は長っぽそい島を南北に貫くAvenueの下を通っているのでこれで事足ります。

しかし、ロンドンはそうはいきません。東京の地下鉄同様、たくさんの路線が(ロンドンは12路線、東京は13路線。「副都心線」の開通で東京はロンドンを抜いたのね!)複雑に交差してネットワークを編んでいます。それでも、行き先方面は4つしかない。1:Northbound、2:Southbound(Thin Lizzyに同名の曲がありましたね)、3:Eastbound、4:Westbound、つまり、「東西南北のいずれか行き」の4通りしかない(Earthboundはありませんので悪しからず)。だから簡単。方向を間違えて乗ってしまうということはほとんどない。とてもわかりやすい。でも、東京でこの分別しかなかったら丸の内線困りますよ。(地下鉄の話はまだまだあって今後再登場してしまうと思います。ごめんね、ゴメンね~!)

さて、今日の舞台となるアールズ・コートに移動しましょう。ツェッペリン・ファンのみなさんお待ちどうさま!

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先回のハマースミス(Hammersmith)からピカデリー線のEastboundに乗って2つ目(同駅はディストリクト線(District Line)も通っています)。写真は「アールズ・コート駅(Earl's Court)」の駅舎。目指すは「アールズ・コート・エキシビジョン・センター(Earl's Court Exhibition Centre )」。これ実は出口を間違えて反対方面に出て来ちゃっています。

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これから、今日一日足が棒になるほど歩くことがわかっているので、「なるべく余分な歩きは避けたいところ…」と思いつつ街を抜けてもう片方の出入り口を目指す。

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そんなフヌケた考えがいっぺんに吹っ飛ぶほどの街の美しさよ!これ、基本的にはこれらは一般の集合住居なのですが、何世帯かに1軒はHOTELの看板がかかっている。泊まってみたい!

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ディズニー絵本の「小さな家」を思い出させるこんな可愛い家も。しっかし、こんな閑静な住宅街に隣接してあんなに大きなホールがあってガチャガチャとコンサートをやってるなんて信じられない。ここから100m位先にレッド・ツェッペリンが来てたなんて…。

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こちらは典型的な「アールズ・コート・マンション」。レンガ造りの建物も美しい。ナンダカンダでロンドンのぶらり旅は実に楽しい!

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と、美しい街並みを堪能しつつ駅の反対側に着いてみると案外近代的な駅舎。

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その真ん前に聳え立つのがこの「アールズ・コート・エキシビジョン・センター(Earl's Court Exhibition Centre )」。ハマースミス・オデオン同様、ここで幾多もの有名なコンサートが開かれ、無数のマーシャルが使用されたというわけですね。

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それにしてもデカイ!どこまでがホールになっているのかわかりませんが、むこ~~~の方まで建物が続いてるもん。コンサート時のキャパは19,000人。武道館2回分をチョット欠ける位ですかね。1937年、戦前の開業です。

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この施設はその名の通り音楽だけでなく、スポーツや展示会などさまざまなイベントに使われています。なるほど、建物正面には多目的施設であることを表すシンボルが飾られています。

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コンサート、スポーツの試合、ま、後は展示会ってとこかな?

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さて、ここがなぜロンドンのロック名所かというと先述の通り歴史に残るような名コンサートがたくさん開催されてきたからなのです。

1973年、ピンク・フロイドは『狂気(The Dark Side of the Moon)』を発表し、ここでコンサートを開きました。その2日公演は完全にソールドアウトだったそうです。(マジで観たかった!今ではリック・ライトが亡くなってしまったので永遠に再現できなくなってしまいました)その後、1980年に『ザ・ウォール(The Wall)』のパフォーマンスを開いたのもここだった。

スレイドもここでライブをして19,000人を集めたんだって。その模様が収録されて残っているらしい。これも観たいな。

ニューヨークはマジソン・スクエア・ガーデンで開かれたThe Whoの『四重人格コンサート(Quadrophenia)』もここで開催。サポート・ギタリストとしてかつてマーシャルのデモンストレーターを務めていたジェフ・ホワイトホーン(ex.プロコル・ハルム)も登場したはずです。

他にもストーンズ、クイーン、ジェネシス、ダイアー・ストレイツ、オアシス、R.E.M.、U2、メタリカ、マドンナ、メイデン、レッチリ、カサビアン、カイザー・チーフスなど新旧の大物アーティストがジャンジャン登場しています。

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しかし、ナントいっても「アールズ・コート」の名前を身近なものにしたのはレッド・ツェッペリンではないでしょうか?1975年の5月にここで行われた5回のパフォーマンスは、『フィジカル・グラフィティ』を発表しレパートリーもさらに充実、アメリカ・ツアーを終えて演奏もこなれ、最上の状態で凱旋し、ここで演奏したのです。演奏はもちろんのこと、ペイジがドラゴン・スーツを着用するなどルックス的にも一番カッコのよいタイミングで、ファンの間ではバンドのキャリア中最高の出来と広く認知されているようです。

それだけに、この公演を見てみたいというファンがゴマンといたワケ。

そして、奇跡というものが起こることがあるのですね。この模様がDVDとなって2006年に発表されたのです。ファンが狂気乱舞したことは言うまでもありません。Zappaでいえば1976年のNYC公演の映像がでたようなものでしょうか。

ツェッペリンを観たことがあるマーシャルの友人が言うには、おっそろしく音がデカかったそうです。特に、ジョン・ボーナムがものスゴイ迫力で一番印象に残っているんだって。やっぱ、本物が観たかったね!悔しい~です!

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建物の下にはモロに地下鉄が通ってました!

つづく

2009年9月 8日 (火)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.1~ハマースミス・オデオンの巻

新しいコーナー始めます!名付けて『ロンドン・ロック名所めぐり』。その名の通りロックにちなんだ、できればマーシャルにちなんだロンドンや周辺の名所をめぐってレポートしようとするコーナーであります。実際にはもうめぐって来ちゃったんですけどね。これからもチャンスがあれば名所を掘り起こして末永く続けていきたいと思っております。「あ~、またワケのわかんないウンチクかよ!」とおっしゃらずに何卒ご支援ごひいきのほどをよろしくお願いします!

ロック好きでロンドンを旅したことのある人はおわかりのこととは思いますが、ま、「ブリティッシュ・ロックの本場」ったってどうってことはない。ジミー・ペイジやイアン・アンダーソンやロバート・フリップがそこら辺を歩いているワケでもないしね。ところが、色々と調べてみるに結構あるある、ロック好きにはヨダレの出てきそうなロックゆかりの地が!

そして、今回大変お世話になったのがこの本。東京地図出版株式会社刊行の『ROCKIN' LONDON』。

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似たような洋書にパンク、ニューウェーヴ以降の話題を豊富に詰め込んだ『LONDON LIVE』なるものがありますが、『ROCKIN' LONDON』の方がはるかにバラエティに富んだ内容といえましょう。正直「これぞ名著!」と快哉の声をあげたいくらいのコンテンツ。ロックにまつわるスポットを興味深いエピソードを交えて丁寧に解説してくれているのです。日本人の仕事ってげに素晴らしい!初めてロンドンに行った人でも難なくロック名所めぐりができるでしょう。これからロンドンに旅行しようとするブリティッシュ・ロック好きの方には絶対おすすめ!

しかし!この本に沿って現場に行くだけじゃまったく面白くないどころかただのパクリになっちゃうから、マーシャル・ブログではその紙幅を活かして得意の「写真」をたくさん交え、かつウンチクを固めつつロンドン市街案内の趣でその魅力に迫ってみたいと思います。

その第1回目はいわゆる『ハマースミス・オデオン(Hammersmith Odeon)』。ハマースミス駅は地下鉄(Underground)ピカデリー線(Piccadilly Line)のロンドンの中心からヒースロー空港に向かう途中にあって交通の便がよく、筆者が定宿にしているエリアってんでまずはその足元からレポートします。

このピカデリー線はロンドンの北東部から西部を結ぶ地下鉄で有名な「ピカデリー・サーカス(Piccadilly Circus)」やハロッズがある「ナイツブリッジ(Knightsbridge)」、『マイ・フェア・レディ』で有名な「コヴェント・ガーデン(Covent Garden)」などの名所を通るロンドンの地下鉄の花型路線。東京でいえば銀座線かな?そのピカデリー線の西にはふたつの終点があってひとつは前述のヒースロー空港。そしてもうひとつの終点は「アクスブリッジ(Uxbridge)」といって、ここはジム・マーシャルが1962年に初めて自分の楽器店を出したところです。いわば、マーシャルの本当の生まれ故郷です。今はその店のあった場所は床屋さんになっています。その床屋さんは自分のいる場所にかつてピート・タウンゼンドやリッチー・ブラックモア、エリック・クラプトンたちがたむろしていたなんて知っているのかな?

さて、『ハマースミス・オデオン』。駅から歩いて1~2分。これがハマースミスの駅です。近代的な駅ビル。

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ロータリーの向かいには旧駅舎が残っていて今も使われています。

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ロンドンの地下鉄と言えば運航開始が1863年ですからね。世界初の出来事です。1863年といえば尊皇攘夷活動が盛んになる前夜、高杉晋作が千住の小塚っ原から師匠の吉田松陰の骨を掘り起こして世田谷に埋めなおした頃、長州藩が「攘夷、攘夷」と藩領を通過する外国船を攻撃しまくり、そして、新撰組が結成された年です。(日本史の勉強にも役立つマーブロ!)このころに使われた路線が「ハマースミス&シティ線(Hammersmith & City Line)」としていまだに使われているのだから恐れ入ります。(ちなみに日本最古、東洋最古の地下鉄銀座線の浅草-上野間の開業が1927年ですからロンドンに遅れること64年!)いかん「地下鉄ブログ」になっちゃうね!とにかく、ロンドンの国鉄や地下鉄の駅舎には古いものが多く、ルックスが飛び切り素敵ってこと。

さて、(ようやく)これが有名なハマースミス・オデオン。かなり大きなハコです。スタンディングで5,000名、シートで3,600名というキャパ。

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これが入口。オープンは1932年。ここで一体どれだけの素晴らしいショウが開かれたのでしょう?60年代のジャズではデューク・エリントン、エラ・フィッツジェラルド、ルイ・アームストロング等も出演。

ビートルズは1964年から65年にかけて38回のショウを開いたそうです。クラプトンを擁するオリジナルのヤードバーズもここで演奏しました。1973年に出演したモット・ザ・フープルの前座はクイーンだったとか。シン・リジーの『ライブ&デンジャラス』はここで収録されました。うれしいのはフランク・ザッパのあの超名盤『シーク・ヤブーティ(Sheik Yerbouti)』に使われているベーシックトラックのいくつかがここでライブ・レコーディングされたものということ。さらにザッパの作品に『You Can't DO That On Stage Anymore』という未発表音源のシリーズがありますが、その『vol.1』にヴィニー・カリユタが在籍したころのここで録音した音源が入っています。これがまたすさまじい演奏で…。

他にもこの名門ホールに出演したアーティストには枚挙にいとまがありません。ザッとマーシャル関連のアーティストを見ただけでも, AC/DC, Aerosmith, Bryan Adams, Blue Öyster Cult, Elkie Brooks(ギターはGeoff Whitehornのはず), Deep Purple, Europe, Green Day, Guns N' Roses, Hawkwind, Iron Maiden, Judas Priest, Megadeth, Gary Moore, Motörhead, Motley Crue,  Oasis, Rainbow, Uli Jon Roth, Scorpions, Sex Pistols, Slayer, Status Quo, Thunder, UFO, Uriah Heep, Van Halen, Whitesnakeなどなどキリがないのでもうやめます。

とにもかくにもブリティッシュ・ロックの発展を見守り続けてきた殿堂なのです。

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でも、何といっても一番感動的なのはここに我らがLOUDNESSが出演しているということです。高崎さんに訊いたところ、その時はSAXONとのダブル・フィーチュアで、LOUDNESSはこの他にはMarqueeにも出演しているのです。ホントにLOUDNESSってスゴイ!このことを知ってオデオンの前に立つと思わずこみ上げてくるものがあります…「LOUDNESSよ、よくやってくれた!日本の誇りだぜ!」と。

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ちなみに今年から同ホールはHMV傘下に入り『HMVハマースミス・アポロ』と名前を変えています。

予定表を見ると今年もこれからアリス・クーパーやトッド・ラングレンが出演するそうです。いいな~!観たいな~!

つづく