Ryo Meets JMD:1~大渡亮(Do As Infinity)、JMD:1を弾く
復活後の活動も大好評のDo As Infinity。ギタリストの大渡亮氏はマーブロ初登場なのだが、氏はご自分で1969年製の1959を入手するほどのこだわりのマーシャル好きで、実は我が方との付き合いも結構長いのだ。
この日はJMD:1の試奏の他に、現在使用しているマーシャルシステムを拡張すべくVintageModernキャビネットのチェックも行われた。まずはそちらのレポートから。
下の写真は亮さんが直前まで使用していたシステム。JVM210HとVintageModern425B。氏はキャビネットの重要性を深く理解していて、その違いを確認しようと425Aを念入りに調べ。結果、ミッド・ローの出方が好みということで425Bに軍配が上がった。そしてヘッドもJVM210Hと2466を併用することになった。(425キャビネットの入力は100Wです。JVMとの組み合わせには音量を上げすぎないよう注意してください)
まずは最近の亮さんの機材に対する考え方から…
Do Asの解散前と後で僕の中で道具に関する考え方が変わったんです。こだわりのビンテージのマーシャルなんかも持っていましたが、ある特定の環境の中でしか使えない道具というというものは持っていてもしょうがないって考えるようになったんです。要は道具に利便性を追求するようになっていったんですね。
でも今色々と存在する他社の多機能のアンプに行くつもりは僕の中になくてやっぱりマーシャルなんですね。その時JVMという4チャンネルのモデルに出会った。でもちょっと4チャンネルも必要ないなって思ってしばらくしたら2チャンネルのJVM2が出た。「コレだ!」って思いました。で、実際に使ってみたらものすごくよかったんです。ちょうどその時はレコーディングよりライブの機会が多くて、ステージでより便利なJVMの方がいいなって思って、そのビンテージのマーシャルはそういう路線を追求する人が持っていた方がいいでしょうと考え売ってしまったんです。「レコーディングでしか使えない」とか「ライブでしか使えない」という道具を排除していったんです。色んな現場で自分が表現できる道具にしたかったんです。音がデカすぎてビクビクしながら弾くなんてことは避けたかった。それと骨董品を使うというストレスも十分勉強したから、「もういいかな」って思ったんです。それでモダンな機能も持ちつつざらつき感もある振れ幅の広いマーシャルがいいなってことでJVMを選んだんですね。で、そういう考え方になってからよそのアンプも使ってみたんです。でもミッドの感覚とかキャビとの相性とか、やっぱり使っているとマーシャルのディストーションで育った僕としてはやっぱり違うなって感じました。また、アンプで音圧感とかコンプレッションをナチュラルに出してくれるモデルがないかなって思って出会ったのがモダーン(VintageModernのこと)だったんです。初めはアンプではあまり歪まないって思ってたら全然強力に歪むし、もうそのよそのアンプは手放してモダーンに切り替えます!
下は使用中のエフェクター・ボード。
ここからがJMD:1の試奏コメント。
まず、弾いてみたら操作性がよくてとにかく簡単だと思った。それがまずデジタル・アンプへの垣根を壊してくれた。プリアンプのところの機能が他と違うだけで後は全部普通のアンプと同じじゃないですか!
まず、弾いてみたら操作性がよくてとにかく簡単だと思った。それがまずデジタル・アンプへの垣根を壊してくれた。プリアンプのところの機能が他と違うだけで後は全部普通のアンプと同じじゃないですか!
すべてのプリアンプを調べてみましたが、とにかくよくできています。もしステージのJVMにトラブルが起こってJMDしか横にないとしたら僕はなんの迷いもなくJMDを使います。逆にJMDがメインになっちゃったりして!
フットスイッチも駆使して音を作りこめばペダルがどんどん減って最終的にJMD1台で済ませることができるかも…。
初期のデジタル機器ですと確かにレスポンスの遅さっていうのはありましたよね。正直、JMDもそういうことがあるのでは?という先入観がありました。今日、僕のJVMとVintageModernとJMDを弾いたワケですけど、レスポンスに関しては一体何の違いがありましょうか?まったく問題ないですよ。同じ感覚で弾けます。ともするとJVMやVintageModernの場合、ソロなんかの時音をまとめようとしてどうしてもペダルを踏みたくなることがありますが、JMDにはそんな必要は感じませんでしたね。ま、逆にエフェクターを踏むと音が濁っちゃう感じかな…でもそういう場合は内蔵の機能を使って予め音を作ってストアしておけばいいんだから何ら問題ない。
ノイズ・ゲイトの効果は絶大ですね。ゲイトのかかり具合や減衰の処理なんかとても音楽的です。歪みの深い後半のプリアンプにはもってこいも機能ですね。欲しい音まで消されちゃうなんてことがない。とても自然で即戦力になります。
弾いた感じコーラスはステレオのデジタル・コーラスという感触ではなくて、昔の古いコーラスを意識しているようなイメージを持ちました。
モジュレーション、それぞれものすごく細かい設定というのは少々難がありますが、どこかでうっすらと空間系のエフェクターがかかっているなんていう設定でしたらまったく問題ないですよね。
僕は空間系のエフェクターはセンド&リターンに接続していますが、JMDの場合は当然同じようにプリアンプとパワーアンプの間に内蔵エフェクターが入っているので、かえってゾロゾロとループにエフェクターをつなげる手間も要らないし、トラブルも当然少なくなりますしね。
ディレイも細かいセッティングは難しいかもしれませんが、U2みたいに付点で使いたいみたいな複雑な設定をするときはループを使って外部のディレイを使えばいいですよね。リードにかけるディレイということではこれだけで全然文句なし!
さっそく試しながら「僕ならどう使うかな…」って考えていたんですが、Lead15にうっすらディレイをかけてアメリカンなソロを狙う。Overdrive10 - Modernでバッキングの音を作って、後はクランチとクリーンをひとつずつセットしてこれで4つの音を使いますね、まず。Crunch5 - Vintageもすごくよかったナ…、スタックもコンボも。
歪み系のサウンドはやっぱりスタックで鳴らしたいかな…。僕がこのJMDに感じる魅力のひとつとして、「これ1台で何でもあり」ということがあるんです。するとその利便性を追求するならコンボは最高でしょうね。僕にとって道具として一番便利なのはJMD102かな。本当にこれ1台で音楽が作れます。スタックっぽい迫力も兼ね備えていますし…。
オープンバック特有の立体感もコンボのひとつの武器だと思います。
100W(JMD102)と50W(JMD501)とではやっぱり100Wにはよりロックを感じますね。それに100Wの方が出音に余裕があって僕は好き。
ルックスに囚われなければ、これJMDが一番守備範囲が広いモデルになるような気がします。それからノイズ対策もスゴイですよ。本当にギターアンプをわかっている人が作った
アンプだと思います。先入観を捨てて使ってみれば自分のプレイの幅を広げる強力な武器になりますよ!
またひとりJMDファン獲得!





















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































