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2011年12月21日 (水)

YCCスーパーセッション!(森園勝敏、伊藤広規、岡井大二、松川純一郎)

YCC Super Session (Katsutoshi Morizono, Koki Itoh, Daiji Okai, Junichiro Matsukawa)

久しぶりにやって来た横浜クルージングクラブ(YCC)。

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今回も素敵なギグとマーシャル・サウンドを期待してはるばるやって来たZ!

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今日最初の出演はDivided We Fall

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ギターの松川純一郎

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松川さんは以前にも松川純一郎Blues Sessionとしてマーブロにご登場いただいている。

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ボーカルの瀬戸政彦。

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ベース、宮尾敬一。

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関口文一のドラム。

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そう、このDivided We Fallは松川さんのハード・ロック路線のバンド。

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ブルースマン姿の松川さんしか知らなかったのでその展開にはじめは驚いたが、ブラック・サバス等のド迫力な正統派ハード・ロックにすぐにウキウキ!松川さんも弾くわ、弾くわ!

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ホレ、想定外のお客さんも聴きに現れた!

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いつも言ってるけど、ギター・リフがあって、ソロがあって、歌が男性的で…やっぱり正統派のハード・ロックっていいもんだ。もう流行する必要なんかない。ただ、こうしたバンドを通してその血脈だけは絶やさないで欲しいと思う。

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海と夕やけ…ロマンチックな横浜のたそがれどき。

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ただ今転換中。

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元来、母方が横浜の出なのでアウェイ感がまったくと言っていいほどない。大学の時、ほんのちょっとの間横浜に住んでいたこともあった。毎日朝から晩まで桜木町の「ダウンビート」というジャズ喫茶に入り浸っていた。ジャズ喫茶の開祖「ちぐさ」も何回か行った。有名なあのマスターがまだ元気でいらっしゃって、フレディ・ハバードとオスカー・ピーターソンのパブロの新譜をリクエストにこたえてかけてくれたのを覚えている。

横浜はやっぱり好きだ。後は帰りが億劫なだけ…。

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…と転換も終わり、今夜のメイン・イベント!

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超強力プレイヤーによるトリオ。

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森園勝敏

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伊藤広規

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岡井大二

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言ってみればThlee Of Usのドラム大二さんバージョン。

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十八番をズラリと並べたプログラムだけに気兼ねなく弾きまくる森さん。

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使用したマーシャルはYCC配備の70年代の1959。私はこのマーシャルの持ち主を存知あげているが、アンプの音同様最高に素敵な人だ。

それにしても森さんとストラトのコンビで弾くマーシャルの音はまさに極楽だ。

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広規さんは山下達郎さんのツアーの合間をぬっての登板。忙しい人だ。

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シレっと軽々と弾いているように見える広規さんのベースだが、聞けば聞くほどスゴイのがドライブ感。うねりまくるとでも言えばよいのかタイム感といいラインといい、日本ポピュラー・ミュージックの最高峰の右腕を何十年も務めている理由がわかろうというものだ。

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そして、こうした比較的フリーなフォーマットではその広規さんのベースの魅力がさらに広がる。

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お、新たなお客さんが登場!

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大二さんのドラミング大好き。

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スケールがとにかく大きい。音も大きいが、うるさいと思ったことなんか一度もない。「遠鳴り」っていうヤツやね。エルヴィン・ジョーンズがそうだった。

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森さんはよくMC大二さんのドラムをうるさいとふざけておっしゃる。もちろん本心ではない。みんな大二さんのドラムが好きなのだ!

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朴訥なMCもまた森さんの魅力でしてね。決して重要なことは言わない。ひとたび楽屋に戻ると重大な音楽の話がのべつ幕なしに出てくる。

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「エ、次の曲ってどういうヤツだっけ?!」と緻密な打居合わせが本番中に行われる(!?)。

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広規さん名物のカンペ丸出しMC。これだけ堂々と読んでいればカンペとは言えないか?

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リラックスしたムードがまた最高!

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ビール・サーバーの向こうの森さん。

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十八番の十八番「Stratus」。

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広規が一番うねるのこういうタイプの曲ではなかろうか?ベース・ラインをじっと聴いていてごらん。鳥肌が出れば音楽好き。ま、みんな出ると思うがね。オット!ベースだけ聴いていると森さんの極上のソロも、大二さんの美しいシンバル・レガートも聴き逃すことになるから要注意でっせ!

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ベース・ソロ!ハデにスラップをするワケでもない、火花を散らすような速弾きをするワケでもない、なのになんだ?この存在感は?三人全員にいえることだが、見ていてよくわかるのは演奏テクニックは目立つためのものではなく、いい音楽を作るためのものだということだ。テクニックが表に出て来なくても躍動感や緊張感をこれほど味わさせてくれのは達人ならではのワザなのだ。

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猛然とあおる大二さん。完璧なコンビ―ネーションだ!

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アンコールでは松川さんも加わってお定まりのブルース・セッション!

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これがまた聴きどころ満載のギター・ソロ・バトル。

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2人とも水を得た魚のようにブルースの海を泳ぎ回る。平泳ぎ、バタフライ、背泳ぎまで飛び出す豪快さ!でも結局得意なのはふたりとも自由形だ!(我ながらウマイ!)最近、あれほど聴かなかったブルースのCDを引っ張り出しては聴くようになっちゃったんだよね、森さんのせいだ。

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極上の演奏。この人たちいつもこんな演奏しちゃってモッタイナイ!もう少し出し惜しみしてもいいんじゃない?ってぐらいスバラシイ演奏なのよん!

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さあ、ネコちゃんも家へ帰ったようだし、私も家路につくとするか…遠い。

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(一部敬称略 2011年12月4日横浜YCCにて撮影)-1