素晴らしき哉、[Champagne]!
Fantastic, [Champagne]!
マ・イ・リ・マ・シ・タ~![Champagne]のこの4人に!
2010年1月にこのファースト・アルバム『whrer is my potato?』を、
今年2月にはセカンド・アルバム『I Wanna Go To Hawaii』を発表。他シングルをリリースしている。
そんなノリにノッている[Champagne]の『Me Against The World tour 2011 ~やっぱ沖縄じゃね?~』ツアーのファイナルのレポート。
[Champagne]初体験…。
会場は立錐の余地が完全にない満員御礼状態。ハコの係りの人に「写真撮影、気をつけてくださいね!」と注意される。「エ…そんな物騒なバンドなの?」とたじろぐヒマもなくショウがスタート!
ボーカル&ギターの川上洋平。
ギターは白井眞輝。
ベース&ボーカル、磯部寛之。
庄村聡泰がドラムだ。
白井さんは1987と1960BXを使用。
川上さんのあまりにも素晴らしい歌唱力に終始圧倒されっぱなしだった!
いつもマーブロでは「音楽は声」と謳ってきたが、まさにそれだ。決してヘビィなブリティッシュ・ハード・ロックにマッチするような男性的な声ではない。しかし、声に合わせた音楽とでもいおうか、声質と曲のバランスが絶妙で、ひとたび歌いだすと想像を絶するトテツもないパワーを発揮する。問答無用でカッコいい!
要所要所ツボを抑えたギター・プレイも小気味いい!
「声と曲のバランス」…自分で言っていてナンだけど、35年もロックを聴いてきて、今更ながら重要なことを教わったような気がする。
ソリッドなギターが魅力の白井眞輝。
そんなソリッドなギター・スタイルに1987のようなVintageシリーズがベスト・マッチしていた。
冒頭、比較的おとなしい印象だった白井さんだが、ショウの後半ではすっかり豹変!ステージ上手を荒らしまわった!
それにしても335とマーシャルの組み合わせも久しぶりだな。最近はBurnyもこの組み合わせで吉井和哉さんをサポートしている。もしかして次のトレンド?
とにかく熱い!エネルギッシュに一心不乱にベースをかき鳴らす磯部さん。
コーラスでも大活躍なのだ!
とにかく緩急自在に展開する[Champagne]の曲をドラマチックに演出する。
何しろ1曲目が『Mary Popins』の挿入歌「Supercalifragilisticexpialidocious」だったりするのも人を喰っていて楽しい。昨年リリースされた企画盤『Disney Rocks!』からの演奏か。『Mary Popins』は「Chim Chim Cerry」ばかりが有名だが、実は「A Spoonful Sugar」、「Stay Awake」、「I Love to Laugh」、「Step in Time」、そして人類史上の名曲ベスト100には必ず入るであろう「Feed the Birds」等々名曲がテンコ盛りのミュージカルなのだ。その中でも有名な「Super(略)」をこんな形で演奏してくれるのだから初めて見るこっちも度肝を抜かれようというものだ。この言葉は「世界で一番長い言葉」として映画に登場するワケだが、ジュリー・アンドリュースがこのバックワードをスムースに口にしたりするの非常にクールなの。そして、川上さんはそれもやってみせてくれるのね!Hal Wilnerのよりよっぽどいいアレンジよ!(Hal WilnerはWeilとMonkのヤツが最高。Weilのはゲットしたけど、MonkやNino RotaのCDって見たことない!再発して!)
ダイナミックかつ繊細なドラミングも素晴らしい!
よく職質されるという庄村氏。もちろん冗談だろうが雰囲気満点!ロックのルックスだ!Blue ChairとかQuick Silver Messenger Serviceとかああいう香りがただような…私には。
この人のサウンドも(当然のことだが)[Champagne]サウンドの中核を担っていることは間違いない。
以前から書いてきたように、ロックは温故知新の時期に入っていると思う。ジャズ二の舞にならないようにしなければばらばい。
[Champagne]はちゃんとロックの文法と語彙を蓄えている。それを若者の感性で見事に料理していると思う。いつもマーブロが大騒ぎしている「現代ロックこうあるべき」のひとつの理想型だ。
a flood of circleも同じラインにあると思う。リフの感覚がちょっと異なるか?まだまだ前述した方法論で新しいロックを展開している若手バンドがいることだろう。
「Black Dog」の一片を引用してみたり「21st Century Boy」をアレンジしてみたり(これがまたよい!)…。また、オリジナル曲もフレーズ的には68~69年のサイケデリック風味とでも言おうか。キチッとしたリフを持ち自然に今風の今日に仕上げてしまう。写真を撮りながら何度も「ニヤリ」としてしまった!インストのパートがまたいちいちカッコいいのだ!
それをこうして若い観客が支えている姿を見ているのが何よりもうれしい。「ロックはまだ死んでいない!」のだ。
ギターを置いて観客をあおりまくる。こっちはいつ後ろから人が降ってくるかヒヤヒヤだ!盛り上がりの真骨頂!
本終えん15曲、アンコール2曲…こうして熱狂の宴が幕を閉じたのであった。
ってなワケでライブに行きたくなったでしょう~?そんな今すぐ[Champagne]のライブを体験したいあなたにはコレ。10月5日にリリースされたライブDVD『It's Me And Me Against The World』。2011年6月19日の恵比寿リキッドルームのライブが収録されている。
さらに進撃は続く。これは来る12月14日に発売が予定されているシングル『spy』。表題曲はストリングスもガッチリ入った重厚でスケールの大きなバラード。カップリングの「Dance With the Alien」がまたいいゾ!このギター・ソロに入るところがたまらん!ジャケットもいいね~、マーシャルだもんね~!
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(一部敬称略 2011年10月13 日渋谷WWWにて撮影)

































