SPICE FIVE~充実のオクターブ・ライブ
SPICE FIVE~The fruiful 8th Gig
<第1部>(今回はモノクロ写真を使用しています。コンピューターのディスプレイの異常ではありません)
冒頭は恒例となっているSPICE FIVEの総裁、和佐田達彦さんからのご講話。
「これだけのメンバーが揃っているSPICE FIVE、出来合いの曲を演奏しても面白くない。だから行き当たりバッタリに演奏する…。だから何回でもできるし、毎日演っても新鮮なのです!」なるほどモノはいいようだ。和佐田さんは続ける…
「ただッ!演奏がうまくいくとは限らない!」 エエッ?!
「うまくいうくように全力で演奏しま~す!!」 ホッ!
「では1曲目は今日作った曲です…というより今日作る曲です」エエッ?! まだ出来てない??
「今から作ります」、すると小川文明さん「現在進行形やね!」と平然と反応する。
「タイトルもまだキマっていませんが…多分『音楽室のレモン・サワーはうまい』という曲ですね」
文明さん、「または『○○○のウェイトレスさんは顔のパーツが真ん中に寄っている』ですかね?」(○○○のところには自由に好きな店名を代入できます)
そのどちらかがタイトルになるという…そんな曲あるか~?!
ここで大抵ヒロアキくんに振るのがいつものパターンなのだが、飛び出して来たのは目も覚めるような和佐田さんのスラップ!ナ~ンダ、これがやりたかったのね?
曲の先行きを考えつつ田川ヒロアキくんがオクターバーを使ってテーマ(らしきもの)をなぞる…。
文明さんの切れ味鋭いファンキーなバッキングが冴える!
そうる透さんの爆烈ドラミングが和佐田さんのスラッピングとパーフェクトにマッチする!
『The Cellar Door Sessions』のキースばりのエレピのソロ!
ディレイを深めにかけた武藤裕生さんのヴァイオリンのロング・トーンが切り込んでくる!
いつもとは勝手が違って最初からスロットル全開の激演!これが『音楽室のレモン・サワーはうまい』もしくは『○○○のウェイトレスさんは顔のパーツが真ん中に寄っている』という曲か…。コレ録音してたら完璧にCDにできるんじゃないの~?タイトルもこのままでいいじゃん!この5人ならではの鬼気迫るインター・プレイ!
2曲目は「ギリギリな感じの女性」からその「ギリギリ感」をテーマにした曲「ギリギリ」という曲。(何のことかわかりませんね?)
これも和佐田さんの骨太なベースラインでスタート。
ん~、たしかにスタダードな8ビートとレゲエがいい感じでギリギリに混ざってる!
ヴァイオリンで奏でるバッキングをひとつの演奏テーマーに据えている武藤さん。ワウを踏みながらギリギリな感じでバッキングをつける。
それに応えてかヒロアキくんもギリギリな感じでワウを踏みハードなフレーズを連発。
途中からギリギリと音を立てて「A Strange Kind of Woman」に変化する!
盛り上がったところでへヴィな8ビートに!透さん大爆走!
文明さんも雄叫びをあげる!
ヒロアキくん、和佐田さん、透さんはヒロアキくんの『炎のギタリスト、怒涛の10夜連続GIG』で西の方面から帰還したばかり。ツアーのひとつの楽しみは土地土地のおいしいものを食べることだという。そうでしょうネェ。そして、その土地の人と同じものを食べると現地の人たちといっきになかよくなれるという。なるほどネェ。
そこで、「SPICE FIVE知ってる」、「エ?私もSPICE FIVE知ってる!」なんてSPICE FIVEが共通の話題になることで人々が仲良くなれることを和佐田さんは目指しているという。デ、デカイ!
で、地方の名物食べ物の話しで盛り上がる。デミグラス・カツ丼やら福井のヨーロッパ軒(昔、福井に出張した時によく行った!)行くこの手の話しで必ず出てくるのは滋賀の「鮒ずし」ね。
「行きあたりバッタリの曲しかないのか?」と訊かれるとそうではない…と演奏する次の曲は武藤さんの作品、「610 Slow」。もちろんタイトルは「ムトウ」から。「109(マルキュウ)」 では断じてない! 美しく愛らしい旋律に見え隠れするはかない悲しさが印象的な名バラードだ。
一部最後続いてはおなじみ文明さんの「Feelin' Alright」。ダニー・ハサウェイのライブ盤風バージョンだ!
<第2部>
ハイ、ここからカラー。おもしろいでしょう?『オズの魔法使い』みたいでしょう?あれなんか70年以上も前にこういうことをしていたんだからね~。さて…
これもおなじみのお客さん参加コーナー。居合わせたお客さんとの緻密な打ち合わせを経て「明るい/暗い」、「キー」そして「テンポ」が決定するという例のアレね。
で、今回決定したのは「Cmで激しいの」ということに…。透さんから追加質問が「重ため?」。
どへヴィなミディアムな8ビートのジャムが始まった!
お次はガラリと変わってバラード。たまにはこういうのもよろしい。さすがSPICE!
最後のロング・トークはヒロアキくんネタが止まらない!今日はどちらかというとギターよりトークでフィーチュアされちゃった?
マーブロで時折紹介している手数セッションや田川バンドのPR動画ってヒロアキくんが自分で編集しているんだけど、今度はMCだけのDVDを作ったらどうだ?というアイデアが!
内容はこう!「…というワケで聴いていただきました。(延々とトーク)では次の曲は○○です(ブツッ=録音が止まる音)」、続けて「○○という曲でした。皆さんいかがでしたか?(延々とトーク)では次の曲を聴いていただきましょう!(ブツッ=録音が止まる音)1、2、3、4!」となる。すると見ている人は「この人たち一体全体この先はどういう音楽を演奏しているのだろうか?ライブ行ってみようかな?」となるというのだ。なるか~?!
最後の曲は初出。透さんのセレクション。文明さんの声にピッタリということで選んでくれたそうだ。
ジョー・コッカーの『Mad Dogs and Englishman』の最後に入っている「Delta Lady」。元はLeon Russell。1970年の『Leon Russell(あの「A Song for Youが入ってるヤツね」)』収録。いい曲だよね~。確かにLeonのネバネバのダミ声よりも爆発的なコッカーのダミ声の方がいいかもしれない。だから文明さんにピッタリだ!
ドワ~、こんなドロッドロのヒロアキくんのギターもいいね~。スライド・ウォッチがいい具合にデルタ!
アンコールはいつも通りのその日のブルール。だから「9月29日のブルース」だ。
あ~、今日もよく笑っていい音楽を楽しんだ!次回は11月9日ね。
SPICE FIVEのスケジュールはコチラ⇒高田馬場音楽室DX
(一部敬称略 2011年9月29日高田馬場音楽室DXにて撮影)




































