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2011年10月17日 (月)

マーシャル・ロードショウ~Kelly SIMONZの巻

Marshall Roadshow by Kelly SIMONZ

前回のカトウタロウちゃんの回から間髪入れずのロードショウ開催。今回はガラリと変わって稀代のシュレッダー登場。

Kelly SIMONZの登板だ!

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内容はJMD:1の解説やデモンストレーション1本に絞られた。何せ、Kellyさんは自分のステージで実際にJMD100を使っているからね。

それだけに実戦での経験を踏まえた含蓄に富んだ内容となった。

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まずは挨拶がわりに1曲!同名タイトル・アルバムに収録された「Sign of the Times」だ。

これがそのアルバム、『Sign of the Times』。

Sign

JMDの解説では、最大の特長である16通りのプリアンプの音色から代表的なものを選んでサウンドを聞かせてくれた。

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さすが実戦で使っているだけに選ぶチャンネルもプレイも完璧にツボを得ている!で、またKellyさんのおもしろいところは、そのサウンド・キャラクターに合わせてそれっぽいフレーズを惜しげもなくジャンジャン弾いてくれちゃうのよ。ゲイリー・ムーアとかね。サービス精神も満点だ!

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今回のロードショウはタップリとKellyさんのスーパープレイを堪能してもらおうということで曲数も豊富!

2曲目は「Suite in B Minor BWV1067 - Cry for You」だ。泣きのギターがいいように炸裂する!

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続いて演奏されたのは「RONDO KSV007」。私も商売柄いろんな超絶演奏をナマで見た来たが、これを最初にバンド演奏で見た時には度肝を抜かれたっけ!

それにしてもよう弾くわ~!当然こうなるまでには気も遠くなるような長い時間の鍛錬に耐えてきているワケだ。練習に熱中していた時分には1日10時間でも収まらなかったであろう。こういう人は冗談ではなく、ある期間ゴハンとトイレと寝るとき以外はネックを離さない。これが才能なんだよね。「練習に耐えられること」が才能なのだ。

ジョウドロッピングなプレイの連続でつい目が釘付けになっちゃう!

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もちろん、エフェクターの使い方もバッチリ。普段はそう使用することのない空間系のエフェクターの使い方も完璧。

でも、Kellyさんのエフェクターの真骨頂と言えば何といってもディレイ・トリックだろう。JMDは「何mSec」などと細かいディレイタイムの設定はできない。しかし、Kellyさんは「これで充分」と言う。その証拠にササッとディレイ・タイムを調節してバイオリン奏法を組み合わせて驚異の超高速ディレイ・トリックを披露してくれた。これ好きなんよ~!

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来年発売予定のイングヴェイのシグネイチャー・モデル、YJM100の話題を少し。実は、このモデルの初代プロトタイプをマーシャルの担当者といっしょにイングヴェイにプレゼンしに東京国際フォーラムまで行ったのは私なのね。そのプロトタイプを抱える我々の姿を廊下で見つけるやいなやイングヴェイは大興奮!挨拶もそこそこにステージへ持っていって試奏してくれた。スゴかった。で、半日楽屋でいっしょに過ごさせてもらったんだけど、楽しかったナァ~。

…と、この時の話しでひとしきり盛り上がっておいて…KellyさんにはJMDコンボのデモもしてくれた。コンボだとまた鳴りが全然違うからね。JMDのコンボはとてもよくできていますよ。

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Kellyさん、勢いはギターだけじゃなくてトークもスゴイ!ここには書かなかったが、私のせいなんですが、しゃべりすぎちゃって終わりの方は時間が押せ押せになっちゃった。せっかく曲をタップリ用意してきてくれたので最後に2曲つづけてプレイしてもらった。

まずは下の『The Rule of Right』収録の「Now Your Turn」から。

Rule

ブッちぎりのハード・ドライビン・チューン!しっかし、よう弾くわ…。ホントよう弾くワ。

そして、連続して名曲「OPUS#1」が演奏されて幕を閉じた。

Kellyさんのスゴイところはギターのテクニックもさることながら、先達の偉大なギタリストたちへの愛情が尋常ではないのだ。思慕の念とでも言おうか敬慕の念と言おうか…。特に彼のスタイルが示すようにイングヴェイへのリスペクトは並々ならないものがある。普通一本立ちしているミュージシャンは「誰それに似てる」などと言われることで気を悪くしてしまうことが多々あるのだが、Kellyさんはむしろそれを誇りにしている。「イングヴェイのようだ」と言われることを光栄に思っているのだ。

我々が「ロック」と言う西洋伝来の文化を習得する際にはそれを作り出した西洋の人たちの影響を避けることはできない。どんなにJ-POPが隆盛を極めようとロックは借り物の文化で我々が作り出したものではないのだ。

Kellyさんはそれを理解してこそイングヴェイへのリスペクトを惜しまないのだと思う。

自分を手本に、自分を目標にされてうれしくないミュージシャンはいまい。しかも、これだけ完璧に弾きこなしているのだから本家イングヴェイ・マルムスティーンもKellyさんを見たらニヤリと笑ってよろこぶに違いない。「フフフ、よくがんばった。しかし、オレには到底かなうまい!」…と、あの時楽屋で見たイングヴェイの笑顔が目に浮かぶようだ。優れたアーティストほどオリジナルを超えることの困難さを知っているからだ。いつか引き会わせたいな…。

もう少し…洋楽の衰退が現在の日本のロックの閉塞感を助長していることに異を唱える年期の入ったロック・ファンはいないだろう。でも今、洋楽を参考にしようと見回してもJ-POPと大差ないもんな~。まだ歌詞がダイレクトに伝わらない分マシかな?

エ?「アニソンはどうだ?」って?「世界を席巻しているじゃないか?」って?曲がいいもんね。最終的には曲のクオリティが高いから受けている部分もあるんでしょう。その曲を作った人たちの大半はキチンとした音楽教育を受けた職業作曲家なんですよ!

イケね、またあらぬ方向へ話しが飛んでしまった!とにかくみんなでいい音楽を聴こう!

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Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒++ Kelly SIMONZ Official Website ++

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(一部敬称略 2011年9月17日 イケベ楽器アンプステーション特設会場にて撮影)