« His beat goes on ~ 中村真一さん追悼演奏会 <前編> | メイン | Shigeo Rollover ~ ジミ・ヘンドリックス追悼ライブ2011 »

2011年10月21日 (金)

His beat goes on ~ 中村真一さん追悼演奏会 <後編>

His beat goes on ~ The memorial concert for Mr. Shinichi Nakamura <Part 2>

去る9月18日に開催された四人囃子初代ベーシストを務めた中村真一さんの追悼演奏会のレポートの後編。

演奏は安全囃子となっていよいよ熱気を帯びてくる。

Nakamura_img_0291

当初このセットのオープニングを飾ることになっていた曲、Mountainの「Nantucket Sleighride」を演奏。ひっさしぶりだナァ~。いったい何年ぶりに聴いたことか…。

Nakamura_img_0116

森さんの歌がいいんだ~。今では「Mississippi Queen」ばかり耳にすることが多いが、Mountainというバンドは森さん、中村さんたち世代の方々には想像をはるかに超えた影響力を持っていたようだ。昔、あるイギリス人ギタリストからLeslie Westが使っていたピックをもらったことがあったが、ペランペランの超Thinで、このピックからあの音がでていたなんてとても信じられなかった。

Nakamura_img_0108

続いてはProcol Harumuの「Homburg」。有名な「A Whiter Shade of Pale(青い影)」に続いてリリースされたシングルだった。こうして見るとProcol Harumと四人囃子の関係が浮き彫りになり、2003年に新宿厚生年金会館で開かれたジョイント・コンサートの意味合いがわかってくる(今頃でスミマセン)。で、さっきのLeslie Westのピックをくれたイギリス人とは、マーブロにも度々名前が挙がっているProcol Harumのギタリスト、Geoff Whitehornだった。

Nakamura_img_0328

そして、またMountainのレパートリー、Jack Bruce作の「Theme for an Imaginary Western」をプレイ。

Nakamura_img_0316_3

これらの曲は四人囃子のオリジナルメンバーの方々が高校時代にコピーしていた愛奏曲なのだそうだ。もちろん、この時代に青春時代を送られた先輩たちにとっては中村さんの思い出とともに一生忘れることのできない名曲ばかり…ロックが一番よかった時代の音楽だ。

それだけに演奏にも力が入る。

森園勝敏

Nakamura_img_0203

長沢ヒロ

Nakamura_img_0218

岡井大二

Nakamura_img_0219

坂下秀実

Nakamura_img_0317

中村哲

Satoshi_nakamura_img_0363

そしてここで、Charさんとマリさんが登場。

Char_img_0438

何を演奏するのかと思いきや、『一触即発』から「空と雲」。チョワ~、ト、トリハダ~!

Char_img_0387

この曲は以前、あるイベントでCharさんたちがスモーキー・メディスソ(スモーキー・メディスンではない!)として演奏し、共演した本家のお株を奪ってしまったことがあったという…なるほど。それは見たかった!

Char_img_0373

気心の合う仲間との共演で森さんも実に楽しそう!

Nakamura_img_0294

軽快にタンバリンを叩きながら歌うマリさんも楽しそうだ。

Nakamura_img_0431

「空と雲」…この名曲からマリさんの声が聴こえてくるなんて最高にステキなことだ。

Nakamura_img_0509

追悼出演してくれた2人と固い握手を交わす。

Char_img_0443

2曲目はマリさんをフィーチュアしてRay Charlesの名曲「Hallelujah, I love Her So」を披露。

Nakamura_img_0534

熱唱するマリさん!

Nakamura_img_0391_2

印象深いシチュエーションでの名曲、名演。忘れることできないシーンとなった。

Nakamura_img_0562

予定には入っていなかったが、どうしようもなく盛り上がってしまったので即席で「Going Down」を。

Char_img_0448

当然のごとくギター・バトルもタップリと盛り込まれた。幸せ~。

Char_img_0471_2_2

名手ふたりの最高の演奏にさらに会場が沸きかえってしまった!

Char_img_0518

この森さんの顔!

Char_img_0572

そして、Charさんとマリさんが抜けてアンコールはPink Floydの「Cymbaline」。

Nakamura_img_0226

森さんは口には出さなかったが、心では中村さんへの弔意で満たされていたに違いない。ただでさえドラマチックなこの曲がさらにドラマチックに聴こえた。そんな熱唱だった…。

Nakamura_img_0342

中村真一さんのその偉業に対し、心から尊敬と感謝を捧げ、謹んで氏の御冥福をお祈り申し上げます。

Shinichi_2

(一部敬称略 2011年9月18日 南青山CAYにて撮影)