His beat goes on ~ 中村真一さん追悼演奏会 <後編>
His beat goes on ~ The memorial concert for Mr. Shinichi Nakamura <Part 2>
去る9月18日に開催された四人囃子初代ベーシストを務めた中村真一さんの追悼演奏会のレポートの後編。
演奏は安全囃子となっていよいよ熱気を帯びてくる。
当初このセットのオープニングを飾ることになっていた曲、Mountainの「Nantucket Sleighride」を演奏。ひっさしぶりだナァ~。いったい何年ぶりに聴いたことか…。
森さんの歌がいいんだ~。今では「Mississippi Queen」ばかり耳にすることが多いが、Mountainというバンドは森さん、中村さんたち世代の方々には想像をはるかに超えた影響力を持っていたようだ。昔、あるイギリス人ギタリストからLeslie Westが使っていたピックをもらったことがあったが、ペランペランの超Thinで、このピックからあの音がでていたなんてとても信じられなかった。
続いてはProcol Harumuの「Homburg」。有名な「A Whiter Shade of Pale(青い影)」に続いてリリースされたシングルだった。こうして見るとProcol Harumと四人囃子の関係が浮き彫りになり、2003年に新宿厚生年金会館で開かれたジョイント・コンサートの意味合いがわかってくる(今頃でスミマセン)。で、さっきのLeslie Westのピックをくれたイギリス人とは、マーブロにも度々名前が挙がっているProcol Harumのギタリスト、Geoff Whitehornだった。
そして、またMountainのレパートリー、Jack Bruce作の「Theme for an Imaginary Western」をプレイ。
これらの曲は四人囃子のオリジナルメンバーの方々が高校時代にコピーしていた愛奏曲なのだそうだ。もちろん、この時代に青春時代を送られた先輩たちにとっては中村さんの思い出とともに一生忘れることのできない名曲ばかり…ロックが一番よかった時代の音楽だ。
それだけに演奏にも力が入る。
森園勝敏
長沢ヒロ
岡井大二
坂下秀実
中村哲
そしてここで、Charさんとマリさんが登場。
何を演奏するのかと思いきや、『一触即発』から「空と雲」。チョワ~、ト、トリハダ~!
この曲は以前、あるイベントでCharさんたちがスモーキー・メディスソ(スモーキー・メディスンではない!)として演奏し、共演した本家のお株を奪ってしまったことがあったという…なるほど。それは見たかった!
気心の合う仲間との共演で森さんも実に楽しそう!
軽快にタンバリンを叩きながら歌うマリさんも楽しそうだ。
「空と雲」…この名曲からマリさんの声が聴こえてくるなんて最高にステキなことだ。
追悼出演してくれた2人と固い握手を交わす。
2曲目はマリさんをフィーチュアしてRay Charlesの名曲「Hallelujah, I love Her So」を披露。
熱唱するマリさん!
印象深いシチュエーションでの名曲、名演。忘れることできないシーンとなった。
予定には入っていなかったが、どうしようもなく盛り上がってしまったので即席で「Going Down」を。
当然のごとくギター・バトルもタップリと盛り込まれた。幸せ~。
名手ふたりの最高の演奏にさらに会場が沸きかえってしまった!
この森さんの顔!
そして、Charさんとマリさんが抜けてアンコールはPink Floydの「Cymbaline」。
森さんは口には出さなかったが、心では中村さんへの弔意で満たされていたに違いない。ただでさえドラマチックなこの曲がさらにドラマチックに聴こえた。そんな熱唱だった…。
中村真一さんのその偉業に対し、心から尊敬と感謝を捧げ、謹んで氏の御冥福をお祈り申し上げます。
(一部敬称略 2011年9月18日 南青山CAYにて撮影)



























