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2011年9月 2日 (金)

S'4 SPECIAL~ピンク・フロイドの魅力

S'4 SPECIAL~Enchanted by the Music of Pink Floyd

ピンク・フロイドはお好きですか?

Battersea

先日、原宿のクロコダイルでピンク・フロイドづくしのライブがあった。出演はピンク・フロイドのトリビュート・バンド、その名もBrain Damage。「Carazy Diamond」、「Money」、「Time」、「Echoes」等をプレイ。実は以前にも一度観たことがあって今回も楽しみにしてた。コーラスやサックス(バリトンもちゃんと!)もバッチリ加わった本格派だ。

この熱気見てチョ!超満員なのよ。みんなフロイド好きネェ~。

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そして、もうひとつはS'4 Special。「S'4」とは「関カルテット」の略。それのスペシャル・バージョンなのでS'4 Specialだ。

この人が関雅樹。以前にもマーブロに登場してもらっているのでご存知の方も多いだろう。(①Jammin' with Awesome Cats森園勝敏チャリティ・イベント『Carry On』)

コンテンポラリーなジャズフレーズを土台にした意表をつくスリリングなフレーズの連続がカッコいい!

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森園勝敏はS'4の正式メンバー。

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Specialで大関明子。そう、日本のタル・ウィルケンフェルド。

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Specialで小滝みつる。

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Specialで岡井大二。

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で、この4人がアルバム『狂気』のA面全曲を演奏したのだ。

しかし、A面全曲となると、完璧にレコード通りのテンポで演奏しても19分弱。これじゃ、あまりにも短いということで、森さんをフィーチュアした曲も演奏することになった。

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1曲目は「Brush with the Blues」。Thlee Of USなどでも度々採り上げられる森さんのオハコだ。この静謐な中に潜む得体の知れない緊張感!素晴らしい演奏だ。

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「ゴッコゴッコ」と見かけではまったく想像できない重い音を置いていく明子ちゃん。文句なくカッコいい!

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森さんとは対照的にディレイを深くかけ、天空を舞うかのごとくのスペイシーなフレーズを連発する関ちゃん。車の中で聴いているCDが『Nefertiti』だったりするのもうなづける!

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2曲目は世紀の名曲「レディ・ヴィオレッタ(ヴァイオレッタではない)」。これまた関ちゃんとのツインリードに鳥肌が止まらないッ!

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師匠を紹介する関ちゃん。接点はもちろん多いものの、今日ほど師匠(ホンモノ)と四人囃子のナンバーを演奏する機会は過去になかったという。それだけにこの日を心待ちにしていたらしい。ス~ラス~ラと流れるようにしゃべる、おっそろしく自然なMCも関ちゃんの魅力だ。

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さっそくまた囃子ナンバーを…。ズクダンダン、ズクダンダンとあまりにもへビィな大二さんのワルツが飛び出した!そう「円盤」!「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」だ。やっぱりいいナァ~。

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小滝さんも大活躍だ!小滝さんはCINEMAや戸川純のヤプーズに参加していて、関ちゃんの紹介では「あのヤプーズですよ!ヤプーズ!」と興奮まじりにリスペクトを送りまくっていたっけ。

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ここでブルース。森さんのブルースがあまりにも素晴らしいことは何回も書いてきたが、先日関ちゃんともこの話題で盛り上がった。ノッてる時の森さんのブルースには手がつけられない…って。もう、何かに憑依されているとしか思えないんだ。

「Red House」を演奏。この日は日本のジミ・ヘンドリックス、中野重夫が客席に姿を見せていた。森さんとはシゲさんのラジオ番組『中野重夫のKeep on Rockin'(毎週水曜日21:30~22:00FM愛知にて放送中)』に出演したこともある仲。

「今日はそこに中野重夫さんも来てますけど…」と言いつつイントロの7thのアルペジオの断片をはじく…もうこれだけでブルースだ。

ちなみに今年もShigeo Rolloverの「ジミ・ヘンドリックス追悼ライブ」の季節がやって来る。詳しくはコチラをご参照下さい。東京は例年通り9月23日、渋谷O-WESTにて開催。

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関ちゃんも泣きのフレーズで応戦!気合のこもった真剣勝負だ!ちなみにアンプは2187を使用している。

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「師匠と四人囃子ナンバーを演奏する」という念願かなった関雅樹なのであった~!(後でもう1曲ね)

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そして、いよいよピンク・フロイド・コーナー!

これから『狂気(The Dark Side of the Moon)』のA面を丸々演っちゃおうというワケ。楽しみ~!っということで写真もサイケっぽくちょっとソラリにしてみたよ。

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かつては世界で一番売れたアルバムのトップに君臨していた。していた…と過去形になってしまうのは記録が破られちゃったからなのね。今では第3位らしい。その上を行く第2位はシュニーブリー先生もビックリの4,900万枚(ちょうどではないよ)を売った『Back in Black / AC/DC』!そうかネェ~。で、さらに上を行くのは…もうおわかりでしょう?マイコーの「ラースリ」。イヤ、『Thriller』でナント1億1,000万枚(ピッタリじゃないよ)!もうこの記録は人類が滅亡するまで抜かれることは恐らくないでしょう。

大二さんは大のフロイド好き。森さんは一番最初ピンク・フロイドのレコードを大二さんから聞かされたという。それだけに、気合の入り方が尋常ではない!

くどいようだがレコード通り「Speak to Me」からスタート。

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ここで、ピンク・フロイドの『狂気』について簡単に…イヤ、詳しく触れておこう。『狂気』についての文章には【 】をつけときました。キライな人は飛ばしてチョ!

【『狂気』はピンク・フロイドの8枚目のスタジオ・アルバム。発表は1973年の3月。何せ長期にわたって世界中で売れまくったアルバムとしてロックが好きな人なら大抵は聴いたことのあるであろう作品。1973年の発表以来1988年まで741週間にわたってビルボードのチャートに居残り、その間売りも売ったりその数、4,500万枚!(ちょうどではありませんよ)

最近では「あの名盤はこうして作られた」みたいな過去の名作の解説や制作過程の解析をするDVDなんかも出てきていて、『狂気』の制作についても色々なことがわかってきたようだ。このシリーズ、私も結構好きで『Over Nite Sensation&Apostrophe(') / Frank Zappa』、『Goodbye Yellow Brick Road / Elton John』、『Bat out of Hell / Meatloaf』なんかを買ってみたが実におもしろい。『狂気』編は見ていないが、いつかは見てみたいものだ】

やはりピンク・フロイドといえばキーボード類は不可欠。小滝さん大活躍だ。こうしてみるとリック・ライトの役割ってメッチャ大きかったんだナァ…ということがわかる。

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【で、このアルバム、テーマを「闘争、貪欲、時間の進行、精神病」に定め、フロイドの創始者であるシド・バレットの精神状態が壊れていくサマにインスパイアされて作られたというのは有名な話し】

それにしても、このアルバムが発表されたのは明子ちゃんが生まれる何年前のことか?!軽く10年以上前だ。

私がはじめて聴いたのは中学3年ぐらいだったかな?高1だったかな?発売後4~5年経ってからのこと。比較的はじめから「コレいいナァ~」って思って好きだった。別に難しいとかそんな感覚がなかったような気がするな。今聴いても全然古くないしね。名盤ってそういうもんだ。

こうして明子ちゃんみたいな世代にいいロックが伝承されていくのを見ると本当にうれしいと思う。森さんたちの偉業のひとつだ!

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【コンセプトを音で表現するために、アビーロード・スタジオでのレコーディングには当時もっとも進歩したスタジオ・レコーディングの技術が投入された…といっても、16トラックのミキサーやテープ・ループなど、今となってはすっかり前時代的なシロモノたちなのだが、当時は大変なものだったようだ。レコーディング・エンジニアはアラン・パーソンズ。ビートルズの『Abby Road』や『Let It Be』での活躍や『原子心母』でのアシスタント・テープ・オペレーターとしての実績を買われての起用だった。しかし、アルバムの制作の後半においては、メンバーもアラン・パーソンズもあまりにも音を突き詰めすぎてドツボにはまり、耳がバカになってしまった。一体どれが収録にふさわしい音なのか判別ができない!そこで、雇われたのがクリス・トーマスで、第三者的な立場で制作作業に加わったらしい。クリス・トーマスはこのアルバムの制作に参画できたことを誇りに思っているらしい。そりゃそうだ。】

「Breath」を歌う森さん。森さんの声がまたいい。ロジャー・ウォータースとは異なった雰囲気がまたいい。

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【レコーディングが順調に進んだのかというとそうではなかった。というのも、ロジャー・ウォータースはアーセナルFCの熱心なサポーターで、試合がある日はレコーディングをほっぽらかしてゲームを見に行っていたらしい。アビーロード・スタジオのあるセント・ジョンズ・ウッドからアーセナルまではちょっと遠回りになるがジュビリー線とピカデリー線を乗り継げばすぐだ。また、メンバーは「モンティ・パイソン(Monty Python's Flying Circus)」の大ファンで放映のたびにレコーディングがストップしたという。私もよく観ました。好きだった~】

関ちゃんもリハの段階からかなり嬉々として取り組んでいた。それだけにプレイは完璧!

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【そして、ライブ。フロイドはローリング・ストーンズの所有する倉庫とレインボー・シアターでリハーサルを繰り返し、音響から照明に至るまで9トンにも及ぶ機材を購入し、それを3台のトレーラーに積み込んだ。アルバム全体をライブで再現したバンドはピンク・フロイドが最初だった。これは「アルバム」というひとつの芸術形態が頂点を極めた時期と言っていいのではなかろうか。要するにコンセプト・アルバムである。LPでもCDでもやっぱりアルバムというフィジカルなアイテムは再生芸術を楽しむ以上絶対に必要なのである。

例えば「Time」だけをダウンロード聴いたとしても面白くもなんともない。「Money」だけを配信で購入して『狂気』を聴いた気になんか絶対になってもらいたくない。ピンク・フロイドに失礼だ】

まるで昔から自分たちのレパートリーであるかのように自然に演奏する5人。

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【しかし、イザ『Darkside of the Moon』発売の際に困ったことが起こった。Medicine Headというイギリスのバンドがすでの同名のアルバムを制作していたのだ。フロイド側は仕方なく『Eclipse』と仮題を付け1972年にブライトンのThe Domeで関係者に披露された。後に、Medicine Headの同名アルバムがまったく売れなかったことよりフロイドが『Dark Side of the Moon』の名前を使えるようになったという】

大二さんのキレのよいハイハット・ワークに導かれて演奏された「On the Run」。

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【そして翌月、アルバム発表の1年前にレインボー・シアターでプレス向けに披露され大喝采を浴びた。当然この時もアタマから『狂気』を演奏したハズだから、今回のS'4のライブと同じことが起こっていたに違いない。しかし、この時フロイドの方は「On the Run」をシンセサイザーなしで、また、「The Great Gig in the Sky」ではレコードで聴けるクレア・トリーの歌の代わりに聖書が読み上げられた】

それにしてもレインボー・シアターではこの「On the Run」をシンセサイザーなして一体どのように演奏したのだろうか?

そして時計の音。アラーム。「Time」だ!ここでも森さんのボーカルが光る。それにしてもカッコいい曲だ!

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ん~、関ちゃんのギター・ソロは題材が何であろうと実にスリリングだね。自分のスタイルを確立しているところも素晴らしい。

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ここでスペシャル・ゲストが加わる。金子マリ!

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マリさんが登場しただけでステージの雰囲気がガラリと変わる。この緊張感が何ともタマラない~!

で、演奏されるのはA面最後の「The Great Gig in the Sky」。『狂気』で歌っているのはクレア・トリー。

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【クレア・トリーはイギリスのシンガーソングライターでアビーロード・スタジオによく出入りしていた。アラン・パーソンズが彼女の歌声を聴いて「The Great Gig in the Sky」の収録に招いたのだという。彼女はレコーディングの日がハマースミス・オデオンのチャック・ベリーのコンサートと重なっていたため一度は参加を断ったが、是非にと日程を変更してレコーディングは敢行された。バンド・メンバーはアルバムのコンセプトをクレアに説明したが彼女は「?」だったらしい。つまり自分は一体何をすればよいのかサッパリわからなかったというのだ。この曲はリック・ライトのペンによるものだが、クレアのパートはデイヴ・ギルモアが担当し、リック・ライトのハダカのピアノに合わせてクレアにアドリブで歌ってもらい、極短いトラックをいくつか録音した。彼女はボーカル・ブースの中でノリにノッて歌い、はじめのうちは恥ずかしがっていたという。絶唱だもんね。そして入念に編集が行われ現在の形にまとめたのだ】

クレア・トリーより重くてシブいマリさんの歌。プログラムの都合上しょうがないけど、今回の出番が1曲だけだなんて!もっと聴きたい!

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【この時のクレアのギャラは£30。現在の価値にすると£300ぐらい。2004年にクレアはEMIを訴えた。何しろ彼女の歌はアドリブなんだからリック・ライトとの共同作曲者として認めて印税よこせ!ってワケ。そりゃ言いたくもなる。何しろ4,500万枚も売れたんだからね。高等裁判所は彼女の訴えを認めたが、まだ最終的な決着はついていない。もし、クレアが勝訴したら膨大な印税が転がり込んでくる。「億(円)」は軽いだろう。2005年の再プレス盤には共同作曲者としてクレア・トリーの名前がクレジットされている。でも、そのリック・ライトも鬼籍に入ってしまった】

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【このアルバムの偉大なところは音だけではない。そう、ジャケット。このヒプノシスの手によるプリズムのジャケットを知らないロック・ファンは皆無であろう】

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【EMIはヒプノシスが手がけた『雲の影』や『原子心母(Atom Heart Mother)』の抽象性が理解できず、はじめ『狂気』のジャケットはタイトルやバンド名のレタリングだけのシンプルなものにしたかったらしい。以前マーブロでも紹介した通り、ヒプノシスのレコジャケ初仕事は『雲の影(Obsucure by Clouds)』だっただけにバンドとも関係も深く、デザイナーのストーム・ソーガソンもオーブリー・パウエルもフロイドに雇われていたため、EMIのリクエストを無視することができた。リック・ライトはヒプノシスにイメージをこう伝えた…「知的で、こざっぱりしていて、高級感のあるデザイン」。プリズムのアイデアはミーティング中にパウエルがソーガソンに見せた写真から生まれた。制作には同僚のジョージ・ハーディも大きく関わっており、最初7通りのデザインを制作。バンド・メンバーに見せたところ満場一致でプリズムのデザインに決定したらしい】

案外フロイドの曲で出番の多いのがボトルネック・ギター。もちろん完全コピー!

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【このアルバムの成功はバンド・メンバーに莫大な富をもたらし、リック・ライトやロジャー・ウォータースは大邸宅を、ニック・メイスンは高級車を何台も手に入れた。デイヴ・ギルモアもストラトキャスター#1をこの時手に入れたのかしらん?

そして、バンドはその利益を用いて映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル (Monty Python and the Holy Grail )』の制作に出資をしたとさ…(ジョージ・ハリソンも何がしかのモンティ・パイソンの映画に出資している)】

無事に『狂気』のA面を演奏し、四人囃子の「空と雲」で本編を〆た。

そしてアンコールでは『モア』から「Cymbaline」を演奏。最後の最後までフロイド漬けの夜だった!

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森さんは今回の企画にノリノリだっという。確かに演奏中も四人囃子の曲も含めて演奏していてとても楽しそうだった。四人囃子が『一触即発』を発表したのが1974年。『狂気』の日本での発売日は正確にはわからないが1973年のいつかだろう。すると、森さんや大二さんが『狂気』をはじめて聴いたのは『一触即発』を制作している時だったはずだ。

一体全体、大二さん森さんたちには『狂気』がどう聴こえたんだろう?それが『一触即発』に与えた影響は?実に興味深い。今度お会いした時に訊いてみよう…。

そうそう、そういえばナゼ『狂気』を選んだかというと…『炎』だと「Crazy Diamond」のキメのギターフレーズ、あの「♪タンティンタンタ~ン」をどっちが弾くかでモメそうだったので『狂気』にしたとか…大人げない!でもあれはギタリストなら誰もが弾きたいよね!

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アノ、今回の記事、思ったより大作になっちゃっていかにも私がフロイド・ファンのような体裁にみえるけど、本当はキング・クリムゾンや四人囃子の方が断然好き。フロイドやキャメルのような叙情派よりジェントル・ジャイアントだのカンタベリーだの、もっとジャズっぽいというか、アクロバチックな技巧派が私の好みなのです。

もちろんピンク・フロイドも決してキライなワケじゃないし『狂気』や『炎』には夢中になった時期もある。そうでなきゃわざわざバタシー発電所なんか訪ねて行きませんよ。だけど、フロイドはちょっと私にはフォーキーすぎて…。

でも、ピンク・フロイドの海外での人気ってそれはそれはいまだに根強いものがあって、今の日本での状況からはとても想像しにくいぐらい。アコギを持つとごく普通の人が平気で「Wish You Were Here」を弾いたりとかね。日本ではこんなことゼッタイにない!

こういうことでものスゴイ文化の奥の方の差みたいなものが洋の東西にあることを感じるのだ。ということを付け加えておしまいにしときやす。

とにかく素晴らしいライブだった!今度はB面、イヤ、両面通して演ってください!

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(一部敬称略 2011年7月22日 原宿CROCODILEにて撮影)