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2011年9月13日 (火)

東京JAZZ 2011のDATE COURSE ROYAL PENTAGON GARDEN

DATE COURSE ROYAL PENTAGON GARDEN in TOKYO JAZZ 2011

雨が降ったり止んだり、いかにも台風らしい天気の東京だった。和歌山や奈良では甚大な被害が出、改めて台風の恐ろしさを思い知らされた。この場をお借りして被災された方々に心からお見舞いを申し上げ、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

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さて、ここ有楽町は東京フォーラム。もう多くの人が忘れている、もしくは世代が変わって知らない人が多くなってきたのだろうが、ここには昔東京都庁舎があったのだ。ここに来ると灰色の低い建物がズラズラと並んでいた風景をいつも思い出す。それがこんなにおしゃれなエリアになって久しい…。

そんなおしゃれなエリアにふさわしい音楽イベント、「東京JAZZ」が9月2~4日にわたって今年も開催された。「東京JAZZ」は2002年に第1回目が開催され、現在ではアジア地区最大のジャズ・イベントとしてその名を知られている。

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ジャズ・フェスティバルといえば「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」、「ニューポート・ジャズ・フェスティバル・イン・斑尾」、「オーレックス・ジャズ・フェスティバル」、「マウント・フジ・ジャズ・フェス(フジ・ロックじゃないゼ)」等など1970年代後半から80年代にかけて百花繚乱の時代があった。全国津々浦々そこら中でジャズ・フェスやってたんだから!でも、「ジャズ・ブーム」という感じではまったくなかったな…どちらかといえばフュージョンが一般市民権を得た時代のお祭り騒ぎということだったのかもしれない。

私はほぼその時代にジャズに狂った大学生活を送った。残念ながら例に漏れず金のない貧乏学生だったために、それらのお祭りごとには参加できず、夜中に放送されるTVを見て参加者気分を味わったものだった。斑尾にはディジー・ガレスピー・カルテット(ギターのエド・チェリーがカッコよかった)だのジェリー・マリガン・ビッグ・バンドなんてのが出てて興奮したものだ。

そんな貧乏学生でも、何とかお金を工面して見に行ったこともあって、今でも行っておいてよかったと思っているのは、1983年の「よみうりランドEAST」のライブ・アンダー。2部構成のプログラムではじめにチック・コリア、ミロスラフ・ヴィトウス、ロイ・ヘイズのトリオ。『Now He Sings, Now He Sobs』の再演とかいって話題になっていた。そして出てきたのがロリンズのカルテットで、パット・メセニー、アルフォンソ・ジョンソンにジャック・ディジョネットという布陣。まだまだロリンズもメセニーもディジョネットも若く元気だった。アルフォンソ・ジョンソンは今の仕事になってから一度電話で話しをしたことがあった。もちろんこの時のことを話したのは言うまでもない。

あの頃はまだ深夜放送でなくてもジャズの番組(高島忠夫さんが司会してたヤツ、なんつったけナ~)があってオーレックスで来日したデクスター・ゴードンなんかが出てたっけ。まだまだいい時代だった。ベニー・グッドマンもマイルスもブレイキーもエルヴィンもまだ元気だった時代だからね。

あのジャズ・フェスたちはどこへ行ってしまったんだろう?…今では目立ったジャズ・フェスティバルといえば完全にこの「東京JAZZ」だけになってしまったではないか!などと述懐しながら開演時間を待つ。

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初日『THE NEXT STEP』の冒頭を飾ったのが我らが菊地成孔DATE COURSE ROYAL PENTAGON GARDENだ!

大きな拍手に迎えられてメンバーが登場した瞬間から会場の空気が張り詰める。

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コンダクター、キーボード、CDJ(今回は使用せず)の菊地成孔。帽子がよく似合う!

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ギターはおなじみ大村孝佳。DCRPGの時は必ず2203KKMF280Bを組み合わせて使用する。

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メンバーは以前よりマーブロで紹介してきたスゴ腕たち。

上手のキーボードは坪口昌恭(写真)。下手のキーボードは丈青

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ベースのアリガス。いつも通りの落ち着いた大人のベース。ずっと集中してベースに耳を傾けていると何やらトランス状態に陥って気持ちよくなってくる!

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今回、大儀見さんの代わりにゲストで参加したリッチー・フローレス。これがまたものスゴイ超絶技巧!ソロでは高速ロールや本当に手が2本ぐらい余計についているようなジョウ・ドロッピングなプレイを披露。リッチーのプレイを見て「パーカッションてスゲェな~!」っと誰もが思ったことだろう。

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ドラムは千住宗臣(写真)、下手のドラマーは田中教順。この2人のドラマーが織り成すポリリズムはスペクタキュラー。

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ア・カペラでのソプラノ・ソロがすこぶるカッコよかった津上研太。ソプラノ・サックスって無伴奏でのソロがマッチするんだよね。テナーやアルトだとこうはいかない。

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テナーとソプラノの高井汐人。ふたりの高度なサックス・ソロはいつでも聴き応え充分だ。

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緻密なサインでバンドを意のままに操る菊地さん。菊地さんの向こうに見えるのはトラペットの類家心平。情熱的で物語性に富んだソロがいつも素晴らしい。

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菊地さんのステージは過去にマーブロでも紹介している通り、タップリ3時間を費やす。それを今回は約1時間、3曲の構成でまとめ上げた。ファンなら物足りない、もっと聴きたい!というところかもしれないが、はじめて観たお客さんにもDCRPGの魅力の片鱗を掴み取ってもらえたに違いない。

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孝佳くんは緊張感みなぎるバッキングと長尺のソロで存在感を示した。

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ホーンセクションのソリというかアンサンブルが空を舞う瞬間がまたタマラナイ!

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ライブハウスでの熱気あふれるDCRPGもいいが、大ステージで奔放に繰り広げられるインプロヴァイズド・ミュージックも迫力があっていいものだ。

今後のDCRPGの活動に大きな期待をかけるとともに東京JAZZのますますの発展を願って止まない。

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菊地成孔の詳しい情報はコチラ⇒菊地成孔の第三インターネット

または菊地成孔マネージャーの速報 をどうぞ!

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東京JAZZ2011の詳しい情報はコチラ⇒東京JAZZ 2011

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(一部敬称略 2011年9月2日 東京フォーラムホールAにて撮影)