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2011年9月 8日 (木)

手数セッション・ライブ<第1部>~菅沼孝三・江川ほーじん・田川ヒロアキ、手数高速悪魔との死闘

Tekazu Session Live <Part I>~ Kozo Suganuma, Hojin Egawa and Hiroaki Tagawa, Flight over Tekazu

予想以上に大きな反響でCDの販売も順調という「手数セッション」。メンバーも各音楽誌のインタビューに登場し大注目を浴びた。やはり一部の硬質な音楽ファンから支持されるべくして世に問うた一作だったようだ。

ドーム規模のコンサートや各地のロック・フェスティバルなどから見ればあまりにも微細なシーンだが、ハヤリすたりに決して流されることのない楽器の音楽というか器楽演奏の魅力をしっかりと理解してくれる真の音楽ファンが多く存在しているという証拠となった。

気の遠くなるような時間と血のにじむような鍛錬を積んで手に入れた演奏テクニックを持つアーティストとその一音一音を聴き漏らさんと真剣に音楽に対峙する聴衆。その音楽を楽しめる耳を持っていることはひとつの特権であると思う。病気でもあるかも…音楽病。私はもう罹患して35年が経つ。治癒する見込みもなければ回復の意志すらない。でも最高にハッピーだ!こんな連中にめぐり合えたのだから。

日本の音楽シーンもまだまだ捨てたものではない。

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その手数セッション、この夏に大阪を皮切りに東名阪を中心に10ケ所のツアーを敢行した。今日明日にわたって最終3日間、熊谷、高田馬場、そしてツアー・ファイナル八王子のライブのもようをレポートする。

<第一部>
1. Another Convergence

猛烈な緊張感をみなぎらせて1曲目が始まる。

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手数セッション、メンバーは;

ドラム、菅沼孝三

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ベース、江川ほーじん

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ギター、田川ヒロアキ(写真はリハーサル時のワンショット)

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冒頭の短いソロまわしからしてもう鳥肌モノ!

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この曲はCDには収録されていない孝三さんのオリジナル。

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「これから何かスゴイことが起こりそう!」という期待を感じさせるオープニングにふさわしい1曲だ。『ウエストサイド物語』のトニーの気持ち(Something's coming)だ。そう、手数セッションは私のとってのマリアだ。

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もちろんノッケから各メンバーのソロがタップリ!

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目もくらむテクニック!重厚な音色!ソロにバッキングに鬼神のようなプレイのほーじんさん。

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シンプルなエイト・ビートが得意という孝三さん(どこがじゃ?!)。スタートからぶっちぎる!3日間とも、イヤ見たワケではないが他の7つのギグも同じであったろう、全編を通じての怒涛のドラミング。孝三さんこそドラムの「シーツ・オブ・サウンド」だ!

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ツアーも終盤とあって3人の息もピッタリだ。

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2. Subtropical Life

記念すべき『手数セッション』CD1曲目。ヒロアキくん作のリフに孝三さんがタイトルを付けてくれた。

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ミディアム・テンポのクールなナンバー。

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シンプルなエイト・ビートが得意な孝三さんだが、バッキングの間もさりげない超絶フィルを入れまくる。

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うねる手数の三人衆!ギター、ベース&ドラムの音が絡み合い、三頭の大蛇がのたうち回っているかのようだ。

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あまりにも気持ちのいいほーじんさんのソロ!

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コレね、全曲そうなんだけど、3人の長い長いソロが終わってテーマに戻るときがまた快感なんよね。ソロが退屈という意味ではまったくないよ。テーマを演奏する時の3人の分厚いアンサンブルがこの上なく気持ちいいいのよ!何しろキメはテーマだけなんから!(それもときおり異なったバリエーションを見せてくれる)

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3. Tekazu Ballad(仮)

ツアーに際して新たに組み入れられたバラード。

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「バラード」といってもこの3人のこと、おとなしく額面通り引き下がるワケがない!

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テーマーを艶っぽく弾くヒロアキくんだが、ひとたびソロになるや手数爆発。やっぱりこうでなきゃね。「手数セッション」なんだから!

アンプはもちろんJMD501

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4. Messa Boogie

一転して孝三さん作の超高速ブギ。7/8拍子のドラム・イントロに大興奮!関西では「ものすごい」ことを「メッサ」という。ものすごいブギだから「メッサ・ブギ」。飽くまでも某アンプ・ブランドとは関係ござらぬよ!

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目も止まらぬ超高速スウィープの連続で空間を埋め尽くす!

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シンプルなエイト・ビートが得意だという孝三さん、ブギも得意のようだ。

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すさまじいドライブ感!レイ・ゴメスの「West Coast Boogie」のナーラダ・マイケル・ウォルデンを思い出す。

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この曲でヒロアキくんがよく使うのは6連でペンタトニックで降りてくるフレーズ。エリック・ジョンソンみたいなヤツね。これがまたメッチャかっこいい!

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そういうファイン・プレーには他のメンバーが即座に反応してくれる。これぞインタープレイの醍醐味!

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クライマックスで組んずほぐれつの手数合戦を繰り広げる3人!

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5. tekazu prankish

第1部の最後を締めくくるのはCDにも収録されているヒロアキくんのペンによる軽快なポップ・チューン…ポップなのはテーマだけだけどね。

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そりゃもうソロになったら全員大爆発!

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それにしても、よー密度の濃いフレーズが次から次へと出てくるワイ。「エ?」と思わず誰かと顔を見合わせたくなるような奇抜なフレーズをウマイ具合に練り込んで来るのがヒロアキ・ギターの魅力のひとつ。この人が本格的にジャズを聴いたらかなりおもしろいのが出来ると思うんだけどナァ~。そういう意味での私の理想のスタイルは1994年のスティーリー・ダンのツアーやドナルド・フェイゲンの『New York Rock and Soul Revue』、ボズ・スキャッグスのバンドに参加していたDrew Zinggだ。

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下関出身のヒロアキくんは山口ふるさと大使のひとり。先日の24時間テレビにも地元の放送局KRYから参加した。

詳しくはコチラ⇒山口県広報広聴課山口ふるさと大使・活動

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ほーじんさんのソロも当然かなりの高密度。泉のように湧き出てくるアイデアに完全に脱帽だ!

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第1部ラストの曲とあって盛り上がること!こんなに暴れちゃって後半は大丈夫なのか?

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菅沼孝三の詳しい情報はコチラ⇒TE-KAZ-OH KOZO SUGANUMA OFFICIAL WEB SITE

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano

CD『手数セッション』の詳しい情報はコチラ⇒Blasty Artist Shop

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ここで24時間の休憩をいただきます。<第2部>は各メンバーをソロ・タイムを大フィーチュア!明日もマーブロ見てね!

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(一部敬称略 2011年7月29日:HEAVEN'S ROCK熊谷VJ-1、30日:高田馬場音楽室DX、31日:八王子Live Bar X.Y.Z.→Aにて撮影)