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2011年9月

2011年9月30日 (金)

Jeff Beck Night vol.2 <後編>~みんな大好きジェフ・ベック!

Jeff Beck Night vol.2 <Part 2>~Everybody Digs Jeff!

さて、<後編>。

司会の近藤さん、こまぐるさんから紹介されて登場するは…

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我らが森園勝敏

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私なんかが見るに森さんといえば特段ジェフ・ベックのソックリさんとかいうことでは決してない。ベックであり、ヘンドリックスであり、クラプトンでもあり…でもその実態は完全に『森園勝敏』でしてね。当たり前のように聴こえるかもしれないが、これだけ自分のサウンドやスタイルを確立しちゃってる人だから仕方ない。ルイ・ヴィトンとかコカ・コーラとかおかめ納豆とかと同じく『森園勝敏』という確固たるひとつのギター・プレイのブランドが成立している。

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もちろんアームのい使い方等、演奏法などの影響を受け自分のスタイルに取り込んではいる。でも森さんはジェフ・ベックが演奏する曲を題材にしているだけでコピーをしている感がまったくない。共通点はある。それはジェフも森さんもギターという得体の知れない創造物に対する愛情と求道心だ。

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森さんのセットでもドリーム・バンドのラインナップは不変。

ドラムは青山純

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キーボードは難波弘之

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ベースは伊藤広規

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広規さんはVBA400とVBC810を使用。8×10"キャビネットということもあっていつもより若干アダルトな音像(?)。4×12"キャビでゴリンゴリンにグルーヴする広規さんもいいがこれもまたよき哉。グルーヴ感が尋常じゃないからね、広規さんのベースは!

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見よ!TシャツもMarshallなのだ!第2部は大槻さんと難波さんのデュオを除いてほとんど出ずっぱりの広規さん。着実なプレイが当夜のプログラムにベストマッチしていた。

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森さん曰く「新しいギターの弾き方を今でも探索しているのがジェフ・ベック」、確かに。でも、いつかステージでCharさんがおっしゃった言葉が忘れられない。「ストラトをああいう風に弾いたのは日本で森が一番最初なんだよ!」どういう風かは定かではないが、わかる気がする。

「昔はジェフ・ベックのコピーといえば『Jeff's Boogie』あたりが定番だったけど、もう誰も演らなくなっちゃって…」森さんのおっしゃる通りだ。フト気がつくとジェフ・ベックのカバーを演る人たちはみんな『Guitar Shop』以降のレパートリーばっかりになっちゃった。

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ジェフ・ベックのすごいところはここにあるよね~。ギターの奏法とともに常に音楽も進化している。「ハード・ロック」という意味でレッド・ツェッペリン(ニュー・ヤードバーズ)のアイデアは元々ジェフ・ベックのもので、当時ツェッペリンのファースト・アルバムを聴いたジェフは頭から湯気を出して激怒したとか…。

ジェフがアルバムを出すたびに。「ほう、今度はそう来たか…」と、することに文句をつける人が見当たらない。で、みんなをドド~っと同じ方向に向かせてしまう。自分のやりたいことをやって、それが万人に受け入れられて、かつ芸術性が高い。幼稚なことは一切しない。カッコよすぎます。マーブロではそういうアーティストはパット・メセニーぐらいとかつて書いたが、ジェフ・ベックも同様だ。

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で、森さんのセットでは「The Pump」、「You Never Know」、「Goodbye Pork Pie Hat」、「Behind the Veil」などをプレイ。

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そして伝家の宝刀「Stratus」!それにしてもビリー・コブハムはサ、この曲が今になってこんなに広まるなんて夢にも思わなかっただろうね。この曲を聴くといつもそう思ってしまう。

森さんの「Stratus」はもちろん素晴らしい。そして最近であまりにも印象に残った「Stratus」は今年4月にフランクフルトで観たバーニー・マースデンやダグ・アルドリッチによる演奏。森さんにも観てもらいたかったナ…。

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そしてお待ちかねのセッション・コ~ナ~!大槻啓之再び登場!

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クールなカッティングから始まるこの曲は『Blow by Blow』の「You Know What I mean」。盛り上がるにキマってるよネェ~。中学の頃、『ギター殺人者の凱旋』と『Blow by Blow』が別モノだと思って同じアルバムを2回買いそうになった友人がいたっけ…。

ジェフ・ベックだかジョージ・マーチンだかがどういう意味合いでこのタイトルを付けたのかは知らんけど、この「blow bu blow」という言葉自体は「ヤケクソに詳しく」みたいな意味。1930年代、アメリカでのボクシングのデカイ試合でラジオのレポーターがあまりにも詳しく実況したことから使われ出した言葉で、40年代にはボクシングの世界以外にも使われるようになった。「blow by blow」つまり「一打、一打」ということね。

ふたりのプレイこそまさに「一打」と「一打」のぶつかり合いだった!

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もう1曲は「Brush with the Blues」。いいネェ~。絶対このふたりにマッチすると思ってたよ。あまりにもシブくて深い!

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最後に歌ものを1曲。BeppのMisumiさんが歌ってくれた。そして、ベースはKHYMの山田繁毅さんにスイッチ。

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曲は「People Get Ready」。熱唱するMisumiさん。この細い身体の一体どこからこんなにパワフルな歌声が出てくるんだろう?そしてこのヘッド・ルーム…いつもすごく安心して聴いちゃうのね。

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「音楽雑誌でしか見たことのなかった人といっしょ演れるなんて信じられない!」とMisumiさん。音楽雑誌に出ていた人とはもちろん森園勝敏!

ま、私も森さんをはじめとした日本を代表するミュージシャン方の雄姿を撮影できるという僥倖に恵まれようとは夢にも思いませんでしたよ!

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そんなMisumiさんだけに感情がタップリと移入されたシャウトは見事なものだった!

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ナンダカンダで4時間半の長丁場!時間は長くても、ちっともダレずに飽きずにアッという間に終わっちゃたな~。

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というのも、やっぱりジェフ・ベックという稀代のギタリストの音楽が素晴らしいからということでしょう。ようするにネタがいいんですよ。スタンダードなネタがいつでも新鮮なうえに、新種のネタがまたうまいと来てる。それも「ナントカロール」とかいって思わず日本人が眉をしかめるようなキテレツなシロモノではなくて、ジェフのニギリはいつでも江戸前なのだ。ええい!ここで「ジェフ・ベック前世江戸っ子説」を唱えてお別れしませう!

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最後はみんなでパチリ!

近藤さん、また来年も楽しみにしております!

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★おまけ★

ジェフ・ベックのマーシャル 2009年版

ジェフ・ベックのマーシャル 2010年版

(一部敬称略 2011年9月4日 目黒BLUES ALLEY JAPANにて撮影 ※集合写真提供:Tomoyo "Shisho" KOJIMA)

2011年9月29日 (木)

Jeff Beck Night vol.2 <前編>~みんな大好きジェフ・ベック!

Jeff Beck Night vol.2 <Part 1>~Everybody Digs Jeff!

ラーメンがキライだという人ってほとんど見かけない。カレーライスもそう。みんな大好きね。同じようにジェフ・ベックがキライっていう人って会ったことないな…。ギターをたしなむ人なら尚更だ。そう詳しくはないにしても一般のリスナーの間でもジェフ・ベックが敬遠されているのを見たことがない。みんなジェフ・ベックが大好きなのね。

で、そんなジェフ好きが集まるイベントが『Jeff Beck Night』。昨年に引き続いての開催だ。

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司会はこの企画を立ち上げたライターの近藤正義氏。そしてブルース・ハープの竹内こまぐるさん。まずはこまぐるさんの味わい深いしゃべりに会場が沸いた。

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ショウは2部構成で、第1部にはジェフ・ベックのトリビュート・バンドが2つ登場した。

ひとつめはKHYM(カイム)。

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ギターの前田龍也さん。のびやかなトーンが美しい!

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もちろんベック・ナンバーを演奏。

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「アイーダ」、「クライ・ミー・ア・リバー(このタイトル、不思議な英語だナと思っていたんだけど、”川一本分泣いてチョーダイ!”という意味なんだってね。そんなにゃ泣けません)」、「哀しみの恋人たち(も妙な和訳だ。原題は”Cause We've Ended as Lovers”。本来の意味は”恋人をやめたワケ”だが、現在完了を使っているところをみると、”(たった今)別れちゃった理由”みたいな…?)」としっとり系のレパートリーもジックリと聴かせてくれた。「Led Boots」の途中が4ビートになるところなんかはイナセだ。

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続いての登場は名古屋から駆けつけてくれたPlanB。

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「見た目だけで勝負」という野田欣志さん。

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イヤイヤ、ご謙遜!「スキャッター・ブレイン」を演っちゃうところなんかは自信満々の証拠!ド迫力のパフォーマンスだった!

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さて、休憩をはさんでの第2部はお待ちかねのSuper Dream Band!

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やっぱこの人が弾いてくれないと始まらないでしょ!ギターはマーブロでもおなじみのBeppの大槻啓之!昨年に引き続いての登場。

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ベースは伊藤広規

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キーボードは難波弘之

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そしてドラムは青山純

こりゃホントにドリーム・バンドだわッ!

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相変わらずのベック節!この唸りを上げるサスティンが実に気持ちいい!

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もちろん大槻さんはDSLを使用。キャビネットは1960BXだ。

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トレモロ・アームのテクニックが鮮やか!微妙な力加減でピッチを自在にコントロールしてしまう。

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『Guitar Shop』以降のレパートリーを中心に演奏。年齢を増してますますアグレッシヴに進化するジェフの音楽とギター・テクニックを完全に咀嚼した凄みのあるプレイだ。

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この後、出ずっぱりの広規さん。リハの時、「キツイ~」などとおっしゃっていたが、ゼ~ンゼンそうは見えませんな。完璧なプレイで軽々とベック・ワールドを低域から演出する。

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一部のパートでは青山さんに替わってKHYMの蔵方隆宏さんがジョイン。 

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バーサタイルな難波さんのキーボードプレイはジェフ・ベックの音楽にもピッタリとマッチする。

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広規さんももちろんマーシャル。VBA400とVBC810のコンビネーションだ。

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思い出すのは大槻さん自身のことば…「オレってサ、何か意識してなくても似てきちゃうんだよね~」…もちろんジェフ・ベックに、である。似ているかどうかは(似てるんだけど)別にしても、長い間ロック界で活躍してきた大ギタリストとしての貫禄と存在感には目を見張るものがある大槻さんなのだ。

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後編では森園勝敏とのバトルも登場するよん!

<後編につづく>

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(一部敬称略 2011年9月4日 目黒BLUES ALLEY JAPANにて撮影)

2011年9月28日 (水)

Tokyo High School Rock '11 開催迫る!

Tokyo High School Rock '11 is around the corner!

昨年も大好評だった『Tokyo High School Rock』が今年もまたやって来る!

都民の日を利用して高校生がO-WESTでプロのバンドと対バンしちゃおう!という企画。

昨年のようすをちょっと見てみようか~?⇒今年も都民の日はTOKYO HIGH SCHOOL ROCK '10!

一昨年のようすをちょっと見てみようか~?⇒Tokyo High School Rock '09~高校生バンド大暴れ!

んで今年は…っていうと、オッ!1日が土曜日じゃん!残念でした~、元よりお休みだったのね~。ということで3回目の開催となる今年は都内の高校以外のバンドも激エントリー。またにぎやかなライブになりそうだ!

このイベントの見所は、何といっても元気よくてピチピチした高校生諸君を鑑賞することにつきるのだが、これがたまバラエティに富んでいて楽しめる。恥ずかしそ~にしているヤツ、完全にプロ気分になりきっちゃってるヤツ、大騒ぎすることだけに命を賭けているヤツ…等など。年を取ってくると若い子が可愛くなってね…。

我々が高校の頃は恥ずかしくってステージで暴れまわることなんてとてもできなかったもんだ。ほぼ棒立ち。よくて頭振るぐらいね。それが今ではどう見ても演奏よりもアクションを重視しているとしか思えないヤツらもいるもんね。ま、それも立派な表現手段のひとつか!よかよか!

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気になる対バンとなるのプロはa flood of circleとつしまみれ。

どちらも個性豊かなカッコいいバンドだ。

最近のマーブロの記事を見てみようか~?

a flood of circle⇒a flood of circle~『"AFOC THE MIX" RELEASE TOUR』

つしまみれ⇒つしまみれ『GIVING BLOOD TOUR 2011』

今回はマーシャルを使いこなしてソロをバッチリ決めるすギター野郎が出てくるかな?個人的にはそこにも大注目!

(資料提供:渋谷テレビジョン)

2011年9月27日 (火)

Nothing's Carved In Stone 『Tour echo』

しばらくご無沙汰だった新木場STUDIO COAST。今日はマーブロ初登場のバンドの取材にやって来たよ。

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会場は完全に立錐の余地なし。客電が落ちる。耳をツンざく大歓声。ロック・コンサートで一番魅惑的なな瞬間だ。

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登場するはNothing's Carved In Stone。1曲目からどうしようなもい盛り上がりようだ!

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メンバーは生形真一(g)、村松拓(vo&g)、日向秀和(b)、大喜多崇規(ds)。

ギターの生形氏は1959を使用している。

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世代を超えたマーシャルサウンド…いつの時代もロックを輝かせる魔法の媚薬だ。

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Nothing's Carved In Stoneの詳しい情報はコチラ⇒Official Website

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(敬称略 2011年9月3日 新木場STUDIO COASTにて撮影)

2011年9月26日 (月)

Sound Experience vol.3~三宅庸介&田川ヒロアキ

Sound Experience vol.3~Yosuke Miyake & Hiroaki Tagawa

孤高のギタリスト、三宅庸介が三軒茶屋のGrapefruit Moonでシリーズで展開しているゴキゲンなギグ『Sound Experience』。

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この『Sound Experience』は三宅庸介のグループに対バンを招いて硬派な音楽をプレゼンテーションするという企画で、第1回目は大谷令文、第2回目にはトシヒケタを迎え開催。ギター好きにはたまらない贈り物となった。

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そして三宅さんが第3回目に選んだゲストは田川ヒロアキ。「これは面白い対決になる!」と確信し会場へ駆けつけた。三宅さんが三軒茶屋で三回目だ!と三つ並んだところで…。

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思った通りリハーサルの時から息がピッタリ!

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今回のヒロアキくんは自分のトリオでの参戦だ。

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アンプは愛用のJMD501。今回は三宅さんのド迫力サウンドに対抗すべく、内部スピーカーをキャンセルし1960Aで鳴らしてみた。

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ベースは仮谷克之

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仮谷さんはヒロアキくんとの共演も多いベーシスト。それだけに曲のツボを得たプレイが素晴らしい。

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また仮谷さんはレコーディング・エンジニアとしての活動も展開しており、マーブロではすっかりおなじみの『手数セッション』も仮谷さんに手によって録音されている。

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ナンヤカンヤと毎回新しい試みに挑戦するヒロアキくん。

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オリジナル曲に交じって「オール・マイ・ラヴィング」をへヴィにアレンジし、しかも曲中にレイ・ゴメスの「ウエスト・コースト・ブギ」をサンドイッチ!ん~、あまりにも意表をついたアイデア!

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ドラムは高仁範(コウインボム)。

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高くんも田川バンドのレギュラー・ドラマー。「美ぎ島ミュージック・コンベンション in 宮古島 2011」でも大いに活躍してくれた。

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恒例のア・カペラ・ソロ。今回は4×12"キャビネットで鳴らしているので、いつもよりにぎやかで派手な音像となった。驚異のシュッレッディング~ディレイ・トリック~タッピングのフル・コース。

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仮谷さん渾身のベース・ソロ!ドヒェ~!ここでそんなフレーズ出しちゃうの?!もう手に汗握るソロなんだから~!恐れ入りやした!

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高くんも会心のドラム・ソロを披露。ソリッドでクリスピーなプレイにコミカルなワザも織り込んで拍手喝采!「音が美しい」との評判も寄せられた。

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何の曲だったか、ナント、ウェザー・リポートの「ブラック・マーケット」の一節が飛び出した。勉強熱心なヒロアキくんなのである。この曲のアフリカ風のメロディ…完全に我々が普段使っているブルース・ペンタトニックだけでできているのだが、実に弾きにくいくて極端にムズカシイ。コピーしてみればわかると思うが、右手も左手も我々ギター・プレイヤーが普段使わない音列なのだ。ピアニスト(ジョー・ザヴィヌル)の作曲だからだろう。それをヒロアキくんは軽々と…と言いたいところだが、さすがの彼も結構苦労していたな。

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「Journey in My Heart」、「Prankish」、「My Eternal Dream」等の田川スタンダードを次々にプレイ。いつものギタープレイが冴えわたった!

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続いては三宅さんグループの登場。今回はStrange Beautiful and Loudでの登板ではなく、キーボードを交えたOrchestra FOURというユニットでの登場だ。

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三宅庸介。担当楽器はStratocaster。

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キーボード、矢吹卓

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ベースは河野充生

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そしてドラムは下田武男という布陣。

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もちろんメンバーが変わっても違うレパートリーに取り組んでも三宅さんのギター・サウンドと鬼気迫るプレイはまったくいつもと変わらない。DSL100のClassic GainのCrunchを使用。

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斬新なフレーズ、奇抜なヴォイシング、三宅庸介の世界はいつもマーブロで触れている通りワン・アンド・オンリーだ。

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1曲目から度肝を抜かれた。もう完全に自分好み。5/4+11/8拍子に乗った複雑にして美しい曲。ナチュラルで少しも奇をてらったところがない。パット・メセニーがへヴィになってカンタベリーへ行っちゃったかのような…タマリマヘンなぁ~!

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作曲はこの矢吹さん。日本にもこういう曲を書いて演奏する人がいることがメッチャうれしい。完全にブリティッシュ・プログレ・サウンド。もっと聴きたい!

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河野さんは三宅さんの『Lotus and Visceral Songs』の収録曲の半分以上でベースを弾いている。いわば三宅さんとは気心の知れた恋女房だ。

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そして、河野さんの演奏を聴いた途端、三宅さんがナゼ彼を重用しているのかがわかった。特に後半ではいよいよそれに確信を持たざるを得ないプレイが続出。16音符で指板を縦横無尽に駆け巡るベース・ラインに息を飲んだ!こういうベースは本当にカッコいい!

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難波弘之氏率いるNuovo Immigrato(ヌーヴォ・イミグラート)でも活躍する下田さん。変拍子を難なく自然にこなす。それも、パワータップリに!

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近々三宅さんの「マーシャル・トーク」をお届けするのでお楽しみに!

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そして、お待ちかねのジャム・セッション!今日はかなりコレを期待してたんだよね。こういう個性派のぶつかり合いこそがジャム・セッションの醍醐味だ!

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何を演ろうかと事前にふたりで選曲のすり合わせをしたところ、ごくごく自然にヘンドリックス・スタンダードに決定したらしい。「リトル・ウイング」だ。歌は三宅さんが担当。

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ジャム・セッションというと大抵ノリノリのロックンロール・タイプの曲が選ばれがちだ。それもにぎやかでよかろう。が、こうしてゆったりとしたテンポでジックリとギター・バトルを展開するの実にスリリングでいいものだ。

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卓越したテクニックと魅惑のギターサウンドのすさまじい応酬で互いに讃えあう。

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そして、もう1曲。「Voodoo Chile(Slight Return)」だ!

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こちらも息をもつかせぬ緊迫したプレイ。マーシャルを使うギタリストはみんなジミの息子なのだ!

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想像した通りの充実したジャム・セッションとなった。やっぱりギターって素晴らしい!

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三宅庸介の詳しい情報はコチラ⇒Yosuke Miyake's "Strange Beautiful and Loud"

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田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒FretPiano

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(一部敬称略 2011年8月29日 三軒茶屋Grapefruit Moonにて撮影)

2011年9月22日 (木)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.20~ロンドン中華街からソーホーあたり 

セブン・オークス、カンタベリー、リバプールを巡ってまたまたロンドンに戻ってきました。

このあたりはいつでもにぎやか~!NYCでいえばタイムズ・スクエアみたいなものですからね。それにしてもまた天気がヤバイ!

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おなじみのピカデリー・サーカス、「エロスの像」。これだけヘヴィな曇天だと写真の色が出せなくて撮っててつまらないな。

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晴れるとこう。

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劇場街、シャフツベリー・アベニュー。

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晴れるとこう。

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いつでもモノスゴイ渋滞。

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このピカデリー・サーカスを背にシャフツベリー・アベニューをちょっと進んで右手に折れると中華街があります。

横浜、神戸、ニューヨーク、サンフランシスコとここロンドン。ま、これだけのチャイナ・タウンしか経験したことがありませんが、小さいながらここは好き。何しろここはロンドン。そう安いワケではないが、比較的食べたいものが思った通り出てくるところがお気に入り。

フランクフルトの餃子(大福程度の大きさの丸い焼き餃子が15ケぐらい出てきて、醤油と黒酢で食べるというもの)もとても美味で行くたびに寄っていますが、ここの行きつけの中華料理店(当たり前か)のワンタンメンもいつも楽しみにしている食べ物のひとつ。イヤ、他に食べたいものがそうないからコレが美味しく感じるだけなんですよ。

このワンタンメンにはちょっとした歴史があって、フランクフルトで上とは別の中華料理店に入った時、一緒にいたアイアン・メイデンのニコ・マクブレインが「ウァントゥアン・スゥープ」を注文した。つまりワンタン。あの時は思ったね~、「そうか!その手があったか!」と。あの時依頼、この手のお店では安泰にワンタン関連を…といってもワンタンかワンタンメンしかないが…注文するようにしている。なんたって安全ですからね。ワンタンならどう転んでも奇天烈なヤツは出て来まいという計算です。

海外に出て一番恋しい食べ物って「ダシ」のものだと思いますな。魚でも豚骨でもなんでもいいから液体状のあの「ダシ」。もちろんヨーロッパでもボルシチとかブイヤベースとかミネストローネとかありますけど、ちょっと違うんだよな~。それに「麺」ですよ。そばでもうどんでもきしめんでもラーメンでも、こうなりゃほうとうでも文句言わないからダシのきいたおつゆに麺が入ったものがどうにも食べたくなるのが海外での常なのです。

中華街だって甘く見ちゃいけませんぜ!「麺」があるっていっても「Fried Noodle」つまり焼きそばしか置いていない店があるからね。湯麺好きには要注意。

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さて、中華街とかいうのでシン・リジーあたりの登場かと思うでしょ?

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さにあらず。ここ。

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ナント、1968年8月、この中華料理店の地下でレッド・ツェッペリンの最初のリハーサルが行われたんだって!1曲目は「ブギウギ列車夜行便」だったらしい。すなわちジミー・ペイジが在籍していたヤードバーズの「トレイン・ケプト・ア・ローリン」だ。マーシャルを持ち込んだのかな?

ジミー・ペイジは終了後、ワンタンメンを食べた…という記録は残っていない。

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マーシャルは関係ないけど、もうひとつ。上の中華街を抜けてすぐ右に曲がったところにこの建物が現れます。

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この「Ku」は初めてローリング・ストーンズがリハーサルをやったパブだったところだそう。今はちょっとしたライブハウスになっている。

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さらにシャフツベリーを進み、今度は左に折れましょう。

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するとそこは有名なソーホー地区。性風俗店がゾロゾロと並んでいます。そこを抜けます。この写真の中央にテントが見えるでしょ。ここは野菜や果物を売っている露店で、ものすごく安い!そのさらに向こうが今通ってきたソーホー地区になります。

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バーウィック・ストリートをジャンジャン進む。

この辺りは中古レコード店なんかがいくつもあって面白い。私は滅多に中古のCDやLPを海外で買いませんが、先回はここのレコード屋さんでアージェントのCDを2枚ほど買いました。300円もしなかったので。おそらくあれは今よく見かけるバカ安の5枚セットとかあるでしょ?そういうのをバラして売っているんだと思います。でも音的な内容に何ら問題はありません。

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まだバーウィック・ストリートを進む。

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そして、おもむろに振り返る。

熱心なファンならもうおわかりね。私はまったくわかりません。

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ちょっとタテ組にして…

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正四角形にトリミングするとこうなる。

そう、オアシスの『モーニング・グローリー』のジャケットを撮影したところなのでした。

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あたりはこんな風。

ああロンドンって深イイなぁ~。

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つづく

2011年9月21日 (水)

マーシャル・ロードショウ~カトウタロウの巻

Taro Kato in Marshall Roadshow

ひっさしぶりのマーシャル・ロードショウ!今回は予てよりリクエストの多かった元Beat Crusadersのカトウタロウ。

中島美嘉ちゃんのツアーの忙しい合間をぬっての出演依頼を快諾してもらった。

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リハーサルのようす。

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JMDの説明&デモンストレーションを中心としたプログラム。音づくりに余念がないタロウちゃん。

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本番スタート。タロウちゃんのおしゃべりとギターで進行する。まずは挨拶がわりに1曲。いきなり他人の曲。怒髪天だ!これがまた実にノリのいい曲で一気に盛り上がっちゃう!人の曲だろうがなんだろうがやっちゃう。これがタロウちゃんの「いいものはいい」精神だ!

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タロウちゃんは大分前にJMD:1を試してもらったことがあって、その時からJMD100が大のお気に入りとなった。

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ZIGGYの時にはDSL100を使っていた。中島美嘉ちゃんのツアーではそのすっかり気に入ったJMD100に切り替える計画だったのだが、ちょうど折り悪くモノがなくてそのままDSLでツアーをこなすことになった…残念!

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タロウちゃんがJMDを気に入ってくれた理由は超実戦派らしく、その利便性、操作性。そして、何よりもバルブ・アンプと寸分たがわぬ音の太さと弾き心地。

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ようするにJMDが持ち得る能力のすべてを評価してくれているのだ。

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クリーン、クランチ、ディストーションと代表的なプリアンプの音色を紹介し、エフェクター、ディレイも詳細に解説。

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テレビ番組にもしょっちゅう登場しているタロウちゃんのこと、軽妙洒脱なトークも素晴らしい!お気に入りのモデルとだけあって解説も完璧だ!

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デモ演奏では自作のバッキングを用意。この手のクリニックでは自作曲のマイナス・ワンをオケに使うのが一般的だが、タロウちゃんはオリジナルの循環のバッキングパターンを用意してたっぷりとソロをキメてくれた。

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JMDだけでなく、JVMやVintageModern、MGなどでもデモを展開。それぞれのモデルの魅力、マーシャル・サウンドの素晴らしさを存分に伝えてくれた。それが変に熱い男、カトウタロウのロードショウだった。

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カトウタロウの詳しい情報はコチラ⇒TARO in BLACK

JMD:1シリーズの詳しい情報はコチラ⇒日本語版マーシャル公式ウェブサイト

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(一部敬称略 2011年8月28日 秋葉原MUSIC VOXにて撮影)

2011年9月20日 (火)

Motion Rock Opera 2011 Tour to the end. Life Pathfinder

『ようこそ、この世界へ!これから皆様には「Life pathfinder(人生探査機)」に乗り込んでいただき自分が主役の、輝かしい人生を探しに行ってもらいます。』

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昨年に引き続き、鬼才松高タケシ構成による『Motion Rock Opera 2011 Tour th the end. Life pathfinder』が上演された。

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今日レポートするのは公演初日の前日のゲネプロのようす。

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会場が変更されて前回よりもやや広めの環境となり、さらに充実した演出が実現した。

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もちろん音楽シーンでは今年もタップリとマーシャルが使用された。

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「自分探しの旅」というテーマはそのままだが、ところどころディテイルに変更が認められ、最後までジックリと楽しんでしまった!

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前回も書いた通りミュージカルの魅力は計り知れない。時折ミュージカルを好まない人に出くわすが、そういう人たちはキマって「今まで普通なのに急に歌ったり踊り出したりするところがおかしい」と言いますナ。それがミュージカルってもんなんですけどね。夢のないことを言ってもらっちゃ困ります。

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『Cats』もそうだけど、『Bring in 'da Noise, Bring in 'da Funk』や『Blue Man Group』のような新種のミュージカルも多くなったけど、私なんざ50年代のブロードウェイ・ミュージカル大好きね。「I Love You」を言うためにワザワザ5分も10分もゴージャスなオケをバックに歌って踊っちゃうようなの大歓迎です。

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もちろん音楽、セリフ、ダンス、ストーリー、どれが欠けても成功しない厳しい芸術…。

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もうひとつミュージカルには舞台セットという楽しみもあるのだが、Life pathfinderの場合はそれを極限までそぎ落とすことによって、歌、セリフ、ダンスを際立たせることに成功している。

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しかし、呼び名はどうあれ音楽劇。曲のクォリティが高くなくてはミュージカルは絶対に成り立たない。

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秀逸な素材と優れた歌唱&演技力の合作…

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それが『Life pathfinder』なのだ。

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コンサートやミュージカルには慣れているが、正直、芝居はほとんど観に行くことがないだけに…

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目前で展開する迫真の演技にこっちの方が緊張しちゃったりして…!それぐらいの熱演!

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そしてにぎやかな音楽シークエンス。このメリハリがミュージカルの醍醐味だ。

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ソロ・パフォーマンスもタップリ!

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舞台のセリ上がりも導入され前回よりも迫力が増した。

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希望と絶望の中で「自分探しの旅」は進んでいく。

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演奏は「爆弾ヤマシタ」。ギター、キーボード、ベース、ドラムという編成。暗転も多く譜面も使えない完全暗譜状態だ。

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ベースはVBA400とVBC800、ギターには1960Aが使用されていた。

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完璧な演奏に完璧にシンクロするダンス。ミュージカルは楽しい!

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目立った大道具はなし、懐中電灯をはじめとしたシンプルな小道具とライトだけで演出される舞台運びは見事なもの。

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「自分探しの旅」どころか、自分を見失ってばかりの毎日を送る私にとって『Life pthfinder』は一種の清涼剤のような一幕だった。

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フィナーレのテーマ・ソングの大合唱は感動モノ!今回もアっという間の129分なのであった。

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Life pathfinderの詳しい情報はコチラ⇒公式サイト

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(一部敬称略 2011年8月24日 新国立劇場 小劇場 THE PITにて撮影

※『Life pathfinder』は「モーション・ロック・オペラ」を標榜されていますが、本稿では「音楽劇」を示す一般的な表現として「ミュージカル」という単語を使わせていただきました。 

※協力:松高タケシ氏)

2011年9月16日 (金)

SPICE FIVE~絶好調の7thライブ

SPICE FIVE is in top shape in their 7th gig!

みなさんこんばんはSPICE FIVEです…

とヤケに元気のない和佐田さんの小声でスタート。「人にはそれぞれの人生があり、SPICE FIVEの5人にもそれぞれの人生があります」ナンダナンダ、何の講話だ?

「5人の人生は、今日ここ音楽室DXで演奏するためにあるのではないか…?」、「もし今日ここで人生が終わるのであれば、まさにここで演奏することこそがゴールであるワケですし…今日という一日は二度と来ないし…今日の出会いを大事にして、瞬間瞬間の音を大切に自分たちのエネルギーをステージに撒き散らして帰りたいと思います。よろしくお願いします!」どうしたんだ?!もう解散コンサートかッ?!

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会場は水を打ったような静けさ…。なんかいつもとようすが違うナァ~。

「ということで、この曲から聴いてください。「Dm(ディー・マイナー)」という曲です」…ズルッ!よかった!まずはいつものSPICE FIVEだ!

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ミディアムのバウンス調。文明さんのストリングスと武藤さんのヴァイオリンのロングトーンが絡み合うところが大変に幻想的だ。

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文明さんのように音楽を知り尽くしたプレイヤーがいるとインプロヴァイズド・ミュージックがピリっと辛いもののなるね。またはキーボード・プレイヤーならではの特技とも言おうか。

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そこへヒロアキくんのテーマが切り込んでくる。ワン・コードながら起承転結のハッキリしたメロディを即座に弾きだすところはさすが稀代のインプロヴァイザー!

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つづけて一転して急速調のブギ!透さんのドライブ感満点のドラムが気持ちいい!

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まだ、切れ目なしに曲が続く。ミディアムの8ビート。

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今日はヒロアキくんがメンバーを紹介。オ~イエ~!

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和佐田達彦っさ~ん。

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キーボード、小川文明っさ~ん。

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エレクトリック・ヴァイオリン、武藤祐生っさ~ん。

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ドラムはそうる透っさ~ん。

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やっぱり…3曲メドレーだった。「ピカチュー」に酷似していることより、発表と同時に引退となってしまった山口県宇部市のマスコット・キャラ「エコハちゃん」に捧げられた曲だった。「何の罪もないのにあまりにもかわいそうではないか…」とエコハちゃんを不憫に思った和佐田さんの渾身の一作。道理で全編にわたってどこか哀愁が漂っていたワケだ。でも待てよ…「Dm」はどこへ行ったんだ?

志ん生の落語を聴いていると、前半の熊さんが、同一人物なのに後半気が付くと八っつぁんになったりしちゃうんだよね。なんかあんな感じ。これがSPICE FIVE!

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ここで各地の「ゆるキャラ」で大盛り上がり。せんとくんは「デコからツノはえててアリャ痛いやろ」とか「ヒコにゃんはケンカ弱そう」だとか…。文明さんがブライダルの仕事であるジャズクラブでピアノを弾いていたら新郎新婦がせんとくんを連れてきたとか…ナマせんとくんを見ちゃったそうです!かなり強烈だったよう。

「せんとくんはお坊さんか、鹿か?」で論争に突入。なんだってこんなにエコハちゃんで盛り上がるのだろうね?

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お店の酎ハイがおいしいというところから今度は焼酎論議へ。文明さんの鹿児島弁講座も大爆笑さ~↗

そして、文明さんの歌コーナー!今日はウィルソン・ピケットの「Mustang Sally」をチョイス。今日は文明さんなんだかノリが激しいゾ!

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でもエコハちゃんがチラついて歌に集中しにくい文明さん。でも最高にソウルフルだ!

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超ヘヴィなベース!ゴキゲン!

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オ、ちょっとアウトで奇抜なフレーズ!ドリュー・ツィングか?

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今日の武藤さんのTシャツ・コレクションはストーンズ。

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こういうハデなTシャツがよく似合う武藤さん。

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休憩をはさんで第2部に入る。

「過去6回SPICE FIVEのライブがあったが、今日は一番しゃべりが短い」という。はじめてSPICE FIVEを観たお客さんが第1部のトークを聞いていて「次の曲が始まるのはいつなのか…」と心配されたらしい。和佐田さんに言わせれば「いつもの10分の1くらいのトーク量」だ。SPICE FIVEのベテランであるこっちとしては3曲もメドレーで演奏しちゃうもんだから、次のしゃべりが一体いつになるか不安になってしまったんだけどね…。

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ア、これは演奏が聴きたくないという意味では決してござらんよ!

そういえば昔、テレビでメチャクチャおもしろいフォーク・シンガーのライブに家人と出かけて行ったことがあった。もちろんトークが目当てでね。そしたら歌ってばかりいるのでガッカリしたっけ。

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その点、SPICE FIVEは演奏とトークのバランスが絶妙なんよ。何しろ演奏が濃いから真剣に音楽を聴く。「おー、カッコいいベースライン!」とか「今の透さんのフィルすげェ」とかね。で、トークで笑いまくってリラックスするんですよ。だから観ていて全然飽きない。これがSPICE FIVEのライブなのだ!

座禅組んだことあります?私は高校の時、親に強制的に禅寺へ行かされたことがありましてね。おとなしくないから修行。当然座禅を組む。ま、色んなスタイルがあるのかもしれないが、私が行ったところは別に動いたとか、気が迷ったとかいいうことなしに時間が経つとあの「警策」っての?あの棒で打たれなきゃなんないのね。もちろんいきなり打ったら失神しちゃうかもしれないから、合図を受けてから上半身を前に倒して肩から背中にかけて打ってもらう。何でもこれをすることによって座禅で肩が凝るのを防ぐんだそう。とはいってもあんなに長くて硬い棒でバッチ~ンと遠慮なくひっぱたくもんだから痛いのなんのって!ま、目は間違いなく覚めて気が引き締まります。

で、SPICE FIVEのトークはあの警策なワケ。ジックリ集中して演奏を聴いて、凝った肩をトークでほぐすという作戦なのだ。ホンマかいな?

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今晩寝る頃になって「(しゃべり足りなくて)何か物足りないナァ」って気になったりして…と不安なようすの文明さん。

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で、今回しゃべりを少なくして、次回お客さんの数が減っていたら、みんなトーク目当てということになる。つまり演奏よりトークの方が評判がいいということ?さて、結果はいかに?

実際にあったという話し…著名な大阪の歌手。テレビではしゃべりの仕事が多く、コンサートで歌を歌っていると「オイ!いつまで歌っとんねん!」と怒声が飛ぶというのだ!

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SPICE FIVEも「オイ!お前らいつまで演奏しとんねん!はよしゃべれいや!」…和佐田さんはコレを目指すということだ。イヤイヤ演奏も素晴らしいでっせ!

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「とは言ってもちょっとは演奏もしたいんです」と和佐田さん。楽器を持っているだけというのは肩がコルんですよ」と第2部の1曲目は楽屋で大乱闘の末にようやく決定したという曲。ハービー・ハンコックの影響を受けて作られた作品。「カメレオンの脱皮」だ。透さんがスネアとハイハットで「ダッピッ」と奏でる!

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猛然とソロを弾き込む。珍しく大胆にアウトするフレーズ、素早いディレイ・トリックどれをとっても第一級のギター・ソロだ。アンプはJMD501ね。

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以前にも同じ趣向で「トカゲ」という曲があったが、いずれにしてもカッコよく仕上がった。

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「今日しかできない演奏」をしようとお客さんと曲を作るコーナー。いっしょに歌おうというのはよくあるが、インストで取り組む趣向。お客さんの希望を聞いてインプロヴァイズするワケだ。    「暗い曲がいいか明るい曲がいいか」、「テンポは速い方がいいか遅い方がいいか」、「キーは何がいいか」というオプションからお客さんが選んだのは「暗くて速いDm」。

透さんのドラムに導かれて飛び出してきたのはトンでもないメタル・チューン。

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曲中のヒロアキくんのお客さんとの「♪オーオーオーオー」というコール&レスポンスを聞いて文明さんが思い出した。

上戸彩ちゃんが歌う「カップスター」のCMソング。「♪カップスター、食べたその日から~」 ってヤツね。文明さんが言うには「味のトリコに、トリコになりました」の2回目の「トリコ」の「ト」はブルーノートにするべきで、あんなに軽く歌って欲しくないというんですよ。キーがCならEではなくて半音下げたEbで歌って欲しいという。ウ~ン、なるほど…ここが曲の最後の部分だけあって、音ひとつ半音下げるだけで曲全体の雰囲気が変わってしまうのね。試しに歌ってみて!

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すかさず和佐田さん、「ちょっと彩ちゃんにはブルース・フィーイングがなかったのかな?同じ<戸>でも綾戸智恵さんならブルーノート楽勝なんですけどね…」(大爆笑)。S5_img_0730

ところでこのCMソング。古いゼ~。私が子供の頃からやってるけんね。35年以上は流れているんじゃないかね?きっと文明さんもずいぶんと長い間そんなこと考えていたんだろうな…。

最近、なでしこの沢選手に髪型が似てきたと言われている文明さん。

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一部前半のしゃべりの少なさはどこへやら、もう第2部も中盤に入れば話題があっちこっちに飛び飛びのしゃべり放題。やれ歳とっただの若いだの、手のひらを太陽にだのもう爆笑大会!

で、いきなりヒロアキくんのシリアスな歌がふられる。って歌いにくいにキマってる!ちなみに前回は直前の話題がシャワートイレだった!

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「ヒロアキくんが人生を振り返って歌います!」と曲が始まるかと思いきや、ここからまた延々と爆笑トーク。和佐田さん×文明さんの「オレなんかナニナニ」合戦がエスカレートして止まらない!あ~笑いすぎてハラ痛ェ~!

もうみんな曲のことをすっかり忘れちゃってる!で、曲は「やっと、ずっと」。やっと曲にたどり着いた!そして熱唱!

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あ~よく笑った。本編最後は文明さんのオハコ「Feelin' Alright」。今日もハードロック・アレンジでヘヴィに聴かせてくれた。

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そしてアンコール。すぐ応えてくれるからSPICE FIVEはうれしい。本編最終曲の拍手がしぼまないうちにアンコールに直結だ!

ところがここでまた大トーク!もうやめて~!ハラいて~!

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アンコールはいつもと同じくブルースで。「8月12日のブルース」。

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最初はどうなるかとチト思ったが、結局スリルと爆笑のうちに7回目のライブも終了。あ~ホントに面白いし、カッコよかった!

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次回は9月29 日だよん。みんな観に来てね!

ライブの詳しい情報はコチラ⇒Live & Dining Bar  ONGHAKUSHITU DX

(一部敬称略 2011年8月12日 高田馬場音楽室DXにて撮影)

2011年9月15日 (木)

SUMMER SONIC 2011~Rival Sons登場!これがロックだ!

SUMMER SONIC 2011~Here comes Rival Sons!  This is THE ROCK!

遅くなっちゃったけど今年もSUMMER SONICのレポいきます!

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暑かった~。わかっちゃいるけど暑かった~。氷をタップリ詰め込んだ水筒に冷たいお茶を入れて、かつリフィル用に前日から冷凍庫でカチンカチンに凍らせたお茶を持参。凍らしたお茶はアッというまに溶け、水筒に足しても足してもすぐに飲んでしまう。それでトイレにもいかない。全部汗となる。でも、ここまで暑いともはや気持ちよくなってくるね。

でも9月になってもこれだけギンギンに暑いともうダメね。ああ冬が恋しい!

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さて、今年のサマソニ、回数も12回目目を迎え、動員数も記録を更新したとか…。日本最大のロック・フェスティバルとしての堂々とした様を見せつけてくれた。

もちろん出演者もゴージャス。でも、私の一番の関心はLAの新しいバンド、Rival Sonsに注がれた。

んも~、最高にカッコよかったね。残念ながらマーシャルじゃないけど…。

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これが今年7月に発売された日本デビュー盤『プレッシャー・アンド・タイム(HYDRANT MUSIC)』。

ハッキリ言っていい。問答無用にカッコいい。ジャケットはヒプノシスだし。CDのキャッチコピーでも盛んに唱えてあるように、とにかく説明不要の「ホンモノのロック」だ。「ホンモノのロック」ってじゃナンだ?「古臭い」ってことか?などと曲解されては困る。とにかくRival Sonsの音とテレビでよく見かけるバンド形態の人たちの音楽を比べてみればわかるでしょう。

ただ、どう感じるかはあなた次第です!

周囲ではドアーズみたいだの、ツェッペリンを彷彿とさせるとかいう評価が一般的なようだが、つまり「ロックがロックであった時代」の音楽をしているだけなのだ。その評価がおしなべて大変好意的であることはうれしい。

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中心メンバーのJay Buchanan。「ジェイ・ブキャナン」なんてまず名前がいいね!「ロイ・ブキャナン」観に行ったっけナァ。この人のことはまた後で。

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Scott Holiday(スコット・ホリディ)。

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Robin Everhart(ロビン・エバーハート)。

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Michael Miley(マイケル・マイリー)。

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それにしてもこのジェイの存在感!あまりにもカッコよすぎる!スゴイのが出てきちゃったもんだ!

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一切周囲に構わず目を閉じたまま一心不乱に声を絞り出す。

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やはりボーカルとギターはロックバンドの花形。ふたつの重要なポストがバンドの魅力を高める。そうした意味でもこのジェイとスコットのコンビネーションは完璧といえよう。

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  ボトルネックを数曲で披露。ボトルネックといってもさほど泥臭いプレイをするワケではない。王道プレイでバンド・サウンドを彩る。そこにはライト・ハンドもスウィープもタッピングも…速弾きすらない。そこにあるのは「ロック・ギター」だ!

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シブ~い、ベースだ。この人、開演前にステージに現れてお客さんの写真を撮ったり、掛け声を出したり大変オチャメな人。ところが演奏が始まるやいなや微動だにせずジ~ックリと音楽を作り始めた。この手のバンドにもってこいのベースとはこのこと。

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セットを見れば一目瞭然。プレイもシンプルだ。そのシンプルさがバンドに重量を与え、律動感を高める。ヘヴィ級のリズム隊だ。

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マーシャル・ブログでは再三ロック・バンドの「声」について訴えてきた。「歌」こそが「音楽」。「音楽」は「声」だからだ。

ロックの世界には素晴らしく魅力的な声が存在した。プラント、ギラン、カヴァーディル、ダルトリー、アレック・ハーベイ、ロッド・スチュアート、マッカファーティ、ジェイムス・デュワー、パトゥ、ウェットン…ま、たまたまイギリス勢の名前ばかりを挙げたが共通項は「男性的」ということだ。野太い声を張り上げて叫ぶ…これがロックなんだネェ。ノドが楽器なんだ。そして、ロックを歌うことはそうした声の持ち主だけが享受できる特権で、一般人にはとてもできたシロモノではなかった。それが「ロック」という音楽だったからだ。

私の世代では高校生バンドの定番のレパートリーといえば何と言ってもディープ・パープルだったが、運よくキーボード弾きを見つけることができても歌を歌えるヤツがいなかった。「バ~ン」とかいってオクターブ下で歌ったりしてね。

でも、カラオケの影響か、食べ物の完全な西洋化かわからないが、高校生でもスゴイ声を出す人も出てきてることも確かだ。皮肉なことに間違いなく技術や体力はアップしたけど、それを発揮できる音楽がほぼなくなっちゃった。

余談だが、高校生のバンド・コンテストなんかを見ていると30年前と比べて格段に進化した2つのことに気が付く。ひとつはみんな歌がうまくなったこと。間違いなくカラオケの恩恵でしょう。それとJ-POPの隆盛で日本人の身の丈にあったレパートリーを獲得することができたことにより相対的に歌がうまく聞こえるようになった。PAの進化もあるかも知れない。

それとチューニング。何といってもこの部分の進化は計り知れませんよ。昔はバンド内のチューニングを合わせることだけでも大変だったからね。ヘタすりゃチューニングが合っているだけで入賞できるバンド・コンテストすらあった。というのも、ギター・チューナーなんて大抵持っていなかったからね。今ではギターチューナーを持っていないギター弾きは初心者でも皆無と言ってもいいでしょう。そりゃチューニングも合うようになりますよ。我々の時代はもっぱら音叉ね。これで耳が鍛えられたものです。

もひとつおまけに…教鞭をとっていらっしゃるプロ・ギタリストからよく聞く話し…前にも書いたかもしれない。有名曲の模範演奏をしてみせると多くの生徒さんが「先生、それ耳コピですか?」と訊いてくるそうだ。当然である。「鼻」でコピーはできない。音叉によるチューニング同様、ギターを弾く際の耳の使い方が変わってきたとしかいいようがない。便利になれば失うものあるのだ。

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話しは「声」に戻って、ニュー・ウェイヴのムーブメント以降、ロック・ボーカルの概念がすっかり変わってしまった。声を張り上げて歌う必要がない音楽ばかりになってしまい、最近では曲調がヘヴィでも「声が高けりゃいい」的な風潮があるように見受けられるようにもなった。でも、それってやっぱり違うでしょ?もちろん音楽は自由だから誰がどういう風に歌ったって構わないんだけど、やっぱり「ロックという音楽」としてはRival Sonsのような歌手がいるバンドの方がズバ抜けてカッコいい。イギリス勢ではThe Answerのコーマック・ニーソンTHE UNIONのピーター・ショルダー、みんな男性的でロックの魅力が横溢している。

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でも、せっかくの声も素材、つまり曲やバックのバンドがよくなければ面白くもなんともない。その点、Rival Sonsは曲もコンパクトで実に聴きやすい。1曲2~3分の中に途轍もないロックの魅力が詰め込まれているのだ!

そんなこともあって今夏のロンドンのHigh Voltage Festivalではいきなりメイン・ステージに出ちゃったんだから!将来は超有望だ!

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それにしてもこのジェイの姿!自分の声に酔いしれているのか、自分たちの音楽に没頭しきっているのか素晴らしい陶酔の表情だ。

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Rival Sonsを日本で配給しているHYDRANT MUSICはこれまでBIG ELF3 Inches of Blood、THE UNIONなど実に良質な欧米のバンドを日本に紹介してきてくれたが、Rival Sonsと時を同じくして登場させたのがアイルランドはベルファストの5人組、Million Doller Reload。これがまたいい!リフがあって歌がよくてギターソロがしっかりあって…こうしたロックの基本的なフォーマットを爆発するパワーで聴かせてくれるいいバンドだ。こちらも是非聴いてもらいたい。

私はリマスター前の盤も持っているが、このジャケ違いの新バージョンの方が断然よろしい。ジャケもこっちの方がケタ違いにおッしゃれ~!

これからもHYDRANT MUSICにはドシドシ骨のあるカッコいいバンド、「ロックはこれだZ!」的な良質なCDを紹介・配給してもらえることを心から期待している!

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今回も幾多のビッグネームが登場したSUMMER SONIC。あまりの暑さからくる年齢的肉体的限界もあって、そうヒョコヒョコと会場を渡り歩きいろんなバンドを見ることもできないが、14日の後半のマリン・ステージはトックリと楽しませてもらった。

久しぶりに観たホルモンの相変わらずのパワーに驚き、X JAPANのPATAさんのマーシャルのサウンドに舌鼓を打ち、東京ドーム以来のレッチリを堪能した。チャドのお兄さんと仲良しということもあって、2000年くらいから来日するたび欠かさずレッチリを観てきたが、ギタリストが替わったこともあるのか、今回はちょっといつもより大人しかったような感じがしたな。そういえば2000年の武道館の時もジョンが復帰して最初の来日だったっけ。

数年前にNAMMショウでフリーに会って話しをした時のことを思い出した。「いつもアンコールの時に吹くトランペットがとてもカッコいいですね!前回の来日時には「Billie's Bounce」、その前は「~~(ナンだったか忘れたがジャズのスタンダード)」を吹かれましたね?」というとニコッとうれしそうに右手をズボンに入れて愛用のマウスピースを取り出して見せてくれた。それから、フランク・ザッパの名前を出すと、彼の口から流れ出るように「ザッパ論」が飛び出した。「フランクはロックだけでなく、ストラビンスキーのような現在音楽にも造詣が深く…」みたいな話しだった。忘れられない思い出だ。

SUMMER SONICの益々の発展をお祈りしている。

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Rival Sonsの詳しい情報はコチラ⇒HYDRANT MUSIC

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(敬称略 2011年8月14日 幕張メッセにて ※写真提供:HYDRANT MUSIC  Cheers Abe-chan!)

2011年9月14日 (水)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.19~リバプールに来た! 

「ロンドン・ロック名所めぐり」遠出の第3弾はココ。ど~こだ?

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リバプールなんです。

以前にも一度書いたことがあったけど、ロンドンから4時間以上かけてはるばるやって来たのです。本当はそれほど時間を要す道程ではないのですが、この日が日曜日で何だか早い電車が運行していないがためにタフな旅となったのです。何しろイスの背もたれが垂直。リクライニング完全拒否。しかも折りたたみのできないテーブルが壁から思い切り突き出ていて絶望的なキュークツ感を倍増させてくれるのです。

車内販売もあってワゴンを押したお兄ちゃんが「駅弁いかがっすか~」という感じで何回も往復します。もちろん、ここはイギリス、「ますのすし」も「峠の釜飯」も扱ってはいませんが、まったく同じスタイル。日本がマネしたのかな?お兄ちゃんが販売しているのはサンドイッチとホットドッグみたいなものだった。食べなかったけどなかなかイケそうだったよ。

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ロンドン・ユーストンからマーシャルのあるミルトン・キーンズを通過してジャガーの工場があるコヴェントリーやラグビーで有名なラグビーを過ぎて、ブラック・サバスの故郷バーミンガムを越して、リバプール・ライム・ストリート駅に着いたときはくたびれた。書いているあたしもくたびれたよ…。(『黄金餅』古今亭志ん生バージョン風)

このあたりはアルバート・ドックといってリバプール一番の観光スポット。港町ですナァ~。これがビートルズが育った街ねぇ…。

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イギリス屈指の「港町」といっても日本のそれとは全く雰囲気が違うね。アジやらイカやら干してないし…ってそれは漁港か!

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この日はちょうど何かのお祭りをやっていてモノスゴイ人出だった。

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これは「The BEATLES Story」というビートルズ博物館。ビートルズがいかに成功を手にし、離れ離れになっていったのかを色んな設備のレプリカ、例えば初代キャバーン・クラブとかアビー・ロード・スタジオとか…を用いて説明してくれる。内容としてはビートルズ好きなら誰でも知っているようなトピックスで構成されていると言ってしまっていいでしょう。「ま、せっかくリバプールまで来たんだから見ていこうかな~」ぐらいのつもりで訪れるのがよいでしょうな。過度な期待は禁物ですな。ただ、グッズコーナーは案外いいかも。それとも日本でも手に入るものなのかな?私はお土産に「Love is all you need」というサインの入ったTシャツをゲットしました。

これ以外はアルバート・ドックでビートルズっぽいものはなかったです。

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この人だかりの向こう側がマージー川。どうだろう…隅田川の4倍くらいの川幅だろうか?ちょっと見ると海の入り江みたい。「マージー・ビート」っていう言葉が頭に鳴り響くよネェ~?ちなみに「襟なしスーツ」をキメている人は皆無です。

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リバプールの街並み。ファブ・フォーの連中もここを歩いたのかな~?

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ここはビートルズ・スポット。でもガランガラン!誰もいない!

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有名なマシュー・ストリートです。

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ちょとしたビートルズ・ショップなんかもあるにはあるんですが…。店内はビートルズに関するありとあらゆるアイテムが置いてはある。ビートルズ・ファンであってもマニアではない私にとっては何が一体レアなのかわかりまへんな。

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浅草の伝法院通りをちょっと入った感じ?ビートルズの香り漂わす看板には時折出くわすんですが、あまりピンと来ないのが正直なところかと思っていると…。

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出たァ~!キャバーン・クラブ!オオ~!といってもこのキャバーンは3代目だそう。日曜日だからでしょうが、こんな昼間っからライブをやっていました。とりあえずズカズカと中には入れちゃうの。なにやらC&Wみたいなバンドが出ていたな。

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キャバーン・クラブゆかりのミュージシャンたち。他にはビートルズのメンバーの彫刻が座っているベンチなんていうのもありましたが、それほどビートルズ、ビートルズしているワケではないというのが率直な感想です。

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また街をブラブラ…。これは劇場。

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こちらは博物館。

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オイオイ、ホントに人がいないではないの!どうなってるんだ?!

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中華街を発見。かなりミニですけど。

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オマケ的に…これはリバプール大聖堂。誰が呼んだかイギリス3大大聖堂の一角らしいんですけど、20世紀になってからの建立で新しい。総石造りで他の大聖堂と赴きを異にしていますが、それでもやはり荘厳ないでたちです。

この日は朝から降ったりやんだりのまるで日本の梅雨真っ只中のような天気で、ここについた途端、土砂降りになってしまい大聖堂でちょうどよい雨宿りができたというワケ。本当にイギリスの天気は気まぐれなのです。

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内部のようす。

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パイプ・オルガンを発見!

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この後、サウス・ポートという近くの街で一泊して、翌日、つまり月曜日にマーシャルのあるミルトン・キーンズへもどったのですが、冒頭に記した往路とはまったく異なり、アットいうに間に目的地に着きやんの。みなさん、イギリスの日曜日の電車の旅には充分気をつけましょうね。

つづく…次回からはまたロンドン市内に戻ります。

2011年9月13日 (火)

東京JAZZ 2011のDATE COURSE ROYAL PENTAGON GARDEN

DATE COURSE ROYAL PENTAGON GARDEN in TOKYO JAZZ 2011

雨が降ったり止んだり、いかにも台風らしい天気の東京だった。和歌山や奈良では甚大な被害が出、改めて台風の恐ろしさを思い知らされた。この場をお借りして被災された方々に心からお見舞いを申し上げ、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

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さて、ここ有楽町は東京フォーラム。もう多くの人が忘れている、もしくは世代が変わって知らない人が多くなってきたのだろうが、ここには昔東京都庁舎があったのだ。ここに来ると灰色の低い建物がズラズラと並んでいた風景をいつも思い出す。それがこんなにおしゃれなエリアになって久しい…。

そんなおしゃれなエリアにふさわしい音楽イベント、「東京JAZZ」が9月2~4日にわたって今年も開催された。「東京JAZZ」は2002年に第1回目が開催され、現在ではアジア地区最大のジャズ・イベントとしてその名を知られている。

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ジャズ・フェスティバルといえば「ライブ・アンダー・ザ・スカイ」、「ニューポート・ジャズ・フェスティバル・イン・斑尾」、「オーレックス・ジャズ・フェスティバル」、「マウント・フジ・ジャズ・フェス(フジ・ロックじゃないゼ)」等など1970年代後半から80年代にかけて百花繚乱の時代があった。全国津々浦々そこら中でジャズ・フェスやってたんだから!でも、「ジャズ・ブーム」という感じではまったくなかったな…どちらかといえばフュージョンが一般市民権を得た時代のお祭り騒ぎということだったのかもしれない。

私はほぼその時代にジャズに狂った大学生活を送った。残念ながら例に漏れず金のない貧乏学生だったために、それらのお祭りごとには参加できず、夜中に放送されるTVを見て参加者気分を味わったものだった。斑尾にはディジー・ガレスピー・カルテット(ギターのエド・チェリーがカッコよかった)だのジェリー・マリガン・ビッグ・バンドなんてのが出てて興奮したものだ。

そんな貧乏学生でも、何とかお金を工面して見に行ったこともあって、今でも行っておいてよかったと思っているのは、1983年の「よみうりランドEAST」のライブ・アンダー。2部構成のプログラムではじめにチック・コリア、ミロスラフ・ヴィトウス、ロイ・ヘイズのトリオ。『Now He Sings, Now He Sobs』の再演とかいって話題になっていた。そして出てきたのがロリンズのカルテットで、パット・メセニー、アルフォンソ・ジョンソンにジャック・ディジョネットという布陣。まだまだロリンズもメセニーもディジョネットも若く元気だった。アルフォンソ・ジョンソンは今の仕事になってから一度電話で話しをしたことがあった。もちろんこの時のことを話したのは言うまでもない。

あの頃はまだ深夜放送でなくてもジャズの番組(高島忠夫さんが司会してたヤツ、なんつったけナ~)があってオーレックスで来日したデクスター・ゴードンなんかが出てたっけ。まだまだいい時代だった。ベニー・グッドマンもマイルスもブレイキーもエルヴィンもまだ元気だった時代だからね。

あのジャズ・フェスたちはどこへ行ってしまったんだろう?…今では目立ったジャズ・フェスティバルといえば完全にこの「東京JAZZ」だけになってしまったではないか!などと述懐しながら開演時間を待つ。

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初日『THE NEXT STEP』の冒頭を飾ったのが我らが菊地成孔DATE COURSE ROYAL PENTAGON GARDENだ!

大きな拍手に迎えられてメンバーが登場した瞬間から会場の空気が張り詰める。

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コンダクター、キーボード、CDJ(今回は使用せず)の菊地成孔。帽子がよく似合う!

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ギターはおなじみ大村孝佳。DCRPGの時は必ず2203KKMF280Bを組み合わせて使用する。

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メンバーは以前よりマーブロで紹介してきたスゴ腕たち。

上手のキーボードは坪口昌恭(写真)。下手のキーボードは丈青

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ベースのアリガス。いつも通りの落ち着いた大人のベース。ずっと集中してベースに耳を傾けていると何やらトランス状態に陥って気持ちよくなってくる!

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今回、大儀見さんの代わりにゲストで参加したリッチー・フローレス。これがまたものスゴイ超絶技巧!ソロでは高速ロールや本当に手が2本ぐらい余計についているようなジョウ・ドロッピングなプレイを披露。リッチーのプレイを見て「パーカッションてスゲェな~!」っと誰もが思ったことだろう。

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ドラムは千住宗臣(写真)、下手のドラマーは田中教順。この2人のドラマーが織り成すポリリズムはスペクタキュラー。

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ア・カペラでのソプラノ・ソロがすこぶるカッコよかった津上研太。ソプラノ・サックスって無伴奏でのソロがマッチするんだよね。テナーやアルトだとこうはいかない。

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テナーとソプラノの高井汐人。ふたりの高度なサックス・ソロはいつでも聴き応え充分だ。

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緻密なサインでバンドを意のままに操る菊地さん。菊地さんの向こうに見えるのはトラペットの類家心平。情熱的で物語性に富んだソロがいつも素晴らしい。

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菊地さんのステージは過去にマーブロでも紹介している通り、タップリ3時間を費やす。それを今回は約1時間、3曲の構成でまとめ上げた。ファンなら物足りない、もっと聴きたい!というところかもしれないが、はじめて観たお客さんにもDCRPGの魅力の片鱗を掴み取ってもらえたに違いない。

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孝佳くんは緊張感みなぎるバッキングと長尺のソロで存在感を示した。

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ホーンセクションのソリというかアンサンブルが空を舞う瞬間がまたタマラナイ!

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ライブハウスでの熱気あふれるDCRPGもいいが、大ステージで奔放に繰り広げられるインプロヴァイズド・ミュージックも迫力があっていいものだ。

今後のDCRPGの活動に大きな期待をかけるとともに東京JAZZのますますの発展を願って止まない。

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菊地成孔の詳しい情報はコチラ⇒菊地成孔の第三インターネット

または菊地成孔マネージャーの速報 をどうぞ!

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東京JAZZ2011の詳しい情報はコチラ⇒東京JAZZ 2011

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(一部敬称略 2011年9月2日 東京フォーラムホールAにて撮影)

2011年9月12日 (月)

SAXON 『Call to Arms Japan Tour 2011』

NWOBHM(コレ覚えるのにひと苦労)の雄、SAXONがニュー・アルバム『Call to Arms』を引っ提げて3年ぶりの来日を果たした。

川崎駅のコンコースを歩くとジャンジャンすれ違う「SAXON」ロゴTシャツのお兄ちゃんたち!いいネェ。へヴィだネェ!メタルだネェ!

さて会場に行ってみると観客は圧倒的に男性!やっぱメタルのコンサートはこうこなくちゃいけネェ!

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Peter "Biff" Byford

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Paul Quinn。以上の2人がオリジナル・メンバー。

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下手のギター、Doug Scarratt。

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Nibbs Carter

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Nigel Glockler

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取材した8月5日は「All Time Best」という構成で、翌日は「『Denim And Leather』完全再現&Greatest Hits」というゴージャスなプログラム。

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新旧を織り混ぜたサービス精神満点のプログラムを歌い上げたビフ。実はSAXONを取材するのは今回が初めてではなく、2008年4月にも潜り込ませてもらったことがある。

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あの時は機材の撮影のみで、ライブは撮らなかった。で、ステージを観たらビフを無性に撮りたけなってしまい…今回その希望がかなったというワケ。

まずデカイし、ものスゴイ存在感で撮り応え満点!

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ふたりのギタリストのコンビネーションも完璧だ。

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ふたりともマーシャルに変化は見られず過去にレポートした通りJVMを使用していた。

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双方絵にかいたような典型的ディストーション・サウンドで聴いていて実に気持ちがいい!やっぱ男はコレだよ。これぞ肉食系サウンド!マーシャルの肉は同じ肉でも霜降りの最上級品だZ!

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以前、LOUDNESSがヨーロッパを周った時、SAXONとハマースミス・オデオンに出演したと高崎さんが教えてくれた。観てみたかったナァ~。SAXONと聞くといつもこの高崎さんの話を思い出す。

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それにしても30年のキャリアを誇っていながら今も絶好調。イキの長い欧米のバンドってみんなこうなんだよね。長い間同じことをやっていると日本では「ワンパターン」とか「マンネリ」とすぐ言出だすが、向こうの人たちは同じことをやっているアーティストに対して惜しみのないリスペクトを贈る。そのアーティストが変わらないことを期待し、その芸をトコトン楽しむ。もちろんリスペクトされるなりのいい内容がなければならないのは当然のことだが…。

実は日本人も同じことをしているといえばしている。歌舞伎は何百年もおなじことをやっていても誰も「ワンパターン」なんて言わないでしょう。「忠臣蔵」は?「水戸黄門」は?

これが欧米だとストーンズであったり、ステイタス・クォーであったり、AC/DCであったり…。土台、軽音楽に対する民族間のDNAの違いと思わざるを得ない。

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いつまでもいつまでも第一線でがんばり続けて欲しいSAXONなのであった。

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(敬称略 2011年8月5日 川崎CLUB CITTA'にて撮影)

2011年9月 9日 (金)

手数セッション・ライブ<第2部>~菅沼孝三・江川ほーじん・田川ヒロアキ、手数第七銀河の賛歌

Tekazu Session Live <Part 2>~Kozo Suganuma, Hojin Egawa and Hiroaki Tagawa, Hymn of the Tekazu Seventh Galaxy

昨日に引き続いての手数セッション・ライブのレポートの後半。後半には各人のア・カペラ・ソロのコーナーやほーじんさんのアッと驚くパフォーマンスなど見どころもたくさん!最後の最後まで観るものをまったく飽きないショウの構成にも大満足!

それではイザ!

<第二部>
1. Otesuu Okake Shimasu(お手数おかけします)

この妙なタイトルの元ネタはこの人。彼がパソコンを使う時には、「音声読み上げソフト」というものを用いて画面の情報を得るのだが、そのソフトが「テカズ」を「テスウ」と読んでしまった。もちろん全く間違いではない。でも、それをウノミにしてしまったヒロアキくんは、はじめのうち「テスウセッション」と読んで周囲の人を大混乱に陥れたいうお話し。間違いではないんだけどね。

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これも以前どこかに書いたかもしれないが、「テカズ」と聞くと必ず思い出すことがある。1998年にアメリカ人ドラマーのジェリー・ブラウンに会った時のこと。この人はスティーヴィー・ワンダーのバックを務める名手で、リターン・トゥ・フォーエバーの1977年の『Live(「Green Dolphine」とか演ってるヤツ)』に参加している人。その人が会うなりこう訊いてきた。「ティキャーゾーを知っているか?」って。はじめは何を言っているのがサッパリわからなかったが、どうも日本人ドラマーのことを言っているらしい。で、ようやくピンときたのが「ティキャーゾー」ではなく「手数王」だということ。「もちろん知っているサ」とようやく答えられたというワケ。ジェリーはもう「He's amazing!」の連発。孝三さんはスゴイ!

でも得意技は「シンプルなエイト・ビート」だ!

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この曲のテーマは7/4+10/4拍子ともいうべきリズム構造になっている。

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もちろんソロもスゴイのだが、このバッキング!CDには「絵のないDVD(本当はカッコいい写真が収録されているから絵はあるのよ。動かないだけ)」が付属していて各人のパートを独立して聴けるようになっているが、ホント、これそれぞれのパートを分解して聴きたくなっちゃう。一体コレどうやって弾いてんのよ?!って。

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どんなフレーズでも一発で覚えてしまうヒロアキくん。CDレコーディングの時、この複雑なリフも1回聴いただけですぐに孝三さんと合わせていたっけ。

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後テーマに乗って展開する孝三さんのソロがまたユカイ痛快だ!実に孝三さんらしいプレイ!「Andy」を叩くザッパ時代のヴィニーのようだ!

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第1部での熱演による疲れなど微塵も見せずひたすら手数道を突き進む3人の手数王。この曲はもっとも「手数セッション」らしい感じがするな…。

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2. Tagawa Solo Time

ここからは3人それぞれのア・カペラ・ソロのコーナー。トップ・バッターはヒロアキくんだ。

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彼のテクニックのすべてを陳列するかのようなプレイの連続。

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いくつもの音色やエフェクトを使い分けドラマチックに演出する。JMD:1の面目躍如たるシーンだ!

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いい音だ。JMDの音がギターによくマッチしている。まるでビンテージのマーシャル・コンボの音を聴いているようだね。

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中盤ではほーじんさんもチョットびっくりのスラッピングを披露。

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そして美しく楽しいタッピング・シーケンス。

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最後はJMD得意の大ディストーション・サウンドでいいようにシュレッディング!

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息をのむプレイの連続に観客の目も釘付けだ。

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3. Kozo Solo Time

続いては孝三さんの出番!

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ディドゥリドウ、ジョウ・ハープ、ボイス・パーカッション、ホーミーとありとあらゆる楽器と、己の肉体を使って表現するパフォーマンスはいつ見ても圧巻だ。

今度ビリンバウも種目に入れたらいかがなもんだろう?孝三さんが演奏したら絶対カッコいいよ。

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パチカの超絶技巧も健在!

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コンサートのいい加減後半になってから組み入れられたりすると思わず泣きたくなっちゃうような凡庸なドラム・ソロもたまに出くわすが、孝三さんのソロはいつでも大歓迎なのよ!ずっと観ていたい。

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このレギュラーグリップがカッコいいんだ、また!

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シンバルをミュートしたらスティックが抜けなくなってしまった!一大事!ナントカ引き抜くことができてヨカッタ!孝三さんのドラム・ソロは観ていてまったく飽きない。何回観ても飽きない。

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八王子公演ではスペースの都合でフルセットを設置することができなかったが、熊谷と高田馬場ではバッチリとセット。見掛け倒しだけじゃなくて全部使っちゃうからね、孝三さんは。

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孝三さんソロでとりわけ好きなパートはハイハットのワザ。2001年に私が台本を書いたジルジャンのイベントで、「ハイハットに関するパフォーマンスを入れたらどうか」とアイデアを提供した。ハイハットは古くは「ソック・シンバル」と呼ばれたジルジャン社の発明品だったからだ。すると、孝三さんは即座に「Mr. Hi Hat 2001」という曲を書き上げてくださった。この曲はそうる透さん、大坂昌彦さんと3人の名手によるハイハットだけの演奏によるスリリングなものであった。「ミスター・ハイハット」とはもちろんカウント・ベイシー・オーケストラで活躍したパパ・ジョー・ジョーンズのこと。

かつて、ディジー・ガレスピー・ビッグ・バンドのレーザー・ディスクがあって。その中でマックス・ローチがパパ・ジョーにリスペクトして「ミスター・ハイハット」という曲を演奏している。演奏といっても、たった2枚の35cm程度のシンバルを組み合わせた打楽器を上下に、時には左右から叩くだけだ。言葉で表せばそれだけなのことなのに、途轍もなく大きな音の宇宙を作り出したのだ。

孝三さんは当然この畏れ多い演奏をご存知の上であの時「Mr. Hi Hat 2001」という曲をお作りいただいたものと信じている。そして、パパ・ジョーのスピリットは孝三さんの中に、今あるのだ。

これも以前書いたことだが、その時、当時日本一の学生ビッグバンドの明治大学ビッグ・サウンズ・ソサエティ・オーケストラと共演したベイシーの「Magic Flea」はスゴかった。あの演奏と演奏直後の観客の割れんばかりの歓声は一生忘れられない。まさに我が意を得たりの瞬間であった。。

あらためまして…孝三さん、あの時は素晴らしい演奏を本当にありがとうございました!

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得意のアクロバチック・プレイ!

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これも飽くることのない膨大な練習の賜物に違いないのだ。

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まだまだ観足りない孝三さんのソロ・パフォーマンスなのだ。

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4. Hojin Solo Time

そして満を持してステージに悠然と現れるのが江川ほーじん。観るたびに「オ~、出てきた、出てきた!」と言いたくなってしまう。ゴジラじゃあるまいし…でもそれだけの存在感!実際に見たことはないが、大相撲の横綱の土俵入りみたいな…。厳かな雰囲気すら漂ってしまう!

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ああ、この快感を一体どう書き表せばようのだろう…。この音!このフレーズ!この躍動感!

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あふれ出る師ラリー・グラハムへの愛!

ちなみに孝三さんはラリー・グラハムの教則ビデオで共演をされているが、その収録時にも一大事があったらしい…詳しいことはライブ会場でHelp Me!

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ループ・ディバイスを駆使したひとりベース・オーケストラ。エフェクターの使い方がこれまたスゴイ!

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でもなんといってもこのスラッピング!もうショウがスタートしてずいぶんと時間が経ってゲップが出るほど観てるはずなのにまだまだ観たい!それがほーじんさんのベース!孝三さんと同じじゃんね。だから手数はおもしろい!

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毎晩毎晩、身を削るようなプレイのほーじんさんなのであった!

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5. お題コーナー

今回のツアーではCDのレコーディング時にはついそお見かけしなかった楽しいコーナーが挿入された。

それは落語にある「三題噺」…のブルース版。

「三題噺」は元々は落語の形態のひとつで、寄席で観客から適当な言葉・題目を三つ出してもらい出された題目3つを折り込んで即興で演じる噺。トリを取れるような真打ちだけがやったものらしい。元来は出してもらう「お題」にも決まりがあって、「人の名前」や「品物」や「場所」の3つで、どれかを「サゲ」に使わないといけなかった。

名人・三遊亭圓朝「酔漢」、「財布」、「芝浜」のお題からはあの人情噺の傑作『芝浜』をひねり出したというのだから恐れ入る。亡くなった桂三木助のお父さん、先代の三木助や談志の『芝浜』なんかを聴くとやっぱいいもんね~。談志の息を飲むような人情噺の名演といえば他に『鼠穴』がある。これはもう最後、サゲの前のパートではホッとさせられてホンワカした気分になる凄まじい名演。大ドンデン返しのハリウッド映画を見ているような豪華さだ。落語のことはサテおいて…。

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マディ・ウォーターズもタジタジのヘヴィ・ブルースに乗ってドスのきいたほーじんさんのストーリー・テリングが冴える!

高田馬場では「エ?」というお題もあってほーじんさんも後ずさりしたが、コレがまた、こんちこらまた完璧な出来でしてね…。鈴本でも末広でも浅草演芸場の高座にいつでも上がれるのでは?というまとまりのよさ!

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しかしほーじんさん、千秋楽の八王子ではこのコーナーをハショリたかった。開演前ヒロアキくんに「ナァ、たってのお願いがあるねん。お題、今日は勘弁してくれ~!」と漏らした。
ところがヒロアキくん、本番になってすっかり振っちゃった!本当はハショリたかったほーじんさん、振られたからにはもちろん完璧な演技。スバラシイ!
とはいっても大先輩への狼藉、ヒロアキくん終演後にほーじんさんへ謝ったら、「アハハハハハハハ!エエねん。ステージの上では何言うてもエエねん!ダイジョブダイジョブ!」

デカイ。音もデカければ人間のスケールもデカイ。音も人間も3000W級だ。これがほーじんさんなのだ。だってホラ、見てこの写真。イヤがっていたハズなのにコーナーの終わりには大歓声につつまれてこのポーズ!ほーじんさん、最高のドヤ顔!

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6. The Beat to Hit

毎回本編の最後に演奏されたのはSPICE FIVEでも時折演奏されるツーコードのノリノリの曲。ヒロアキくんのオリジナルだ。

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最後の力を振り絞ってシンバルを打擲する孝三さん。イヤイヤ、まだまだ全然パワー残ってますから!

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尽きることのないネタでソロをつづる。自作曲だけあってノリも最高!

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ほーじんさんもお構いなしにドライブ感を高揚させてしまう!

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やっていることはかなりヘヴィだが、演奏中の3人はいつでもハッピーに見える。本当に音楽の化身となっているのだ。

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<アンコール>

アンコールは2曲用意されていた。高田馬場では「Watch out the Bumps!」という曲を。他の2箇所では新曲の「Tekazu METAL(仮)」という曲が演奏された。

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またこの「Tekazu METAL(仮)」という曲がタイトル通り遠慮会釈のないメタル具合で、手数セッションのレパートリーの平均重量をかなり上乗せした。

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ま、この3人には音楽のジャンルなんてほとんど関係ないけどね…。

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ほーじんさんもノリノリで必殺フレーズをジャンジャン繰り出してくるゾ!

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キーボードとギター左手のタッピング、ギターとキーボードとのひとり掛け合いなど、鍵盤を駆使しての超絶技巧も披露してくれた。

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手数炸裂!

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お客さんとのコール&レスポンスも最高に盛り上がった。オイオイ、ノドは大丈夫かい、ヒロアキくん?ま、いっかファイナルだし…!オ~イエ~!!

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すさまじい演奏に感銘を受けたお客さんから元気なレスポンスが!みんな本当に感動しているんだ!

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少子化問題ではないけれど、今のシーンの状況から察するに何年か後には人間によるこうした本当にスゴイ演奏を観ることができなくなってしまうのではないか?と憂慮している。

このような技術を要する器楽演奏というのは、楽器の練習だけでなく偉大な先輩たちの音楽を聴いて勉強する長大な時間を必要とするのが普通。聴いて、コピーして、さらに自分の血や肉の一部にするには尚一層の時間と努力を要する。そうすることによって得られる報奨が多くの人を感動させる厚みや深みのある音楽というワケだ。

これはいい作家や優れた文筆家が例外なく古今東西の書物を耽読していることに似ている。

そういえば、電子書籍っていうのはどうなの?電車の中とかでタブレット広げて本を読んでいる人って見たことないな。まだテレビなんかで騒いでいるほど普及してないってことかしらん?本はサ、本で読もうよ。時間が経てばカビのはえる紙とインクのにおいがする本でサ。書籍の流通に莫大な合理化効果を生み出すというのは理解できるけど、本もCD同じで持っていることに喜びがあるんじゃないの?本屋さんで手にして感触を楽しんで、買って、ニオイかいで、ページめくって、文章読んで感動して、本棚に並べて、眺めて、最後は古本屋に売ることもできる。ああ、本って素晴らしい!合理性や利便性がすべてではないでしょ~。日本は世界の文学先進国のひとつなんだし、ロックが世界の後進国になっちゃてるんだから本の文化ぐらいはちゃんと守りましょう。

話しもどして…「いいプレイヤーは貪欲なリスナーであるべし!」…なのだ。

つまり、いい音楽は一朝一夕にできるものではなく、体得するのに時間がかかるものなのだ。だからジャンジャンと若いフォロワーを生み出していかないとこの手の音楽は絶滅してしまうかも知れない。山林と同じです。恐ろしい話しだ。でもそんなことばっか心配してるんだ。

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いよいよエンディング!後悔のないように演奏しきる姿はアスリートのようだった!当然世界新の連発だ!

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死闘を終えてパートナーの手を借りてステージを去るヒロアキくん。最愛のパートナーに導かれてステージに向かい、そして降りる姿に観客は大きな微笑みと惜しみない拍手を送る。田川ヒロアキのステージでも人気のあるパートだ。

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今回は東名阪を中心に組まれた10回公演のツアーだった。あまりにも好評だったのでもう2周目の話しもでているという。

その前に!10月には東北方面を周ることが決定した!福島(15日)、仙台(16日)、宇都宮(17日)の皆さん、見逃さないでね!そして、21日は高円寺のSHOWBOATで凱旋公演が決定している。また楽しみが増えた!

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どこの会場でも終演後のサイン会には長蛇の列ができた。

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3人のサイン。ヒロアキくんは初のサインだったそうだ。上手に書けてるぞ!

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菅沼孝三の詳しい情報はコチラ⇒TE-KAZ-OH KOZO SUGANUMA OFFICIAL WEB SITE

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano

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なんでもそうだけど、「音楽」というものも、知れば知るほどおもしろい。

★『手数セッション』CD絶賛発売中!

演奏だけでなく掲載されている写真もイカしてるゾ!

CD『手数セッション』の詳しい情報はコチラ⇒Blasty Artist Shop

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(一部敬称略 2011年7月29日:HEAVEN'S ROCK熊谷VJ-1、30日:高田馬場音楽室DX、31日:八王子Live Bar X.Y.Z.→Aにて撮影)

2011年9月 8日 (木)

手数セッション・ライブ<第1部>~菅沼孝三・江川ほーじん・田川ヒロアキ、手数高速悪魔との死闘

Tekazu Session Live <Part I>~ Kozo Suganuma, Hojin Egawa and Hiroaki Tagawa, Flight over Tekazu

予想以上に大きな反響でCDの販売も順調という「手数セッション」。メンバーも各音楽誌のインタビューに登場し大注目を浴びた。やはり一部の硬質な音楽ファンから支持されるべくして世に問うた一作だったようだ。

ドーム規模のコンサートや各地のロック・フェスティバルなどから見ればあまりにも微細なシーンだが、ハヤリすたりに決して流されることのない楽器の音楽というか器楽演奏の魅力をしっかりと理解してくれる真の音楽ファンが多く存在しているという証拠となった。

気の遠くなるような時間と血のにじむような鍛錬を積んで手に入れた演奏テクニックを持つアーティストとその一音一音を聴き漏らさんと真剣に音楽に対峙する聴衆。その音楽を楽しめる耳を持っていることはひとつの特権であると思う。病気でもあるかも…音楽病。私はもう罹患して35年が経つ。治癒する見込みもなければ回復の意志すらない。でも最高にハッピーだ!こんな連中にめぐり合えたのだから。

日本の音楽シーンもまだまだ捨てたものではない。

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その手数セッション、この夏に大阪を皮切りに東名阪を中心に10ケ所のツアーを敢行した。今日明日にわたって最終3日間、熊谷、高田馬場、そしてツアー・ファイナル八王子のライブのもようをレポートする。

<第一部>
1. Another Convergence

猛烈な緊張感をみなぎらせて1曲目が始まる。

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手数セッション、メンバーは;

ドラム、菅沼孝三

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ベース、江川ほーじん

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ギター、田川ヒロアキ(写真はリハーサル時のワンショット)

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冒頭の短いソロまわしからしてもう鳥肌モノ!

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この曲はCDには収録されていない孝三さんのオリジナル。

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「これから何かスゴイことが起こりそう!」という期待を感じさせるオープニングにふさわしい1曲だ。『ウエストサイド物語』のトニーの気持ち(Something's coming)だ。そう、手数セッションは私のとってのマリアだ。

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もちろんノッケから各メンバーのソロがタップリ!

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目もくらむテクニック!重厚な音色!ソロにバッキングに鬼神のようなプレイのほーじんさん。

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シンプルなエイト・ビートが得意という孝三さん(どこがじゃ?!)。スタートからぶっちぎる!3日間とも、イヤ見たワケではないが他の7つのギグも同じであったろう、全編を通じての怒涛のドラミング。孝三さんこそドラムの「シーツ・オブ・サウンド」だ!

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ツアーも終盤とあって3人の息もピッタリだ。

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2. Subtropical Life

記念すべき『手数セッション』CD1曲目。ヒロアキくん作のリフに孝三さんがタイトルを付けてくれた。

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ミディアム・テンポのクールなナンバー。

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シンプルなエイト・ビートが得意な孝三さんだが、バッキングの間もさりげない超絶フィルを入れまくる。

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うねる手数の三人衆!ギター、ベース&ドラムの音が絡み合い、三頭の大蛇がのたうち回っているかのようだ。

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あまりにも気持ちのいいほーじんさんのソロ!

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コレね、全曲そうなんだけど、3人の長い長いソロが終わってテーマに戻るときがまた快感なんよね。ソロが退屈という意味ではまったくないよ。テーマを演奏する時の3人の分厚いアンサンブルがこの上なく気持ちいいいのよ!何しろキメはテーマだけなんから!(それもときおり異なったバリエーションを見せてくれる)

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3. Tekazu Ballad(仮)

ツアーに際して新たに組み入れられたバラード。

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「バラード」といってもこの3人のこと、おとなしく額面通り引き下がるワケがない!

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テーマーを艶っぽく弾くヒロアキくんだが、ひとたびソロになるや手数爆発。やっぱりこうでなきゃね。「手数セッション」なんだから!

アンプはもちろんJMD501

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4. Messa Boogie

一転して孝三さん作の超高速ブギ。7/8拍子のドラム・イントロに大興奮!関西では「ものすごい」ことを「メッサ」という。ものすごいブギだから「メッサ・ブギ」。飽くまでも某アンプ・ブランドとは関係ござらぬよ!

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目も止まらぬ超高速スウィープの連続で空間を埋め尽くす!

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シンプルなエイト・ビートが得意だという孝三さん、ブギも得意のようだ。

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すさまじいドライブ感!レイ・ゴメスの「West Coast Boogie」のナーラダ・マイケル・ウォルデンを思い出す。

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この曲でヒロアキくんがよく使うのは6連でペンタトニックで降りてくるフレーズ。エリック・ジョンソンみたいなヤツね。これがまたメッチャかっこいい!

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そういうファイン・プレーには他のメンバーが即座に反応してくれる。これぞインタープレイの醍醐味!

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クライマックスで組んずほぐれつの手数合戦を繰り広げる3人!

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5. tekazu prankish

第1部の最後を締めくくるのはCDにも収録されているヒロアキくんのペンによる軽快なポップ・チューン…ポップなのはテーマだけだけどね。

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そりゃもうソロになったら全員大爆発!

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それにしても、よー密度の濃いフレーズが次から次へと出てくるワイ。「エ?」と思わず誰かと顔を見合わせたくなるような奇抜なフレーズをウマイ具合に練り込んで来るのがヒロアキ・ギターの魅力のひとつ。この人が本格的にジャズを聴いたらかなりおもしろいのが出来ると思うんだけどナァ~。そういう意味での私の理想のスタイルは1994年のスティーリー・ダンのツアーやドナルド・フェイゲンの『New York Rock and Soul Revue』、ボズ・スキャッグスのバンドに参加していたDrew Zinggだ。

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下関出身のヒロアキくんは山口ふるさと大使のひとり。先日の24時間テレビにも地元の放送局KRYから参加した。

詳しくはコチラ⇒山口県広報広聴課山口ふるさと大使・活動

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ほーじんさんのソロも当然かなりの高密度。泉のように湧き出てくるアイデアに完全に脱帽だ!

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第1部ラストの曲とあって盛り上がること!こんなに暴れちゃって後半は大丈夫なのか?

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菅沼孝三の詳しい情報はコチラ⇒TE-KAZ-OH KOZO SUGANUMA OFFICIAL WEB SITE

田川ヒロアキの詳しい情報はコチラ⇒fretpiano

CD『手数セッション』の詳しい情報はコチラ⇒Blasty Artist Shop

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ここで24時間の休憩をいただきます。<第2部>は各メンバーをソロ・タイムを大フィーチュア!明日もマーブロ見てね!

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(一部敬称略 2011年7月29日:HEAVEN'S ROCK熊谷VJ-1、30日:高田馬場音楽室DX、31日:八王子Live Bar X.Y.Z.→Aにて撮影)

2011年9月 7日 (水)

【CONCERTO MOON 2 Days】Welcome Back, CONCERTO MOON!!

昨日アップした通り、新しいボーカリスト迎ええて活動を再開したCONCERTO MOON。新ラインナップでレコーディングしたニュー・アルバムが本日9月7日発売の『SAVIOR NEVER CRY』だ。本日発売だぜ!

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そして、発売に先立ってその4人が観客の面前に姿を現した。『LOUD ATTACK ! 2011 at PALOOZA 』というイベントでのひとコマ。昨年の9月からCONCERTO MOON一年ぶりのステージだ!

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新生CONCERTO MOONのメンバーは(古い順に)…

島紀史

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長田昌之

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杉森俊幸

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そして、新ボーカルの久世敦史

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相変わらずの「島節(こうして書くとやっぱり南の島の民謡みたいだ!)」。やっぱりこうでなきゃね!

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DVDの撮影同様、昔から愛用してきた1959を使用。

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ここ数年同業者もうらやむVintageModernの島サウンドに慣れ親しんできたが、原点回帰の1959のサウンドもやはり素晴らしい。

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バンドのリーダーはこういう時にはどういう気分でいるのだろう。自分が手塩にかけて育てて来たバンドの最重要パートに新しいメンバーをステージで迎えるということ。「不安」か「期待」か「なげやり」か…。楽屋では何事にもまったく動じないノンちゃんにお見受けしたが…。新メンバーもビビルぜ。ミスしたらノンちゃん、恐そうだからな…。(ウソ…本当は面倒見のいい、よき親分なのです)

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ところが、ステージが始まった途端コレもん。ナンダナンダ、何の心配もいらないどころか、もう何年もCONCERTO MOONで歌ってきたかのような溶け込み具合!

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久世敦史、発進!

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選曲はむしろ旧作からが中心なのだが、もう完全に自分のレパートリーにしているかのような堂に入った見事な歌いっぷり!

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井上さんとは異なり、スタンドを使わずハンドマイク1本で暴れまくるステージアクションもキマっている。

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後輩を迎え先輩となった杉森俊幸。

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もうCONCERTO MOONのベーシストとしての座を不動のものにして久しく、その重責を見事にこなしている。

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この日杉ちゃんはVBA400を使用。キャビネットがレンタルの8x10"だったために少々端正すぎるな音に仕上がっていた。しかし、粒立ちのよい8分音符がクリアに再現され小気味よかったとも言える。これで4x12"キャビ、つまりVBC412でこなすステージが俄然楽しみになってきた。その日まであとわずかだ!

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雨が降ろうがメンバーが変わろうが相変わらず元気イッパイのオサダ・ドラミング。

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今回はイベントゆえ出演時間も短くドラム・ソロはなかったが、全編ドラム・ソロをしてるかのような集中力に満ち溢れた演奏だ!

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全曲アップ・テンポの過激なセットリストも長田ちゃんには屁でもない。いつもこの3倍くらい演ってるからね。

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写真を撮りつつ聴いていて思ったのは、バンドがみずみずしくなったということ。「若返った」という言葉は絶対使いたくないな…。でもそういうハツラツとした感じが思い切り出てる!

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そうした雰囲気をつくりあげたのはもちろん久世ちゃんだけによるところではない。1年ぶりのCONCERTO MOONという全メンバーの気合いに入れ方が尋常でなかったこともあろう。しかし、やはりボーカルというのが重要であるということを感じさせられた。本当にこれからが楽しみだ!

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結局『SAVIOR NEVER CRY』から演奏されたのはタイトル曲だけだった。このことが示すのは、もう新生CONCERTO MOONが何の問題もなく長尺のステージをこなせるということにほかならない。ニュー・アルバムの曲はすぐに演奏できるであろうからね。他に演奏されたのは「Alone in the Paradise」、「Over and Over」、「Angel of Chaos」、「From Father to Son」等など…ようするに新生CONCERTO MOONには何の心配もいらないということだ。

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それにしても素晴らしかったノンちゃんのプレイ。やっぱり自分のバンドでのソロが一番シックリくるんだろうね。アドリブ・メロディの密度がものすごく濃いの。終演後ロビーでは「島ってスゲエな!」と話している男の子が何人もいた。

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「新生CONCERTO MOONどうだ~?!」

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「かなりイイんじゃね~か?」

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新メンバーでの初ステージに満足げな4人。イヤ、ホッとしてるのかな?いずれにせよ嵐のような大熱演であったことは間違いなかった!

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ピートとロジャー、ペイジとプラント、デイヴとエディ、カルテットのバンドにおいてはギタリストとシンガーの個性とコンビネーションはとりわけ重要だ。また名コンビがここに誕生したと言ってもよいだろう。

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CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site

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「まだ全曲聴いていない」って昨日書いたけど、メッチャかっこいい曲がいっぱい入ってんのは知ってんだ!

CONCERTO MOONの新作、『SAVIOR NEVER CRY』は本日発売です!

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(一部敬称略 2011年8月21日 柏PALOOZAにて撮影)

2011年9月 6日 (火)

【CONCERTO MOON 2 Days】 CONCERTO MOON Rised from Ashes!

メンバーが変わってしまうのはバンドにとって実に大変なことだ。レッド・ツェッペリンのようにドラマーを失ったことで暖簾を下してしまうバンドだってままある。反対にThe Whoのように4人のメンバーのうち2人が鬼籍に入り、頭数が半分になっても素晴らしい活動を続けているバンドもある。

失ったメンバーがボーカルだったりすると、それはもう致命的と言ってよかろう。やっぱりナンダカンダ言っても音楽ってのは「歌」だからね。「歌」は「声」。バンドの声が変わってしまうのは音楽そのものが変わってしまう可能性もあり、新しいボーカルを迎えるにあたっては重大な決断を迫られることになる。

CONCERTO MOONは見事にそれを乗り切った。

2008年からキーボードの小池敏之、ベースの木本高伸と脱退劇が相次ぎ、昨年の9月にはボーカルの井上貴史がバンドを去った。

あれからちょうど1年が経過し、そろそろ新作が期待されてもいい昨今、CONCERTO MOONはニュー・アルバムを携えて不死鳥のごとく浮上してきた!

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これが明日発売のニューアルバム『SAVIOR NEVER CRY』。ボーカリストはあきらめて全編島紀史のギターをフィーチュアしたインストアルバムだ…ウッソで~す!

CONCERTO MOONはニューアルバムと素晴らしいボーカリストを携えて灰の中から飛び上がって来たのだった!

『SAVIOR NEVER CRY』の詳しい情報はコチラ⇒ニュー・アルバム購入特典情報

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久世敦史。これがCONCERTO MOONの新しいボーカリストの名前。「オイ、久世、行クゼ!」なんちゃって。もちろん写真左の青年だ。

残念ながらまだ全曲は聴けていない。白盤と呼ばれる先行サンプル盤を頂戴して皆さんよりいち早く聴くことは簡単なのだが、今回は辞めておいた。しっかりと製品のCDを入手し、においをかいで、ジャケットを手にして聴くべきだと思ったからだ。

でも、先日お届したレコーディング・レポの際にノンちゃんに聴かせてもらった数曲について言えば…「新鮮」。とにかく一時も早く全曲を聴いてみたいという欲望にかられたことも確かだ。そんなニュー・アルバムが『SAVIOR NEVER CRY』だ。

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そして、ニュー・アルバムの発売に合わせてヤング・ギター誌付録DVDの収録が敢行された。

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島紀史の最新のギター・テクニックをタップリとDVDに詰め込んだ。

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昨年まではVintageModernをレギュラーで使用していたが、『SAVIOR NEVER CRY』のレコーディングやスタンドのステージも含め1959に戻している。

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相変わらずのスーパー・テクニック!もちろんテクニックだけに終わるノンちゃんではない。研ぎ澄まされたフレーズの連続に圧倒されまくってしまった!

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これがそのDVDが付いているYOUNG GUITAR10月号。9月10日の発売だ。

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ああ、早く新生CONCERTO MOONのステージが観たい!と思ってたら早速観ちゃったよ、ヘヘヘ!

ナントそのライブのようすをニュー・アルバム『SAVIOR NEVER CRY』発売の明日レポートしちゃおうという立体企画なのさ。明日もお楽しみに!

CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site

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話題は変わるが、ヤングギターつながりということで…。

これは『PROFESSIONAL SETTING FILE~トップ・ギタリストから学ぶサウンド・メイク術』というシンコーミュージック刊のムック。「歴史に名を刻むギター・ヒーロー達の”こだわり”ライヴ・セッティング集」という触れ込みだが、これがかなりの労作!

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ようするに人気ギタリストの機材セッティングの紹介本なのだが、アンプのセッティングにまで言及しているところがスゴイ。編集者の血のにじむような努力がうかがえる。

この本にある通りの機材を揃えてみたところで、そのギタリストと同じ音が出ることは残念ながらまずありえないが、あこがれのギタリストのサウンドに一気に接近できることは間違いない。オススメ!

詳しい情報はコチラ⇒シンコー・ミュージック・エンタテインメント・ウェブサイト

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明日もCONCERTO MOON!!

2011年9月 5日 (月)

さらばDELUHI!~『DELUHI LAST TOUR - VANDALISM』

Good-bye DELUHI! from "DELUHI LAST TOUR - VANDALISM"

昨年の12月1日から活動を休止、その後今年4月1日に今回のツアー『DELUHI LAST TOUR - VANDALISM』をもって解散することを発表したDELUHI。そのツアーもとうとう千秋楽を迎えDELUHIは3年半の活動を経て我々の前から姿を消してしまった。

DELUHIには思い入れが深い。LedaくんはDELUHI結成の前からの付き合いだったし、DELUHIデビュー時には池袋のライブ・ハウスにも遊びに行ったっけ…。

それからアレよアレよという間にスターダムを駆け上がり、音楽的にも自分たちのアイデンティティを確立し、実にいい感じになっていただけにこの解散は残念でもったいない!

これも本人達の前進のための一歩ということと甘受し涙をこらえることにしよう。

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『DELUHI LAST TOUR - VANDALISM』の会場は渋谷CCレモンホール。超満員の観客の前にその勇姿を見せた。

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もうこの4人のステージは観れないのだ…

Juri

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Leda

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Aggy

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そしてSujk

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ショウは「HYBRID TRUTH」でスタート。

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「Rebel:Sicks, Shadow:Six」、「s[K]ape-goat」…DELUHIの最期を意識してかエネルギッシュなアップ・テンポ・ナンバーが続々と飛び出してくる。しめっぽいエンディングはDELUHIにふさわしくない。

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MCをはさんで「NO SALVATION」、「flow snow」、そして「WAKEUP!」。

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Sjukが容赦なくバンドをプッシュする!

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Ledaは愛用の2203KKに加え、クリーン・サウンドではJMD100を使用した。

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Ledaのギター・サウンド、特に2203KKの音色はもはやDELUHIサウンドといっても過言ではないくらい重要な位置を占めていた。その太く伸びやかで攻撃的なディストーション・サウンドはこれからもLedaサウンドとしてギター・ファンをよろこばしてくれるに違いない。

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次々に繰り出される必殺フレーズで構成されたギター・ソロももちろん大きな聴きどころだが、Ledaのギターは歌のバッキングも独創的で楽しみだった。

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それにしても素晴らしいサウンド!ピッキングのニュアンスがクッキリと表現されてとても気持ちイイ!もちろんLedaのウルトラ・テクニックだから実現できるサウンド!

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いつもステージ下手の端っこの方で暴力的とさえ呼べそうなゴリンゴリンの低音を送り出していたAggy。

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今回、最初のアンコールはベース・ソロでスタートした。ソロの間もステージを上へ下へ闊歩する姿はDELUHI一番のスタイリストぶりを示したワン・シーンだった。

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渾身のドラム・ソロを披露したSjuk。

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こんなことを言うと失礼かもしれないが、DELUHI活動中の彼のドラミングの成長には著しいものがあった。BLITZでのライブの時だったか、Ledaのアコギとドラムのデュオというのがあった。アレはカッコよかったナァ~。あの時DELUHIのステイタスがグングン上昇していることを確認した。

DELUHIのサウンドを激しく律動させたSjukの功績は大きい。

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ドラム・ソロの後は終盤に入り、ナント7曲連続で演奏し本編を終了した。全力で絶唱したJuri。

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特に最後の「F.T.O.」、「Departure」は圧巻だった。「F.T.O.」ではステージ後方の電飾効果も抜群で、観客とのやり取りも白熱を帯びた。

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本編終演後、少しの間隙も見せず爆発的に巻き起こるカーテンコール!

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これは7月27日に発売されたDELUHIのベストアルバム『VANDALISM』。DELUHIの白鳥の歌だ。

CDの詳しい情報はコチラ⇒DELUHI OFFICIAL SITE

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2回目のアンコールには各メンバーのMCが…19号泣。会場は大勢のファンの涙に包まれた。

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そして「Orion Once Again」と「Two Hurt」を演奏。やっぱり「Orion」は名曲だ。ファンの涙はいよいよ止まらない!

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アンコールの最後の最後まで熱演を披露して有終の美を飾ったDELUHIだった。

さらばDELUHI!

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最後に過去のマーシャル・ブログでのDELUHIの記事をラインナップしておく。稚拙な写真と記事だが、ここで是非DELUHIの魅力を反芻してもらいたい。

DELUHIよ、今までありがとう!

<DELUHI Marshall Blog Chronicle>

2008年8月8日  : DELUHIのニュー・シングルは2203KK!

2008年11月20日 : DELUHI(デルヒ)絶好調!~3部作ニュー・シングル発表!

2009年1月20日 : DELUHI初のワンマン・ライブ~炸裂するLedaの2203KK!

2009年6月2日  : 飛翔するDELUHI ~渋谷BOXXワンマン・ライブより

2009年9月29日 : 独占レポート!DELUHI at CHELSEA HOTEL

2009年10月5日 : LEDA TRIED MG2FX~MG2FXは楽しいな!

2010年1月26日 : DELUHI at O-EAST

2010年6月28日 : DELUHIワンマン・ツアー2010 BLITZKRIEG at O-EAST~マーブロ版DELUHIライブ写真集

2010年9月3日  : DELUHIワンマン・ツアー2010BLITZKRIEG千秋楽 at BLITZ~マーブロ版DELUHIライブ写真集2

2010年9月16日  : Versallies、DELUHI in 鋼鉄祭~摩天楼オペラ、インディーズ最後の主催イベント!<前編>

2011年1月12日  : DELUHI One-Man Tour 2010/FALL:"BLITZKRIEG-Another Departure-"~活動休止直前のライブ

2011年5月11日  : LEDA with GALNERYUS

(2011年8月7日 渋谷CCレモンホールにて撮影)

Marshall Museum --- Mr. T's Collection vol.23

Item#59
MODEL: 2045
SERIAL NUMBER : 01342

2x12" cabinet for Bass & Organ which was made from 1972 - 1976.  A shallow type cabinet and the dimension is W73.5cm×H60.0cm×D23.5cm。

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Item#60
MODEL                   : 1991
SERIAL NUMBER : 2188

Column speaker for PA around 1965.  This is the former model before it is formally named “1991”. The combination of gray fret cloth and the gold block logo is nice again.  The size if for 4 x 8” but no speaker is mounted.
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Item#61
MODEL                   : 1917
SERIAL NUMBER : 9979

The column speaker sold together with PA20.  Circa 1966 – 1967.

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This has two of 10” speakers and they seem to be Celestion Alnico but the label is not attached it may show.

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Item#62
MODEL                   : Unknown
SERIAL NUMBER : SL/A07123K

1×15" cabinet for Lead and Organ in 1978.  Power cell 15 speaker is mounted.  Mr.T has B cabinet too.
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To Be Continued...

Marshall Museum --- Mr. T's Collection vol.22

Item#55
MODEL                   : Unknown
SERIAL NUMBER : 44589

Now the cabinet for 2061, 2061CX has been reissued.  But the original one is almost gone.  Everybody says that nobody has seen it.  With the size, Salt & Pepper fret cloth, we thought 2061 cabinet had been discovered but it was 4x12”.  There is no handle on the side and it is mounted on the top different from 1960 in those days and the current 2061CX.  (This cabinet is the one combined with the PA20)

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Celestion  T652 is loaded.
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Item#56

MODEL                  : 1983

SERIAL NUMBER : Not Confirmed
Circa 1965 column speakers for PA.  It seems to be a combination of the coffin logo and the new fret cloth.

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Item#57
MODEL                   : 1960
SERIAL NUMBER : 9840

4x12” around 1965 to 1966.  The speaker is changed with Celestion Greenback made in later year.

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Item#58
MODEL                   : 1988(?)
SERIAL NUMBER : 1025

1×18" cabinet!!  With the white fret cloth and gold block logo.  Around 1965.  There were some cabinets for bass such as 1980, 1988 though, this has different specification from other bass cabinets. So it was impossible to recognize the model number.  Anyway heavy!!

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The block logo and white fret cloth is so attractive.
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The side view.  It has three handles.

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Enlarged photo of the input jack.

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Enlarged photo of the input jack.

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Speaker was replaced with later unit.  It says Celestion G18C、60W、15Ω、Bass Resonance 35c/s.

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2x12” cabinet for Lead, Bass and Organ around 1972 –1976.  The dimension is thin,  W73.5cm×H60.0cm×D23.5cm.

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To Be Continued...

Marshall Museum --- Mr. T's Collection vol.21

PART III
<Historically Marshall has released various speaker cabinets.  And there is no relation between the model number and the specification.  So it is really tough to recognize the models.  We tried to identify the models as correctable as we can, however, please understand that much ambiguity may be still included.>

Item#51
MODEL                   : 1983
SERIAL NUMBER : 1091&1089

2 x 12” Column speakers for JTM45PA.  1963-1964 made.

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The white fret cloth was applied between 1962 and 1965.  The combination with the gold block logo looks really beautiful!

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The back is half opened.  Speaker is Celestion G12T652 ALNICO.

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The address shown is the place where Jim Marshall’s shop was.  The products manufactured between September 1962 and middle of 1964 had this address on the label.

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Item#52
MODEL: 1935
SERIAL NUMBER : A⇒33829、B⇒34438

Cabinet for bass made around 1967 – 1970.  Mr.T got this from the store in England impulsively. His favorite.  The large logo was changed afterwards.
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There is a plate of the store which sold this originally.  It says “Supplied By Russell Acott  High St., Oxford”.  In addition to that it has the original serial number, A is 36098 and B is 36095.

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The rear panel.

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Item#53
MODEL                   : 1990
SERIAL NUMBER : 7177


80W, 8×10" cabinet.  They say Marshall started manufacturing 1990 from 1967 though, this should be a kind of a trial products with the gray fret cloth and leather strap.  Very rare.

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Item#54
MODEL                   : Unknown
SERIAL NUMBER : 44421

8×12" cabinet.  As the fret cloth is Salt & Pepper, it seems to be made around 1968 – 1973.  But it remains on the record.  Maybe one shot run product.  The logo was changed with new one.  I wanted to see the inside but I was unable to move it.  The forbidden 8x12”!

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To Be Continued...

Marshall Museum --- Mr. T's Collection vol.20

Item#49
MODEL                    : 1917
SERIAL NUMBER of Cabinet:A00168

The set cabinet with PA20.  It is the last version of 1917 which was sold until 1973.

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The speaker cabinet for PA20.  It distort nicely.  So it works well as a guitar amp.

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The back view.  The structure is half open.
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The model number is 1917 according to the plaque.

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It has feets on the side and the design is asymmetric.  When they are stacked, it looks this.

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Removing the half of the rear panel.

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Speaker is 13 X 8cm oval.

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Item#50
MODEL: Mini-Mixer
SERIAL NUMBER : A14476

6 channel powered mixer.
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Real wood material is applied at the both ends.

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The Marshall logo on the back looks dignified.

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To Be Continued...

Marshall Museum --- Mr. T's Collection vol.19

Item#46
MODEL                   : Unknown
SERIAL NUMBER : None

Same specification as 100W PARK made by Marshall in the middle of 70’s.  Fairly rare.  It was impossible to even recognize the model name because of lack of the record.

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Item#47
MODEL                   : Silver Jubilee 25-50 
SERIAL NUMBER : V16289

Marshall sold this micro stack silver jubilee special 3005 only in 1987 for their 25th anniversary. 12W,1 x 10” cabinets.

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Item#48
MODEL                   : 2020
SERIAL NUMBER : 39927

Reverb unit made between 1968 and early 1970.  Another model with fuzz was called 2021.  The same design as the 20W head for PA launched the previous year.

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Simple control with just DEPTH and TONE.

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The inside of the unit. (just remove the rear panel)  It seems to have just a reverb unit.  It works by solid state.
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To Be continued...

2011年9月 2日 (金)

S'4 SPECIAL~ピンク・フロイドの魅力

S'4 SPECIAL~Enchanted by the Music of Pink Floyd

ピンク・フロイドはお好きですか?

Battersea

先日、原宿のクロコダイルでピンク・フロイドづくしのライブがあった。出演はピンク・フロイドのトリビュート・バンド、その名もBrain Damage。「Carazy Diamond」、「Money」、「Time」、「Echoes」等をプレイ。実は以前にも一度観たことがあって今回も楽しみにしてた。コーラスやサックス(バリトンもちゃんと!)もバッチリ加わった本格派だ。

この熱気見てチョ!超満員なのよ。みんなフロイド好きネェ~。

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そして、もうひとつはS'4 Special。「S'4」とは「関カルテット」の略。それのスペシャル・バージョンなのでS'4 Specialだ。

この人が関雅樹。以前にもマーブロに登場してもらっているのでご存知の方も多いだろう。(①Jammin' with Awesome Cats森園勝敏チャリティ・イベント『Carry On』)

コンテンポラリーなジャズフレーズを土台にした意表をつくスリリングなフレーズの連続がカッコいい!

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森園勝敏はS'4の正式メンバー。

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Specialで大関明子。そう、日本のタル・ウィルケンフェルド。

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Specialで小滝みつる。

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Specialで岡井大二。

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で、この4人がアルバム『狂気』のA面全曲を演奏したのだ。

しかし、A面全曲となると、完璧にレコード通りのテンポで演奏しても19分弱。これじゃ、あまりにも短いということで、森さんをフィーチュアした曲も演奏することになった。

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1曲目は「Brush with the Blues」。Thlee Of USなどでも度々採り上げられる森さんのオハコだ。この静謐な中に潜む得体の知れない緊張感!素晴らしい演奏だ。

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「ゴッコゴッコ」と見かけではまったく想像できない重い音を置いていく明子ちゃん。文句なくカッコいい!

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森さんとは対照的にディレイを深くかけ、天空を舞うかのごとくのスペイシーなフレーズを連発する関ちゃん。車の中で聴いているCDが『Nefertiti』だったりするのもうなづける!

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2曲目は世紀の名曲「レディ・ヴィオレッタ(ヴァイオレッタではない)」。これまた関ちゃんとのツインリードに鳥肌が止まらないッ!

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師匠を紹介する関ちゃん。接点はもちろん多いものの、今日ほど師匠(ホンモノ)と四人囃子のナンバーを演奏する機会は過去になかったという。それだけにこの日を心待ちにしていたらしい。ス~ラス~ラと流れるようにしゃべる、おっそろしく自然なMCも関ちゃんの魅力だ。

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さっそくまた囃子ナンバーを…。ズクダンダン、ズクダンダンとあまりにもへビィな大二さんのワルツが飛び出した!そう「円盤」!「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」だ。やっぱりいいナァ~。

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小滝さんも大活躍だ!小滝さんはCINEMAや戸川純のヤプーズに参加していて、関ちゃんの紹介では「あのヤプーズですよ!ヤプーズ!」と興奮まじりにリスペクトを送りまくっていたっけ。

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ここでブルース。森さんのブルースがあまりにも素晴らしいことは何回も書いてきたが、先日関ちゃんともこの話題で盛り上がった。ノッてる時の森さんのブルースには手がつけられない…って。もう、何かに憑依されているとしか思えないんだ。

「Red House」を演奏。この日は日本のジミ・ヘンドリックス、中野重夫が客席に姿を見せていた。森さんとはシゲさんのラジオ番組『中野重夫のKeep on Rockin'(毎週水曜日21:30~22:00FM愛知にて放送中)』に出演したこともある仲。

「今日はそこに中野重夫さんも来てますけど…」と言いつつイントロの7thのアルペジオの断片をはじく…もうこれだけでブルースだ。

ちなみに今年もShigeo Rolloverの「ジミ・ヘンドリックス追悼ライブ」の季節がやって来る。詳しくはコチラをご参照下さい。東京は例年通り9月23日、渋谷O-WESTにて開催。

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関ちゃんも泣きのフレーズで応戦!気合のこもった真剣勝負だ!ちなみにアンプは2187を使用している。

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「師匠と四人囃子ナンバーを演奏する」という念願かなった関雅樹なのであった~!(後でもう1曲ね)

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そして、いよいよピンク・フロイド・コーナー!

これから『狂気(The Dark Side of the Moon)』のA面を丸々演っちゃおうというワケ。楽しみ~!っということで写真もサイケっぽくちょっとソラリにしてみたよ。

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かつては世界で一番売れたアルバムのトップに君臨していた。していた…と過去形になってしまうのは記録が破られちゃったからなのね。今では第3位らしい。その上を行く第2位はシュニーブリー先生もビックリの4,900万枚(ちょうどではないよ)を売った『Back in Black / AC/DC』!そうかネェ~。で、さらに上を行くのは…もうおわかりでしょう?マイコーの「ラースリ」。イヤ、『Thriller』でナント1億1,000万枚(ピッタリじゃないよ)!もうこの記録は人類が滅亡するまで抜かれることは恐らくないでしょう。

大二さんは大のフロイド好き。森さんは一番最初ピンク・フロイドのレコードを大二さんから聞かされたという。それだけに、気合の入り方が尋常ではない!

くどいようだがレコード通り「Speak to Me」からスタート。

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ここで、ピンク・フロイドの『狂気』について簡単に…イヤ、詳しく触れておこう。『狂気』についての文章には【 】をつけときました。キライな人は飛ばしてチョ!

【『狂気』はピンク・フロイドの8枚目のスタジオ・アルバム。発表は1973年の3月。何せ長期にわたって世界中で売れまくったアルバムとしてロックが好きな人なら大抵は聴いたことのあるであろう作品。1973年の発表以来1988年まで741週間にわたってビルボードのチャートに居残り、その間売りも売ったりその数、4,500万枚!(ちょうどではありませんよ)

最近では「あの名盤はこうして作られた」みたいな過去の名作の解説や制作過程の解析をするDVDなんかも出てきていて、『狂気』の制作についても色々なことがわかってきたようだ。このシリーズ、私も結構好きで『Over Nite Sensation&Apostrophe(') / Frank Zappa』、『Goodbye Yellow Brick Road / Elton John』、『Bat out of Hell / Meatloaf』なんかを買ってみたが実におもしろい。『狂気』編は見ていないが、いつかは見てみたいものだ】

やはりピンク・フロイドといえばキーボード類は不可欠。小滝さん大活躍だ。こうしてみるとリック・ライトの役割ってメッチャ大きかったんだナァ…ということがわかる。

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【で、このアルバム、テーマを「闘争、貪欲、時間の進行、精神病」に定め、フロイドの創始者であるシド・バレットの精神状態が壊れていくサマにインスパイアされて作られたというのは有名な話し】

それにしても、このアルバムが発表されたのは明子ちゃんが生まれる何年前のことか?!軽く10年以上前だ。

私がはじめて聴いたのは中学3年ぐらいだったかな?高1だったかな?発売後4~5年経ってからのこと。比較的はじめから「コレいいナァ~」って思って好きだった。別に難しいとかそんな感覚がなかったような気がするな。今聴いても全然古くないしね。名盤ってそういうもんだ。

こうして明子ちゃんみたいな世代にいいロックが伝承されていくのを見ると本当にうれしいと思う。森さんたちの偉業のひとつだ!

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【コンセプトを音で表現するために、アビーロード・スタジオでのレコーディングには当時もっとも進歩したスタジオ・レコーディングの技術が投入された…といっても、16トラックのミキサーやテープ・ループなど、今となってはすっかり前時代的なシロモノたちなのだが、当時は大変なものだったようだ。レコーディング・エンジニアはアラン・パーソンズ。ビートルズの『Abby Road』や『Let It Be』での活躍や『原子心母』でのアシスタント・テープ・オペレーターとしての実績を買われての起用だった。しかし、アルバムの制作の後半においては、メンバーもアラン・パーソンズもあまりにも音を突き詰めすぎてドツボにはまり、耳がバカになってしまった。一体どれが収録にふさわしい音なのか判別ができない!そこで、雇われたのがクリス・トーマスで、第三者的な立場で制作作業に加わったらしい。クリス・トーマスはこのアルバムの制作に参画できたことを誇りに思っているらしい。そりゃそうだ。】

「Breath」を歌う森さん。森さんの声がまたいい。ロジャー・ウォータースとは異なった雰囲気がまたいい。

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【レコーディングが順調に進んだのかというとそうではなかった。というのも、ロジャー・ウォータースはアーセナルFCの熱心なサポーターで、試合がある日はレコーディングをほっぽらかしてゲームを見に行っていたらしい。アビーロード・スタジオのあるセント・ジョンズ・ウッドからアーセナルまではちょっと遠回りになるがジュビリー線とピカデリー線を乗り継げばすぐだ。また、メンバーは「モンティ・パイソン(Monty Python's Flying Circus)」の大ファンで放映のたびにレコーディングがストップしたという。私もよく観ました。好きだった~】

関ちゃんもリハの段階からかなり嬉々として取り組んでいた。それだけにプレイは完璧!

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【そして、ライブ。フロイドはローリング・ストーンズの所有する倉庫とレインボー・シアターでリハーサルを繰り返し、音響から照明に至るまで9トンにも及ぶ機材を購入し、それを3台のトレーラーに積み込んだ。アルバム全体をライブで再現したバンドはピンク・フロイドが最初だった。これは「アルバム」というひとつの芸術形態が頂点を極めた時期と言っていいのではなかろうか。要するにコンセプト・アルバムである。LPでもCDでもやっぱりアルバムというフィジカルなアイテムは再生芸術を楽しむ以上絶対に必要なのである。

例えば「Time」だけをダウンロード聴いたとしても面白くもなんともない。「Money」だけを配信で購入して『狂気』を聴いた気になんか絶対になってもらいたくない。ピンク・フロイドに失礼だ】

まるで昔から自分たちのレパートリーであるかのように自然に演奏する5人。

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【しかし、イザ『Darkside of the Moon』発売の際に困ったことが起こった。Medicine Headというイギリスのバンドがすでの同名のアルバムを制作していたのだ。フロイド側は仕方なく『Eclipse』と仮題を付け1972年にブライトンのThe Domeで関係者に披露された。後に、Medicine Headの同名アルバムがまったく売れなかったことよりフロイドが『Dark Side of the Moon』の名前を使えるようになったという】

大二さんのキレのよいハイハット・ワークに導かれて演奏された「On the Run」。

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【そして翌月、アルバム発表の1年前にレインボー・シアターでプレス向けに披露され大喝采を浴びた。当然この時もアタマから『狂気』を演奏したハズだから、今回のS'4のライブと同じことが起こっていたに違いない。しかし、この時フロイドの方は「On the Run」をシンセサイザーなしで、また、「The Great Gig in the Sky」ではレコードで聴けるクレア・トリーの歌の代わりに聖書が読み上げられた】

それにしてもレインボー・シアターではこの「On the Run」をシンセサイザーなして一体どのように演奏したのだろうか?

そして時計の音。アラーム。「Time」だ!ここでも森さんのボーカルが光る。それにしてもカッコいい曲だ!

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ん~、関ちゃんのギター・ソロは題材が何であろうと実にスリリングだね。自分のスタイルを確立しているところも素晴らしい。

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ここでスペシャル・ゲストが加わる。金子マリ!

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マリさんが登場しただけでステージの雰囲気がガラリと変わる。この緊張感が何ともタマラない~!

で、演奏されるのはA面最後の「The Great Gig in the Sky」。『狂気』で歌っているのはクレア・トリー。

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【クレア・トリーはイギリスのシンガーソングライターでアビーロード・スタジオによく出入りしていた。アラン・パーソンズが彼女の歌声を聴いて「The Great Gig in the Sky」の収録に招いたのだという。彼女はレコーディングの日がハマースミス・オデオンのチャック・ベリーのコンサートと重なっていたため一度は参加を断ったが、是非にと日程を変更してレコーディングは敢行された。バンド・メンバーはアルバムのコンセプトをクレアに説明したが彼女は「?」だったらしい。つまり自分は一体何をすればよいのかサッパリわからなかったというのだ。この曲はリック・ライトのペンによるものだが、クレアのパートはデイヴ・ギルモアが担当し、リック・ライトのハダカのピアノに合わせてクレアにアドリブで歌ってもらい、極短いトラックをいくつか録音した。彼女はボーカル・ブースの中でノリにノッて歌い、はじめのうちは恥ずかしがっていたという。絶唱だもんね。そして入念に編集が行われ現在の形にまとめたのだ】

クレア・トリーより重くてシブいマリさんの歌。プログラムの都合上しょうがないけど、今回の出番が1曲だけだなんて!もっと聴きたい!

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【この時のクレアのギャラは£30。現在の価値にすると£300ぐらい。2004年にクレアはEMIを訴えた。何しろ彼女の歌はアドリブなんだからリック・ライトとの共同作曲者として認めて印税よこせ!ってワケ。そりゃ言いたくもなる。何しろ4,500万枚も売れたんだからね。高等裁判所は彼女の訴えを認めたが、まだ最終的な決着はついていない。もし、クレアが勝訴したら膨大な印税が転がり込んでくる。「億(円)」は軽いだろう。2005年の再プレス盤には共同作曲者としてクレア・トリーの名前がクレジットされている。でも、そのリック・ライトも鬼籍に入ってしまった】

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【このアルバムの偉大なところは音だけではない。そう、ジャケット。このヒプノシスの手によるプリズムのジャケットを知らないロック・ファンは皆無であろう】

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【EMIはヒプノシスが手がけた『雲の影』や『原子心母(Atom Heart Mother)』の抽象性が理解できず、はじめ『狂気』のジャケットはタイトルやバンド名のレタリングだけのシンプルなものにしたかったらしい。以前マーブロでも紹介した通り、ヒプノシスのレコジャケ初仕事は『雲の影(Obsucure by Clouds)』だっただけにバンドとも関係も深く、デザイナーのストーム・ソーガソンもオーブリー・パウエルもフロイドに雇われていたため、EMIのリクエストを無視することができた。リック・ライトはヒプノシスにイメージをこう伝えた…「知的で、こざっぱりしていて、高級感のあるデザイン」。プリズムのアイデアはミーティング中にパウエルがソーガソンに見せた写真から生まれた。制作には同僚のジョージ・ハーディも大きく関わっており、最初7通りのデザインを制作。バンド・メンバーに見せたところ満場一致でプリズムのデザインに決定したらしい】

案外フロイドの曲で出番の多いのがボトルネック・ギター。もちろん完全コピー!

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【このアルバムの成功はバンド・メンバーに莫大な富をもたらし、リック・ライトやロジャー・ウォータースは大邸宅を、ニック・メイスンは高級車を何台も手に入れた。デイヴ・ギルモアもストラトキャスター#1をこの時手に入れたのかしらん?

そして、バンドはその利益を用いて映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル (Monty Python and the Holy Grail )』の制作に出資をしたとさ…(ジョージ・ハリソンも何がしかのモンティ・パイソンの映画に出資している)】

無事に『狂気』のA面を演奏し、四人囃子の「空と雲」で本編を〆た。

そしてアンコールでは『モア』から「Cymbaline」を演奏。最後の最後までフロイド漬けの夜だった!

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森さんは今回の企画にノリノリだっという。確かに演奏中も四人囃子の曲も含めて演奏していてとても楽しそうだった。四人囃子が『一触即発』を発表したのが1974年。『狂気』の日本での発売日は正確にはわからないが1973年のいつかだろう。すると、森さんや大二さんが『狂気』をはじめて聴いたのは『一触即発』を制作している時だったはずだ。

一体全体、大二さん森さんたちには『狂気』がどう聴こえたんだろう?それが『一触即発』に与えた影響は?実に興味深い。今度お会いした時に訊いてみよう…。

そうそう、そういえばナゼ『狂気』を選んだかというと…『炎』だと「Crazy Diamond」のキメのギターフレーズ、あの「♪タンティンタンタ~ン」をどっちが弾くかでモメそうだったので『狂気』にしたとか…大人げない!でもあれはギタリストなら誰もが弾きたいよね!

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アノ、今回の記事、思ったより大作になっちゃっていかにも私がフロイド・ファンのような体裁にみえるけど、本当はキング・クリムゾンや四人囃子の方が断然好き。フロイドやキャメルのような叙情派よりジェントル・ジャイアントだのカンタベリーだの、もっとジャズっぽいというか、アクロバチックな技巧派が私の好みなのです。

もちろんピンク・フロイドも決してキライなワケじゃないし『狂気』や『炎』には夢中になった時期もある。そうでなきゃわざわざバタシー発電所なんか訪ねて行きませんよ。だけど、フロイドはちょっと私にはフォーキーすぎて…。

でも、ピンク・フロイドの海外での人気ってそれはそれはいまだに根強いものがあって、今の日本での状況からはとても想像しにくいぐらい。アコギを持つとごく普通の人が平気で「Wish You Were Here」を弾いたりとかね。日本ではこんなことゼッタイにない!

こういうことでものスゴイ文化の奥の方の差みたいなものが洋の東西にあることを感じるのだ。ということを付け加えておしまいにしときやす。

とにかく素晴らしいライブだった!今度はB面、イヤ、両面通して演ってください!

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(一部敬称略 2011年7月22日 原宿CROCODILEにて撮影)

2011年9月 1日 (木)

eha! Live at CROCODILE

これも前から観たかったバンド…eha!

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フロントのおふたりには以前マーブロに登場してもらっている。『Seki Trio (関雅樹)~Jammin' with awesome cats Vol.1~』の時だ。

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ギター&ボーカルの長井ちえ

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ベース&ボーカルは山田直子。と現在は脱退しているが、現SHOW-YAのmittanの3人で1999年に結成したトリオがeha!。

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今回、ドラマーは根本Chaco久子をゲストに迎えている。

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この3人で素敵なeha!ミュージックを奏でてくれた。なんていうとフニャフニャにソフトなロックに聞こえてしまうかもしれないが、ところがドッコイ、骨太なロックがeha!の身上なのだ。

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冒頭、ちえさんのド迫力のフィードバックから入る。ちえさんは1959を愛用している。

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ちえさんのソウルフルなギター・ソロもeha!のハイライトのひとつ。

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ツボを得たベースラインを紡ぎながら歌う直子さん。

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歌もベースもどちらも同時に完璧にこなす直子さんがスゴイ!

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Chacoさんのクリスピーなドラミングはeha!の曲にピッタリとマッチする!

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eha!の音楽を「骨太のロック」と形容したが、それだけでは決してない。

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女性らしい繊細さが曲の演奏のあちこちに横溢していて、聴いていて実にすがすがしくて気持ちがいい。でも骨太。

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やはりなんと言っても最大の武器はちえさんと直子さんのツイン・ボーカルだろう。

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ギター同様にソウルフルに歌うちえさんと…

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楚々とナチュラルに歌う直子さんとのコントラストも素晴らしいが、ハーモニーがまたよろしい!

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アンコールではちえさんがアコギに持ち替え。

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「Song for Hope―希望のうた―」という東北地方太平洋沖地震の義援活動へ参加した際の曲、「きっと知ってる」を演奏。

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これがまたいい曲!グッときちゃった!

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是非一度eha!のライブにお出かけください。オススメです。

eha!の詳しい情報はコチラ⇒eha! official web site

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(一部敬称略 2011年7月21日 原宿CROCODILEにて撮影)