Shit associated music 2-2011~Natsumen
Fuji Rock Festival 2011への出演も果たし、ますます気炎を吐くNATSUMEN。8月1日から間髪を入れずにマーシャル・ブログに登場だ!何せ「夏」だかんね!
今回NATSUMENが登場したのは勢いにノッている若手10バンドが集結した『Shit associated music 2-2011』というイベント。
インスト、変拍子、テクニカルとNATSUMENの個性がここでも異彩を放つ。また今回もメンバーを紹介しちゃおう!だってみんなカッコいいんだも~ん!
リーダー&ギターのAxSxE。
ギターのホイン。前回は黄色、今日はブルーのタオルだ。
ベースの山本カブレラマン昌史。
演奏中、向き合っていることが多いAxSxEさんとカブレラマン。あたかも2人で会話をしているようだ。でもその会話は必ずしも協調しているワケではなく、いつもAxSxEさんが「イクよ、イクよ」と無理なわがままをいっているのをカブレラマンが「ダメよ、ダメよ」とたしなめているよう…に私には見えてしょうがない。その制止もきかずに最後には爆発してしまうのがAxSxEさんだ。そのもようは後半で…。
キーボードは野村卓史。
ドラムの山本達久。
テナー・サックス、稲田ヌボンバ貴貞。
アルト・サックスは加藤雄一郎。
トランペットのカッキー。
AxSxEの変幻自在な独特のMCも楽しみのひとつだ。
山本カブレラマン昌史はスゴイ。いつか書きたいと思っていた。ジッとガマンのベースなのだ。いつも思い浮かべるのは菊地成孔さんのDCPRGのベースを担当するアリガスさん。山本さんは変拍子の台風の中で、アリガスさんはポリリズムの時化の中で、じっと耐え抜いている姿に共通点を見出してしまうのだ。パトリック・オハーン vs.マイケル・ヘンダーソンってとこか?
すっかりバンドに馴染んだ野村さん。端正にNATSUMENサウンドを盛り上げていく。
曲の名前がわからず失礼なのだが、あのホインちゃんがAxSxEさんとハモる「テレッテレッテレッテレッ」という奇天烈なフレーズがステキなんだよね。
この日は体調がすぐれなかったというが、そんなことをまったく感じさせないいつも通りのハツラツとしたプレイがカッコよかった山本達久。複雑なNATSUMENのビートを自然に響かせるのはこの人の澱みない滑らかなドラミングによるところも大きいのだろう。
例によって後半になるにしたがいヒート・アップするAxSxEさん!始まった始まった!
ビ~ッタリとAxSxEさんの後をつけるカブレラマン!もはやトランス状態だッ!
ホーン・セクションのキメがまたおっそろしくカッコいい!混沌としたリズムの嵐の中のオアシス。たたみかけて来るように飛び出すメロディがかなりの快感!聴きどころだヨ~ン!
いつもはオリジナルの2203を使用するAxSxEだが、この日はトラブルが発生し4100を使用。正直、AxSxEさんの鋭いプレイには2203の方がシックリくる。それでも爆発的なパワーは充分に表現されていたように思う。
噴火寸前のAxSxEさん!
そして、ついに噴火!獰猛なノイズの溶岩流が時速1,000kmでマーシャルから飛び出してくる!
こんな爆発状態のAxSxEさんを無視(?)し、平静を保って演奏するほかのメンバーもスゴイっちゃスゴイ!誰ひとり身じろぎひとつしないし、見飽きているのか、禁止されているか、AxSxEに一瞥もくれないで演奏に没頭している!
インストが偉いワケでも、変拍子が珍しいワケでも決してない。でもNATSUMENはスゴイ。何がスゴイのかというと、やっぱりユニークだもんね。
「ユニーク」という言葉は日本ではただ「変わってる」みたいなニュアンスが強く、ともすると「変わり者」をイヤミに表現するときに重宝される言葉のようだが、、英語では「唯一の」とか「(素晴らしすぎて)類のない」とかいう褒め言葉として使うのが普通だ。「One of a Kind」とかね。NATSUMENの「ユニーク」はまさにそれ。
そして、私なんかには、彼らのスタイルが決して奇を衒っているようにはまったく聴こえない。すごく自然に聴こえる。音楽の根底がしっかりしているとでもいおうか、ソフィスティケイトされていて、とにかく歌詞がないのにやたらとドラマティックだ。なまじ陳腐極まりない歌詞がひっ付いているおかげで聴いていると首筋がムズ痒くなってしまう若いバンドが今ナント多いことよ。
こんなカッコいい音楽をやっているバンドが他に日本にいるのかしらん、今?CD作品で探せば、私が知っている限りホッピー神山さんの『意味のないものには意味がある』ぐらいか…。
でも日本ではインストのバンドは厳しいよね~。パット・メセニーみたいな人って絶対に出て来れない。インストとかギタリストとかいう意味ではござらんよ。あんまりこの言葉は使いたくないんだけど、「芸術性」が高くて、かつ「ユニーク」なアーティストってこと。
10月にはモントリオール、トロント、バンクーバー等を回るカナディアン・ツアーを敢行するNATSUMEN。大いにそのカッコよさを北米大陸で見せつけて来て欲しい。
恒例のマイク・コメント!プロレス状態。燃え尽きた後の一種の清涼剤だ。いいナァ~、NATSUMEN入りたいナァ~。繰り返す…今、間違いなく日本でもっともカッコいいバンドのひとつだ。
NATSUMENの詳しい情報はコチラ⇒xxx NATSUMEN xxx WxExBxSxIxTxE xxx
(一部敬称略 2011年7月16日 渋谷WWWにて撮影)




























