このユニットは八王子の根城、Live Bar X.Y.Z.→Aで演ってみたところ大変シックリいったので今回のライブと相成ったというワケ。
その場で曲を作るいつものスパイスファイブのスリリングな展開とは異なりリラックス・ムード満点だ。
1曲目から文明さんのシブいノドで「Georgia on my Mind」。文明さんの黒っぽい歌声はこの手の歌がよく似合う。
「お月さまへ」というスージー・クリーム・チーズの曲も披露。スージー・クリーム・チーズはフランク・ザッパの曲「The Return of the Son of Monster Magnet」に出てくる架空の女性ボーカリストの名前。この曲は初期のザッパらしい、今聴いても前衛丸出しの難曲だが、文明さんの作品はタイトル通りやさしさ溢れる歌曲だ。
で、アルバート・ホール。これでわかりましたね。元々このホールは「The Central Hall of Arts and Sciences」という名前になる予定だったのですが、1871年のオープン時にはビクトリア女王の意向により、この建物の名前に愛する旦那様の名前がすっかり入ってしまったんですね。 要するに公私混同。
ちなみにジョン・ギールグッドはローレンス・オリヴィエと比肩するイギリスが誇る有名なシェイクスピア俳優。今ではウエスト・エンドの劇場街に「サー・ジョン・ギールグッド・シアター」という彼の名を冠した劇場があります。そういえば、鬼才ニール・サイモン脚本、ロバート・ムーア監督、デイヴ・グルーシン音楽の『名探偵登場(Murder by Deah)』で盲目の執事(この設定自体ふざけてる!それとも、『サンセット大通り』でエリッヒ・フォン・シュトロハイム演じたマック役あたりの諧謔なのかな?)に扮し、イギリス人らしいブラックな役どころを実にうまく、かつ面白く演じていた。先日亡くなったピーター・フォークといい、ピーター・セラーズといい、エルザ・ランチェスターといい、アレック・ギネスにデヴィッド・ニーブン、ホンモノのトルーマン・カポーティまで出てくる壮絶にシブいキャスト。もちろん最高の脚本…あの作品大好きでした。こうして見るとイギリスってのはたくさんのシリアスな名優を輩出しておりますな。
そういえばブロードウェイには「ニール・サイモン・シアター」ってのがありますな。
私は特段熱心なニール・サイモンのファンではないが、彼の一番好きな作品はアーサー・ヒラー監督、ジャック・レモン、サンディ・デニス主演で映画化された1970年の『おかしな夫婦』と題された『The Out of Towners』。どうしようもなく面白い!その証拠にこの作品は1990年にスティーブ・マーティンとゴールディ・ホーンの主演で再映画化された。この時は『アウト・オブ・タウナーズ』という原題とおりの邦題でした。私はスティーブ・マーティンがちょっと苦手。その分ゴールディ・ホーンが明るくあまりにもチャーミングでプラスマイナス=ゼロというところかな…。この再映画化自体は、ま、大したことないのだけれど、見どころはむしろ、あのモンティ・パイソンのジョン・クリースが準主役で出ていたところかしらん…。ゴールディは家柄がメチャクチャがよくて、アメリカの独立宣言書にヒイ爺さんかなんかの名前が出ているとか。
しっかしマーブロでサルサを紹介出来る日が来るなんて夢にも思わなかったナァ~。しかも世界最高峰のOrquesta De La Luzに登場してもらえるなんて光栄です!うれしい~です!佐久間ちゃんありがとう!
…ともっと観たい気持ちを抑えつつ会場を去るのサ。
さて、こちらは昨年8月に発表した全31曲収録の2枚組ベストアルバム『VERY BEST OF ORQUESTA DE LA LUZ~25th Anniversary Collection』。10枚のオリジナルアルバムからメンバー自身による選曲により30曲を構成し、松任谷由美のペンによる新曲「Soy Una Rosa」を加えたタイトル通りデ・ラ・ルスの栄光の25年の足跡を俯瞰する最良のベストアルバムだ。
第1部の最後には意外にもHorace Silverの「Senor Blues」が出てきて驚いた。さすがセンスがいい!個人的にいかにも「じゃず~」っていう演奏が聴きたい時、Horace Silverを選ぶことがある。ピアノ・プレイ自体は左手のアクが強すぎて時折ゲップが出てしまうが、いかにもハードバップ然としたレパートリーがジャズの楽しさを教えてくれるようで好き。「Sister Sadie」、「Nica's Dream」、「Strollin'」、「Nutville」、「Metamorphosis」等々名曲も多いしね。でも極めつけは『A Night at Birdland vol.1』の「Split Kick」かな。ジャズを聴き始めた頃、この「There Will Never Be Another You」のコード進行に基づいて作られた名曲にハマった。あとSilver作ということであれば「Quicksilver」ね。滅法カッコいい。
この『A Night at Birdland』の2作(LP時代の話し)はClifford BrownやLou Donaldsonらのメンバーもいいし、マーブロ読者の方々でこれからジャズでも聴いてみようかな?なんて方がいたらオススメですな。Lou Donaldsonっていえば「Alligator Boogaloo」やらBernard PurdieやChuck Raineyらとのファンクのヤツの方が馴染みが深いようだが、50年代にはこんなにカッコいいバッパーだったのよ!私も若い頃、胸躍らせて『A Night at Birdland』聴いたもんです。
で、話しは戻って…第2部では「Harlem Nocturne」やら「Goodbye Pork Pie Hat」なども演奏しお客さんを大いに喜ばせた。
1. King will come 2. Blowin free 3. Rock n roll widow 4. Ballad of the Beacon 5. Persephone 6. Diamond Jack 7. F.U.B.B. 8. Warrior 9. Throw down the Sword アンコール: 10. Living Proof 11. Jailbait
何だかすっかり「カンタベリー大聖堂訪問記」みたいになっちゃったけどしょうがない。何しろカンタベリー・ミュージックの片鱗すら見い出せないんだから…。その中で!これこそドンズバ!そうCaravan(キャラヴァン)の『セントダンスタン通りの盲犬(Blind Dog at St. Dunstans)』のジャケットのイラストの場所なのだ!ココもんのスゴイ交通量なんですよ。ひっきりなしに車が通っています。
1. Want Your Love So Bad 2. Dream With You 3. Come And Love Me 4. Silverado 5. Destiny 6. The Other Way 7. 6月の詩 8. Cosmic 9. Good Day 10. When It All Comes Down 11. Ray's Day
話しはそれるが、上の「THE HISTORY OF MARSHALL」のページをめくっていると、見た目はほとんど1959だが、「NARB」というモデルが存在していたことがわかる。このNARBという名前、実はケンの苗字のバックワード。つまり、BRANを逆から綴るとNARBになるというワケ。詳しくはコチラ。
一方、イギリスの小さい町にはマーケット・スクエアという広場が大抵あって、毎日市が開かれていることが多い。デヴィッド・ボウイーの「Five Years」にある「♪ Pushung through the market square, so many mothers sighing」のアレですな。そこではそれぞれ出品者が持参した新鮮な野菜やアンティーク・グッズ等が売られていて中古レコード屋もあったりする。