FoZZtone『Lodestone Tour III "to the NEW WORLD』@赤坂BLITZ
FoZZtone Lodestone Tour III " to the NEW WORLD @ Akasaka BLITZ
満員の赤坂BLITZ!
7月に2枚組のニュー・アルバムの発表を控えるFoZZtoneの前回のツアーファイナルのもよう。
天才(自称)・渡會将士。
ベースの菅野信昭。
ドラムはサポート・メンバーの武並"JJ"俊明。
そしてトレード・マークのマーシャル・フル・スタックを従えた…
ギターの竹尾典明。
愛用のSUPER100JHのほかに2061XキャビとClass5が配備されていた。
1曲目はニュー・アルバム『NEW WORLD』の「組曲 白鯨」から「tempestoso」。いきなり新曲だ。こんなところに並々ならないFoZZtoneの自信の表れを感じる。
「クラシック・ロックへの回帰」というテーマを掲げたこともあるFoZZtoneだが、今回のニュー・アルバムではクラシック・ロックを突き抜けて「クラシック音楽」の構築美を追求を標榜している。
メルヴィルか…。どこか「アーサー王」や「ヘンリー八世」をテーマにしたリック・ウェイクマンの諸作やキャメルの『スノー・グース』なんかを連想してしまい、こむずかしい印象を受けるかもしれない。
FoZZtoneの場合は心配御無用!そのコンセプトに沿って構築されたサウンドは痛快そのもの!(リック・ウェイクマンもキャメルも別に難しいことは何ひとつないけど…)
FoZZtoneは「音楽の退化」を憂いこのような作品を世に問うているが、まったくその通り!「コワ~イ話し」でも取り上げたように、こうしたコンセプチュアルな作品には必ずパッケージが必要であり、それが作り上げる音世界は音楽配信には絶対にでき得ないことでもあるのだ!こういうの思いっきり支持しまっせ!
2曲目は「4D」。典型的なFoZZtoneの灼熱アップビート曲。
驚いたのはこの日のセット・リスト。
「JUMPING GIRL」、「音楽」といった人気曲は演奏したものの、アンコールを含めた全19曲のうち11曲がこれからリリースされるニュー・アルバムからの選曲だったのだ!それらは今回初めて演奏されるものではないが、新しめの曲でショウを固めようという姿勢にFoZZtoneが音を立てて前進してく様が見て取れるというものだ。
この媚びない姿勢がFoZZtoneなのだ。でも「ワンダーラスト」は聴きたかったゾ!
すっかりFoZZtoneのリズムの要ぶりが板についているJJ。軽いわけでもなく重過ぎもなく、今のバンド・サウンドにベスト・マッチしている!
オオッと!ダブル・ネック登場!しかもSGの白。かつては加納秀人さんもこの白いダブルネックで日本のロック界を揺さぶったものだった…。
思ったより「重い」というダブルネック。
しかし、このロック・ギター界の必殺兵器をひとたび肩からかけて(sling)しまうと、ギタリストは燃え狂ってしまうのだ!でも腰には気をつけろ!
ちょっと鼻にかかった声がどうにも魅力的なワッチの声。
歌にギターに観客を大いに魅了した。「ENEMY」いい曲だな…。
決して前には出てこないが、後ろの方で実は暴れまくっている菅野。着実なベースラインでバンドを下支えする。
本編の最後は静謐なイントロから激しくどうしようもあく重く燃え上がる、これまた『NEW WORLD』収録の「HELLO, C Q D」から「音楽」へ…
そして「ロードストーン<south>」で締めくくられた。
大興奮の観客!
アンコールの1曲目はニューアルバム『NEW WORLD』のリード・チューン「口笛男」!
アンコールにはステージ縁に腰掛けてア・カペラでギター・ソロを披露した竹ちゃん。『IV』を出した後に来日したTOTOの武道館公演でこれをやったスティーヴ・ルカサーを思い出すナァ~。
「青い影」に「Over the Rainbow」、竹ちゃんらしいセレクションではないか?
最後まで絶唱のワッチ。
静かなるエキサイター、菅野は告知MCでも活躍した!
大成功に終わったツアー・ファイナル。「セント・エルモの火」がFoZZtoneの面々の頭上でハッキリと灯るのが見えた。
最後になったが、そのニュー・アルバム『NEW WORLD』を紹介しておこう。7月6日発売の2枚組超大作だ。
それに先立ち明後日に発売されるオーダーメイド・アルバムのタワーレコード・バージョンがこの『from the NEW WORLD』だ。昨年末に発表したオーダーメイド・アルバム候補曲10曲に「口笛男」を追加した全11曲の中からタワーレコードの店舗スタッフが選曲し、曲順を決定した店舗独自の『from the NEW WORLD』となっている。
9月末からの『Lodestone Tour IV "at the NEW WORLD"』も決定しているのでそちらも楽しみだ!
FoZZtoneの詳しい情報はコチラ⇒FoZZtone OFFICIAL WEB SITE
(一部敬称略 2011年4月23日 赤坂BLITZにて撮影)






































