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2011年4月18日 (月)

SPICE FIVE、元気×元気のサード・ライブ

SPICE FIVE's Third Live ~ Alive and Well!

長らく休止をしておりましたマーシャル・ブログを本日から再開させていただきます。

あらためまして東日本大震災の被災者の方々に心からお悔やみお見舞い申し上げます。

休止中、信じられないくらいたくさんの方々から再開を待ち望むお声を頂戴致しました。「こんな時こそアップしないでどうする!」とお叱りのご意見も頂きました。

誠に微力ではございますが、被災地の方々だけでなく日本中の音楽を愛する方々に元気をお分けできますような楽しい内容でお送りしたいと気持ちを新たに取り組む所存でございます。

これからもマーシャル・ブログをお引き立てのほど何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、マーシャル・ブログは、『ライブ・レポート』や『トピックス』等の記事は時系列に沿って掲載し、『ロンドン・ロック名所めぐり』や『マーシャル・トーク』等の資料的記事はランダムにお送りして参りました。今回の再開に際して掲載の順番をどうすべきか考え込みました。震災前に書き上げたものの未掲載で終わってしまっている記事もあれば、震災後に取材した記事もあります。

通常であればそのまま時系列に沿って並べて行くべきでありましょうが、再開していきなり大分過去の記事というのもどうかと思うし…。悩みに悩んだ結果、ランダムに掲載することにしました。ライブやイベント関連の記事も新旧取り混ぜて掲載して参ります。また、急を要す情報を掲載した記事があればそれらを最優先することを基本とさせていただきます。

今日はSPICE FIVEの3回目のライブのレポートをお送りします。SPICE FIVEは震災前日の3月10日にご登場頂いたばかりです。しかし、今日ご紹介する内容はマーシャル・ブログが震災後はじめて取材したライブで、「復興」の機運を知る区切りのいい元気なライブだと思いご登場頂きました。

元気いっぱい、笑いいっぱい、もちろん最高の演奏が詰め込まれたステージのもようをお送りします。

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颯爽と登場したSPICE FIVE。

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ベースの和佐田達彦

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キーボード&ボーカルに小川文明

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おなじみそうる透

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エレクトリック・ヴァイオリンを操る武藤祐生

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そして、ギターは田川ヒロアキ

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もちろんヒロアキくんは相棒のJMD501を携えて登場。

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プリセット機能をうまく利用して幅広い音づくりを実現しているのはいつも通り。

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…とここまで前回のレポとほとんど同じ展開だ!ハイ。正直に白状しちゃう。スミマセン。レギュラーで開催しているライブなのでどうしても写真もテキストも似通っちゃう。でも、実際のライブはナ~ン回観てもまったく飽きないスリルと笑いに満ちた最高のプログラムなのだ!

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冒頭、リーダーの和佐田さんから力強いメッセージがあり、「いつも以上に一生懸命演奏するゾ!」と宣言。その言葉に偽りのないゴキゲンな2コードのエイトビート・ナンバーが飛び出す。!

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1曲目終了後、「田川くんのオリジナルで『@+#$%& $#%&*+|』という曲です」とアナウンスされる。「コードがEとAなので『E.A.』という曲だそうで…」いきなりダイナミックな笑い。まるで落語!まるで山下洋輔!

今夜も当意即妙な極上のインプロヴィゼーションの応酬に胸が沸き踊る!それにしても何と魅力的な図太いギターサウンドよ!

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「次の曲は『もはや日本国民はゴジラになるしかないのか』」と曲名に触れ、映画、初代『ゴジラ』の話しに突入する文明さん。「ゴジラの鳴き声を聴いた漁師が『あれはゴジラも知れん』という場面はおかしい」とおっしゃる。初めて出て来たのに何で知ってるのか…その通り。

後に大映のガメラの三作目『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』にこんなシーンがあったのを思い出した。子供たちがギャオスのことを「ギャオス、ギャオス」と呼んでいるのを科学者が耳にして「ボクたち、何でギャオスって呼んでいるんだい?」と尋ねると子供たちが、「だって、『ギャオー』って泣くからサ!」と答える。科学者が子供にそんなことを訊くという時点でシチュエーションが破綻していると言えなくもないが、こっちの方が脚本がしっかりしているというか、ガメラの制作者は文明さんがおっしゃったゴジラの矛盾を認識していたのかも知れないね。ま、もっとも「ゴリラとクジラを合わせて「ゴジラ」ですとは言えないか…。

SPICE FIVEの怪獣の話はゴジラ⇒ゴジラの使いまわしのジラース⇒怪獣博士⇒ゴモラ⇒(ソドムとゴモラ)⇒へドバとダビデ⇒♪ナオミ・カムバック…ときて文明さんが「B面がヘブライ語!」と落とす。爆笑!

私は怪獣マニアではないが、ウルトラマンに出てくる怪獣の名前は100%当てることができます。ウルトラセブンもいけるかな?昔は怪獣も実にオリジナリティがあったからね。多分一生忘れないでしょう。最近は、今朝何を食べたかもなかなか思い出せないってーのにネ!いつかマーブロでも怪獣ネタをゆっくりやりたいもんだね。やっぱりアノ頃(60年代後半)は怪獣さえもオリジナリティに富んでいたね。やっぱりウルトラマンだわ。

一方、和佐田さんからは怪獣つながりでファンキーさんの話し。ファンキーさんはスポーツにまったく関心がないそうで、昔、鹿島アントラーズにジーコ、アルシンド、ラモスが来た時、「ソイツら火ィ吹くんかい?!」とおっしゃったという。「怪獣ちがうわい!」と和佐田さん。私もファンキーさんとほぼ同レベル。

ちなみに文明さんと孝三さんはモスラのインファント島の歌を最後まで歌うことができるのだ。

もう笑いすぎて腹痛い!まだ1曲しか演ってない!

で、ようやく曲のコーナーに突入。「もはや~」はマイルスの「Back Seat Betty」を思わせるタイトルのイメージ通りのへヴィな曲。

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ここでは武藤さんのヴァイオリンが大活躍。ゴジラの鳴き声もコントラバスだかチェロだかで作ったというが、不気味な雰囲気を存分に醸し出していた。

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ドラム発電も不可能ではない透さんのエネルギッシュなドラミング。ちなみにフランス語でドラムのことは「batterie(バッテリー)」というんだね。元はペルシャ語らしい。発音は[バテリ]で[リ]は例の痰がからんだようなアレを弱めに(コレわざわざフランス語をしゃべる友人に電話で確認した)。何でコレを知ったかというと実はキング・クリムゾン。『ディシプリン』でビル・ブラッフォードの楽器のところに「Batterie」と表記してあったのを思い出したのだ。今更ながらちょっと調べてみると確かにAtollなんかのドフランスのバンドのレコード・ジャケットのドラムの表記には「Batterie」とある。MagmaとかGongとかのインターナショナルなバンドは英語表記で「Drums」になってる。

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3曲目には世論を盛り込んだ衝撃のメッセージソング、「オレもめまいで入院してみたい」。スパニッシュ・モードのエキゾチックなミディアム・テンポの曲が飛び出した。「カモメ」のRTFバリにエレピで入魂のソロを展開した文明さん。曲調もボレロになったりしてまったく冗長とならないところが実力者達の演奏のスゴイところだ。前回の「高田馬場ラーメン戦争」が母体になっている。

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チャリティのことに触れる和佐田さん。「できることは何でもしよう。無力と微力は違う!」と素晴らしいメッセージを送った。

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前回も「スタンリー・クラーク=レッツゴー三匹・長作」というご意見で大爆笑をジェネレイトさせた文明さん、今回も舌好調!書きたいけどここに書けないネタ満載だ。

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楽器を置いてふたりのMCをジックリと鑑賞する武藤さん。まさか武藤さんとネ~、超ビックリの出会いがこの1カ月後にあるとはネ~。

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今日の武藤さんのコスチュームはモンキーズ。実は私は密かに武藤さんのTシャツのバリエーションを楽しんでいる。

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キメまくる集中力抜群のギター・ソロ。本当に見るたびにフレーズの幅、音楽の範囲が広がっていくのがわかる。

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久々に登場のスライド・ウォッチ!

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歌っては空手チョップもお見舞いした!

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第2部では3大ギタリスト、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、そして北別府…のうちひとりの曲を演奏する…というところで「ビリー・コブハムの曲」ということに訂正され、「ストラタス」イヤ「ストラトス」と迷いながら曲名が紹介された。これは当然コブハムの『Spectrum』収録曲「Stratus」のことだが、ジェフ・ベックの演奏で最近すっかりポピュラーになっちゃった。

で、和佐田さんじゃないけれど、この「Stratus」、どう読むか悩むところで日本では「ストレイタス」と呼ぶことが多いようだ。しかし、実は和佐田さんが正しいようだ。というのはマーシャルの友達に確認したのだが、「ストラトゥス」のように発音していたからだ。

先週ダグ・アルドリッチとバーニー・マースデンの共演でこの曲を目の当たりにしたのだが、彼らも打ち合わせの時、「ストラトゥス」と発音していた。このWhitesnake新旧ギタリスト対決のレポートも後日お送りするのでお楽しみに!

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SPICE FIVEの「ストラトゥス」も最高にカッコよかった!そもそもこの曲のテーマってヴァイオリンにマッチすると思ってたんだよね。結果は完璧に正解だった!

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へヴィなリズム隊もシックリとくる。次回はご自身の体重を記念したライブとなるかもしれない和佐田さんのベースのイントロにはgoose bomps(「鳥肌」の意)の嵐!

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アンコール曲「3月30日のブルースin D」までバンドをプッシュし続けた透さん。透さんはいつ、どのステージでも実に楽しそうにドラムを演奏するが、SPICE FIVEの時は輪をかけて楽しそうに見える。やっぱり達人達は譜面を枠にとらわれない即興の場が一番イキイキとするのだ。

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次回のステージではまた成長している姿を見せるであろうヒロアキくん。楽しみだ!

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今日も十八番の「Fellin' Alright」が炸裂!

こうしてSPICE FIVE3回目のステージも巨大ジェットコースター的なスケールで仕上がったのだった!

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次回のライブは4月20日。場所はここ高田馬場音楽室DX。是非遊びに来てくだされ!

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(一部敬称略 2011年3月30日 高田馬場音楽室DXにて撮影)