スゴ腕ガールズ~Valentine Special <前編>
Sugoude Girls ~Valentine Special~ vol.1
マーブロ史上もっともカシマシイ記事がコレだ…one, two, three…
マーシャル・ブログでも何回もガール・バンドや女性ミュージシャンにご登場願ってきているが、マーブロ内だけでなく昨今、本当に女性アーティストの進出がめざましい。とてもいいことだと思う。こういう状況を目の当たりにすると「草食系男子」云々と男性が言われちゃうのもうなずけてくるね。
ジャズ界を見渡すと、ボーカルを除いては、ユタ・ヒップやパット・モラン、マリアン・マクパートランド(『ピアノ・ジャズ』というドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの対談CDはおもしろいよ!)、リニー・ロスネス、ジョアン・ブラッキーン、そして何と言っても穐吉敏子等々のピアノ界は女性スターが豊作だ。メリー・フォードやエミリー・レムラーのギター勢、変わり種ではトロンボーンのメルバ・リストンなんてのもいるが、やはり身体的にキツイ部分があるのか、最近でこそチラホラ見受けられるようになったが、女流管楽器プレイヤーは意外に少ないようだ。
女性ロック・アーティストもシンガーが定番だった。バックは男性が務める。女流楽器プレイヤーとしてそこへベース・ギターを引っさげて颯爽と現れたのがスージー・クアトロか?先週触れたイギリスのソングライティング・チーム、ニッキー・チンとマイク・チャップマンがクリエイトするポップでハードな佳曲に恵まれ大いに人気を呼んだ。
それからカナダのウィルソン姉妹のハート。ハートは曲もすこぶるカッコよくナンシーのギター・プレイにシビれた諸兄も多いハズだ。高校1年の時、隣りの席に座っていたお寺の息子さんで学級委員長だったA君が「最近ロックを聴き始めたんだ!」と凄んで言うので一体何を聴いているのかと尋ねてみると、鬼の首を獲ったようにこう言い誇った。「ハートッ!(どうだ、ロックだぞ!)」って。ビックリマークは5ケついていたかも知れない。70年代後半の話し。「一体、学級委員長が聴くロックって…?」という、ロックがそういう立ち位置の時代だったんですね。学級委員長は歌謡曲以外はビートルズかカーペンターズかアバだった。私はその頃ハードロックにも飽きてプログレに狂っていました。
それ以前にはもちろんガール・バンドのランナウェイズがいたワケだけど、60年代後半には至極強力なガール・バンドがいた。それはThe Shaggs。でもここでは詳しくは触れないでおこう。
とにかくランナウエイズが出て来た時の騒ぎようはとてつもないものだった。小学館のGOROという男性誌で篠山紀信が激写しちゃったりしてね。1975年、一種の社会現象だったのではないか?
ボーカルのシェリー・カーリーのボディ・スーツ姿がセクシー極まりないぐらいに喧伝されたが、今じゃあんなの渋谷を歩くお譲さんの中に入ってしまえばまったく目立つことはないだろう。それどころか今では男性のバンドの人たちが身につけていたりして…。でも、とにかく大事件だったんですよ。
私的には女性は根本がマジメだからロックの本筋をはずれず、かえってロックの本質をうまく伝道してくれるかもしれないと期待している。それに案外女性ミュージシャンって保守的なのでは?というのは女の子だから「ギターはピンク」なんてのはとんでもないステレオタイプで、存外にサンバーストのストラトやジャズベースとか、ゴールドトップのレスポールなんてのが重用されるんだよね。そういった意味からも、70年代あたりのロックの黄金期を呼び覚ますようなアーティストが出てきてくれるとうれしい。
さて、このいかにも華やかなイベント『スゴ腕ガールズ~Valentine Special~』は教則DVDを発表しているまさに「スゴ腕」の女性ミュージシャンが一堂に会したもの。
ギターだけでなく、ベースやドラム関連のスゴ腕ガールズたちが登場し、超満員の会場を沸かせた。
ドラム・バトルで幕開けしたショウの後はまずギター勢が登場。バッキングトラックに合わせて1曲ずつ披露。
トップ・バッターはGacharic SpinのTOMO-ZO。ニコニコと楽しそうに弾く姿はまさにオープナーにピッタリ。でもプレイの方はハードでドライブ感満点だ!
TOMO-ZOのDVDはコレ。是非、一緒に弾かせてもらいたいものだ!
つづいての出番はCIGARPOCKETS、N.S.D.PのYUI。
マーブロでは1月に酒井愁のイベントの記事ですでに登場してもらっている。
自称「今日のイベントで唯一のAKB系」というYUIちゃん。
実に太く堂々とした音を出すんだよね~、YUIちゃんは。そして、思い切りのよいプレイが何とも勇猛なのだ!
コード理論はとっつきにくいよね。でもこんなインストラクターだったらゼッタイわかる!
Vがよく似合うギタリストだ。それもそのはず、Vのシェイプがギターの形と思い込んでいるのだから!
続いてはD_DriveのYUKIちゃん。
先日彼女が在籍するD_Driveのライブを目の当たりにしたが、イヤハヤ、凄まじい演奏だった。近いうちにレポするので乞うご期待!
このコーナーでもYUKIちゃんはD_Driveの曲を披露。
複雑なフレーズを一気呵成に弾ききるサマは圧巻だ!
「わたしの速さについてこれる?」なんて言われりゃ頑張って練習したくなる!
スティーヴ・ヴァイが好みという彼女はさしずめ女性版ジャック・バトラーか?!
ギタリスト座談会も楽しかった!やはり並々ならにギターへの愛と情熱を見て取ることができた。
一転、Mayukoの静謐なナイロンギターの調べに聴衆はウットリ…。
ギャビー・パヒヌイ、レッドウォード・カアパナの名前ぐらいしか私には思い浮かばないスラッキー・ギター。このDVDを見て勉強してみようかな?
この後、パーカッションの仙道さおりとデュエットで「星に願いを」を聴かせてくれた。
シブいプレイでビシっとキメてくれたのは磯貝真由。
憧れのギタリストのフレーズをなぞるのももちろん楽しいが、指板のそこかしこに指を運び即興で自分だけのフレーズを奏でるのもギターの醍醐味だ。管楽器ではこうないかないからね。そんなアドリブ・ソロに入門させてくれるのが真由ちゃんのDVD。
そして、安達久美の登場!
マーブロでは桑名正博さんのコンサートへのゲスト出演した折のレポートをすでにしている。
相変わらずのギタリスト垂涎の極上トーンに乗せて久美フレーズが会場を駆け巡る!実に素晴らしい!
ブルージー、ファンキー、グルービー、アーシー等々ギターが得意とする、ギターだからこそできるような音楽のエキスがギッシリ詰まっているのが久美ちゃんのプレイ。
久美ちゃんのDVDはそんなおいしいところ満載の仕上がりだ!
今後の活動が実に楽しみな久美ちゃん!
各DVDの詳しい情報はコチラ⇒アトス・インターナショナル・オフィシャル・サイト
また、当日の様子がオンエアされる。詳しくはコチラをチェック!⇒MUSIC AIR




























