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2011年3月10日 (木)

SPICE FIVE~涙×涙のセカンド・ライブ

Spice Five~The second gig with inflated tears

Spice Five、結成2回目のライブ。前回、最高の内容だったので今回も大いに期待して臨んだが、その期待にたがわない、イヤ、期待をはるかに上回る楽しさで大満足の一夜となった!

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まずはメンバー紹介から…

リーダーでベースの和佐田達彦

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キーボードは小川文明

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ドラムス、そうる透

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エレクトリック・ヴァイオリンの武藤祐生

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そして、田川ヒロアキのギター。

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当然、自慢のJMD501を使用。例のスピーカー・グレードアップ仕様のコンボだ。

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この人のディストーションからクランチにかけてのトーンの美しさは尋常ではない。

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Spice Fiveのサウンドの大きな特徴となっているのが武藤さんのエレクトリック・ヴァイオリン。

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ドップリとブルースを弾くその姿にFrank Zappaの「Directly from My Heart to You(『Weasels Ripped My Flesh』収録)」のSugar Cane Harrisを重ねたのは自分だけではないだろう。イヤ、自分だけか。イヤ、文明さんもそう思ってくれたに違いない。

そういえばU.K.って来日するんだってネェ~。本当に世の中ナニが起こるかわからない!

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Spice Fiveの司令塔の和佐田さん。彼の指示によってパフォーマンスが組み立てられる。例外的にマイルスの「Jean Pierre」が演奏されたものの、「前回はカバーばっかりだったが、今回はオリジナルで勝負!」との宣言通り新曲だらけの内容となった。

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また、この「Jean Pierre」がすさまじい演奏だった。

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クライマックスには「Third Stone from the Sun」まで飛び出す和佐田さんと文明さんの白熱のインタープレイ!

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演奏は極めてシリアスなのだが、曲間のMCが異常なまでにおもしろい。和佐田さんと文明さんという最高のエンターティナーがいるから当然か?今日は「似てる」シリーズで盛り上がった。

「完全無欠のロックンローラー」とWeather Reportの「Birdland」って似てへん?」と文明さん。こういう落差の大きい比較がおもしろい。前にも書いたけど「また君に恋してる」とKing Crimsonの「Moonchild」はどうだろう?

写真は「Aja」のスティーブ・ガッドを真似して楽しむ透さん。お手のモンです。昔はThe Brecker BrothersからCrusadersからStuffから何でもやって見せてくれたんだから!

そういえば、廃盤になっているCrosswindのCDを最近中古で見つけて数枚ゲットした。ヨカッタ~。最高にカッコいい。

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オリジナル曲は和佐田さんに指名されたメンバーが弾きだす。「それではこの曲は田川くんからスタートです!」とふられたヒロアキくん。Amの曲だ。一瞬考えるヒロアキくん。ムムッ、このオリジナル曲って…。

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大きな声じゃいえないが…小さな声じゃ聴こえないってかッ!というのは和佐田さんが属するX.Y.Z.→Aのボーカリストのペットフレーズだが、以前、よくテレビに出ているトークがおもしろいフォーク歌手のライブに行って、存外に曲が多いことにガッカリしたことがあった。「エ、またきょくぅ~?!」みたいな…。不謹慎でスミマセン。

Spice Fiveはスゴイよ。MCも演奏も極上。MCでは笑って笑って涙流して、演奏がカッコよくて涙流して…と2種類の涙が流せるちょうどいい塩梅の構成になっているのですよ。

和佐田さんの話しで特に爆笑したのは「外反母趾」のはなし。和佐田さん、子供の頃、外反母趾を母子家庭のことだと勘違いしていたらしい。両方「ボシ」だからね。

そして、お母さんがある日、「私、外反母趾になってもうた~!」と言うので驚いてしまった。「え~!?ウチ、母子家庭になったんや~!」
しかもお母さんが痛みに耐えかね悲痛な顔で打ち明けるもんだからそのショックと悲しみは倍増し…ああ。

ま、文明さんのバンド仲間には「レギンス」と「エリンギ」を間違えている人もいたとか…。とにかく笑いが止まらん!

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文明さんの「似てる」シリーズではホント腹が痛くなるほど笑わせていただきました。何かの加減でアフロ・ヘアの話しになると突然、「ナァ、レッツゴー3匹の長作ってスタンリー・クラークに似てへん?」と言い出す。もうこれにはハマッた。長作とスタンリー・クラーク…この溝がおもしろい!終演後もうひとつ教えて(?)くれたのが「ショーケン(萩原健一)とジャコ・パストリアス、どやッ?」!

それと、何でだか覚えていないが、話しがマイルス・デイヴィスに及び、突然「ピノキオ(『Nefertiti』収録)ってどんな曲やったっけ?」とピラピラといかにも適当にピアノを弾いて「あの頃のマイルスの曲って何を弾いても合ってまう…」とボソッとおっしゃる。もうコレがおかしくて、おかしくて!思い出せば思い出すほどおかしい!

そういえば文明さん、「高田馬場ラーメン戦争」という曲では「ラ・フィエスタ」のメロディが登場していたっけ。音楽を知ってれば知っているほど楽しめるライブかもしれない。

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世代も違うし、関西人同士のトークにはなかなか割り込めないヒロアキくん。大丈夫、このふたりの爆笑トークには何人も食い込むことはできません。

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武藤さんは完全に聞き役に徹し、まったくMCに口を出さない。でも、かわりに熱演で勝負。それでも実に楽しそう!

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このふたりのリズム隊は強力だ!

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ソリストが動き出すとふたりとも同時にピタリとそれに反応して見せる。豪放のように見えて実に繊細だ。

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歌詞もその場でジェネレイトさせる。これが案外スリリング!

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歌もソロもキマった!

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透さんも始終ニコニコで演奏することを心から楽しんでいるようだった。やはり百戦錬磨のテクニシャンにとってはこういう「何でもアリ」のフリーフォームの場は自分の音楽的可能性を存分に引き出すことができる格好の場となるようだ。

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バンドの司令塔、爆笑MC、そしてもちろん超絶ベース・プレイと八面六臂の活躍を見せてくれた和佐田さんなのであった。

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最後はオハコのデイブ・メイスンの「Feelin' Alright」。文明さんのソウルフルな声もこのバンドの強力な武器だ!

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お客さんも参加して大いに盛り上がったのであった!

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是非多くの人に見てもらいたい。これほどエキサイティングな演奏が見れて、これほどハラが痛くなるほど笑うライブも珍しい。

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Spice Fiveの次回のライブは3月30日(水)、高田馬場音楽室DXにて。

ライブの詳しい情報はコチラ⇒高田馬場音楽室DX

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(一部敬称略 2011年2月16日 高田馬場音楽室DXにて撮影)