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2011年2月21日 (月)

MR. BIG 「LIVE FROM THE LIVING ROOM 」の本番に潜入!

Sneaking into the MR.BIG's acoustic gig, "LIVE FROM THE LIVING ROOM"

MR.BIGのニュー・アルバム『What If』の出来が素晴らしいのは前回伝えた通り。

『What If』の発売と4月のジャパン・ツアーのプロモーションでMR.BIGが来日し、1回限り、アコースティック・フォーマットでギグを行った。先週の予告編通り、今日のその時のレポートだ。

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MR.BIGファンのみなさん!本題に入る前にチョットだけやらせてください。

生まれて初めて会場となるこの東宝スタジオに来たんだけど、バスを降りてチョイと進んでビックリ仰天!そこにいたのは島田勘兵衛、五郎兵衛、七郎次、平八、久蔵、勝四郎、そして菊千代。もう何回観たかカウント完全不可能の「七人の侍」たち。

初めてこの映画を観たのは小学校5年か6年の時。久しぶりのリバイバル上映だったのか、父に連れられて行った今はもう無いテアトル東京は超満員で、舞台の上、すなわちスクリーンのほぼ真横で観たのだった。子供ながらに「何て面白い映画なんだろう!」と夢中になった。

『七人の侍』を50回以上観、『攻撃(この戦争映画はすべてのサラリーマン管理職に絶対観て欲しい!)』、『特攻大作戦』、『ロンゲスト・ヤード』など実に男っぽい映画を撮ったロバート・アルドリッチにはかなわないが、テレビ、ビデオ、DVD等、40年近くの間に果たして何回観たことだろう。ほとんどのセリフを覚えてるかもしれない。恥ずかしながらマーブロに掲載するライブ写真を自分で撮るときは、チョットだけ…ほんのチョットだけ黒澤作品を意識してるのです。ああ、恥ずかしい!言ってしまった!

なので、オーバーじゃなくてこの壁を見た瞬間、しばらくの間立ちすくんでしまったのです。

守るより攻める方が得意な「アメリカからやって来た4人の侍」を迎えるにはあまりにもおあつらえ向きのシチュエーションではあるまいか?米盗まれないように気をつけれ!

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「リンジニューズヲモウシアゲマス、リンジニューズヲモウシアゲマス!」とポールのことだからこれを見たらBlue Oyster Cultの「Godzilla」を演るかな?なんて期待したりして…。ゴジラも快く出迎えてくれた。

そういえば先日、テレビのグルメ番組で牡蠣がうまい店かなんかが紹介されていたが、そのBGMがBlue Oyster Cultの「(Don't Fear) the Reaper」でかなり笑った。好きな番組スタッフがいるんだね。

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さて、これが今日の舞台。『LIVE FROM THE LIVING ROOM』だからリビング・ルームになってる。タイトルは「ライブ」と「リブ」のシャレなんだね。

抽選で当選したラッキーなWOWOW視聴者が会場に集まり開演を今か今かと首を長くして待っている。

TVカメラが至る所に設置され緊張感もピークに達する!

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そして、リビング・ルームからのライブが始まる!

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アコースティック・ライブというシチュエーションとはいえ完全にMR.BIGサウンド!

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ポール・ギルバートはアコースティック・ギターで登場。

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ビリー・シーンは普段通りのセットアップだ。

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ネクタイを締めて熱唱するエリック・マーチン。

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バス・ドラムとカホンを中心としたセットで参加したパット・トーピー。

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楽器が異なっても何ら違和感がないのが不思議…。

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ポールは前回のリハーサル潜入レポ通り2台のコンボをセット。

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奥がアコースティック・ギター用のJMD102。手前がエレクトリック・ギター用の2266C、『What If』のレコーディングで全面的に使用されたVintageModernの50W、1×12"コンボだ。

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さすがエレクトリックを提げたときには「水を得た魚」感が出たね。

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やっぱりMR.BIGの超絶技巧曲をアコギで演るのは大変だと思った。もっともポールはそんな素振りは全く見せなかったけど…。

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ビリーのカッコ良さったらなかった!マーブロ初登場!

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昨年、エディ・ジョブソンとのZ3を渋谷で観て以来。前日のリハの時に「プログレ好きなんッスよ」と告げると「アレ観てたの?私もプログレ大好きだよ」と言っていた。

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これはこのショウを観たギターを嗜む友人の受け売りだが、「ビリーのプレイを見ていたらベースをやっていたかもしれませんよね!」ってまさにその通り。

エレクトリック・ベース界もたくさんの巨人がひしめきあっていて、ジェイムス・ジェマーソン、チャック・レイニー、ラリー・グラハム、ブーツィー・コリンズのソウル、R&Bの黒人勢に加えてマッカートニー、アンディ・フレイザー、リーランド・スクラー等の白人勢も負けていない(キリがないから少数のお名前に留めました)。そして、イノベーター的なベーシストとして名前を挙げたい個性がまずジャコ、パーシー・ジョーンズ、そして、ビリー・シーンではなかろうか?とにもかくにもカッコいいわ~!

実は最近江川ほーじんさんのスーパー・プレイを見たばっかりなので、ベースに関する文章に力が入っているのだ。(近日マーブロ登場してくれます)

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それにしてもこの4人のコーラスの完璧さはナンダ?CDか?

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サングラスとネクタイ姿が凛々しいエリック。

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「Daddy~」のようなアップ・テンポのナンバーからストリングスが加わって演奏されたしっとりナンバーまで完璧な歌唱で会場を魅了した。

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すごい熱唱ぶりでしょ?!

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パットはカホンとバスドラを中心にタンバリン、シェイカー、スプラッシュ・シンバル、バーチャイムなどをセット。

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アコースティック・セットとはいえ絶妙なドライブ感でバンドをインスパイアした。

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冒頭MCで登場したMR.BIGの音楽を配給するWHD EntertainmentのFさんによればこのセットは本番のたった3日前に発注し突貫で完成させたとのこと。イエイエ、これはちょっとやそっとの急ぎ仕事ではござんせん。まずはこのブタちゃんたちのさりげないディスプレイ。それに加えてツェッペリンの映画『永遠の詩』、Thin LizzyやらThe Whoのポスターがリビングルームの中に貼ってあったり、客入れのBGMまで雰囲気満点!ホンモノのロックを迎えるにふさわしい演出! さすがFさん!

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昨日合わせたばっかりのストリングス舞台がいよいよ合流!大ヒット曲「To Be with You」の他、『What If』収録の新曲「Stranger in My Life」や「All the Way Up」をプレイ。ただひたすら美しい!昨日の入念なリハの甲斐あって完璧な演奏!よかったねポールさん!

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本編最後には太鼓が2人加わる。

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ポールも負けじとここでエレクトリックに持ち替え。

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この時のマーシャルは2266Cだ!

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この「Shy Boy」は絶品だった!思わず鳥肌!

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滅多にないシチュエーションながらいつもと変わらないMR.BIGサウンドを爆発させた4人。

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実に楽しそう!そして本当に4月のツアーを心待ちにしているようすだ。

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花束も贈呈されてご満悦の「アメリカからやって来た4人の侍」。やっぱり守ることなくひたすら攻めまくってファンにとって至福の時を提供した。

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そしてアンコールでは「Days in the Hole」を演奏。

エリックが全曲終了後こう言った。「MR.BIG has left the building」…

これは文字通り「もうエルヴィスはこの建物(コンサート会場)にはいませんよ」という意味。エルヴィスとはもちろんエルヴィス・プレスリーのこと。このセリフが意味するところは、「もうこれで終わりだよ」、「コンサートは終わったよ」ということ。さすがEric、よく知ってる…と言いたいところなんだけど、実はこのセリフ大変有名なものなのだ。

思わぬところでウンチク…。私がこのセリフを知ったのはFrank Zappaの1988年(米大統領選挙の年)のアルバム『Broadway the Hard Way』。1曲目のタイトルが「Elvis Has Just Left the Building」だったので調べたことがあったのね。

で、このセリフ、出典はアル・ドゥヴォリンというプレスリーのコンサート・アナウンサー&スタッフ。コンサートがすべて終了した後もアンコールをしつこくネバる観客に向けたもの。「エルヴィスはもう車に乗って帰っちゃったよ!」ということ。これが一般化して、同じシチュエーションでは今でもこのセリフが時折使われている。これから転じて誰かが亡くなった時にも「もうこの世にはいない」という意味でこの表現が使われるらしい。

それほど有名になったこのセリフ、後年当のアルがプレスリー側にロイヤルティを請求したがまったく取り合ってもらえず、最終的にアルはプレスリー側をひどく恨んだらしい。

2004年、キム・ベイシンガー主演のコメディ映画『トラブル IN ベガス』の原題は『Elvis Has Left the Billding』だそう。どんな映画なんだろう?誰か見た人いる?あ~、前から書いてるけど、いつかドップリ映画の話題でマーブロ書きたい!

…ということで今日のMR.BIG、意外や意外、映画に始まって映画に終わるのでした。

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こうなるとこっちも断然4月のジャパン・ツアーへの期待が高まる!

ポールはVintageModernとJMDのスタックを使用する予定だ!

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『What If』並びにジャパン・ツアーの詳しい情報はコチラ⇒WHD Entertainment

そして、この『LIVE FROM THE LIVING ROOM』のWOWOWでの放送に関する詳しい情報はコチラ⇒WOWOWオンライン

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(一部敬称略 2011年1月28日 東宝スタジオにて撮影  協力:WHD Entertainment)