GUILTY GEAR × BLAZBLUE MUSIC LIVE 2011~荘厳なサウンドにはマーシャルがよく似合う!
GUILTY GEAR~Marshall sound meet magnificent music
「ゲーム」といえばババ抜き、大富豪、7ならべ…燃えたよね。「人生ゲーム」もあった。野球盤にも熱中した。でも「消える魔球」はいただなかった。ああいうゲームで子供達は大喜びしていたのだ、昔は。
それから、どうしても忘れられないのが「ビンゴ・ピンボール」というアメリカのヤーツ。イヤ、実はこれ名前すらわからなくて今回かなり調べたんだけど、スマート・ボールのもっと複雑なヤーツといえばよいのだろうか?形はフリッパー(ボールをはじき返すガチャガチャね)なしのピンボール。盤面にあいている穴を狙って、丁度よい心持ちでピンボールのようにビヨヨ~ンとボールをはじく。すると、入った穴の番号に合わせて対面に垂直に設置してあるビンゴのカードのようなものに記された番号が消されていく。それでそのカードのタテでもヨコでもナナメでも一列に並べればいいワケ。
結果的にはビンゴ・ゲームなんだけど、これが想像を絶する面白さだった。もう夢中になってやってた。メカは完全に前時代的で、まるで江戸時代のからくり人形のような感じなんだけど、ボールの打ち方や台を微妙に揺らすテクニックでボールを狙った穴に入れることができるし、カードの数字がゲームの展開によってドンドン変わっていったりで実に頭を使うし、スリリングなものだ。またやりたいナァ~。でももう燃えないだろうナァ。
そして、ブロックくずし。さらにスペース・インベーダーの衝撃。学校行く前に毎朝駅前のゲームセンターでガチャガチャやってたな。それで学校で「何点いった~」と友達と点数を競った。ギターを別にすれば、世の中にこれ以上面白いものはありえないとまで思ってた。何発目でUFOを打つと300点とかサ、当時攻略本なんてなかったのに口コミでこういう情報がくまなく行き渡る様は今思うと実に不思議だ。
スーパーマリオが出てきてからだ。ゲームの成績を「点数」でなく「面」で競うようになったのは。スーパーマリオが出て来たころはもう大人になっていたけど、やったネェ~。ところで、イヴ・モンタン主演の1953年のフランス映画『恐怖の報酬』って知ってる?油田の火事を鎮めるためにイヴ・モンタンと相棒がニトログリセリンを運ぶ映画ね。この主人公たちの名前が「マリオとルイージ」なのです。1977年、ウィリアム・フリードキンがこの映画をリメイクしたけど、ただ一箇所、行く道を阻む倒木をニトロで吹っ飛ばすシーンを除いてはあんまりピンと来なかったな、フリードキンにしては…。ただタンジェリン・ドリームの音楽が印象的だった。また、今回知ったのだが、フリードキン版の原題は『Sorcerer(魔術師)』っていうんだって。マイルスみたいでカッコいいじゃんね。
とチト脇道にそれてしまったが、これで私のゲーム人生は終わり。マリオまで。スミマセン。
そして、ゲーム人生が意外な形で再開した(っぽい)のだ!
しっかしスゴイよね、最近のゲームは。「こういうのがあればスゴイよね!」なんて子供のこと夢見たようなものがバカスカ出てきちゃうんもんね。
大体ですよ、ブロックくずしの頃は画面が白黒で、ゲームセンターによっては、あるいは機種によってはカラーフィルムを貼って強引にカラー画面にしてぐらいだったんですよ。
それが、カラーになってヒゲのオッサンが元気にキノコをフン潰すようになって…。さらに3Dが当たり前になって…。この進化は一体どうなってんだ?
っというワケで最近のゲームは映画さならがでまったくゴイス。すごくなったのは画面だけではなくて、それに伴って挿入されている音楽も格段の進歩を遂げているのだ。ま、正直音楽自体が進化したワケではないのだが、使われている音楽のレベルがものスゴイことになっている。
今日は大人気の2D対戦型格闘ゲーム『GUILTY GEAR』シリーズ、そして最新作『BLAZBLUE』の両作品から ユーザーリクエストによる人気楽曲をセレクトし、ライブ演奏するという企画のレポート。
ステージには思いっきりマーシャルが並ぶ。この反対側にもDSLのハーフスタックが1セット。
これらのマーシャルが「GUILTY GEAR」や「BLAZBLUE」のサウンドコンポーザーで、ゲームの世界を超え多くの音楽ファンを魅了している石渡太輔の音楽を奏でるのだ。 何たってギタリスト3人登場だもんね。で、全員マーシャル!
メンバーはベースの長谷川淳。
ひとりめのギターはRYO。
そして、坪川 隆太。
キーボードはAlhambraのYUHKI。
ヴァイオリンに越川歩。
そして最後のギター。リード・ギターが梶原稔広だ。AlhambraでYUHKIと活動をともにしていることはマーブロ読者ならご存知であろう。
ドラムはSOUND HORIZONのサポート等をこなすKEN☆KEN。残念ながらドラムのポジションが死角でどうしても写真が撮れなかった!実はKEN☆KENとは結構古い付き合いになるのだが…申し訳ない!KEN☆KEN!
マーブロ読者の方はもう梶さんのテクニックや音楽性はJMDのデモ動画でチェック済みだとは思うが、初めての方にそのプレイっぷりをチョット見ていただこう。
…と鉄壁のテクニックとスリリングなアドリブ・ソロが素晴らしい。
このライブでもそのテクニックを存分に活用し自在にギターソロをキメまくっていた。
使用しているマーシャルはJCM900 4100。他ブランドのアンプをしばらく使用していたが「やっぱりマーシャルです!」とカムバック。その想いにしっかりマーシャルが応えていたと思うとうれしい。
バンド自体のサウンドはシンフォニック・ロックと呼んでいいのだろうか?ふた昔以上前ならプログレッシヴ・ロックとカテゴライズされていたかもしれない。すなわち、ヴァイオリンという楽器が最もフィットするロックだ。
それもそのはず、バンドをリードする長谷川さんはドラムのKEN☆KENとともに日本を代表するプログレ・バンド、Geraldのリズムを固めている。
YUHKIさんの奏でるフレーズは最高にカッコいい。本人がどう思うかはわからないが。聴いていて私には至極ギター的なスリルを持っていると思う。皆さんもYUHKIさんのキーボード・ソロを是非タップリと味わう機会を探してほしいと思う。そうだ、Alhambra観に行こう!
リード・ギターの梶さんを固めるギター陣も万全の態勢だった。坪川氏はウォーレン・デ・マルティーにを師と仰ぎ、劇団四季の『マンマ・ミーア』などに参加したギタリスト。
RYOさんもspud(スパッド)というバンドで大活躍している。
さて、梶原稔広、この日も朗々と歌い上げるメロディと予想だにしない奇抜なアドリブフレーズでCLUB CITTA'を埋め尽くした満員の観客を魅了していた。
それにしてもこのシンフォニックで荘厳な音楽には驚いた。これがゲームの音楽か?!…なんて言おうものならゲーム・ファンに怒られそうだが、かなりハイレベルな音楽でこれだけで充分に鑑賞に値するものだ。それをノリノリで聴く若い観衆を見てうれしかった。
ただひとつ…会場を埋め尽くす満員の若い聴衆を見てフト思ってしまった。はるか以前は若い人々にはギターや楽器をたしなむことがカッコいいライフスタイルのひとつだった…冒頭で触れたように昔はこれほど若者が夢中になる手の込んだゲームも携帯もパソコンもなかったからね。もし、そういうものがなかったら今目の前のいる若者のもっと多くががギターを手にしていただろうなって。
でもそれは、ゲームのせいでも携帯にせいでもなくてね、ギターを弾きたい、弾いてみたい!と思わせる音楽がなかなかないからなんだ。
代々ビートルズがいて、テケテケがあって、GSがあって、60年代の後半から70年代の初頭にはいよいよジミ・ヘンドリックスやクラプトンやジェフ・ベック、ディープ・パープル、レッド・ツェッペリンが出てきて、その後は、ヴァン・ヘイレン、イングヴェイ…ギターの人気がある時、ギターを弾いてみたい!と人々を惹きつけるときは必ずオリジナリティの溢れる音楽とそれを奏でるギター・ヒーローがいたのだ。ひるがえってみるに、やっぱりロックはギターでできているんだと思うね。その点、今はイギリス勢があまりにも情けない!
世界から出てこい、ギター・ヒーロー!
梶原稔広のデモ演奏はコチラ⇒JMD:1 DEMO SOUND
(一部敬称略 2011年1月22日 CLUB CITTA'にて撮影)

















