FUJI ROCK FESTIVAL '10 わがままレポート
A selfish report on Fuji Rock Festival '10
「んだよ、今頃フジロックかよ~」なんて言わないで~!1日1回更新のマーブロ、記事が数珠つなぎで1カ月遅れのレポートになっちった。
恐らくどこにもないようなマーブロ流わがままレポートに仕上げましたから行った人はなつかしんでくだされ。行かなかった人は来年に備えてくだされ。
といってもお邪魔したのは初日の7月30日だけなのね。
ま~、ホントに絵にかいたような雨空。ここまで曇ってると気持ちいい。午後からはしっかり降られちゃった…。
相変わらずの大盛況!
ここからわがままレポートです。
一番のお目当ては当然Zappa Plays Zappa。ドゥイージルとは1週間前にロンドンで会ったばかり。まさか1週間のうちに2度もフランク・ザッパのご子息と会うなんて…こんなこと昔は到底考えられなかった。いつもニコニコしていてやさしくて、本当に素敵な人なんだ、ドゥイージルって。
仲良しのリズム・ギターのジェイミー・カイムとは例によってマーシャルの話し。それに加えて、先週のHIGH VOLTAGEの話題で大盛り上がり。「ELPの1曲目は『悪の教典』だった」とか、「2日目に遊びに来ていたジミー・ペイジに会った」とか…とても羨ましがってた。
それに加えて、先日のエディ・ジョブソンの来日公演にまで話が飛ぶと、ジェイミーはUKの大ファンだったとかでメンバーや演奏曲まで逐一尋ねてた。ステージそででふたりで「アラスカ」を口ずさんだりして楽しかった。
「(ザッパの)"エチドナズ・アーフ"をコピーしたんだ。今度、チェックしてよ!」と言うとジェイミーは「OK!自分のパートならいくらでも!」と言って彼はステージに向かった。
1曲目は「パープル・ラグーン」。ドゥイージルが「テヲタタケ!」と日本語で叫ぶ。もちろん「手拍子してください!」という意味。
「インカ・ロード」ではTVインタビューの場面に「トッテモオモシロイー」と日本語も挿入された。
途中でスペシャル・ゲスト登場。ドゥイージルがお客さんにむかって突然「ヘイ!君のこと知ってるぜ!ステージに上がって来なよ!」といって登場したのがリコーダーを手にした日本人。
すぐにピンと来たゾ!以前のZPZの来日公演でも終演後客席でフランク・ザッパの曲、とりわけ複雑なパートをリコーダーで吹いていた人だ!その時もドゥイージルがメンバーに「あれ聞いたかい?あの人呼んで来てよ!だって”インカ・ロード”のクレイジー・パート(ママ)までリコーダーで吹いちゃうんだゼ!」と言っていたのを覚えている。でもその人とは会えずじまいだったようだ。
そして、このFuji Rockの大舞台でいよいよ共演を果たしたというワケ。ドゥイージルがその方に「君の好きなフランク・ザッパのメロディをちょっと吹いてくれる?(ママで直訳)」というと「ブラック・ページ」を吹いた。すると、途中でドゥイージルが「ナイト・スクール!ナイト・スクール!」とリクエスト。その方は即座に「ナイト・スクール」を吹いて見せた。この曲は元々シンクラヴィアによる演奏ですからね。それをソプラノ・リコーダー1本で演っちゃうんだから!すかさずドゥイージルはドラムのジョー・トラヴァースに合図。バッチリとバッキングしたのだ。
そういえば、ザッパ・ファンのみなさん、ジョーには「Philly '76」を出してくれたお礼を言いつつ「次は'76年のニューヨークを出して!」とリクエストしておきました。
演奏曲目はHIGH VOLTAGEとほぼ同じ。ただし、時間が少々長かったので「モンタナ」、「エチドナズ・アーフ」、「アイム・ザ・スライム」が付け加えられた。ステージ裏のセットリストには「リトル・ハウス~」が入っていたが演奏されなかった。
「エチドナズ・アーフ」が始まった時、ジェイミーはステージ袖で見ていた私に向かってウインクしてくれた。練習しとかなきゃ!
さて、このZPZの際、スゴイ人を紹介してもらっちゃった!この方はKunio "Kenny" Sugaiさんという方で、Performanceというギターブランドの主宰者。お父さんのフランク・ザッパのギターを製作し、メンテをされていた方なのです。もちろんドゥイージルのギターの面倒も看ていらっしゃる。他にもスティーブ・ヴァイ、ジョー・ウォルシュ、ウォーレン・デ・マルティーニ、ウォーレン・ククルロ、ジョン・ノーラムのギターも同様。1970年代の初頭に単身アメリカに渡り偉業を成し遂げられた。尊敬しちゃうな~。是非とも「スゴイ日本人」に加えてもらいたい!
それにしてもマーシャルと関係ないな~。カテゴリーは『番外編』にするべきだったかナ?
こちらはFIELD OF HEAVEN。
7時半、暗くなった。雨は止みゃーしない!
でも、そろそろ思いっきりマーシャル行くゼ~!
サンハウスだ!
まずは鮎川さんとシーナさんに先日の『ジャパン・ブルース&ソウル・カーニバル2010』と『SHEENA&鮎川誠60’sロック談義』へのご協力のお礼をする。すると鮎川さんは「素晴らしいレポートだったよ!写真もすごくいいね!」と温かきお言葉。マーブロ、ニンマリ。
ところで、今回の鮎川さんはハーフスタックを2台用意。いつもの1975年製の1987と新兵器1974年製の1959(改造あり)だ。
最終的に1959のみを鳴らして本番に臨んだのだった。これがまたすこぶるいい音!正真正銘のアンプ直。エフェクターは何にもなし!絶対にこれが一番音がいい!
ああ~、サンハウス!とうとう見てしまった!我々の世代はもう一種の「幻のバンド」扱いだったんね。レコードすら入手困難だった。高校1年生の時分からライブハウスに出入りしていたのでその関係で年上の人に『有頂天(1975年)』、『仁輪加(1976年)』、『ドライヴ・サンハウス(1978年)』を録音してもらった。
「何てカッコいいロックなんだろう!」
と思った。それこそテープが擦り切れるほど聴いた。LPが死ぬほど欲しかった!1980年代の直前、ロックが徐々にポップス化してきて歌謡曲とロックの垣根が低くなり出した頃の話だ。「これがホンモノのロックだよな!」と意気に感じた。考えてみるとあの時からまったく進歩していませんな、私は…。いつでも文句言ってら。一生こんなこと言いつつ終わるんだろうな~。
メンバーは柴山俊之(vo)、篠山哲雄(g)、鮎川誠(g)、奈良敏博(b)、鬼平(ds)の布陣。
ドワ~!カッコいい!タマラン!「キング・スネーク」のイントロのジャジャ、ジャジャ、ジャジャ、ジャッジャーンにリズム隊が入り鮎川さんのギターが絡む!そこへ菊さんの歌!もう鳥肌立ちっぱなし!これは夢を見ているのではないかッ?!「夢うつつ」ってか?
演奏曲は;
1. キングスネーク・ブルース
2. 爆弾
3. 借家のブルース
4. 風よ吹け
5. スーツケース・ブルース
6. すけこまし
7. 宛名のない手紙
8. ビールス・カプセル
9. ふっと一息
10. ロックンロールの真最中
11. もうがまんできない
12. なまずの唄
13. レモンティー
14. やらないか
アンコール
E1. I Love You
E2. 地獄へドライブ
E3. ぬすっと
どれも次世代に伝承すべき佳曲ばかり。「これが日本のロックだよ!」ってね。ああそれにしてもカッコいい。先週のHIGH VOLTAGEに引き続きとても幸せなひと時を過ごしたのでありました。
サンハウスの詳しい情報はコチラ⇒風よ吹け
みなさん、Fuji Rock Festivalへはかならず合羽を持参しましょうね!私はついウッカリ。おかげで全身ビッチョリ。下着はベッタリ。車中はグッスリ。上野でグッタリ。
来年も楽しみだ!
(一部敬称略 2010年7月30日 新潟県湯沢町苗場スキー場にて撮影)













