PROGRESSIVE ROCK FES 2010 IN TOKYO~四人囃子編
Yonin Bayashi in PROGRESSIVE ROCK FES 2010 IN TOKYO
人間、夏になりゃ涼しい秋冬が恋しいし、冬になりゃ暖かい春夏が恋しいもんですな。もうすっかり秋になってしまったけど、マーブロはまだ夏のレポートが結構残ってる!マーブロをご覧になって「バーチャル・サマー」で温度調整してください。
というのも今日は真夏の野音のレポート。暑かった~。それも先週レポートした横田基地の翌日でしてね、2日間朝から晩までもう汗かきっぱなしヨ!これだけ汗かいてちっとも痩せないから人間はよくできてる!
よく野外コンサートのレポート評で「暑さに負けない熱いライブが繰り広げられた」なんて惹句が用いられるが、んなことない。コリャ何をどうしたって暑いわ。いっくら真夏でも昔の野音ってこんなに暑くなかったと思うんだけどな…。まだ楽屋が木造でサ。もちろん昼間は、特に日向の席はもう暑くて汗ダラダラなんだけど、夕方になるといい風が入ってきて、それこそ熱い演奏を客席から心地よく眺めたものだ。
さて、四人囃子。むしろあまりにもカッコいい四人囃子のステージですっかり涼しくなったのでした…ここまでうまく整いました。
今日の四人囃子の舞台は『JAPAN PROGRESSIVE ROCK FESTIVAL 2010』。いいネェ~。先日のロンドンの『HIGH VOLTAGE FESTIVAL』といい、チョッと~!、プレグレ来てるんじゃないの~?、プログレ!
出演はスティーブ・ハケット・バンド、ルネッサンス、そして我らが四人囃子。
森園勝敏はマーシャルを使用。メインは1959HW。キャビネットは1960HWの上下だ。アレレ?と思った方もいらっしゃるかもしれない。そう、向かって右のヘッドはサブとして用意されたJMD100だ。実際に使用されることはなかったが、森さんほどの名手に1959HWのサブとして指名されたのだから完全にその実力が証明されたようなものだ。
会場は超満員!ああ、日向の席の人、がんばって!水分摂ってよ!
いよいよ演奏が始まる。トップでの出番だ。
もうメンバーは全員有名すぎて記す必要もありませんが…おなじみギターは森園勝敏。
キーボードは坂下秀実。
ベースは佐久間正英。
ドラムの岡井大二。大二さんはトーベンさん、シゲさんとの「大ベン」以来の登場だ。
「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」でスタート。
んん~、このギターの音!タマラン!
1959のボリュームはかなり小さめでクリーンなサウンド。曲に応じてペダルを用いて歪みを作る基本的なスタイル。なんだかんだ言ってもこれが一番シンプルで一番いいかもね。でも、このスタイルでいい音を出すには、基本となるアンプのクリーンの音がしっかりしていることが第一条件。その点、1959なら安心。ギター、アンプ、エフェクト・ペダル、それぞれの特長をしっかりと活かしてくれる。マーシャルのクリーンって最高だ!
もうマーブロでも何回も書いているような気もするが、実際のジミ・ヘンドリックスの演奏を2度見たウリ・ジョン・ロートが言っていたのを思い出す「ジミのサウンドは最高にクリーンだった」と。
この森さんの音!美しいことこの上ない!ああ、これがストラトキャスターの音か!って思い知らされるようなプレイ。やっぱりストラトとマーシャルのコンビネーションっていいな!
森さんはギターの音色だけでなく歌声も渋くて好き!
2曲目は「泳ぐなネッシー」。名曲だ~。もうとにかく『ゴールデン・ピクニックス』って途方もない名盤だよね。自分の中の日本のロックの名盤で必ずカウントされるの。あと『黒船』とか『マラッカ』とか『外道』とか『東京ワッショイ(バックは満さん時代の四人囃子の方々ですな)』とかね。
そして、あの名盤を四人囃子の方々は20歳ソコソコでペロっと作っちゃった。昔の人(失礼!)は本当に偉大だ。もちろん『一触即発』も大好きだけど、『ゴールデン・ピクニックス』の方がタイプかな?よく日本のピンク・フロイドと形容される四人囃子だけど、私などはあの凝り方など『ゴールデン・ピクニックス』に10ccの『How Dare You?』とかトッドの『A Wizard, A True Star』辺りを被せてしまうんですがね…どうだろう?なんと言うか、一枚のアルバムが途轍もなく高価な宝石箱のような…。
そして「カーニバルがやってくるぞ」につづく。これも 『ゴールデン・ピクニックス』からの作品。このイントロっていつもどうアレンジされているのか気になっていて、以前『From The Vaults』に収録されている渋谷屋根裏の満さんのバージョンをコピーしてみた。でも、森さんの演奏を目にすると、これまた違うのね。間にシャンソンの有名曲「パリ野郎」をはさむなんざ素晴らしいアイデア!
最高の名手が最高の素材を料理する。『一触即発』と『ゴールデン・ピクニックス』からの曲が常に演奏されるが、何回聴いてもまったく飽きることはない。しかも、いつも何がしかの新しいアイデアが封入されていて毎回新鮮だ。これは、長年の風雪に耐えられるだけの良質の素材、つまりそういう楽曲がなければ絶対にできないことだ。フランク・ザッパも同じ。
実は四人囃子は1976年のフランク・ザッパの来日時、今はなき浅草の国際劇場でオープニング・アクトを務めている。このあたりのお話しも含めて森園さんに『マーシャル・トーク』に登場していただくことになっているので乞うご期待!
オォーっと!ここで「ヴィオレッタ」登場!「レディ・ヴァイオレッタ」ではありません「レディ・ヴィオレッタ」が正しい。この辺りも『マーシャル・トーク』で後日解説。
ところでこのギターの音!う、美しすぎるッ!だから1959は好きだよ。この至高の名曲がマーシャルで奏でられるこの幸せ!涙でファインダーも霞むゼイ!
楽しそうに演奏するお2人。イヤイヤ暑すぎちゃってもう笑うしかないのだ!
曲は『即発』から「おまつり」。後日森さんと演奏したROLLYさんもMCでおっしゃっていたが、本当にこの歌詞の世界はスゴイ。もちろん曲もスゴイ!
佐久間さんのリコーダー。曲はもちろん「なすのちゃわんやき」だ。ああ、今、日本のどこかにこんな曲を演奏するバンドはないかしらん?「自分でやれ!」って?できません、できません!
〆は当然のごとく「一触即発」。イントロが始まると大きな拍手もすぐに止み、観客のすべての目と耳がステージに集中する。ここから数分間、「空が落ち、海がせり上がってくる」ほどのスペクタキュラーを期待しているのだ!この日、真ん中のEmのパートをEmとC7に往復で弾いたいたのがとても印象的だった。
今日は四人囃子について書けてヨカッタ…。
四人囃子の詳しい情報はコチラ⇒Yonin Bayashi official Web Site
(一部敬称略 2010年8月22日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)

























































































































































































































