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2010年7月29日 (木)

ミドリ『新世界ツアー』ファイナル!@AX~後編

Midori "shinsekai tour" final gig at Shibuya AX, vol. 2

いよいよ後半に突入する『新世界ツアー』ファイナル@渋谷AX!

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後編は『shinsekai』収録のハジメ・ボーカルの「春メロ」。やさしくやわらかい歌詞が印象的な曲だ。作詞はハジメ&後藤まりこ。ハジメは幼少のころから詩人で、会場入り口のボードには彼の過去に生み出した詩歌が掲示され注目を集めていた。

処女作は小学校2年生の時。これがまた目を疑うような美しい文字で、漢字もふんだんに使われており、とても7~8歳の作品とは思えない。「成績よかったでしょ?」と訊いたが「イエイエ、特には…」とご本人の返答。謙遜だ。あのボード、写真撮っておけばよかった…。ハジメちゃんはメタル・ギターが大好きで、造詣も非常に深い。よく楽屋でヘビメタ話で盛り上がるんよ~。

「まさかAXで歌を歌うなんて想像すらしたことなかった」っていうけど、実にいい感じでしたよ。まりちゃんのハモリも美しかった!

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お次が「リズム」。さあいよいよ阿鼻叫喚のミドリ音地獄の始まりだ!いや天国か?!

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小銭のスネアに導かれて400BPMくらいはあろうかと思われる重々しい4ビート!何というスリル!ジョン・ゾーンもビックリのキラー・チューンだ!

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まりちゃんに『「メカ」が好き』と言ったら『「リズム」は?』と訊かれた理由がわかった。もちろんCDでも存分にこの曲の迫力と魅力を感じ取ったがライブは輪をかけてスゴかった。

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これも最高にミドリっぽい曲、「あたし、ギターになっちゃった!!!!!!」。凄まじいギター・プレイ。ギターって楽器ってホントにスゴイ。演者が自分を表現する技法を何から何まで呆れるほど許容してしまうから。フレッド・フリス、ソニー・シャーロック、ブラッド・ウルマー、デレク・ベイリー、ピート・コージー、最近の日本のギタリストではNATSUMENのAxSxE…後藤まりこをこのラインに乗っけても問題はないでしょう。

そこで取り出だしたるはマーシャル。ここは筆者は独断で「あたし、マーシャルになっちゃった!!!!!!」と置き直してまりちゃんの最高のギタープレイを聴いたのだった。

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この後に続くのはライブでの定番「ハウリング地獄」。そして『shinsekai』のから「鉄塔の上の2人」。会場はもう収まりがつかないくらい盛り上がってしまった。

そして、「どんぞこ」では客席に遠征!

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宙を舞うまりちゃん!

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文字通り後藤まりこと観客が一体化した瞬間…。

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ふとステージを振り返り…

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小銭を睥睨するまりちゃん…

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対峙する小銭喜剛。会場に緊張がひた走る!

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そして、観客を挑発する。

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アンコール(「あんたは誰や」と「POP」)への合間には小銭に見守られてドラムを披露する場面も…。

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筆者もずいぶんと長いこと色んなタイプの音楽を聴いてきたし、今でも仕事柄たくさんの新しいバンドの音を耳にしているが、ミドリは本当にワン&オンリーだ。ボーカルやギター、リズム、アレンジ、作品自体をバラバラにして分析すると特段新しい要素はないように思うが、この4人が一体となって先の要素をごちゃまぜにして、さらに猛烈な力と速さでアジテートすると、音楽の核爆発が起こる。それは、ミドリという名のウラン235が高速増殖炉で暴れまわっているようであり、永遠にエネルギーを拡散し続けているかのようだ。

この高速増殖炉がアルバムの数を重ねるごとに性能がアップして『shinsekai』に到達した。今後はどうなる?次の新しい世界を早く見せてくれ!

ミドリの詳しい情報はコチラ⇒ミドリOFFICIAL WEBSITE

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おしまい

前編は一昨日(7月27日)の記事をご覧ください。

(敬称略 2010年7月2日 渋谷AXにて撮影)