ミドリ『新世界ツアー』ファイナル!@AX~前編
楽しみにしてたのよ~、ホントに!ニュー・アルバム『Shinsekai』の名曲たちがステージでどう再現されるか、それらの曲が従来のレパートリーとどう溶け込むか…。
ライブ重視のバンドだけに、ステージでのパフォーマンスも考慮しての新作であり、かぎりなくその音源に近いライブになろうことは容易に予想できたが、やはり実演は凄まじい!またここで新しい世界…それこそミドリの「新世界」が開けたライブとなった。
まりちゃんはDSL100と1960AXの組み合わせを使用。下は足元のようす。マーシャルのフットスイッチはDSL100のチャンネル切り替え用だ。
楽屋で見つけたまりちゃんのギター・ケース。ネコのイラストがトレードマークだ。
ライブはアルバム同様、「鳩」で幕を開けた。イントロの岩見のとっつあんのベースがスリリング!この曲はサビ後半のクロマティックで下降するフレーズが意外でハッとさせられる。 写真はバンドを指揮しているまりちゃん。
もう底抜けにカッコいい岩見のとっつあんのベース。
キーボードのハジメ。「鳩」では鍵盤ハーモニカもプレイ。
ますますシャープに冴えたドラミングを披露した小銭。
2曲目はアルバムの曲順と同じくして「凡庸VS茫洋」。いきなり静寂が切り裂かれ、ミドリ・ワールドの暗黒の部分へ突入した。
つづいて「さよならパーフェクトワールド」。これを聴くと黒澤明の「生きる」を思い出す。「もうつきまとわないで」と小田切みきが志村喬に言い放つ傍らで裕福な女子学生たちが楽しそうに誕生パーティをしているシーンだ。これ映画だか演劇用語でナントカっていうんでしょ?つまりまったく反対の状況を猛烈なコントラストでいっしょにしてしまうこと。これがこの曲にも当てはまると思う。
次に飛び出したのは「メカ」。これ楽しみにしてたんだ!個人的に『shinsekai』で一番のお気に入りだから。場面がコロコロ変わって『アブソリュートリー・フリー』の頃のフランク・ザッパみたいじゃん?
それにしてもハジメちゃんのピアノのフレーズがミドリむき出しでホッとさせられる。まりちゃんのギターも大活躍だった。5曲目は『セカンド』収録の「うわさのあの子」。
今日のハジメちゃん、いつもより少々大人しい感じ?
そして、『あらためまして、はじめまして、ミドリです。』収録の「ゆきこさん」。エ、もう演っちゃうの?的な位置。もったいないような…。でもそれだけニュー・アルバムに自身があるのね!今までのイメージもデストロ~イ!!
7曲目はまた『shinsekai』に戻って「スピードビート」。これもミドリっぽくて好き!アナコンダのように地を這う岩見のとっつぁんのベース・ラインに4拍目にアクセントを置いた端正な小銭のドラム。そして、永遠に鳴り響くかと思われるハジメのピアノ・フレーズ。まりちゃんの歌声は純粋に響く。こんな音を出しているバンドって間違いなく、今他にいないでしょう。
ここまでが前半戦。一時も見逃せない聞き逃せない瞬間の連続だ。そして、この後ライブはいよいよ佳境へと突入していく…。
ミドリの詳しい情報はコチラ⇒ミドリ OFFICIAL WEBSITE
後編につづく
(敬称略 2010年7月2日 渋谷AXにて撮影)
