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2010年7月

2010年7月30日 (金)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.12~ととのいました!「モッズ」とかけまして…

ととのいました!

「モッズ」とかけまして、「初めて行く場所へのドライブ」と解きます。

その心は…

どちらも「カーナビ」が欠かせないでしょう!

マブッちです!

…というワケでぇございまして、今日はカーナビー・ストリートのご紹介から。ここが入口。入口にある公衆トイレ(ノッケから失礼!)です。花が飾ってあったりして、サインがなければトイレに見えないかもしれません。

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とりあえず中に入ってみるとこんな看板が…可愛くない?コレすごいよ。"CAUGHT SHORT"というのは「不意打ちを食らう」とか「思いがけず必要なものがない!」みたいな意味ですが、"CAUGHT SHORT IN WESTMINSTER?" つまりウエストミンスター地区で行きたくなっちゃったら、電話してね!公衆トイレの場所を教えてあげますよ…ということ(Thanks for your lesson, Ellie!!)親切ですね~。でも場所がわかってもそれからじゃ遅いんじゃない?日本にはないサービスだよね?このイラストが何ともかわいい!

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カーナビ―・ストリートの定義は「オックスフォード・ストリートとリージェント・ストリートに近いロンドンはソーホー地区のショッピング通り」ということになっていますが、ファッション(マリー・クワント他)や音楽を通じたモッズやヒッピー文化のメッカということですよね。

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ビートルズをはじめ、スモール・フェイセズ、ザ・フー、ストーンズがこの辺りを跋扈してたワケです。というのもこの近くにあの有名なクラブ、マーキーがあったんですね。(高崎さん本人から聞きましたがLOUDNESSはマーキーにも出演しているんですね~。マーキーは何度か移転していますので、こことはまた別のロケーションになるはすですが、同じ日本人としてマーキーに出たアーティストが日本にいるというのはこれまたうれしい!ベテラン・メタル・バンドのGARGOYLEも出演しました)

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ModはModernistの略語で50年代の後半から60年代の半ばから後半にピークを迎えたムーブメントです。あのフーの『さらば青春の光』のヤツね、スクーターの。実際、音楽的にはビートルズのような洗練されたものより、もっとR&Bっぽいものが好まれていたようです。具体的にいえばスモール・フェイセズ、ザ・フーであり、ヤードバーズやらキンクスやら。

そういえば、ピート・タウンゼンドのリクエストによって誕生したマーシャルの8×12"のキャビネット、フーの他にスモール・フェイセズが買ったらしいのですが、それって使われたのかな?写真が残ってたら見たいな。それほどスモール・フェイセズも音が大きかったのかしらん?ま、スティーブ・マリオットの声に合わせると大きな音が必要だったのかね。してみると、ケニー・ジョーンズはその両方に在籍していたワケでよほど大音量に縁のある人なのかしら?

でも、今ではモッズのかけらもない…とおもったらこんなところに発見!でもこれだけ。

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案内板もおしゃれ。

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こちらは反対側の入り口。ほんの100mちょっとぐらいの長さなのです。イヤ、もうちょっとあるかな? それにしてもこんな名物通りも有名ブランドの店がひしめき合ってて風情がないね~。昔はさぞかしオリジナリティが溢れててステキだったんだろうな。仲見世がチェーン店だらけになったらどうしよう!

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さて、カーナビー・ストリートを離れてハノーバー・スクエア でPret A Mangerのサンドイッチをダイエット・コークで流し込んで(あ~ザルそば食べたい!)次のポイントに移動。

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向かったのはこの白い建物。青いプラークが壁面に付いています。

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ここはジミ・ヘンドリックスがかつて住んでいたフラットなのです。ここにいたんだゼ!ここら辺ウロチョロしてたんですよ、ジミ・ヘンが!1959とか部屋に置いてあったのかな?

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そのすぐ左となりにもプラークのついた建物が…。

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こちらは何と1723年から死ぬまでヘンデルが住んでいた場所。スゴくない?ジミ・ヘンの家の隣がヘンデルなんですよ!

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まだつづく…どころか続編制作中!

2010年7月29日 (木)

ミドリ『新世界ツアー』ファイナル!@AX~後編

Midori "shinsekai tour" final gig at Shibuya AX, vol. 2

いよいよ後半に突入する『新世界ツアー』ファイナル@渋谷AX!

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後編は『shinsekai』収録のハジメ・ボーカルの「春メロ」。やさしくやわらかい歌詞が印象的な曲だ。作詞はハジメ&後藤まりこ。ハジメは幼少のころから詩人で、会場入り口のボードには彼の過去に生み出した詩歌が掲示され注目を集めていた。

処女作は小学校2年生の時。これがまた目を疑うような美しい文字で、漢字もふんだんに使われており、とても7~8歳の作品とは思えない。「成績よかったでしょ?」と訊いたが「イエイエ、特には…」とご本人の返答。謙遜だ。あのボード、写真撮っておけばよかった…。ハジメちゃんはメタル・ギターが大好きで、造詣も非常に深い。よく楽屋でヘビメタ話で盛り上がるんよ~。

「まさかAXで歌を歌うなんて想像すらしたことなかった」っていうけど、実にいい感じでしたよ。まりちゃんのハモリも美しかった!

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お次が「リズム」。さあいよいよ阿鼻叫喚のミドリ音地獄の始まりだ!いや天国か?!

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小銭のスネアに導かれて400BPMくらいはあろうかと思われる重々しい4ビート!何というスリル!ジョン・ゾーンもビックリのキラー・チューンだ!

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まりちゃんに『「メカ」が好き』と言ったら『「リズム」は?』と訊かれた理由がわかった。もちろんCDでも存分にこの曲の迫力と魅力を感じ取ったがライブは輪をかけてスゴかった。

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これも最高にミドリっぽい曲、「あたし、ギターになっちゃった!!!!!!」。凄まじいギター・プレイ。ギターって楽器ってホントにスゴイ。演者が自分を表現する技法を何から何まで呆れるほど許容してしまうから。フレッド・フリス、ソニー・シャーロック、ブラッド・ウルマー、デレク・ベイリー、ピート・コージー、最近の日本のギタリストではNATSUMENのAxSxE…後藤まりこをこのラインに乗っけても問題はないでしょう。

そこで取り出だしたるはマーシャル。ここは筆者は独断で「あたし、マーシャルになっちゃった!!!!!!」と置き直してまりちゃんの最高のギタープレイを聴いたのだった。

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この後に続くのはライブでの定番「ハウリング地獄」。そして『shinsekai』のから「鉄塔の上の2人」。会場はもう収まりがつかないくらい盛り上がってしまった。

そして、「どんぞこ」では客席に遠征!

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宙を舞うまりちゃん!

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文字通り後藤まりこと観客が一体化した瞬間…。

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ふとステージを振り返り…

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小銭を睥睨するまりちゃん…

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対峙する小銭喜剛。会場に緊張がひた走る!

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そして、観客を挑発する。

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アンコール(「あんたは誰や」と「POP」)への合間には小銭に見守られてドラムを披露する場面も…。

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筆者もずいぶんと長いこと色んなタイプの音楽を聴いてきたし、今でも仕事柄たくさんの新しいバンドの音を耳にしているが、ミドリは本当にワン&オンリーだ。ボーカルやギター、リズム、アレンジ、作品自体をバラバラにして分析すると特段新しい要素はないように思うが、この4人が一体となって先の要素をごちゃまぜにして、さらに猛烈な力と速さでアジテートすると、音楽の核爆発が起こる。それは、ミドリという名のウラン235が高速増殖炉で暴れまわっているようであり、永遠にエネルギーを拡散し続けているかのようだ。

この高速増殖炉がアルバムの数を重ねるごとに性能がアップして『shinsekai』に到達した。今後はどうなる?次の新しい世界を早く見せてくれ!

ミドリの詳しい情報はコチラ⇒ミドリOFFICIAL WEBSITE

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おしまい

前編は一昨日(7月27日)の記事をご覧ください。

(敬称略 2010年7月2日 渋谷AXにて撮影)

2010年7月28日 (水)

【本日発売!】BLINDMAN(ブラインドマン)7枚目のアルバム「Re-rise」!!

BLINDMAN has just realeased a brand new album "Re-rise"!!

「BLINDMAN新作発表! これがまた実にいい仕上がりだ。是非とも聴いてもらいたい!」

と言えば簡単にカタはつく。 ところが、この7枚目となるニューアルバムをそうやすやすと片付けるワケにはいかない。それほどに素晴らしい出来映えなのだ!

これがBLIMDMANの新作『Re-rise』だ。愛すべきブリティッシュ・ロックの「芳香」10曲が詰め込まれている。それはまさしくベテラン・ハードロック・バンドの「咆哮」だ!

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PLAYボタンを押した瞬間に身体に染み入るこの安堵感! まったく訪れたことのない国へひとりぼっちで行ってそこでバッタリ自分のお母さんに出っくわしちゃうような…。とにかくホッとする。

このかぐわしき大英帝国ロックの香り!リフがあって、せつなくも美しいい歌メロが来て、そして花形のギターソロが炸裂する。伊号第五十一潜水艦のように重々しいリズム隊はまさしく正統派ブリティッシュ・ロックの象徴だ。

変わり映えがしないじゃないかって?そんなことをいうのはナンセンス!ステイタス・クォーはどうなる?AC/DCは?イヤイヤ、ストーンズはだってそうだよね?!ロックだけじゃない。マイク・スターンなんていい例だ。いつでも、どこを切ってもマイク・スターンの音楽しか出てこない。ソニー・ロリンズもオスカー・ピーターソンもそう。クールもモードもフリーも関係なく自分のスタイルを貫き通してるけど、海外では決して「変わり映えしない」なんて評価がされないようだ。

もちろんマイルス・デイヴィスのような強烈なイノベーターやフランク・ザッパのような完璧な天才オール・ラウンダーは別として、いつ聴いても「ア~これこれ! やっぱりこの人はこうこなくっちゃ!」という確固たる個性を持って、長年にわたってそれを貫き通している人(グループ)こそが欧米ではアーティストとして尊敬されるのだ。

BLINDMANの活動がまさにそれだ!
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プロデュース、作曲、そしてもちろんギターを手掛ける中村達也。中村のギターの魅力は何もテクニカルなシュレッディングだけでは決してない。「Alone Wth Sorrow(コレ、メッチャいい曲!)」のような泣き泣きのギターも非の打ちようがない!「Healer Says...」のボレロのアレンジもおもしろいし、『Re-rise』は中村達也彼の魅力がギッシリ詰まったアルバムとなった。

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今回のレコーディングで中村は全編でリイシューのJCM800 2203を使用した。オーバードライブで軽くブーストした音が心地よい。「やっぱりJCM800の音が好きなんですよ!」とは本人の弁。

特に凝ったセッティングをしたワケでは決してなく、いつもライブで使っていたセットをそのままスタジオに持ち込んだだけとのことだ。

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素晴らしい歌声でBLINDMANがBLINDMANたるゆえんを見せつけてくれた高谷"ANNIE"学

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キーボードは今回はじめてレコーディングに参加した松井博樹。やっぱりハモンドの音ってカッコいい。パープル、ユーライア・ヒープ(先週末ロンドンで見ちゃった!後日レポートをお楽しみに!)、グリーンスレイド、ELP(これも先週末見ちゃった!)、ジェネシス、70年代の名バンドは決まってオルガンをカッコよくフィーチュアしていた。1曲目の「Running Wild」を聴けばこの意味がわかるよ。

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「Leave Me Alone」の正統派8ビート!これだけでもワクワクしてくる!ドラムは村上"COZY"克敏

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ベースって本当に重要だ。マーブロでは幾度となく楽団内におけるベースという楽器の重要性について触れてきたが、この『Re-rise』でもそれを証明してくれている。

今回はサポートで参加の山本征史。先日レポートしたTGSの三宅庸介バンドでも大活躍していた。中村曰く「彼は確固たる自分の音を持っていながらバンドに合わせてくれる」 今回のレコーディングで使用したベース・アンプはマーシャルではなかったらしいが、この人が弾く1992サウンドは絶対に体験して欲しい。「ウワ~、マーシャルのベース・アンプってこんなにカッコいい音が出るんだ~!」って思うよ。もっとも弾き手がいいからなんだけどね!ちなみに山本の参加はレコーディングの直前に決定したとか!!

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『Re-rise』はとにもかくにもロック好きには是非とも聴いてもらいたいアルバムだ。音楽のトレンドが変わろうとしている昨今、次の時代の旗手の一端を担うのはBLINDMANかも知れない。

BLINDMANの詳しい情報はコチラ⇒ BLINDMAN official site

BLINDMANのMySpaceはコチラ⇒ BLINDMAN MySpace

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(敬称略 CD&アーティスト写真提供:TRIUMPH RECORDS   山本征史さんを除くライブ写真は2009年12月10日原宿ASTRO HALLで撮影されたものです)

2010年7月27日 (火)

ミドリ『新世界ツアー』ファイナル!@AX~前編

楽しみにしてたのよ~、ホントに!ニュー・アルバム『Shinsekai』の名曲たちがステージでどう再現されるか、それらの曲が従来のレパートリーとどう溶け込むか…。

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ライブ重視のバンドだけに、ステージでのパフォーマンスも考慮しての新作であり、かぎりなくその音源に近いライブになろうことは容易に予想できたが、やはり実演は凄まじい!またここで新しい世界…それこそミドリの「新世界」が開けたライブとなった。

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まりちゃんはDSL100と1960AXの組み合わせを使用。下は足元のようす。マーシャルのフットスイッチはDSL100のチャンネル切り替え用だ。

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楽屋で見つけたまりちゃんのギター・ケース。ネコのイラストがトレードマークだ。

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ライブはアルバム同様、「鳩」で幕を開けた。イントロの岩見のとっつあんのベースがスリリング!この曲はサビ後半のクロマティックで下降するフレーズが意外でハッとさせられる。 写真はバンドを指揮しているまりちゃん。

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もう底抜けにカッコいい岩見のとっつあんのベース。

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キーボードのハジメ。「鳩」では鍵盤ハーモニカもプレイ。

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ますますシャープに冴えたドラミングを披露した小銭。

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2曲目はアルバムの曲順と同じくして「凡庸VS茫洋」。いきなり静寂が切り裂かれ、ミドリ・ワールドの暗黒の部分へ突入した。

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つづいて「さよならパーフェクトワールド」。これを聴くと黒澤明の「生きる」を思い出す。「もうつきまとわないで」と小田切みきが志村喬に言い放つ傍らで裕福な女子学生たちが楽しそうに誕生パーティをしているシーンだ。これ映画だか演劇用語でナントカっていうんでしょ?つまりまったく反対の状況を猛烈なコントラストでいっしょにしてしまうこと。これがこの曲にも当てはまると思う。

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次に飛び出したのは「メカ」。これ楽しみにしてたんだ!個人的に『shinsekai』で一番のお気に入りだから。場面がコロコロ変わって『アブソリュートリー・フリー』の頃のフランク・ザッパみたいじゃん?

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それにしてもハジメちゃんのピアノのフレーズがミドリむき出しでホッとさせられる。まりちゃんのギターも大活躍だった。5曲目は『セカンド』収録の「うわさのあの子」。

今日のハジメちゃん、いつもより少々大人しい感じ? 

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そして、『あらためまして、はじめまして、ミドリです。』収録の「ゆきこさん」。エ、もう演っちゃうの?的な位置。もったいないような…。でもそれだけニュー・アルバムに自身があるのね!今までのイメージもデストロ~イ!!

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7曲目はまた『shinsekai』に戻って「スピードビート」。これもミドリっぽくて好き!アナコンダのように地を這う岩見のとっつぁんのベース・ラインに4拍目にアクセントを置いた端正な小銭のドラム。そして、永遠に鳴り響くかと思われるハジメのピアノ・フレーズ。まりちゃんの歌声は純粋に響く。こんな音を出しているバンドって間違いなく、今他にいないでしょう。

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ここまでが前半戦。一時も見逃せない聞き逃せない瞬間の連続だ。そして、この後ライブはいよいよ佳境へと突入していく…。

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ミドリの詳しい情報はコチラ⇒ミドリ OFFICIAL WEBSITE

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後編につづく

(敬称略 2010年7月2日 渋谷AXにて撮影)

2010年7月26日 (月)

井上ジョー、JMD:1でレコーディング中!

Sneaked into a recording studio where Inoue Joe and JMD:1 were!!

ロサンゼルスに生まれ育ち、日本語は主にコミックから習得したという井上ジョー。学生のころから音楽に興味を持ち、今では作詞作曲、アレンジ、全楽器の演奏をこなす。まるでトッド・ラングレンだ。

日本のレコード会社に送ったデモ・テープが認められ21歳の時にはじめて日本の土を踏んだという生粋のアメリカ人であり純粋な日本人だ!

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下のウォーホル調のデザインは2009年4月に発表されたファースト・アルバム『ME! ME! ME!(初回生産限定盤)』。

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そして、こちらは来月、8月4日に発売が決定している待望のニューシングル『風のごとく』の仮ジャケット。1曲目のタイトル・チューン「風のごとく」はテレビ東京系アニメーション『よりぬき銀魂さん』のオープニング・テーマに採用されている。

まさに今注目のマルチ・プレイヤーなのだ!そして、さわやかそうでしょう~?本人もホント風のごとくナイスな人!

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さて、「ひとりでさびしく作業していますからいつでも遊びに来てください!」なんて言ってくれたけど…。と、お邪魔してみると本当にたったひとりでギターを抱えてパソコンに向かってアルバムのレコーディング作業に没頭していた!

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ギターはすべてマーシャルで録音。手前はJMD501。その向こうはジョー君が長年愛用してきたVS100R。パソコンの前でギターを弾いて、無人のブースではJMDを爆音で鳴らして音を収録している。

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「ものすごくマイク乗りがいいですよ!これだけ色々なサウンドが入っているんでイメージに合ったギター・サウンドがすぐにつくれて異常に便利です!エフェクターもすごくきれい。デジタル回路が入っているなんてまったく気にならないしわからないですよ!」とVSからJMDにすっかり鞍替えしちゃったようす!

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「まだ、エミュレイテッド・ラインアウトは試してないんですが、トライしてみるつもりです」

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作業はひとりぼっちでさびしいかもしれないけど、仕上がりのきっとハッピーに決まってる!

井上ジョーに注目だ!

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井上ジョーの詳しい情報はコチラ⇒井上ジョーofficial web site

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JMD:1の商品情報はコチラ⇒マーシャル公式ウェブサイト

JMD:1周辺の情報はコチラ⇒JMD:1情報

JMD:1のサウンドはコチラ⇒JMD:1 DEMO SOUND

(敬称略 2010年7月2日 都内某スタジオにて撮影)

2010年7月23日 (金)

KENTARO Meets JMD:1~KENTARO(ガーゴイル)、JMD:1を弾く

1987年に結成され20年以上のキャリアを誇るGargoyle(ガーゴイル)。ロンドンのマーキー・クラブにも出演したことがある日本を代表するメタル・バンドだ。

その看板ギタリスト、KENTAROがJMD:1に興味を示し試しに来てくれた。弾き始めたら止まらない!一体何時間にわたってJMD:1との対話を楽しんだろうか?時間を経て弾くほどにスゴイ音になっていく!それにつれてKENTAROのプレイもヒートアップ!すっかりJMD:1の魅力を見出してくれたようだ。楽しいインタビューとなった。

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レコーディングの時にデジタル・アンプを使ったことがあります。ヘッド・タイプではなくていわゆるプリ・アンプですね。キャビネットを使って鳴らしたわけではありません。ラインで録っただけです。
ですから、今日みたいにキャビネットにつないで鳴らしたのはほとんど初めてです。

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eversetのtatsuo君からもJMD:1の評判は聞いていました。デジタル・アンプのイメージというと、レコーディングの時なんかは細かい調整ができて便利なイメージなんですが、やっぱりライブとかバンドの中で使うと音が埋もれてしまう感じがします。トーンそのもはきれいで理想的な音が出るんですけど、大きな音で鳴らすと音がつぶれちゃったり、抜けて来なかったりするイメージがあったんです。

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一般的なデジタル製品でもレスポンスに関してはそれほど気にはなりませんでした。むしろ早すぎる感じ。でも僕は少し出音が遅くて後からガツンとくるのが好みなんです。デジタルの場合はあまりにもスッと音が出て来てしまって「アタック感」がないという風には思います。でも、さっきも言った通り、レコーディングなんかでは問題には感じませんでしたね。気分的な部分も大きいと思いますよ。

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JMD:1はすごくいいと思いますよ。色々とデジタル・アンプのイメージのお話もしましたが、JMD:1の場合は言われなければデジタルとはわからなかったでしょうね。「真空管が入ってる」っていわれればなるほど!って思うことができますが、どのチャンネルもデジタルっぽさがまったくないですよね。

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好きなチャンネルはクリーンは3番(Classic - JMP-1)。ハリがあってシャキーンというところが好き。クランチは8番(Full - 1974…このチャンネルは非常に人気が高い)。マーシャル!って感じ。オーバードライブは11番(Deep - BB2 & 2203)。ファズまで行きませんがブーミーな感じがいい。リードは16番(JVM410H - OD1/Orange)ですね。いつも自分が出している音に近いからなじみがある。13番(BB2&Haze40) もいいな~!

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エフェクターはすごくきれい。シンプルなので使い勝手もすごくいいと思います。ノイズ・ゲートは素晴らしいですね。普段も使っています。でもJMD:1はレコーディングでマスキングをかけたみたいにきれいにノイズがなくなりますよね。ボリュームを下げてもスムーズに効果を出してくれるところがすごい。これあんまり効きがいいんで電源が入っているかどうかちょっと不安にさせられますね!

ディレイも使いやすいですよ。リピート回数の細かい調節はちょっと慣れが必要かな?タップもバッチリですよ。

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操作性は何ら問題ないでしょう。最近は分厚い取説がついているアンプも見かけますけど、JMD:1はとてもわかりやすいんでヘタすると取説はいらないかもしれないですよ!

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ウチは中も外も音は大きい方だと思います。でも多分問題ないと思います。ひとつ心配なのは余計なお世話かもしれませんが、この機能、音質でこのお値段だと他のモデルが売れなくなっちゃうんじゃないんですか?!

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Gargoyleの詳しい情報はコチラ⇒零細胞(ゼロサイボウ)

プロギタリストのJMD:1へのコメント他、JMD:1の情報はコチラ⇒JMD:1情報

JMD:1のサウンドはコチラ⇒JMD:1 DEMO SOUND

2010年7月22日 (木)

爆発的なステージ!detroit7 Live at Red Cloth

Enthusiastic stage!  detroit7 at Shinjuku Red Cloth

先日レポートしたレコーディング以来、自分の中ではすっかり気になる存在になっちゃったdetroit7!行って来たぜ、ライブ!

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2001年の結成だからそろそろ10周年も近い。それなのに今頃ギャーギャー騒ぎ立ててお恥ずかしい限りっす!でもいいじゃない、遅かろうが早かろうがこうしてカッコいいバンドにめぐり合うってことが大切なワケよ!

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ギター&ボーカルの菜花知美。

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ベースは黒一点、古田島伸明。

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ドラムは山口美代子。

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菜花はJCM900 41001960Aのセットを使用。爆発的なギター・サウンドで観客を圧倒した。また、マーシャルのサウンドがこのバンドにはガッチリとマッチしている!

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この日は今年1月に発売されたアルバム『FRESH』から「Turn up Fader」、「PEANUTS BUTTER BOMB」等4曲他に加えて3つの新曲が披露された。

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新曲はどれもdetroit7らしさが詰め込まれたゴキゲンな作品だ。秋のアルバム発売が待ち望まれる!

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絶唱につぐ絶唱!この人は歌声もマーシャルだ。もうとてつもなくクールでホットだ。 問答無用でカッコいいぞ!

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菜花知美の足。力が入ってつま先立ちで歌う姿が凛々しい。足もいっしょに歌っているかのようだ。

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ドライブしまくり古田島のベース。めまぐるしく上下に移動するラインがバンド・サウンドに大きな立体感を与えている。

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チューニングといいグルーブといいタイム感といい独特の魅力がある山口のドラム。detroit7サウンドを構成する大きな要素となっている。

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「This Love Sucks」で始まり、「おわりははじまり」まで全部で11曲。短い時間ではあったが、detroit7の爆発的なパワーに触れることができてよかった。でも、もっと観たいな!

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detroit7の詳しい情報はコチラ⇒detroitseven.com

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(敬称略 2010年6月26日 新宿Red Clothにて撮影)

2010年7月21日 (水)

Tokyo Guitar Showイベント・レポート~SHIGEO ROLLOVER編

SHIGEO ROLLOVER showed up in Tokyo Guitar Show

東京ギター・ショーのレポートの第2弾はSHIGEO ROLLOVER(シゲオ・ロールオーバー)だ。

このイベントではすっかりおなじみとなったSHIGEO ROLLOVERだが、今回は今まででも最大にして最強のバックラインで登場してくれた!

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上手にはSUPER100JHを3セット!ク~、カッコいい!! しっかし、カッコいい!みなさん、いいですか?ギター・アンプという四角い箱ががゾロッと並んでカッコいいのはマーシャルだけ!

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コレ、どうしてもやりたかったんだ!お気に入りのワンショット!

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東京ギター・ショー・イベント開闢以来、最もマッシブな機材郡であろうライブが始まった!

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シゲさんとのお付き合いもずいぶんと長くなったが、年々音が良くなるね。シゲさん自身もその探求に手をやすめることがない!

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エ?どうせこんなに並べてもどうせ一台しか鳴らしてないじゃないかって?いいえ、3台のヘッド、6台のキャビネットすべて爆音で鳴っています。ともなると、どれだけ音が大きいかって体験したくなるでしょ~?

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シゲさんの恋女房、ノエル本多。

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ノエルのバックラインは幾度となくマーブロで紹介してきた。フル・スタックのヘッドは200W MAJORの1973。キャビネットは4×15"の1979。注目すべきはその左隣。1992LEMだ!

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ドラムはロールオーバー・オリジナルメンバーのミッチェル松田。

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ステージではあまりしゃべらないが、シゲさんはMCも天下一品。日本語もうまい。この日のネタは「ベースはホンダ、ドラムはマツダ、でも私はトヨタではありません!」 これでド~ンだ!

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ボリュームをまだ上げているところ!オイオイッ!

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シゲさんのリードに寸分の遅れや迷いもなくピタリとつけるリズム隊。

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一糸乱れぬ動きはまるでシゲさんの身体の一部のようだ!

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今回ノエルは1992LEMを導入して、ブリブリ音を補強。これが1973 MAJORスタックといい具合にミックスされてとてつもなく素晴らしいベース・サウンドを出していた。いい音だ!!

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ニコリともせず音楽に集中するミッチェル松田。重々しいノリが気持ちいい!

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残された写真を見るとジミはフル・スタックをリンクさせて直列で3セット鳴らしていたようだが、これを実際に試してみると2台目以降の出音が小さくなり、極端にハイ落ちしてしまう。これは構造上避けられないアンプの宿命だ。そこで、一体ジミはどうやってつないでいたのかマーシャルにも調べてもらったが残念ながら確かなことはわからなかった…。

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そこで、シゲさんはといえば、パラレル・ボックスを使用して並列で信号を分岐してSUPER100JHを3第同時に鳴らすことにした。

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エ?音が劣化するんじゃないかって?(今日2回目) とんでもない!最上のサウンドだ。やっぱりこれだけは実際に体験してもらうよりしょうがない。

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ノエルのベース・サウンドも負けていない!スローなブルースでは芯の通った図太いトーンを、エキサイティングな曲では実においしいクランチ・トーンを出して絶妙にサウンドをコントロールしていた。やっぱりマーシャルのベース・サウンドって魅力的だ。60~70年代はベースもみんなマーシャルだった。最近では1992 SUPER BASS復刻希望の声も高まっている。

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恒例の「ジミ・ヘンドリックス追悼ライブ」が今年も開催されることが発表された。

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東京は9月23日(祭)の渋谷O-WESTだ。SUPER100JHを何台並べるかは未定だが、まだSHIGEO ROLLOVERを観たことがない人は、是非ともこのギター・サウンドを体験して欲しい!

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SHIGEO ROLLOVERの詳しい情報はコチラ⇒SHIGEO ROLLOVER Official Web

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(敬称略 2010年 東京ギター・ショーにて撮影)

2010年7月20日 (火)

Tokyo Guitar Showイベント・レポート~三宅庸介編

Yosuke Miyake's Strange Beautiful & Loud in Tokyo Guitar Show

毎年6月に開催される恒例の「東京ギター・ショー」。今年で9回目を迎え、ギター好きにとってはこの季節の風物詩としてすっかり定着してきた。

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不況にも負けずたくさんの音楽愛好家が訪れ賑わっていた。そう、こんな時こそ音楽を聴いて演って、不況なんかブッ飛ばしやがれ~!

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東京ギター・ショウの名物のひとつはライブ・イベントだ。 不況も逃げ出す強烈なラインナップで今年もショー全体を盛り上げた。

そのトップ・バッターが三宅庸介バンドだ。

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下は2009年10月21日に発売されたYosuke Miyake's Strange, Beautiful & Loudの『Lotus And Visceral Songs』。日本では滅多にお目にかかれないオリジナルのギター・ミュージックがギッシリと詰まった名盤だ。イヤ、失礼を承知でいえば、今の日本の音楽事情を考慮すると、他に類を見ないという意味でむしろ「珍盤」と呼べるかもしれない。これが珍盤とならないような日本の音楽シーンの活性化を心から望む。

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グループ名からもわかるようにジミ・ヘンドリックスからの影響が大きい三宅庸介のプレイング・スタイルだがその展開法は独特だ。特にあのボイシングは強烈そのもの。

ジミ・ヘンドリックスのデビューアルバム『アー・ユー・エクスペリエンスト?』収録の「Third Stone from the Sun(=宇宙人から見た地球。太陽系では地球は太陽から数えて3番目の星)」の中でジミが「Strange beautiful grass of green(奇妙で美しい緑の芝生)」としゃべっている。

この曲の冒頭にはテープの回転を遅くして加工した低い声が収録されているが、これは宇宙人に扮したジミとマネージャーのチャス・チャンドラー(元アニマルズのベーシスト。マーシャルの2466やJMD:1の開発に携わったスティーヴ・ドーソンも元アニマルズだ)の無線上での会話で、チャスが飛行士、ジミが管制官の役だ。

「太陽って呼ばれている星の三番目の惑星の軌道に入った」「多分それが地球ってヤツだろう」「その通り。知的な生物がいることで知られていいる」「よく調べてみよう」

なんてことを言ってるらしい。このアルバムは1967年の発表。同じく宇宙飛行士と地上管制官の会話を歌にしたデヴィッド・ボウイーの名曲「スペース・オディティ」が1969年。いかにジミがブッ飛んでいたかがわかる。それにしても60's、70'sロックのクリエイティビティはスゴイ!今こんな曲をクリエイトできる人がいないでしょう。想像の世界にしかなかったモノやコトが現実のモノになってるからね。科学の進歩はありがたいけど、ロマンを失うことがあるね。

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当日はVintageModern2466とDSL100、1960BVが使用された。

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足元のようす。ペダルにもMarshallスクリプト・ロゴが!

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ベースは山本征史。日本メタル界の最重要ベーシストのうちのひとりだ。

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山本も1992 SUPER BASSを引っ提げて登場!やっぱオール・マーシャルはステージが映えるね!

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ドラムは金光健司。

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クリスピーで表現力豊かなドラミングで三宅庸介の音楽を織り上げていく。

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名手3人が一丸となって鬼神のごとく観客に襲いかかる!ま、ハッキリ言って口をあんぐり開けっぱなしのお客さんもいらっしゃいましたよ。「一体なんじゃ、この音楽は?!」みたいな…。でも、この手の音楽がひとりでも多くに人に聴いてもらえるのは自分のことのようにうれしいな!

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終始入魂のプレイでマーシャルとストラトキャスターのコンビネーションの素晴らしさをアッピールしてくれた。

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その三宅のプレイに堂々と渡り合う山本。

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と、まや山本のプレイに触発されてエキサイトする三宅。これがライブ音楽の楽しさだよね!スリルそのもの。やっぱり音楽には「スリル」と「毒」が絶対に必要なのだと思う。

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マーシャルのベース・アンプっていい音だナァ~。もちろん弾き手がいいからなんだけど、図太くて貫禄があって、とてつもなく音楽的に響くような気がする。そんなことを三宅さんに話すと「僕は山本が弾くマーシャルのべース・サウンドが大好きなんです」としみじみとおっしゃっていた。ナンダ、やっぱりみんなそう思っているのか!明日も登場するが…1992の復活を望みたい!

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音楽の種類を形容する時のひとつの方法として「ブルース」という言葉を用いることがある。例えばプログレッシヴロックというジャンルを表現するのに「ブルースからもっとも遠い位置に存在するロック」のように。

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確かにイエスの「危機」やジェネシスの「サパーズ・レディ」を聴いてブルースを感じる人はいないだろう。ただし、プログレのアイコン的存在のキング・クリムゾンは『コンストラクション・オブ・ライト』で「プロザック・ブルース」という異形のマイナー・ブルースを演じていたが…。でも、ロバート・フリップはピーター・ガブリエル(私の世代は「ゲイ」ではなく「ガ」です)のファースト・ソロ・アルバムの中の「ウェイティング・フォー・ザ・ビッグ・ワン」で見事なブルース・ソロを弾いて見せてくれていたけどね。

「危機」といえば、昔の洋楽につけられた邦題はすさまじかった。原題は『Close to the edge』=「キレそうな状態」とか「怒り爆発寸前」という意味。ジェフ・ベックの『ギター殺人者の凱旋』はおなじみ『Blow by Blow』。これは「逐一詳細に」みたいな意味だ。不幸にして今のところ両方とも実際に外国人が口にしているのを聞いたことがない。

もう少し原題に近いタイトルがついていた方がいいのに…と昔は思ったが、今ではこれはこれでロマンがあっていいなと思うようになった。そういえば、同じアルバムだとは知らないために『ギター殺人者の凱旋』を持っているにもかかわらず『Blow by Blow』を買いに石丸電気に行ったヤツがいたっけ。カウンターで「ジェフ・ベックの『ブロー・バイ・ブロー』ください」と注文すると、商品を差し出す店員さんに真っ赤になって「スミマセン、持ってました」と注文を取り消していた姿が忘れられない。私じゃござんせんよ!

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これは完全な私見なのだが、私には三宅庸介の音楽からブルースが聴こえてこないのにブルースを感じる。ジミ・ヘンドリックスが礎にあるからだろう。

音楽的に見れば、ボイシングはブルースのそれとはるかにかけ離れて複雑なものだし、ソロ・フレーズもペンタトニックだけで組み上げることをしないからだとは思う。そして、非常にケーデンス感が希薄で普通の作曲法と違う次元で音楽が作られているような…。コレ、よほど頭の中で確固たるイメージがないと表出しない音楽だと思う。それをまた具体的に音にするのが大変な作業なのだ。また3拍子の多用も大きな特徴といえようか。ものすごいイマジネーションだ。

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それにつけても、素晴らしいマーシャル・サウンド!高域から低域まで実にバランスと取れたサウンドだ!

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三宅庸介の詳しい情報はコチラ⇒Yosuke Miyake's "Strange, Beautiful & Loud"

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山本征史の詳しい情報はコチラ⇒山本征史Official Site

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実は金光健司、山本征史、そして島紀史からなるトリオ・バンドが結成された!ライブは11月とまだ先の話だが、首を長くして待つことにしよう。

金光健司の詳しい情報はコチラ⇒stroke life

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これからも是非積極的に自身の道を突き進んでもらいたい!

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(敬称略 2010年6月26日 東京ギター・ショーにて撮影)

2010年7月16日 (金)

Dragon Ash、問答無用でカッコいいそのステージ!

Dragon Ash, who could ask for anything more with the cool stage!?

SBK 10th Anniversary 『EPISODES』に登場したDragon Ash。

Dragon Ashを見るたびに感じるのは、異常なまでの緊張感とそれが昇華した時に生じる客席との一体感だ。

ロック、ジャズ、クラシックと子供の頃から35年近く色々なコンサートに通い続けてきた筆者だが、Dragon Ashには他のバンドとは明らかに違う「何か」を感じる。簡単に言えば「とにかくカッコいい」だ!

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やっぱりその原動力はKjなのだろう。観客を睨み据え、挑発しながらシャウトする姿がなんともクール。

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Kjのマーシャル。JCM900 41001960Aのコンビネーション。ロゴがビンテージ・レンジに使用されるスモール・ゴールドに換えてある。

一方、白いフレットクロスはオリジナルだ。マーシャルは白無地のフレットクロスを持っていない。そのため自前で張り換えたワケなのだが、適当な素材がなく大変苦労したとのこと。

この作業を担当した人は生地屋へ赴き、白い生地でもっとも空気を通すものを選んだのだ。何と店先で一枚一枚いろいろな生地に「ハ~ッ」と息を吹きかけ、その通過具合をチェックした。かなり不審な目でみられたとか!

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やっぱりいいバンドってのはキャラがひとりひとり立ってる。IKUZONEのアトモスフィアは誰も真似のできないものだ!

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IKUZONEのマーシャル。ヘッドはVBA400。キャビネットは1台が1960A。タータンのファブリックが被せられていてわからないが、もう一台は6960Aだ。6960は30th Anniversaryモデル6100と組み合わせて発売されたキャビネット。

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黙々と引き続けるIKUZONE。しかし、その存在感は無限大だ。

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かと思えばライトセーバー(っていうのかな?)を使って派手なアクションを決めてみせる。

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今回、写真はエレクトリックだけだが、Kjはナイロンの扱いも抜群に素晴らしいのだ。

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ギターのHIROKI。

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ターンテーブルやティンバレスで活躍するBOTS。

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ドラムは桜井誠。Kj、IKUZONEとともにDragon Ashの母体となった人だ。

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ダンサーのDRI-V。ダンスは完全に門外漢の筆者だが、バスラフ・ニジンスキーやアステアやセイヴィオン・グローバー(NYCで観た!)くらいは知ってる。そして、ダンスも音楽同様に自己表現の塊、イヤ、音楽よりも自己を具現化しやすい分、運動がハードなこともわかっている。その点、ダンサーのふたりはバンドに混ざり見事にDragon Ashを表現している!

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もうひとりのダンサー、ATSUSHI。この7人のサウンドとビジュアルが有機的に絡み合ってクリエイトされるのがDragon Ashサウンドなのだ!

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歌やギターだけでなくステージ・アクションもKjの見所だ!

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ファンとのコミュニケーションにも積極的だ。もちろんファンも大喜び!

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夏フェスで引っ張りダコのDragon Ash。素晴らしい夏の思い出を各地のファンの心に刻み込んでくれることだろう。

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MarshallがDragon Ashサウンドの一要素になっている。

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Dragon Ashの詳しい情報はコチラ⇒ Dragon Ash Official Website

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(敬称略 2010年6月25日 渋谷AXにて撮影)