detroit7のマーシャル~ニュー・アルバムのレコーディングから
detroit7's Marshall. A report on new album recording.
「音楽が昔に帰ろうとしている」というのは音楽業界の人と話をしていて最近よく耳にすること。懐古趣味ということではなくしていい傾向だと思う。でも「昔」って何だろう?
機材や録音のテクノロジーを除いて今のロックがいわゆる昔のロックに比べて進化しているとは思えないし、演奏能力に至っては尚更でしょう。それはギター・ソロが死語になりつつある状況を見ても明らかで、色々なミュージシャンの話を聞いていると、テクノロジーの進歩が音楽や演奏技術を進化を妨げているという皮肉な事実が存在していることがわかる。
昔ばかりがいいわけではないけれど、60~70年代のロックに民衆が思慕の念を抱き始めているのも当然のことかもしれない。だってもっともロックがクリエイティブな時代だったワケだから。
でもその「昔感」みたいなものってどこから来ているのかというとこれがまた実に不思議で、昔の楽器を揃えればいいというワケでもなく、はたまた昔風の曲をやればいいワケでもなく、それは「空気感…みたいなもの」としか言いようがないような気がする。簡単に言えば雰囲気ということになるのかな。
さて、今日の主役はdetroit7。新作のレコーディングにお邪魔させてもらったのだが、スタジオに入って音を聴いた瞬間、個人的に非常に「昔感」を抱いた。「ガレージ・ディスコ」を標榜しているが、筆者には「昔の空気感」タップリでただひたすらに気持ちいい!これは決して「古い」ということではないよ。それがdetroit7。菜花知美(vo&g)、古田島伸明(b)、山口美代子(ds)のパワフル・トリオだ。

下は2010年1月20日にリリースされたアルバム『FRESH』。

そして、同時に発売されたベスト盤『FEVER』。どれもこれもストレートでゴリンゴリンのロックンロールだ!理屈抜きにカッコいい!

ギターのレコーディング・ブース。レフティのJazz Masterがものすごい存在感をかもし出している。これレフティになると見慣れないせいで完全に違うギターみたいだね~。

マーシャルはビンテージの1959に4100、そしてJVM210Hがセットされていた。

キャビネットは1960A。

ギター&ボーカルは菜花知美。彼女がクリエイトするギター・サウンドと同じくらいの破壊力を持つボイスに耳を奪われてしまう。今日は後ろ姿で登場だ!さぁ~て、1発カマシテやってくり~!

今回のレコーディングは秋口にリリースする待望のフル・アルバムのためのもの。完成を楽しみにしています!

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(敬称略)
