Kajihara Meets JMD:1~梶原稔広(アルハンブラ)JMD:1デモ完成!
Toshihiro Kajihara (ALHAMBRA) meets JMD:1~The new demo sound by Kajihara now completed!
昨日お届けしたのが3rdアルバムを発表したALHAMBRAの話題。今日はその中でもマーシャルチックに的を絞ってギタリストの梶原稔広の情報をお届けする。というのも大好評の『JMD:1 DEMO SOUND』に土方隆行、島紀史に続いて登場してもらったからなのだ。
氏には4曲を演奏してもらった。3曲は自作のオリジナルでバッキング・トラックに合わせて伴奏とソロをJMD:1で吹き込んでもらった。最後の1曲は完全なア・カペラ演奏だ。
使用したのはJMD100と1960B。JMD100はALHAMBRAのライブでも実際に使われていることは昨日レポートしたばかり。
1曲目は「Jam Tomorrow」。アダルトなムードのバッキングにアームを駆使したエロティックでトリッキーなメロディが印象的だ。
「Jam Tomorrow」というのは「起こり得ない良いことが実現すると無理な約束すること」これはルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」の続編「鏡の国のアリス(Through the Looking Glass)」が出自。
白の女王様の身支度を助ける見返りに週2ペンスと一日おきのジャムを給料として支払うとアリスはオファーを受けるが断る。で、原文では女王様が"The rule is, jam To-morrow and jam yesterday- but never jam to-day"と言うのだがコレは一種のダジャレなんですね。それがラテン語に引っかけたオチなもんだからさっぱりおもしろさがわからん…。
<この項は付け足しです⇒後日、マーブロ・スタッフの才女が解説してくれたところによると、このラテン語で「今」を意味するところの"jam(またはiam)”という言葉は未来や過去の時制で使えても現在時制では使えないという規則があるため、Tomorrow(未来)やYesterday(過去)なら問題ないが、Today(現在)では問題ですよ!というシャレになっているそうです。それにしても「アリス」を読むような年頃のイギリスの子供たちはこのラテン語に関わるシャレが理解できるのかしらん?>
で、この「Jam Tomorrow」というのは現在でも政治ネタの報道なんかではよく使われる表現らしい。「税金を下げます!」とか「高速道路をタダにします!」とかいうのをJam Tomorrowというわけ。今、上へ下への大騒ぎになっている普天間基地移転問題もこの「Jam Tomorrow」のクチだ。
このやるせない、どこか悲しいメロディがまさに日本の政治的閉塞感を表しているような、いないような。時事ネタにも強いマーブロでした…ティム・バートンの「アリス」も好評らしいしね。
2曲目はドーンとメタルで決めてもらった!この疾走感!気持ちいいわ、フレーズカッコいいわでタマラン!タイトルは「Metalton Keynes Strut」。マーシャルの工場がある場所はMilton Keynes。そこにムリヤリMetalという言葉をブチ込んでみた。それだけじゃ座りが悪いので「気取って歩く」というような意味のstrutという言葉が足された。もちろんこれはSonny Clarkの大ヒットアルバム『Cool Struttin'』からいただいた。ま、マーシャルの工場の周り自体はほとんど何もなくてとても気取って歩くようなとこじゃないけどね…。
実はこの曲はアウト・テイクがいくつか存在している。どれも凄まじいばかりのソロだったのだ。それらをオクラ入りにしておくのはあまりにももったいないので、チャンスを見計らってマーブロで紹介していくつもり。乞うご期待。
使用したギターはコレ。ボディはアッシュ。エラク重い。すべてこのギターで録音した。
3曲目は「D」で始まる曲「Dogmatic Fart」。ひとつの考え方にとらわれて人の意見を聴こうとしないイヤなヤツくらいの意味。あ、まさしくオレのことか?スミマセン。
曲の方はまったくイヤじゃないよ。それどころかこのサビのフレーズのスリリングなこと!昔のルカサーを思い出すな。スウィープ・ピッキングが完璧!
最後は『One for James』。JMD本体にプリセットした3つのサウンドを使って無伴奏で弾いてもらった。素晴らしいテクニックと見事なフレージング!もちろん「James」とは「James Charles Marshall」、つまりジム・マーシャルのことだ。
そのデモはコチラからどうぞ
何と全曲動画つき!
ALHAMBRAの詳しい情報はコチラ⇒ALHAMRA Official Website
JMD:1のオフィシャル・ウェブサイトはコチラ。










