Takasaki Meets JMD:1~高崎晃、JMD:1を弾く(菅沼孝三ソロ・アルバム・レコーディングより)
菅沼孝三のソロ・アルバムのレコーディングに潜入してきた。大好きなドラマー、孝三さん。何しろ筆者の勝手な野望は孝三さんとフリオ・キリコの「日伊手数王対決」なのだ!
実は菅沼孝三とマーシャルは切っても切れにくい縁があるのだ。というのも孝三さんには2000年、2001年と「マーシャル祭り」に主演していただき「マーシャル・ギタリストの十人組手」で激演していただいた。ほとんどぶっつけ本番だった(第1回目はリハなしの完全なぶっつけ本番!)にもかかわらず素晴らしい演奏だった。演ってる方々は大変に決まってるけど、見てるこっちは楽しかったナァ~。
この日のレコーディングはトリオでロック!この3人がこれまた凄まじい演奏で…。
ベースはCANTAや地獄カルテット、自己のプロジェクトで大活躍、マーブロでもおなじみのMASAKI。この日もヤカンとタライを持参!…ウソだってば!
そしてギターは世界の高崎晃。
そして、この使用されたマーシャルがJMD100だったのだ!
レコーディング・ブースに収められたいつものキャビネット。
高崎さんはJMDを弾くのがこの日が初めて。「ちょっと使い方教えて」と簡単に仕組みと構造をお伝えすると、16のチャンネルのサウンドをひと通りチェックして、キュキュキュとEQをセット。数分後にはもうJMD100を自家薬籠中のものとしてメガトン級の音を出していた。
画家が絵具を数種混ぜたり、作曲家が和音を組み立てたりして自分の表現したいものを自然に作り出すように、何といおうか、こういう人は「アーティストの才」というか「野生の勘」なのか機材をすぐに使いこなす能力を生まれつき持っているような気がする。もちろん、実際には機材ではなく、高崎さんの指が音をつくっているんだけどね。
最初、使用するサウンドを「ま、3種類位やな…」としていたが、使っていくうちに「あんな音、こんな音」と 5種類の音を使うことになった。まだこちらも使い方に慣れていないので冷や汗タラタラ。でも、大丈夫。操作がもんのスゴイ簡単だからね~。
レスポンスも早くて文句なし。1回目のプレイバックでは「チョット音が細いのでは?」とご自身で気にされていたようだが、周りは「ゼ~ンゼン!」 セッティングを少々変えて録り直したところさらにゴン太サウンドに!ご自身もご満悦。
ギターのオーバーダブをミキサー室でみんなで見守っていると、孝三さん…「タッカンはアマチュアのころからリズムがものスゴかったんですよ」…ってトップドラマーに言わせしめる高崎晃。そう、いつも感心するんだけど、一流のアーティストは弾く楽器を問わず絶対にリズムが鉄壁なのだ。
歪み系のセッティングではキャビネットを収納しているレコーディング・ブースの頑丈なガラス戸が揺れているのではないかというほどの超轟音!でも高崎さんの轟音はいつも美しい!恐るべしはJMD!
それはそうと、高崎さんのお気に入りチャンネルはClean1-Modern、Clean3-Classic、Overdrive9-Classic、Overdrive12-Detuned、Lead15、Lead16といったところ。
レコーディング・メンバーや居合わせたスタッフ、レコーディング・エンジニアの方、皆さんJMDの音質とパフォーマンスに驚かれておりました。手頃な値段にもビックリ!
レコーディングに使用した愛器、KG-PRIME。
終了後、3人で記念撮影。もう夜更け。
高崎晃も認めたJMD100。もしかしたらマーシャルJMDがギターアンプの「デジタル」と「アナログ」の垣根を取り払うのかも知れない…。
このセッションを収録した菅沼孝三ソロ・アルバムは5月発売の予定。絶対聴いてね!
(継承一部略 2009年2月14日 都内某レコーディングスタジオで撮影)












