SHIMIZU MEETS JMD:1~清水保光JMD:1を弾く
JMD:1体験レポートの第2弾はハード・プログレ・バンドCYCLONEを率いるベテラン清水保光さん。しっかりとした文脈を抜群のテクニックで綴る名人です。お弟子さんも多数。
普段はVintageModern2466と1960Aの組み合わせを愛用しています。さて、今日のベテランの耳にはJMD:1はどう鳴り響きますか…。
(以下は清水さんのコメント)
「マーシャルといえば1959ですよね。やっぱりチャンピオン。でも僕には音が大きすぎてコントロールできない。だからJCM800が一番なんですね、僕らの世代では。800は1959ほどの炸裂感はないけどコントロールしやすい。僕の場合はマスター・ボリュームがないとシンドイ。「1959にそのままマスター・ボリュームがついていればいいのに」といつも思っていたんです…これ(JMD:1)、そうなってますよね、まず?2203の音も初期のヤツにそっくり」
「そりゃホンモノと並べて弾けば違いはすぐわかるんでしょうけど、レスポンスも十分に早いし、右手のニュアンスもバッチリ出してくれるし、何の違和感もないですね。
僕もそうなんですけど、「マーシャルのクリーンが好き」という人が大勢いらっしゃいますよね。マーシャルのクリーンってレコーディングの時なんか芯がしっかりしていて実に気持ちがいい。JMD:1はそれをもしっかり実現していると思います。そのクリーンがスイッチ操作ひとつで歪みの音と同じ音量でスパッと出てくるなんてスゴイことですよ!1959や2203ではあり得ない現象ですもん」
「レコーディングをよくする人なんかに持ってこいですよね。いろんな音を録音するのにアンプを何台も必要としていたのにコレ1台で済むんですからね。「マーシャルがデジタル?」なんていうのは偏見だと思う。すぐ現場で使えると思いますよ。
エフェクターもかなりレベルが高い。全部使えますよ、コレ。僕はこのアナログ・ディレイがすごくうれしい!(笑)そこらのアンプ・シミュレーターってコンビニっぽいんですよね。「あれもあります、これもあります」って。でも特別なモノがない。便利なのは「いつ行っても開いてる」ってことだけ。JMD:1もある意味そうなんだけど、コンビではないですよ。一流デパートのレストラン街なの。つまり専門店がズラッと並んでいるイメージ。しかも一流デパートだから実力とキチンとした歴史を持ったお店しか入れないじゃないですか、アレとおんなじ!」
「これ以上入れて欲しかった音なんかはないですね。ここまでやってくれれば後はこっちの問題。使いこなしてあげないと!そうやってつき合わないとね。全部機材に頼っては絶対にダメなんですよ」
「コンボも両方ともタイトでいいですね!普通100Wと50Wでスピーカーの数も違うので好みが分かれるところですけど僕は両方好き!501はレコーディングにピッタリじゃないかな?そりゃ音圧という面ではスタックにはかないませんけど、これならちょっとしたライブハウスでしたらコンボでも何ら問題ないでしょう。かえってスタックよりコントロールしやすいかも。
とにかくマーシャルはまた途轍もないことをやらかしちゃいましたね!」(談)
JMD:1は日本では3月19日の発売を予定しています。



