AFD100情報 vol.2~スラッシュのアンプはどんなかな?
AFD100の開発にあたってまず最初にすることは実際にスラッシュが使用しているマーシャルを綿密に精査すること。マーシャルのシニア・デザイン・エンジニア、サンチャゴ・アルバレスがLAでスラッシュと邂逅し、持参されたスラッシュのオリジナルの2203を解析するというビデオの第1弾をお送りします。
ステージ1:オリジナルアンプの解析
スラッシュ(以下S):まぁ、いくつかのアンプを使ったけどさ、とにかくコイツがドエラクいい音なんだよ。
エリック・ヴァレンタイン(プロデューサー、以下E):ホント特別なんだ。トーンの回路が普通のもの違うだろ。そんな改造って今まで見たことあるかい?
サンチャゴ・アルヴァレス(以下A):トーンの回路はまったく普通のマーシャルと同じだよ。でもヴォイシングが違うんだな。リヴォイシングされているんだと思う。
E:ヴォイシングが何だって?
A:ゲインだよ。ゲイン段。
E:あ、そう。
A:でもトーン・コントロールはまったくいじっていないよ。
E:わかった。それじゃ、トーンを変える何がしかの改造がゲイン回路に施されているのかい?
A:そうだね。3段階になってるんだけどすべて変えられているね。
E:そうか、だから…。
A:そう。
S:これを改造したヤツがSIRのアンプをいじったのかな?
E:イヤ、ティム・カズウェルのヤツとは違うよ、あの有名な#39のね。これはフランク・レヴィってヤツがやったんだ。小さなステッカーが貼ってある。
S:そうか。でも改造の仕方が…
E:でも違うモノだよ。
A:そうだね。2種類のアンプについて話し合ったんだ。ひとつはトレモロつきの1959.でもあれはゲイン段が2つなんだ。だからもうひとつゲイン段を足さないと…。
S:チョット待った。それってSIRのアンプのことかい?
E:そう。オリジナルの#39のSIRのアンプさ、1959だよ。
A:4インプットのヤツ…。
S:それって完全につくり直されたヤツかい?
A:アップグレードされているんだよ。800の仕様で…。
S:JCMだと思ったんだけどね。
E:イイヤ、違う。
S:違う?でもそう(アンプに)書いてあったぜ。
E:オリジナルの#39アンプにかい?多分そんなことないと思うんだけどな。
S:そうか。4インプットって言ったよな?
E:普通そうだよ。
S:覚えてないな…(笑)。ま、オレの記憶も怪しいもんだからな。
A:オーケー、とにかくあのアンプには800の仕様にアップグレードする改造が施されているんだよ。
S:そうなのかい?
A:だから、基本的な回路は同じようにしようかと思う。
S:了解。
E:そうだね、あれはこのアンプの先輩でこのアンプも同じようにしてあるってこった。
S:これが同じならオーケーだ。
A:あそう?そんなとこでいいの?
S:「Nighttrain」をそれで弾けばすぐにわかるよ。
E:まったくだ(笑)
つづく
