NAMM2010レポート <前編>~JMD1シリーズ発表!
今年も1月14~17日、いつもと同じカリフォルニアはアナハイムでNAMMショウが開催されました。
マーシャルも新商品を発表。何といっても目玉は元旦にチラリと予告したJMD:1シリーズです。以前にも触れたようにNAMM前の公開を固く禁じられていたためその詳細をご紹介できずにおりましたが、ようやく皆様にお披露目できるタイミングとなりました。
あ~、黙っているのが苦しかった!デジタル・テクノロジーとマーシャルの伝統的なギターアンプ・ノウハウの融合というと従来のマーシャル・ファンがどうお感じになるか「?」の部分も正直あったのですが、サンプルが数ヶ月前に到着して色々と試すとこれが実に便利で面白い!音のほうはというと、プロギタリスト数人に評価をお願いした結果、これまた予想をはるかに上回る高評価!だから少しでも早く皆さんにご紹介したかった!でもできない…だから苦しかった~!
さて、JMD:1とはどんなものかというと、「コンセプトはいたってシンプル。テクノロジーと古今東西の機材をシェイクして1台のアンプに詰め込んだもの」とはマーシャルの言葉。
もう少しつっこむと(デジタル・プリアンプ・テクノロジー+スタジオ・クォリティ・エフェクツ)×EL34…みたいなッ!さらに、JMP-1の魂を引き継いだハイブリッド・アンプの新基準といったところ。
ラインナップは4種類。
100WヘッドのJMD100。
50WヘッドのJMD50。
100W、2×12"コンボはJMD102。
注目のPre-AmpはClean、Crunch、Overdrive、Leadと4種類のセクションに分かれていて、その中にModernだのClassicだのと4種類のモードが設定されています。つまり4×4と16種類の異なるプリアンプが搭載されたアンプという感覚です。これがまた、それぞれに使える音色なのでうれしいな。
デジタルアンプというと M社のナニナニとかF社のナニナニとかいうサウンドがサンプリングされているのが普通ですが 、マーシャルはそんなことはしません。なぜならマーシャルには47年にも及ぶ音楽を作ってきた歴史と財産があ~る!当然歴代のモデルの音源をプリアンプに突っ込んでいるワケです。ま、1959とか2203とかDSLとか。また、ここで面白いのはやみくもに過去のモデルをサンプリングしているのではなく、中にはBB2+Haze40だとかオリジナル・ガバナーなんてのも入っています。「なんでまた?」と訝しむのはまだ早い!これがまた実用的なサウンドなんですよ!つまりマーシャルが知っているおいしいサウンドを組み入れたというワケ。
プリアンプを選べばもう後は普通のアンプ感覚でEQ他をセッティング。プリアンプの選択にしたがってEQの効きも当然変わってきます。もちろん設定はフルメモラブル。手軽に4種類の設定が記憶できます。
エフェクト類も充実。空間系はChorus、Phaser、Flanger、Tremoloの4種類。タップスイッチつきのディレイとリバーブ、それぞれ別に設定することができます。ディレイもHi Fi、 Analog、Tape、Multiと4種類のモードを搭載しています。
これがJMD100のリアパネル。50WはEL34が2本ですね。当然MIDI端子もついています。
付属の6ウェイ・フットスイッチ。これを使えば最大28種類の設定を記憶させ瞬時に呼び出すことが可能となります。JVMでおなじみのギター・ケーブル接続です。
1960とのコンビネーションも完璧で、トライしていただいたプロギタリストの方々もJMDの魅力にドップリ。各音色の良さだけでなくエフェクターのハイクォリティぶりやディレイ音再現の忠実さにも驚かれていました。スタジオ系のギタリストが曰く…「これならエフェクターもスタジオに持っていかなくていいね。すぐに仕事に使えます!」
またヘビメタ系のギタリスト曰く…「ヘビメタにもバッチリ。とにかく弾いてて気持ちがよくてデジタル回路が入っていることをつい忘れちゃうね!」
もうひとつ忘れてはならないのが、操作がいたって簡単ということ。JVMの時もそうでしたが、ギタリストが普段使用する際にあまり必要ではない機能は省いているからです。
以上がJMD:1シリーズの概要でした。現在ウェブサイト制作中です。日本での発売は3月を予定しております。
つづく











