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2010年1月

2010年1月29日 (金)

FUZZY CONTROL(ファジー・コントロール)ワンマン@UNIT

昨年の紅白歌合戦の紅組のトリを飾ったDreams Come Trueのサポートで元気なFUZZY CONTROLの姿を見た人も多いかもしれない。

待ちに待ったワンマンが代官山UNITで開催された。

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会場は超満員。珠玉のFCナンバーに加えて鳥肌もののセッションが繰り広げられた。その昔、ギターマガジン(リットーミュージック刊)の付録CDでHandwiredシリーズのデモ演奏を録音してもらったことがあったが、あの時もそうだった。JUONが瞬間的に閃いたフレーズにリズム隊が瞬時に肉をつけていく。するとそれが考え抜かれた楽曲のように完璧に組みあがっていく。ロックのカッコよさ丸出しだ!

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ますますギター・プレイに磨きがかかったJUON。もう円熟の域。

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愛用の1959と1960AX。

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今回は弦が切れて張り替える間を除きずっとレス・ポール。あの黒のストラトキャスターとのマッチも最高だったが、こちらも素晴らしいコンビネーションだ。

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足元のようす。今回はかつてに比べてディレイの使用が目立ったかな?

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それにしてもこの人のノドは一体どうなっているんだろう?そこにはロック・ボーカルのカッコよさすべての注ぎこまれていると言っても決して過言ではないと思う。

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派手なアクションは健在。相変わらずカッコいいベースラインが際立つJOEのプレイ。

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相変わらず切れ味鋭いドラミングのSATOKO。

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この日も3人の化学反応が頻繁に表出した。

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ショウの後半では「Shine On」や「インドア風チキン」などの初期のナンバーをメドレーで披露した。なによ、メドレーじゃなくて全曲丸々やっちゃえばよかったのに!

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そういえば久しぶりの「muscle life(セカンド・アルバム『2"twice"』収録)」カッコよかったナ。名曲「Little Girl」では涙が出ましたよ

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ジャンプ一閃!JOEにはUNITのステージは狭すぎるかもしれない!

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昨年末のさいたまスーパーアリーナで開かれた『WINTER FANTASIA 2009 ~ DCTgarden "THE LIVE!!!"』では24,000人の前で「Goodbye My School Days」を熱唱したSATOKO。メッチャかわいかった!この日はドラムに専念。一心不乱にシンバルを打擲する姿は美しい。

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「later」も「Go Moon」も演って欲しかったね、ジョンジョン。

つまり演奏がどうとか、音がどうとか言う以前に、要するにズバ抜けて曲がいいんですよ、FCは!

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デビュー7年目を向かえますます活躍の場を広げる3人。今年も楽しみだ!

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FUZZY CONTROLの詳しい情報はコチラ 

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(敬称略 2009年1月19日 代官山UNITにて撮影) 

2010年1月28日 (木)

超オススメ! これが黒猫チェルシー!!

昨年12月2日に発売された黒猫チェルシーの2ndミニ・アルバム『All de Fashion』。ファースト・アルバムも強烈だったが、今回も素晴らしい出来だ。久しぶりに「日本のロック」を聞いた感じがする。イメージ的には『ふざけるんじゃねえよ』あたりの頭脳警察かな?

とにかく、曲といい、歌詞といい、空気感といい、70年代。タイトルの「オールド・ファッション」。オールド・ファッションでナニが悪い?ゼ~ンゼン古臭くない。

ご存知のない方にちょっとバンドの説明をしておくと、メンバーは平成2年生まれの今年20歳。神戸出身のバンドだ。吉井和哉さんも「センスがうまくて、これは売れて欲しい」バンドとして黒猫チェルシー推薦している。

そして、ようやくライブを見ることができたので今日はそのレポートをお送りする。

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ひとことで言えば「カッコいい!」。若さあふれるとか元気がいいとか、そんな形容ではとても収まりきれないバンドだ。まるで剃刀が暴れまわっているかのよう。学ランに身を包んだボーカルの渡辺大知が途方もなくカリスマティックだ。(そういえば最近学ランってあんまり見ないような気がするな)

彼は田口トモロヲ監督、みうらじゅん原作の映画『色即ぜねれいしょん』の主演も務めているのでご存知の方も多いかもしれない。

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リーダーでギターの澤竜次。もちろんマーシャル・プレイヤーだ。

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ベースは宮田岳。渡辺や澤に比べるてステージでの動きはおとなしいが、弾いているベースはドライブしまくっている!カッコいい!まるでノエル・レディング?!

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岡本啓佑のドラムがまたストレートにしてヘヴィで小気味よいことこの上なし!

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また歌詞がいいんだ~。そこは「がんばれ」とか「一緒にね」などというフレーズとは無縁の世界。昔はみんなこんなだったが、今や黒チェルだけの独自の世界。

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澤のマーシャルは1959SLPと1960TV。加えて向かって右側のJCM900 4100と1960Aのコンビ。怒涛のマーシャル・サウンド。男だね~。1960TVはステージで見かけることが少ないが、実は使いようによってはモノすごい音を出す。スピーカーは1960Xと同じCelestion Greenbackを4発搭載しているが、その名(Tall Vintage)が示すとおり普通の1960より背が高い分低域が張り出してド迫力のサウンドを生み出すのだ。以前、英ブライトンからやって来たBlood Red Shoseというギター&ドラムの男女デュオの女性が1960TVをDSL50と組み合わせて使っていたが、ベースのいないサウンドを補ってあまりあるド迫力の音を出していたことを思い出す。

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また、渡辺のステージ・アクションが何ともいえず決まっている。

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ギター・ソロもふんだんに盛り込まれた澤のギター・サウンドも黒チェルの世界を構築する大きな要素なのだ。そして、そのサウンドを間断なく解き放っているのはマーシャル。

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黒猫チェルシーの詳しい情報はコチラ

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(敬称略 2010年1月 24日 渋谷DUO MUSIC EXCHANGEにて撮影)

2010年1月27日 (水)

FAIR WARNING(フェア・ウォーニング)のマーシャル

先日のLOUD PARK09にも来日したフェア・ウォーニングが単独来日した。これがまた実にいいライブでハードロックの素晴らしさを十二分に伝える演奏となった。

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トミー・ハートの張りのある歌声。やっぱりロック・ボーカルはこうでなくっちゃ!

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随所にソロが散りばめられ、ヘルゲ・エンゲルケの魅力が爆発した。

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リーダーのウレ・リトゲン。エレクトリック・サンにも在籍していた。

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ドラムはCCベーレンズ。終始パワフルなドラミングを披露してくれた。

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コーラス・ワークも美しい!いつも思うのだが、なぜに欧米の人たちはこれほどコーラスがうまいんだろう?

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サポートのキーボードはトーステン・リューダーヴァルト。

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サポートのギターは二クラス・ターマン。一昨年、ウリ・ジョン・ロートと来日を果たしている。あの時も素晴らしいプレイで業界では「あの若いのウメェなぁ~!」と話題になった。「カロンの渡し守(The Sails of Charon:これ正確には「シャロン」と発音します。ちなみに海外で「ケンタウロス」と発音してもまず何の事か相手に伝わりません。これは「センター」と発音されています)」のイントロのソロを何せ軽々と弾いていたからね。

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二クラスのマーシャルはJVM410Hだ。ウリの時もそう。

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楽屋でのショット。JVMについて少し話をきいてみた。それにしても目がブルー&グレイでめっぽう美しい!こうして見るとちょっと背の高さといいレイ・デイヴィスに似てる?

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彼はJVM4すべてのチャンネルを使用している。①CLEAN/GREEN②CRUNCH/ORANGE③OD1/ORANGE④OD2/GREENという設定。①を除いてかなりGAINが高めだがMASTERはそれほど上げていなかった。リバーブも使用している。

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そしてそれらのチャンネルをMIDIで制御している。足元すっきり。

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ヘルゲの超高音ギターによるソロがスリリングだった。

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やたらと高音域を使うのでは決してなく、実に音楽的なのだ。ヘルゲもキャビネットは1960を2台使用。開演前にヘルゲとも話をしたが、当然マーシャルや機材の話。これがまたメチャ詳しくて!自分が一番気に入っているマーシャルは70年代初頭の1959.とその写真を見せてくれたが、ナントその1959、フロントパネルがなかった!「It looks cool!」と言ったら大ウケしてくれた。つまりCool=「カッコいい!」と「涼しい」のシャレ。フロント・パネルがなくて真空管やトランスがむき出しになってるからね。楽しかったな。

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トミーもノリノリで観客をあおる!

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弦チーム揃い踏み!

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サポートメンバーだけにソロの回数は少なかったが二クラスもばっちりその存在感を示した。また、ウリの時も感心したのを覚えているが、コーラスがやたらとうまいのだ!

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コンビネーションも完璧!

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完全燃焼した6人。

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最後は体操の体系に開いた。ホットな活動でハードロックの炎を燃やし続けて欲しい!

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(2010年1月22日 新宿厚生年金会館ホールにて撮影)

2010年1月26日 (火)

DELUHI@O-EAST

待ちに待ったDELUHIのO-EASTワンマン。もう会場の外からDELUHIムードだ!

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ロビーにはメンバー創作の粘土細工を展示。Ledaの作品は「怪獣アベゴン」。

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会場は超満員!順調にスターダムを駆け上がるDELUHIの勢いがビンビンに伝わってくる!

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ステージ装置も凝りに凝っていてDELUHIの音楽をドラマチックに演出していく。

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思う存分テクニシャンぶりを見せつけてくれたLedaは当然マーシャル。

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愛用のJCM800 2203KKとMF280Bのコンビネーションを2セット。最近というか今頃になってというか、MFキャビネットがジワジワと浸透している。

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照明が下りてきてこれまた素晴らしい演出効果を生んでいた。まるでクイーン?

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もちろん、観客を熱狂にリードすることはお手のものだが、この日はジ~ックリと歌いこんだ印象が強かったJuri。

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ますますギタープレイに磨きがかかるLeda。

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ド迫力のサウンドとアクションが目を惹いたAggy。

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Sujkのメリハリの効いたドラミングもDELUHIサウンドの重要な要素だ。

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夜景を配したバックの映像にスモークがからみ幻想的な雰囲気をかもし出す。

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ショウの中盤ではベートーベンやモーツァルトをモチーフにした10分近くに及ぶLedaのア・カペラのギター・ソロが!それにしても素晴らしいギター・サウンド。もう目の前でピッキングしているような感覚!図太いトーン。これが2203KKサウンド…イヤ、Ledaサウンドなのだ!下の写真でLedaの後ろに見えている白い点はノイズではない。小型の星型(?)のライトが上下しているのだ。白いマックロクロスケみたいな。

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未来に向かって進むDELUHI。これからの活動をますます期待させるライブだった!

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DELUHIの詳しい情報はコチラ

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(2010年1月9日 渋谷O-EASTにて撮影  ※全体写真提供:Yokoyama Akio)

2010年1月25日 (月)

アドリブ・ギター虎の巻~続ロック&ブルース編登場!

またまた出ました大好評『アドリブ・ギター虎の巻』。今回は「続ロック&ブルース編」!

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先生はおなじみ藤岡幹大。

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いつも通り付属のCDはJVM410HのLINE OUTを使用してレコーディングした。

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これまでジャズ/フュージョンやHR/HMとさまざまなジャンルの『虎の巻』を上梓してきたが、今回はすべての基本とも言うべき「ロック&ブルース」をもっと掘り下げてみようという内容となった。

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基礎からその発展系まで色々なアイデアを楽理的にも説明し実践的に応用しようというキメ細かな編集はこのシリーズの特長。 ギターという最も手軽な楽器を最も深いところまで探求する一助となること必至だ!

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既刊4冊もよろしく!全編藤岡幹大とJVM410Hがんばっています!

★ロック&ブルース編

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★ジャズ/フュージョン編

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★HR/HM編

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★オール・ジャンル編

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(敬称略 ライブ写真は2009年11月楽器フェアにて撮影)

2010年1月22日 (金)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.9~街中を進むの巻3:今日はセンチにウォータールーの日暮れでも見ようか!

※本日から更新の時間が15:00に変更となっています。

今日のサブ・タイトルは植草甚一さん風にしてみました。

まずはいきなりおのぼりさんムード。おなじみビッグ・ベン。

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この時計塔の下で有名なジャケット写真を撮ったのはThe Whoでした。

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その裏手にはこちらも有名なウエストミンスター大聖堂。私は特にマニアでもないのですが、偶然イギリス三大聖堂って行っちゃってるんですよ。ここウエストミンスター、カンタベリー、そしてリバプール。どれも荘厳で見応え充分です。

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これはウエストミンスター橋。正面の建物はロンドン水族館。巨大な観覧車は「London Eye」といっていつも大行列ができています。この写真後ろがビッグ・ベンを従えた英国国会議事堂。

このロンドン水族館の前では有名な映画のファーストシーンが撮影されています。アルフレッド・ヒッチコックが久しぶりにイギリスにもどって制作した、1972年の『フレンジー』です。ネクタイで首を絞められた女性の死体が流れてくるシーンでした。この『フレンジー』はオール・ロンドン・ロケで、実にロンドンの街をとてもうまく使って撮影していると思います。ロンドンの街をあるいているとどこもかしこも『フレンジー』に登場してくるような感覚になります。ゴメンなさい、ロックと全然関係ないけど…だって映画好きなんだもん!特にヒッチコック大好き!今日はこの後も映画にちなんだ話しが出てきます。

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だんだん日が暮れてきました。後ろを振り返ると国会議事堂。(この写真は故意に露出をアンダーにして撮っています)

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ウエストミンスター橋を渡ってテムズ川べりをくだります。このずっと先にはおなじみのタワー・ブリッジやテート・モダン、セント・ポール寺院があります。このあたりはストリート・パフォーマーが大勢出ていてものスゴイ人出。

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これは有名なロイヤル・フェスティバル・ホールのテムズ川側。いわゆるサウス・バンク・センターの一部。これで夜の8時。ジャンジャン人が集まってきます。ホント、アフター5こそが彼らの一日。人生をエンジョイしてる!って感じ。日本もいつかこうならないかな。 

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こちらが正面玄関(裏かな?とにかくテムズ川の反対側入り口)。この建物はイギリス政府が制定するところの"Listed Building"のひとつで、特別な許可がない限り、建物を壊したり改築したりしてはいけないことになっている。しかもその重要度が"Grade I"となっており(Grade IIIまで区別される)、バッキンガム宮殿やロイヤル・アルバート・ホールと同じレベルだそうです。キャパは2,900席。ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラのほとんどの活動の場がこことされているが、ロックやジャズ関係のコンサートも頻繁に開かれている。

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横の入り口にある胸像は南アフリカのネルソン・マンデーラ氏。碑には…

『「闘争こそ我が人生」 ネルソン・マンデーラ

1962年8月5日、投獄。1964年6月12日、アパルトヘイト政策への抵抗の廉で終身刑を申し渡される。(中略)1990年2月11日、27年間の入獄生活を経て釈放。1993年10月10日、ノーベル平和賞を受賞。1994年5月10日、南アフリカ共和国大統領に就任』

…とある。

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いい川にはいい橋がかかります。隅田川がいい例ですね。吾妻橋、駒形橋、言問橋、厩橋、白髭橋…。テムズ川もそう。最も有名なのはTower Bridge、装飾が美しいBlackflaiyers Bridge、荘厳なWestminster Bridgeなどなど。

これはWestminster Bridgeの欄干。というか街燈。昔はガスで灯っていたんだろうね。まさに"When Lights Are Low"。"Isn't It Romantic?"

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下の写真はWaterloo Bridge。まず名前がいい。そしてここでまた映画の話…。

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『哀愁』というイギリス映画がありました。調べてみると1940年の作品。美男美女が織りなす舞台がロンドンのドロンドロンのメロドラマ。観たのはもうはるか昔なのですが、子供ながらに「クッさ~」と思ったものです。主演はロバート・テイラーとビビアン・リーでしてね…。

ここのコーナー★までワープできます。(映画方面へモンのスゴく脱線しま~す!)

前年の1939年、『風と共に去りぬ』がアメリカで公開された時、多くのアメリカの男性がビビアン・リーにブッたまげたそうです。「オイオイ、イギリスにはこんなに美しい人がいるのかよ!」と。この人は51年『欲望という名の電車』のブランチを演りましたがすごかった。これでスカーレット・オハラ以来2回目のオスカー受賞となったワケですが、この映画、さすがに巨匠エリア・カザンの演出だけあってステラを演じたキム・ハンター(後に『猿の惑星』でジーラを好演)やミッチを演じたカール・マルデン(またこの人がいいんだよナァ。『パットン』もよかったし)、主役のスタンレーのマーロン・ブランドーとまさに火花を散らす演技合戦でサ。このスタンレーが下着=TシャツでいることからアメリカでTシャツ文化が広まったんだって。そんな素晴らしい演技でビビアン・リーもカール・マルデンもキム・ハンターもオスカーを獲得。ブランドーだけが獲れなかった。3年後『波止場』で獲った。そして、おなじみ『ゴッドファーザー』でまた受賞するんだけど「いらんけんね」と断っちゃうんだナ~。カッコいいナ~。

ちなみに51年の主演男優賞は誰かと調べてみると、ハンフリー・ボガートだった。作品は『アフリカの女王』。ん~、このボギーもメッチャよかったもんな。キャサリン・ヘプバーンも受賞に値すると思うけどやっぱりブランチか。作品賞は何だろな?と見るに『パリのアメリカ人』でした。「I Got Rhythm」、「S'Wonderful」、「Our Love Is Here to Stay」などガーシュインの名曲で構成されたミュージカルですね。私的には主人公ジーン・ケリー(この役名が何故かジェリー・マリガンっていうんだよね、確か)の友人役を演じたオスカー・レバントにピアノの技術料も含めて何か賞をあげて欲しいんだけどね。このオスカー・レバントは本当にジョージ・ガーシュインの親友だったとか。『アメリカ交響楽』の最後の「ラプソディ・イン・ブルー」を弾く姿はカメラのすごさもあって至極感動的だった!

ところで、エリア・カザンと言えばレッド・バージ。1998年にアカデミー賞「名誉賞」を授与されましたが、その授賞式でのニック・ノルティの態度にはビックリしましたね。1990年に黒澤明が受賞した時はもちろん、ヒッチコックの時も当然、普通「名誉賞」の受賞というのは満場一致でスタンディング・オベーションとなるシーンなのにそうではなかった。非常にショッキングなシーンでした。

ウチの父は古今亭志ん生を観たことを自慢のひとつにしております(志ん朝なら私も観ましたが)。私は故人でいけばローウェル・ジョージのリトル・フィート、ロイ・ブキャナン、リック・ダンコ あたりを観たのを恥ずかしながら自慢のひとつにしておりますが、見逃して臍を噛む思いも多数しております。フランク・ザッパはまだ子供だったので無理にせよ、たとえばクイーン、たとえばロビン・トロワー、チューブス、スコーピオンズの初来日等々。そして杉村春子が演じたブランチを見逃したのは最大のミスだったかも…。

この文章を書いた直後、NHK衛星で『欲望という名の電車』が放映されたのでまた思わず見てしまった。そこで、またひとつ発見。フランク・シナトラで有名なスタンダード曲「Somebody Loves Me」が2回も流れるのですよ。1回目は冒頭でブランチが兵隊さんに電車の路線を尋ねるところ。この兵隊さんがメロディを口ずさんでいる。(ブランチが「Paper Moon」を口ずさむシーンもあった) 2回目はブランチとミッチが踊りに行った時にバンドが演奏する曲がこれ。これ、こういう発見(ってほどのものではありませんが)は下手な説明よりもよっぽどうまく当時の雰囲気を説明してくれているようでとても楽しい。同じく黒澤明の『野良犬』を観た時…あれは終戦直後が時代背景ですが…ヤミ市かなんかのシーンで「ブンガワン・ソロ」が流れていました。実はその時まで恥ずかしくもディック・リーのヤツしか聴いたことがなかったので興奮してしまったことを思い出します。

また、なぜ「Somebody Loves Me」が気になったかっていうと、毎年フランクフルトの展示会でマーシャルの連中と行くバーにピアノの弾き語りをするドイツ人のおじいさんがいて、必ずこの曲を弾くのです。毎年毎回毎晩…。そうしているうちにこの曲が特段好きでもなかったのに耳についていつの間にかマイ・スタンダードになってしまったというワケ。脱線終わり。

★で、この『哀愁』という映画の原題が"Waterloo Bridge"なのです。ま、戦争で別れ離れになる二人が、この橋の上で再開を約束するワケです。結果はNGなんだけどね(涙)。

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さてさて、よくもここまで引っ張りました。今回のミソはここです。

The Kinks。何回か前にも『Muswell Hillbillies』のジャケ写を撮影したパブを紹介しましたが、今回で2度めの登板。

キンクスに『Something Else』という67年の大名盤があります。このアルバムの最後を飾るのが「Waterloo Sunset」という曲。ナミダナミダの大佳曲。ちょっとお年を召したイギリス人なら誰でも口ずさめるくらい現地では有名な曲です。

次の写真はウォータールー駅。以前はユーロスターの発着駅でした。ちょっと前にJTかなんかのTVコマーシャルのロケでも使用されていましたね。後から来る人のためにドアを開けておいてあげるヤツ。イギリスの人たちは本当にこれやってくれますね。かなり遠くにいてもその人が自分の通ったドアを通過するとわかると開けて待っていてくれる。待たれているこちらはかえって焦っちゃったりしましてね…。

この曲の歌詞に出てくるテリーとジュリーが毎週金曜日に待ち合わせをするのがこのウォータールー駅。

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そんなことにはお構いなしにウォータールーの日暮れを見ていれば幸せな僕。

「僕」が見る日暮れはこんなだったのかな?(この曲をご存じの方は是非ここでメロディを口ずさんでみてください!)

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つづく 

2010年1月21日 (木)

田川ヒロアキがYOUNG GUITARのDVDに登場する!

素晴らしいテクニックと音楽性でやはりメキメキと頭角をあらわしてきた田川ヒロアキ。

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今回はおなじみヤングギターの付録DVD収録のレポート。

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自作曲のバッキングトラックに合わせてサクサクと収録が進む。

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奏法解説では、スロー・バージョンで若干てこずる場面もあったがしょうがない。なぜならそれらのフレーズはレコーディング時の即興演奏。ようするにアドリブ。予めフレーズを決めてレコーディングに臨んだワケではないので、CD通りに弾くのは至難のワザ。ヘタすりゃ自分のCDをコピーしなきゃならない!それにしてもよくもマァあんなに複雑なフレーズがアドリブで出てくるわ~。反面、アドリブだからっていうこともあるんだけどね…チャーリー・パーカーの「Famous Alto Break」なんかがいい例ですよね!

そんなことには一切めげず、おっそろしくポジティブにチャレンジするヒロアキ立派!

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アンプは愛用のJVM210H1960AVのコンビネーション。LOUD PARK09でも初ワンマンでも活躍したお気に入りのセットだ。

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今回からギターがシングルコイル系に持ち替えたが、サウンドはゴキゲン!フロントPUとの相性がこれまた素晴らしい!

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DVDの中ではファーストアルバム『FLY AWAY』を紹介。機材の紹介ももちろん収録されたが、トークがこれまたス~ラスラ!過去何回もこの撮影に立ち合わせていただいてきたが、ギターだけでなくMCの流暢度もトップ・クラスだ。

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田川ヒロアキの情報はコチラ⇒FretPiano

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田川ヒロアキの演奏が収録されたDVDつきのヤングギター5月号は4月10日に発売される予定です。

詳しくはコチラ⇒シンコーミュージック公式ウェブサイト

※明日から更新の時間が15:00に変更されます!

2010年1月20日 (水)

THE USED東京公演~クイン・オールマンのマーシャル

昨年9月にニュー・アルバム『アートワーク』を発表したThe Used。東大名でジャパンツアーを敢行した。

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ギターの クイン・オールマン。

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使用マーシャルはVintage Modern2466と1960Bの組み合わせだ。

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「1年くらい前にギター・テクが教えてくれたんだ。それでVintage Modernを試してみたんだがすぐに気に入ったよ」とクイン。

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Dynamic Rangeは常時High。野太くてソリッドなサウンドが実に気持ちいい!

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ボーカルのバート・マクラッケン。鬼気迫る絶唱っぷりがスゴイ!

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ベースはジェフ・ハワード。日本語メッチャうまいのよ。ステージではバートのMCを通訳したりして…あんなの初めて見た!

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渾身のドラミングでグイグイとバンドを引っ張るのはダン・ホワイトサイド。

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Vintage Modernといえば、ブルース・ロックかシュレッド系での使用が多かったが、このようなオルタナ系にも完璧にマッチする。やはり立ち上がりの早さと存在感のあるヌケのよい中域がそうさせるのであろう。

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Vintage Modernの新しい魅力を発見したような気がする。

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(2010年1月16日 渋谷O-EASTにて撮影)

【お知らせ】更新の時間が変更となります

土日祭日を除いてほぼ毎朝9:00に内容を更新して参りましたマーシャル・ブログですが、システムの都合を理由に1月22日分より午後3時に更新することとさせていただきます。

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更新時間が変わりましても毎日フレッシュなマーシャル・ニュースをお送りして参りますので今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

そして今日はThe Used東京公演の模様をレポートします!

マーシャル・ブログ・スタッフ一同

2010年1月19日 (火)

NAMM2010レポート <後編>~アーティスト・モデル

<後編>はシグネイチャー関連でお送りします。

…とその前に、昨日ご紹介したJMD:1をザック・ワイルドがデモ演奏する動画が出てきましたのでご覧くださいまし。

内蔵のエフェクターを駆使しての10分にも及ぶ凄まじい演奏。アーミングといいフェイザーの使い方といいずいぶんジミヘンなのね。右手がスゴイったらありゃしない!JMD:1お楽しみに!ザックは昨年血栓症で入院する憂き目にあったようですが、座って弾いているのはまさか、身体の調子が悪いのかな?このギターどう見ても立って弾いたほうが楽そうだもんね…と思いつつ見ていたらゼ~ンゼン。演奏後の元気な姿を見て安心しましたね。

さて、レポートに戻りまして…下の写真はLOUD PARK09でのデイブ・ムステインのマーシャル。ところでもうひとつの新商品は…

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コレをちっちゃくしたデイブ・ムスティン仕様のMGミニスタック。ルックスはミニでも名前は『MEGASTACK』。カバリングは例のCF地でメタルグリルも忠実に再現してます。

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そして、なんとデイブ本人とプロデューサーのアンディ・スニープがセットしたカスタム・サウンドが搭載されているというスグレモノ。正しい名前はMG15MSFXDMといいます。

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お次はスラッシュの話題。シグネイチャー・モデルを開発する旨、本人が来場のうえ発表したのです。その名もAFD100。Appetite For Destruction(もちろんガンズ&ローゼズのデビュー・アルバムにちなんで付けられています)の頭文字です。このモデルの開発にあたり専門のウェブサイトまで開設しちゃった!エライ入れ込みようです。そのコンセプトをマーシャルのアーティスト担当、ポール・マーシャルが当該のウェブサイト内の動画の中で語ります…

「今日ここ(NAMMのマーシャル展示スペース)にスラッシュが来てAFD100とそのウエブサイトについて発表します。そのウェブサイトでこのモデルのアイデアや製造についての情報のアップデイトをしていきます。また、ビデオやコメント、インタビュー、さらにはサウンド・アドバイスなども充実していく予定です(大意)」

で、スラッシュがやって来た!

「スラッシュだ。オレの新しいアンプ、、、新しいオレのマーシャル・アンプを紹介するためにアナハイムまでやってきたゼ」と前置き。「マーシャル・アンプ」って言い直すとこが律儀でいい人感が出てますね。

「人前で話すのはキライなんだよ」と切り出したスラッシュ。続いてAFD100のコンセプトについて説明。『Appetite for Destruction』で使ったのはSIRスタジオから借りたJCM800 2203だったがそれが最高のアンプだった。それをその後も使いたがったが盗まれてなくなってしまった。今回のシグネイチャーはその2203を目指して開発をしていく…みたいなストーリー。

ご存じの通りマーシャルは市場初のシグネイチャーモデルとして1996年にスラッシュの2555SLを発表。この初のシグネイチャー・シリーズに続いてザック・ワイルド、ジミ・ヘンドリックス、ケリー・キング、ランディ・ローズとマーシャルのシグネイチャー・シリーズは連綿と続いて今尚盛ん。(こうして見るとスラッシュ、ザック、ケリーとJCM800がらみが3人も!)そして、またスラッシュの登場。これは決してネタがなくなったわけではなく(実際にシグネイチャー・シリーズの計画はもう先まで決定しています)、スラッシュともに原点を目指し、ロック・ギターの本当のカッコよさを取り戻そう!という意気込みが感じられます。

やっぱり、ロックの花形楽器はギター。カッコいいリフとギター・ソロが最高の見せ場でしょ。それを忘れてしまった今のロックに対するマーシャルの回答であり、それを知らない若い人たちへの呼びかけであるような気がします…「ロック・ギターってもっとカッコいいものなんだぜ!」って。(『大谷令文、マーシャルを語る<後編>』も是非ご参照ください)

上のポールが案内しているAFD100の公式ウェブサイトはコチラ

もちろんマーブロでも情報をアップデイトしていく予定です。

この他、マーシャルのコーナーにはおなじみのダグ・アルドリッチ、ケリー・キング、レミーに加えマイケル・アモット、ジョン・5、コーリー・テイラー等が登場しサイン会等で大いに盛り上がったのでした。

2010年1月18日 (月)

NAMM2010レポート <前編>~JMD1シリーズ発表!

今年も1月14~17日、いつもと同じカリフォルニアはアナハイムでNAMMショウが開催されました。

マーシャルも新商品を発表。何といっても目玉は元旦にチラリと予告したJMD:1シリーズです。以前にも触れたようにNAMM前の公開を固く禁じられていたためその詳細をご紹介できずにおりましたが、ようやく皆様にお披露目できるタイミングとなりました。

Jmdwebpage

あ~、黙っているのが苦しかった!デジタル・テクノロジーとマーシャルの伝統的なギターアンプ・ノウハウの融合というと従来のマーシャル・ファンがどうお感じになるか「?」の部分も正直あったのですが、サンプルが数ヶ月前に到着して色々と試すとこれが実に便利で面白い!音のほうはというと、プロギタリスト数人に評価をお願いした結果、これまた予想をはるかに上回る高評価!だから少しでも早く皆さんにご紹介したかった!でもできない…だから苦しかった~!

さて、JMD:1とはどんなものかというと、「コンセプトはいたってシンプル。テクノロジーと古今東西の機材をシェイクして1台のアンプに詰め込んだもの」とはマーシャルの言葉。

もう少しつっこむと(デジタル・プリアンプ・テクノロジー+スタジオ・クォリティ・エフェクツ)×EL34…みたいなッ!さらに、JMP-1の魂を引き継いだハイブリッド・アンプの新基準といったところ。

ラインナップは4種類。

100WヘッドのJMD100。

Jmd100

50WヘッドのJMD50。

Jmd50

100W、2×12"コンボはJMD102。

Jmd102

50WのコンボはJMD501といって1×12"という構成。

Jmd501combo_2

注目のPre-AmpはClean、Crunch、Overdrive、Leadと4種類のセクションに分かれていて、その中にModernだのClassicだのと4種類のモードが設定されています。つまり4×4と16種類の異なるプリアンプが搭載されたアンプという感覚です。これがまた、それぞれに使える音色なのでうれしいな。

デジタルアンプというと M社のナニナニとかF社のナニナニとかいうサウンドがサンプリングされているのが普通ですが 、マーシャルはそんなことはしません。なぜならマーシャルには47年にも及ぶ音楽を作ってきた歴史と財産があ~る!当然歴代のモデルの音源をプリアンプに突っ込んでいるワケです。ま、1959とか2203とかDSLとか。また、ここで面白いのはやみくもに過去のモデルをサンプリングしているのではなく、中にはBB2+Haze40だとかオリジナル・ガバナーなんてのも入っています。「なんでまた?」と訝しむのはまだ早い!これがまた実用的なサウンドなんですよ!つまりマーシャルが知っているおいしいサウンドを組み入れたというワケ。

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プリアンプを選べばもう後は普通のアンプ感覚でEQ他をセッティング。プリアンプの選択にしたがってEQの効きも当然変わってきます。もちろん設定はフルメモラブル。手軽に4種類の設定が記憶できます。

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エフェクト類も充実。空間系はChorus、Phaser、Flanger、Tremoloの4種類。タップスイッチつきのディレイとリバーブ、それぞれ別に設定することができます。ディレイもHi Fi、 Analog、Tape、Multiと4種類のモードを搭載しています。

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これがJMD100のリアパネル。50WはEL34が2本ですね。当然MIDI端子もついています。

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付属の6ウェイ・フットスイッチ。これを使えば最大28種類の設定を記憶させ瞬時に呼び出すことが可能となります。JVMでおなじみのギター・ケーブル接続です。

Jmd_footcontroller

1960とのコンビネーションも完璧で、トライしていただいたプロギタリストの方々もJMDの魅力にドップリ。各音色の良さだけでなくエフェクターのハイクォリティぶりやディレイ音再現の忠実さにも驚かれていました。スタジオ系のギタリストが曰く…「これならエフェクターもスタジオに持っていかなくていいね。すぐに仕事に使えます!」 

またヘビメタ系のギタリスト曰く…「ヘビメタにもバッチリ。とにかく弾いてて気持ちがよくてデジタル回路が入っていることをつい忘れちゃうね!」

Jmd1001 

もうひとつ忘れてはならないのが、操作がいたって簡単ということ。JVMの時もそうでしたが、ギタリストが普段使用する際にあまり必要ではない機能は省いているからです。

以上がJMD:1シリーズの概要でした。現在ウェブサイト制作中です。日本での発売は3月を予定しております。

つづく

2010年1月15日 (金)

大谷令文、マーシャルを語る <後編>

弾いてみたいマーシャル
M:弾いてみたいマーシャルって何かあります?もし自由に古今東西のマーシャルが選べたら…。
R:ジミヘンがファーストで弾いたヤツ!(笑)誰か持ってんのかな~?
M:実際にジミヘンが使っていたマーシャルって工場に行った時に見せてもらったことがあります。ただのうす汚れた1959だった!でも、アンプの上面に「JH EXP」だったかな?白いステンシルが入っていたのがカッコよかったっていうか感動した。
Img_0950 R:さっきメイオールのバンドの持ち物って話があったけど、ソフト・マシーンの持ち物だったマーシャル!アラン・ホールズワースもジョン・エサーリッジも使ったマーシャル。
M:あの頃ジェフ・バーリンもマーシャルでしたもんね。ディ・メオラも。
R:そうだアル・ディ・メオラもそうだ。ソフト・マシーンのマーシャルは、ホールズワースのインタビューで読んだ記憶があるんだけど、『Bundles』のころのレコーディングはそのマーシャルで録ったって。
M:その後のホールワースは?ライフタイムの頃…。
R:やっぱりマーシャルだったみたい。少し新しいモデルだったらしいけど。UKもそう。ま、自分の持ち物ではなかったのかもしれないけど、あの頃はどこへ行ってもマーシャルだったからレコーディングも全部マーシャルになっちゃう。
M:ベースもね。
R:弾いてみたいなソフト・マシーンのバンドの持ち物だった50Wのマーシャル!(笑)絶対あんな音出ないな!マクラフリンもマーシャルだった。
M:そう!だから『Jack Johnson』や『Live Evil』もマーシャルで弾いていているのかと想像するとメチャうれしい!
R:絶対そうだよ!
M:「音デカイ!」ってマイルスに怒られたとかね!
R:そうやって考えるとジャズ/フュージョン系のプレイヤーもマーシャルが多かったよね。『Elegant Gypsy』の音なんか大好き。

マーシャルの素晴らしさ
M:ま、いまさらお訊きするのもナンですが、マーシャルの素晴らしさを言葉に表すと…?
R:レスポンスがピッキングに恐ろしく忠実ということ。左手についても弦がフレットをこする音まで表現してくれる。
M:でも他のブランドのアンプだってそうじゃない?
R:イヤ、こんな反応はない。なんかもっとオブラートに包まれた感じになっちゃう。そこへいくとマーシャルが出すのは一番ダイレクトな「素」の音がする。
M:なるほどね。
Img_0961 R:トーンもそう。ウォームな音からエッジが効いた音まで両極端な音が1本のギターで出せる。これがすごくいいことだと思う。僕はマーシャルって意外に器用なアンプだと思ってる。
M:マーシャルのクリーン・トーンってどう思います?
R:もう大好き!
M:マーシャルといえば「歪み」というイメージが定着しているけど…
R:違う違う!
M:…案外「マーシャルのクリーンが好き!」という人が多いんですよね。
R:ヘンドリックスだって「リトル・ウイング」なんか最高にビューティフルだし。
M:ウリが言ってましたが、実際のヘンドリックスの音ってメチャクチャ大きくてクリーンだったとか。
R:そうだろうな~。ポール・コゾフもそうだよね。ソロももちろん素晴らしいけど、コードワークの音。アレアンプに直だもんね。
M:ピーター・バラカンさんの本(『ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラック(ミュージック・マガジン社刊))』:マーブロでは別の機会にも登場しましたが、メチャクチャ面白い本です。超おススメ!)を読むと若いころはさしてうまくなかったとか…。でも、お金持ちだからいいギターをバンバン買えたらしくて。
R:うまくなかったって?!
3:子供の頃の写真を見るとジャズとか習ってそうだけど。お父さんは有名な俳優ですよね?
Dsc_6197 R:デヴィッド・コゾフ。
3:その写真を見ると七三に分けてレスポールとか箱物を持ってるんですよ。スゴイ高そうなヤツ。だから多分ジャズを習ってたんじゃないかと思った。
R:クラシック・ギターも習ってたらしい。
3:そうじゃないとあのコード・フォームはロックでは考えられない。
M:そういう話ってアメリカへ行って現地の人と話してもあまり盛り上がらないんですが、その点、イギリスは何度言っても非常にワクワクさせられます。マーシャルの連中と話をしていてもすごく盛り上がるんですね。それが生々しい!ビートルズを見ているおじいさんなんかは当たり前。
3:まさし(ロンドンで活躍中のブルース・ロック・ギタリスト。1962を愛用)が言ってたけど、ロンドンはせまーい世界にものすごくたくさんの人がひしめき合ってておもしろいって。

マーシャルに期待すること
M:これは令文さんには愚問かもしれませんが、今後マーシャルはどんな風になって行ってもらいたいですが?どんなことを期待しますか?1959の製造を続けろとか?
R:ああ、もうそれに尽きるね。(一同爆笑)リバーブが搭載されるともっとうれしいんだけどな~。

若い人たちへのメッセージ
M:若い方々にギターを弾くよろこびについて何かメッセージをいただけませんでしょうか?ギタリストにとって一番の見せどころであるはずのギター・ソロが最近はひどく疎遠になってしまいましたよね?
Img_0948 R:そうですよね。結局そういう楽曲を必要としていないということなんでしょうね。でもテレビなんかで流れているバンドものにはギター・ソロが必要じゃないかもしれないけど、もっとブルース寄りの音楽があったり、もっとフュージョン寄りの音楽があったりとか、いろんなジャンルの音楽が同時に存在しているのが当たり前の世界だから、もっと色々聴いて、他のジャンルの音楽を聴いてその要素を取り入れて自分たちの音楽に活かすということが大事なんじゃないかな?
M:そうですね。令文さんは本当に色々な音楽を聴いていらっしゃる。
R:ウン。僕はクラシック・ギターを聴くのも、ジャズ・ギターを聴くのも大好き。そして、ギターという楽器はメロディもコードも両方奏でることができて…しかも、ステージで走りまわりながら弾けるのもこの楽器のよさだし。
M:こんあ楽器めったにないですよね!
R:ないない!しかも。歌いながら弾けるし!(笑)

リズムは楽しい!
M:昔、ジャンゴ・ラインハルトに関する文章を読んでいて、「ギターを見たことのない人に「ホラ楽器だよ」といってギターを渡したら、一体その人はメロディを弾くか、リズムを刻むか?ジャンゴはリズムじゃないか?」なんてのがありました。
R:わかるわかる。でもソロがうまい人はリズム・ギターもたいていうまい。
M:こうして第一線のプロの方たちと接していていつも思うのはみなさん、本当にリズム感がスゴイなって。指が早く動くとかの前にみんなリズム感が素晴らしい。
R:リズムって楽しいものなんだよね。みんな「得意のリズム」っていうのを必ず持っていて、そDsc_6204 れを見つけられるかどうかっていうことが大事なんです。僕だったら三連系のシャッフルっぽいのが大好きで得意かもしれない。
M:確かに!「Razor Boogie」のイメージが強い!
R:(笑)三連は大好き。ところが若い人たちにギターを教えているとみんなシャッフル系が苦手。最近はあるように聞いたけど、考えてみるとここ何十年もの間シャッフル系のヒット曲ってなかったじゃないですか。だから若い人たちは聞いたことがほとんどなかったんじゃないかな?(♪シャッフル・リズムを刻みながら)こんなヒット曲ってないでしょ?
M:確かにそうですね。
R:僕はどうやって発見したのかな~?…たまたま得意なリズムを見つけられたからよかった。得意なリズムを見つけることがギターを練習を楽しくさせる秘訣かもしれない。
M:いつでもステイタス・クォーに入れますよ!
R:入りたい!
M:いまでも本国ではものスゴイ人気ですからね。白いマーシャル並べちゃって!
R:イギリス人ってシャッフル好きなんじゃない?ナザレスとか。(笑)

練習について
M:他に何かギターを練習している方々にメッセージはありませんか?
Dsc_6238 R:初めのうちはクリーンな音で練習するのがいいと思う。余計な歪みはない方がいい。
M:音量については?これも雑誌のインタビューで読んだのですが、ウリはなるべく小さい音Img_0949_2 で、一方エディはなるべく大きい音で練習すべきと意見が分かれていましたが…。
R:(大笑)それはあるよね!ま、ウリが言っているのは家でやる地味なスケール練習とかのことで、エディが言っているのはリフとかの練習ということでしょう。
3:イヤイヤ、音の大きさのスケールが欧米とかなり違うから参考にならないと思いますよ!(一同大笑)

造詣の深い人
M:今までずいぶんとたくさんのプロ・ギタリストの方とお話をさせていただきましたが、令文さんの 聴いている音楽の幅広さはその中でもトップ・クラスですね。フォルムラ・トレとか出てきた日にゃノケゾった!
R:プログレ好きですもん。友達から教わるのが多いんですよ。こないだもフィンランドの変なバンド見に行った。
M:何てバンド?
R:アラマーイルマン・ヴァサラット。チェロが2本入ってんの。
M:ウワ、見たかった!(後にインターネットで試聴しましたがメチャクチャかっこいい!令文さん、教えてくれてありがとう)
M:今日は色々と楽しいお話をありがとうございました。
R:いいえ、こちらこそ!

と割愛した部分も含めて脱線に脱線を重ねたインタビュー。楽しかった!色々な人と出会うことは色々な音楽と出会うことでもある。一度きりの人生、どうせなら色んな音楽を楽しんじゃおう!

2010年1月14日 (木)

大谷令文、マーシャルを語る <前編>

令文さんと音楽の話をするのは実に楽しい。今回はマーシャルについてたくさん語ってもらおうと思ったが、話が進むうちについついマーシャルから離れ、何度も音楽の話に大きく脱線してしまった。あまりにも脱線した部分は割愛させていただいたが、マーシャルの話、ギターのこと、練習のこと、そして音楽のこと…たっぷりと語ってもらいました。2回に分けてお送りする稀代のマーシャル弾き、大谷令文のインタビュー、ぜひお楽しみください。

マーシャルとの出会い
マーシャル(以下「M」):みなさんへの共通の質問です。マーシャルとの出会いはどんなでした、思い出してみるに?
大谷令文(以下「R」):ウ~ン(考えて)。リッチー・ブラックモアが好きだったんでミュージック・ライフのグラビア見たり…、イヤ、『ライブ・イン・ジャパン』のジャケットかな?Img_0943
M:でもあれって外も内もあんまりマーシャルは写っていない…。
R:輸入盤だったのかな?
M:『Made In Japan』?
R:レインボー・シアターの。
M:エ?
R:あのジャケットの写真は「レインボー・シアター(後日マーブロ『ロンドン・ロック名所めぐり』でレポートします)」で撮影したものだよ。
M:知らなかった!それからマーシャル歴といえば?
R:やっぱり好きになったギタリスト、ジミー・ペイジなり、ヘンドリックスなり、全部マーシャルだったからね。それに『フォーカス・アット・ザ・レインボー』。
M:お、またレインボー・シアター?!
R:ヤン・アッカーマンもあのときはマーシャルだよね。やっぱりマーシャルってスゴイんだナァって。
M:フォーカスはご覧になったんですか?
R:2回目に来た時見ました。
M:2回目ってフィリップ・キャサリンが来た時?
R:イヤ、ヤン・アッカーマンだったんだけど、もう『マザー・フォーカス』の頃だったから音楽が…。
M:メロウ?
R:そうそうそうそう。アンプもマーシャルじゃなくて、何かロータリー・スピーカーとか使ってた。あんまり感動しなかったな(笑)。

マーシャルのギタリスト
M:他に「マーシャル」で連想する名前ってどんなのが出てきます?
R:やっぱりレッド・ツェッペリン。今ではもういろんな情報が入ってきてレコーディングの時は違うアンプを使っていたとか知っているけど、当時のイメージとしては映画で見た3段積みにしていないマーシャル。印象的だった。
M:あの人は積みませんね。こないだもそうだった。
R:あ、あの再結成の時?
M:そう。どんどん積んじゃってもらいたいんですけどね。無条件で「マーシャル」と聞いて出てくる名前と言えば?リッチー?
R:イヤ、ヘンドリックス。
M:あ、そう?そういえばさっきからゲイリー・ムーアの名前が全然出て来ないのが少々意外なんですけど。
R:ゲイリー・ムーアはもっと後になってからかな。音楽を聴き始めたころはまだそんなに出て来てなかった。
Img_0951 M:初めにゲイリー・ムーアの名前を意識したのは?
R:ん~、コラシアムII。
M:いっしょだわ!『Electric Savage』?
R:そう。レコード屋へ行って「コラシアムの新譜」を見つけたら「II」になってた。んでギタリストの名前を見たら「ギャリー・ムーア」って…
M:そうそう、当時は「ギャリー」って表記してた。
R:どっかで聞いた名前だなって思って。知識として名前だけ知ってたのかもしれない。
M:イヤ、令文さんよくゲイリーの曲を演るからかなり初めの方に名前が出てくるのかと勝手に想像してた。
R:ん~、彼の場合、意外とアルバムごとに音色が変わっているからそんなに強烈なトーンのイメージってないんだよね。大好きだけど。でも、「マーシャル」っていうサウンドで印象が強いのはヘンドリックスであったり、リッチーであったり、いわゆるひと世代前のギタリストたちだよね。
M:エリック・クラプトン、つまりクリームは?
R:やっぱりいい音だなって思う。でも、僕が聴きだしたころにはもうクラプトンはレイドバックしてた。(笑)クリームは後になって聴いたんだけどライブなんかはすごい音だよね。

最初のマーシャルとマーシャル歴
M:一番最初に入手したマーシャルって覚えていますか?
R:ええ。19か20歳の時、知り合いから譲ってもらった50Wのマーシャルでしたね。多分1973年か1974年製だっと思いますけど。
M:キャビネットも?
R:ウン。ひとつ。
M:それにエフェクターをつないで使ってた?
R:結局オーバーフドライブみたいなものを使わざるを得なかった。初めて弾いたときは「エエっ!?こんなに歪まないの?」ってびっくりした。(笑)
Dsc_6343 M:ここんとこ皆さんそうおっしゃいますね~。それからのマーシャル歴と言えば…。
R:100Wに買い替えた。やっぱり新品ではなくて「オールド(註:そういえば、ギターやアンプが本格的に大量生産の時代に突入した1970年代の半ば頃から“古い楽器の方が現行品より音も質もいい”という風潮が猛烈に強まった。その当時はそういった古い楽器の呼称としては、まだ”ビンテージ”という言葉は全く使われておらず、”オールド”と呼ばれていました)」、1973年製くらいのものだった。そのまましばらく、マリノ時代もずっとそれを使っていましたね。何台か100Wも買ったり交換もしたけど全部70年代前半のものだった。ここ10年位は1969年の100Wです。
M:いつも使ってるヤツね?Dsc_6169
R:そうそう。イヤ、もう15年位になるか…。
M:っというともう初めからずっとスタックになるワケですね?
R:そうですね。それしかなかったし…。
M:その昔、マーシャルのコンボが日本に上陸した時、やっぱりスタックの印象が強すぎてコンボは普及しないのでは?と思われたらしい。
R:でもブラインド・フェイスのジャケットにはリハーサルの時の写真が載っててクラプトンがコンボのマーシャル使ってたよね。Bluesbreakerじゃないモデル。(註:現在の紙ジャケ見開きCDの内側に写っているのは1959 SUPER TREMOLOのハーフスタックしか見ることができません)
M:ブラインド・フェイスは69年?
第3の声(令文の友人、以下「3」):69年頃のコンボって1962しかなかったはず。ブルースブレイカーズ時代の1962はジョン・メイオールの備品だったらしいですからね。
R&M:備品?!(笑)
3:だからピーター・グリーンも同じマーシャルを使った。
M:じゃピーター・グリーンもマーシャルだったワケ?
3:あのときはそうですよね。
R:バンドの持ち物だから…。(笑)
M:最初のマーシャルを手に入れたのは30年位前?
R:(笑)もう、そうだね。
M:その頃はメチャクチャ高かった時代ですねよネ。
R:ウン。新品で買ったら大変。
M:待てよ、もしかしてずっとワン・ボリュームのモデルでマスター・ボリュームのモデルを使ったことない?
R:イヤイヤ、弾いたことはもちろんありますよ!(笑)でも持っていたことは一度もない。言い換えるとピン・スイッチのモデル以外は所持したことがない。

思い出のマーシャル
M:それでは、何か思い出のマーシャルってあります?「アレ欲しかったな~」とか「手放さなきゃよかったな~」とか。
Dsc_6347 R:イヤ、特にないかな。いつも自分の一番気に入ってるのが手元にあるからね。その時、その時自分の持っているものは手放したくない。
M:それは幸せですね。
R:でも最初の50Wはとても気に入ってたんだけど、お金がなくて売っちゃった。(悲)
M:お持ちのギターを見ててもそうだけど、元来、バンバン楽器を買い替えるようなタイプではいらっしゃらないんですね?特に新し物好きではない?
R:うん、そういうタイプではない。いまだに1959のプレゼンスを上げると音が変わったとか、スピーカー・ケーブルで音がどうなったとか発見が多いんですよ。だから僕には新しいものは特に必要ない。

セッティングについて
M:セッティングに関して特別なこだわりってあります?あまりいじくらない?
R:基本的にはいつも同じ。
M:ミドルは10にしなきゃ気が済まないとか…?
Img_0952 R:ミドルは10だな~。(笑)プレゼンスも上げ目。
M:やっぱり1959が一番?
R:一番!ワン・アンド・オンリー。音といい、見た目といい。自分のギタースタイルが、ピッキングといい、ボリューム・コントロールといい1959とともに成長してきたからね。他のブランドのアンプを使うと特にピッキングが自分のものじゃないような感じがする。
M:でも世の中にはアンプをジャンジャン取り替える方もいらっしゃる…。
R:ウ~ン、不思議で不思議でしょうがないな~。(笑)常にボリュームは10、ピッキングの力も10で弾いているのかな?
M:なるほどね!
R:1959に限らず基本的にナチュラルな歪みが出ないアンプでは右手でニュアンスを出すのが難しいと思う。自分のスタイルがもうそうなっちゃてるからね。

つづく

2010年1月13日 (水)

はたらくマーシャル~日本一高いマーシャル

2009年暮れの東京。(ゴメンナサイ、まだ旧年中の話題で…)

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舞台美術の老舗シミズオクト社他、イベント業界の方々が環境に対して新たな取り組みに挑んでいるプロジェクトが「美しの里 - Keep White, Keep Clear」。

そのプロジェクトの企画が東京タワーで開催された。(2009年12月18~20日)

エントランス前の特設会場では外壁に美しの里の音楽とともに大型ビジュアル作品が投影されたり、ライブステージが設置され楽しい演奏が繰り広げられた。

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ここで活躍したのがベースアンプのMB

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ギターアンプは発売されたばかりのMAだった。

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ギャラリーには動物写真家、原田純夫さんのロッキーの大自然に生きる動物を姿が展示されたが、これがまた目を見張るような美しさ!とにかく素晴らしい写真たち!これは絵だね。持って行った自分のカメラを思わず隠してしまったことは言うまでもありません。

また大展望台には「Club333」というライブ・スペースがあり、期間中そこでも夜毎いろんな企画が開催された。

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地上145m。おそらくは日本で一番高い所で使われているマーシャルなのでは?

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目と耳とで楽しめる充実したイベントだった。

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ところで以前この大展望台を訪れたのははるか30年前のこと。やはりライブがらみだった。あの時は「日本で一番高い所でコンサートをやる!」という企画で出演はダディ竹千代と東京おとぼけキャッツ。

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夜景はまったく覚えていないけど 、お定まりのものまねやなかよし三郎さんのチョッパー大会(?)、そうる透さんがマーチングドラムを身につけてお客さんの耳元で叩きまくったりで最高に楽しいショウだったことはハッキリと覚えている。おとぼけキャッツは当時流行していたLA録音とかNY録音に対抗して香港に行ってファーストアルバムをレコーディングしたりして絶好調だった(そのアルバムではそうる透さんが1曲自慢のノドを披露してたりする)。渋谷屋根裏(昔のね)5daysなんてのも観にいったな。とにかく最高に楽しかった。

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あれからずいぶんと時間が経ったものだ。こっちはすっかり年を取っちゃって変わり果ててしまったけど、夜の東京タワーは相変わらず美しい…。

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(敬称略 ライブ写真提供:株式会社シミズオクト 他:2009年12月18日撮影) 

2010年1月12日 (火)

さよならROBOtS~素晴らしき人時のMBサウンド

先回の夜叉に続いてまたまたさびしい出来事が…。

TAKUYA率いるTOBO+Sが2009年12月21日の渋谷Quattro公演を最後に解散してしまったのだ。

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ROBO+Sのベースは人時。

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人時はMBを愛用している。

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これが人時のさまざまな現場で活躍する愛用のMB450HとMBC410。図太くてクリアなトーンが素晴らしい!人時はピック弾きがメインだが、ピック弾き特有の硬さが全くなく、真のしっかりしたベースらし~いサウンドが飛び出してくる。

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実は昨年マーシャルからこのMBシリーズの設計者が東京に来たことがあって、人時の出演するライブに連れて行ったことがあった。

その時、彼は人時のトーンを客席で聴いていて驚いていた。「マジでいい音!」と。これは自分の設計した製品への賛辞もちょっとはあるが、人時のプレイによって生み出される音への賞賛だった。

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設計した本人が驚くほど素晴らしいベースサウンドをMBから引き出す人時アッパレ!

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ROBO+Sは解散してしまうが、今後の人時の幅広い活動に大いに期待したい。人時のお供はMBだ!

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人時の詳しい情報はコチラ

(敬称略 2009年12月21日 渋谷Quattroにて撮影)

2010年1月 8日 (金)

CONCERTO MOON 『YEAR END TOUR 2009』 その2~Shima Meets Zeno

東名阪を除いて仙台から博多までを回ったツアー『YEAR END TOUR 2009』。横浜公演のリポートをお送りします。

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島紀史 (g)

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井上貴史  (vo)

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新メンバー、杉森俊幸 (b)

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長田昌之 (ds)

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実はこの日は島が敬愛するミュージシャンが複数客席にいての演奏だった。それだけに気合いも入るというもの!

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愛用のVintageModern2466と1960のセット。

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足鍵盤も大活躍だ。鳴らしているのはマーシャル・ベースアンプMB150。

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華麗なドラムソロも披露した長田。 

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ということでこの気合いの入りようの源となった客席の面々とは…

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(左から)師匠と仰ぐ大谷令文、レーベルメイト三宅庸介、島、そしてジーノ・ロート!、盟友中村達也…と錚々たるメンバー。もちろん全員マーシャル・プレイヤーです!

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終演後、楽屋で盛り上がるギタリストたち。話題はもちろんマーシャル?

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「ナンネン、ギターヲ ヤッテイマスカ?」と訊かれ、指を使って計算する島紀史。コリャそうとう緊張してるな? 

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「音が素晴らしくクリーンで最高のギターを弾く」とジーノに言わせしめた島。今後、何がしかのコラボレーションが実現することを期待しよう!

本当はいつでもどこでも、誰が見てようが見ていまいが、島紀史とCONCERTO MOONは気合いの入った演奏をしまくっています!

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ちなみにベースの杉森もその徹底した2フィンガー・ピッキングをジーノに絶賛されておりました。

CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ

(敬称略 2009年12月20日横浜SUNPHONIX HALLにて撮影)

2010年1月 7日 (木)

CONCERTO MOON 『YEAR END TOUR 2009』 その1~夜叉、SAMURAI JADE

東京、大阪、名古屋を除いた都市をめぐるコンチェルト・ムーンのツアー『YEAR END TOUR 2009』を横浜でキャッチした。

横浜公演では2つのサポーティング・アクトを従え大いに盛り上がった。

トップバッターは11月に発表したデビュー・アルバムが好評なSAMRAI JADE

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Yu-yaはいつものVintagemodern2466と1960Aを使用。

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ボーカルのAH。

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ベースのMARCO Jr.。

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ドラムのLouis Sesto。

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時間は短かったが、相変わらずのエネルギッシュなAHのヴォイスとYu-yaの激情ギターがへヴィなリズム隊に絡まり絶妙なSAMURAI JADEサウンドをクリエイトしていた。

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続いて登場したのはベテラン、夜叉。これがもう爆音&重低音の大洪水!ここまで音がスゴイと気持ちイイ!

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「オレの取り立てはキツイぞ~」とボーカルの成田伸治

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ギターはマーブロではもちろん、WeRock誌他の記事でもおなじみの福島克彦

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ベースは山本征史

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ドラムはいさむ。(ゴメンナサイ!写真撮れなかったの)

福島は愛用のDSL100とMF400Aを使用。華麗なテクニックで夜叉サウンド を構築した。

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それにしてもこの低音!!それもそのはず8×10"キャビを2台鳴らしてる!エントウィッスルもビックリ?!

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ところで、この夜叉、2009年末をもって活動停止になってしまったのだ。つまり今回がひとまずラスト・ギグ。1989年の結成から丸20年。ジャパメタのカリスマ的存在として数々の業績を残してきただけにとても残念だ。

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またひとつ名物メタルバンドの灯が消えてしまった。近いうちに復活することを祈ろうではないか。

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夜叉の公式ウェブサイトはコチラ

つづく

(敬称略 2009年12月20日 横浜SUNPHONIX HALLにて撮影) 

2010年1月 6日 (水)

【2010年のマーブロ今日からスタートです!】Superfly初の武道館公演

あらためまして…明けましておめでとうございます

2010年のマーシャル・ブログ、本日からスタート致します。本年もご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

夏休みとか連休とか、ま、土日もそうなんですが、休みが続くとマーブロへのアクセス件数が鈍くなるのがかつてだったのですが、おかげさまでこの年末年始は普段と変わらない皆様のお引き立てぶり!ようやくマーブロも定着してきた感があって…うれしい限りです!新年早々スタッフ一同力が入るというものです。ありがとうございます。

「1日1件」が基本のマーブロ、年末はドバっとマーシャル関連の話題がテンコ盛りで年内にご紹介できずにおりました。そこで年初はしばらくの間、旧年の話題となりますがよろしくお付き合いくださいませ。

一発目はSuperfly。初の武道館公演は12月14日のこと。イヤ~、素晴らしかった。それにしても志帆さん、何と感動的な声なんだろう。感じ方はもちろん人それぞれなんでしょうけど、私には映画『ET』で満月をバックに自転車が飛ぶところ…彼女の声を聴いているとあの時と同じ感覚になるんだな~。涙が出てしまう。

そして、イチイチ曲のクォリティが高い。とにかく出てくる曲、出てくる曲すべて味わい深い。アンコールがすべて終わって客電がついても「もっと聴きたい!」と思ってしまう!当日はジャニスで有名な「Piece Of My Heart(この曲のオリジナルレコーディングは1967年、エルマ・フランクリンというアレサのお姉さんによるものだそうです。ためになるネェ~)」をアンコールで披露。ヨカッタなぁ~。

客層もまさに「老若男女」。人気のほどがうかがえます。

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忘れてはならないのが志帆さんをインスパイアするノリノリのバッキング。ギタリストふふたりともマーシャルだもんね。マーシャルがこの素晴らしい音楽に一枚かめてうれしいな。

こちらはマーブロではすっかりおなじみの草刈浩司 のマーシャルBluesbreaker1962VintageModern2466+425Aの二刀流。ヌケヌケのサウンドが実にストレートで気持ちがいい!

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足元のようす。

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セットは先日紹介したCC Lemonホールの時と同じ。いつもとっても楽しそうにプレイする草刈さん。武道館のステージを所狭しと 走り回る姿がさらに楽しそう!見ているこっちも楽しくなっちゃう!

そういえば、最近コンサートに行くたびにつくづく思うことがあるのです。日本人って手拍子がうまくなったなって…。私もライブ・コンサートに行くようになってかれこれ35年以上が経とうとしていますが、昔のお客さんは2&4拍で手拍子をすることなんてまずなかったように思います。

16ビートや3連のミディアム・テンポの曲なんかは必ず4分全拍で手拍子をするのが当たり前でした。シャン・シャン・シャン・シャンって。要するに木魚です。我々日本人が人から教わらなくても自然にできる音楽的なことと言えばこれと演歌の節回しを口ずさめることぐらいでした。これが我々日本人が生まれながらにして持っている…イヤ、持っていたDNA。

それがどうでしょう、最近はステージ上のミュージシャンにリードされることなくごく自然に、ウン・シャン・ウン・シャンと観客が自らバック・ビートを醸し出すんですね。

ロックが日本に上陸して60年近くなるんでしょうか、リスナーもジェネレーションが替わり、DNAが変化し、その結果、西洋のビートをごく自然に体で表すことができるようになったのではないでしょうか?…といつも考えてしまうのです。

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下手のギターは八橋善幸。こちらも1962!Bluesbreakerが2台ステージに上がるにはなかなかに珍しい。

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向かって左のコンボはもうすぐ販売される予定の2187。50W、1987Xの2×12"コンボ・バージョン。日本だけの限定販売だよ。発表に先駆けて使ってもらいました。右端のコンボはアコギ用のアンプ。欧米ではアコギ・アンプの使用は当たり前。日本でも音にうるさいギタリストたちの間では普及が進んでいる。何たって手元で自分で音が作れるからね。モニタリングもしやすいし。マーシャルのアコギ用アンプはAS(Acoustic Soloist)といいます。

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是非Spuerflyのライブにお出かけください。感動しまっせ~!

(2009年12月14日 日本武道館にて撮影)

2010年1月 1日 (金)

あけましておめでとうございます

(「初日の出写真」のかわりに…)

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あけましておめでとうございます

昨年中はマーシャル製品並びにマーシャル・ブログをお引き立ていただきまして誠にありがとうございました。

本年もスタッフ一同、心をこめてマーシャルやマーシャル・アーティストの情報をお伝えして参る所存でございます。ご倍旧のご愛顧を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、今年も今月14~17日まで、米カリフォルニアはアナハイムでNAMMショウが開催されます。そこで発表されるマーシャルの新シリーズは「JMD:1」というもの。

一部では「JMD:1ってのはこんなもんだ」という噂が流れているようですが、「NAMMまではダメ!」とマーシャルが厳重な緘口令を布いているものですから残念ながらまだそれが何かはハッキリとは言えません。

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「A NEW ERA」ってくらいですからマーシャルにとっては新機軸であることは間違いない。「J」はまぁ「Jim」で、「M」は「Marshall」なんだろな。んじゃ「D」って付いてるから デジタル・アンプか?

ゴメンナサイ。実はもうサンプルも到着しているんです。ハイ、デジタルがらみです。

「マーシャルとデジタル」…はじめはムムムと戸惑う方もいらっしゃいましょうが(かく言う私も!)、これがなかなかに便利で面白い!もちろん音も魅力的!

この新シリーズに関しては、年明け早々あるプロジェクトに着手します。それがこの商品の魅力を皆様にお伝えする一翼を担ってくれると思います。是非ご期待ください。

2010年のマーシャル・ブログは6日よりスタートです。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。