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2009年12月17日 (木)

ロンドン・ロック名所めぐり vol.7~街中を進むの巻 

今日からはロンドンの街中を歩いて行きます。

写真はイングランド北部、東部およびスコットランド方面への発着駅のキングス・クロス駅。1852年開業。日本で言うと嘉永4年、ペリー提督が日本に向けて出発した年なんだって。最近では不幸にして大きなテロ事件の舞台となったところ。この駅前の通りがユーストン通り。

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ユーストン通りに沿ってキングス・クロス駅のすぐとなりにあるのが セント・パンクラス駅。これ駅舎です。昔は宿泊設備も兼ねていたとか。それにしても美しい!珍しく猛烈に晴れて空もきれいだったので3枚ほど写真載っけちゃいますね。

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セント・パンクラス駅はレスターやリーズ(The whoのアレね)等の中東部方面の発着駅。こちらは1868年の開業。この年はスゴイよ。戊辰戦争があって江戸時代が終わった年、つまり明治天皇が即位した年だからね。しっかし、江戸から明治時代にイギリスへ留学した伊藤博文や夏目漱石、少し後に南方熊楠などこの風景を見た日にゃさぞかし驚いたろうね~。なんたって今見たってカッコよくて驚いちゃう位なんだから!

現在はユーロスターの乗り入れ駅にもなっている(従来はウォータールー駅だった)。

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ハリー・ポッター・ファンにはおなじみだよね~?残念なのはいっつも工事してるんよ。しかしこの雲!空が低いからこういう風に写るんだよね。日本では撮れない雲。

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そして、セント・パンクラス駅の隣にあるのが大英図書館(The British Museum)。ここはビートルズ・ファン必見だよ。館内には立派な博物室があって、ジョンが書いた「Ticket to Ride」の歌詞のメモなんかが飾ってある。ジョージの未発表歌詞なんてのも出てきて今年収納されたとのこと。それから世界史マニア(そんなのいるのかな?)には「マグナカルタ」の手稿本なんてのも飾ってあってウハウハ。入場無料。さらに前のユーストン通りを進むとLondon Eustonというターミナル駅に出くわします。この駅はバーミンガムやリバプール方面へ向かう路線の始発駅ですが、ここから各駅停車の電車に1時間ほど乗るとBletchleyという駅に着きます。そう、そこがマーシャル工場の最寄り駅なのです。

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ユーストンからNorthern線で3つ。降りた駅はTottenham Court Road。トッテナムはサッカー・ファンには馴染み深い名前かな?ここは何でもロンドンの秋葉原とか。つまり電器屋が多い。でもお世辞にも安いとは言えないな。電化製品は問答無用で日本が世界1でしょう。

下の写真は日本でも数年前に上演されたクイーンのミュージカル『We Will Rock You』を上演しているDominion Theatre。初演もここ。2002年3月からのロングラン。

この劇場を裏手にしばらく行くと大英博物館があります。

さすがに初演から7年も経つと動員力も下がってきているようですが、私が初めて観たのは2004年位だったかな?何しろ200回目の記念公演で、最後の「Bohemian Rhapsody」のギター・ソロでは本物のブライアン・メイが出てきて、熱心なファンでない私もエラク感動しました。

また、箱バンのメンバーを見ると、以前時折マーシャルのデモンストレーターをしていたフィル・ヒルボーンやローリー・ワイズフィールド(元ウィッシュボーン・アッシュ)の名前がクレジットされてて密かに喜んだものでした。

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ミュージカルといえばニューヨークはブロードウェイ。毎日夕方になると、その日に売れ残るチケットを半額で販売するtktsというのがありますね。(アレ、安いのはいいんですけど、順番を待っているとものすごく時間がかかっちゃって観光客泣かせなんですよね。昔はワールトトレードセンターの1階にtktsの支店があって、割合いつも空いていて便利でした。もちろん今はなくなっちゃったんでしょうけど。)

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ロンドンにもレスター・スクエア辺りに行くと同じような店がゴロゴロしています。(今はtktsができています)確かに半額やそれ近くの値段で売っていてリーズナブルにミュージカルを楽しめるのですが、注意しなければいけないのは劇場のサイズ。ウインター・ガーデンだのシュバートなどのブロードウェイの古い劇場は横に広く、客席から舞台までの距離が近くて見やすい。これで半額ならメチャうれしいっす!という感じですが、ロンドンはそうはいかない。

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安いからといって二階席なんぞに座ろうもんなら、もう完全に役者の顔は見えない状態。なにしろ自分の席がある階まで上がって行くまでが一苦労!そう、どこも劇場がデカくて立派なのです。

それでもコヴェント・ガーデンのすぐ隣にあるドゥルーリー・レーン劇場(ロバート・ワイアットのライブ盤が出ていましたね)で観る『My Fair Lady』やロンドンが舞台の『Mary Poppins』を現地で観ることは実に感慨深い!

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さて、トッテナム・コート・ロードから本屋さんが軒を連ねるチャリング・クロス通りを下って行くとすぐ左側にデンマーク・ストリートがあります。

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ここがロンドンの楽器屋街。ま、ロンドンのお茶の水ですな。長さ100mちょっと位の通りの両端に楽器屋さんがひしめき合ってる。ま、言っちゃ悪いけど、品ぞろえから値段からお茶の水の方が全然いい。

でもね、ここにやれジミー・ペイジやらロバート・フリップやらとかが来てたと想像すると実に感慨深いんですね~。

たとえばポール・コゾフ。ポールのお父さんは有名な役者さんだった。つまり、お金持ちでポールはおぼっちゃんだった。そのおかげでデンマーク・ストリートで高い楽器を弾いちゃ買ってたらしい。ところが、それがあんまりうまくなかったので周囲の連中から妬まれていたらしい。(この件はピーター・バラカンさんの著書『ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラック Once Upon A Time In England…(ミュージックマガジン社刊)』から引用させていただきました。 このバラカンさんの本、メチャクチャおもしろいです。超おすすめ!)

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これはチャリング・クロス・ロード沿いの楽器店。2002年の6月にこの店を訪れた前日ジョン・エントウィッスルが亡くなりました。店内ではその話で持ち切りでした。「今ロンドンにいる」ということをおめでたくない形でものすごく実感したのを覚えています。今の日本の楽器店では話題にもならないかもね。

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これもチャリング・クロス・ロード沿いの「turnkey」という大型楽器店…だった。休んでいるのではなく「TO LET」のサインが示すようにつぶれちゃって今は空き家なんです。ロンドンの不景気振りを目の当たりにしましたね。ついこないだまでやってたんですよ。

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もうひとつロンドンの音楽に関するさびしい話しを…。この写真の真ん中の建物はVirgin Mega Storeの第1号店…だった。ロンドンでももっともにぎやかなオックスフォード・ストリート沿いです。リチャード・ブランソンがマイク・オールドフィールドの『Tubuar Bells』でひと山当ててスタートしたアレです。地下にはイギリス大手のSound Controlという楽器店がありました。もちろんマーシャルがズラッと並んでいるような大きなお店でした。

VirginもSound Controlも今はなし。洋服屋さんになっちゃった。結構ショックでした。

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今日はさびしく失礼します…また次回。