シンバルの老舗メーカーZildjianの名を冠したイベント『Zildjian Night 2009』が去る10月18日、LOUD PARK 09と同日、赤坂BLITZにて開催された。
マーブロの読者にはZildjianの名前はおなじみだと思う。マーシャル同様、ジルジャンがなかったら今の音楽は違うものになってしまっていたかも知れない。
Zildjianは1623年にアヴェディスというアルメニア人が創業した世界最古のシンバル・メーカーで操業386年というからすごい。上杉景勝が死んだ年ですからね。「Zildjian」というのは「シンバルをつくる人」という意味なんですね。日本で言えば「建部さん」とか「服部さん」みたいなもんかね?
ちなみにジルジャンが創業したちょうど300年後、1923年の7月29日に生まれたのがJames Charles Marshall。つまりジム・マーシャルなんですよ!ハイ、完全にただの偶然です。
『Zildjian Night』は過去ニューヨークやロンドンなどでも開催され、これまでガッドやデニ・チェン、カリウタなど数えきれないほどのすごいプレイヤーが出演してきた。どちらかというとジャズ方面からのテクニシャン中心のイベントだった。日本では直近では2000年に神保彰、トリロク・グルトゥ(マクラフリンのライブでおなじみですね。ちなみにマハビシュヌの頃はマクラフリンもマーシャルだった。マイルスの『Jack Johnson』もマーシャルで弾いているのかな?知りたい!)、ジェリー・ブラウン(この人、スティービー・ワンダーのサポートで有名だけど、リターン・トゥ・フォーエバーにもいたんよ。ライブ盤『The Complete Concert』に参加してる)を招いて開催された。

今回は昨年に続いての開催。今回も人気の若手バンドがテンコ盛りだ!もちろんマーシャルも頻出。レポートの始まりだ!

トップバッターはメンバー全員が100kg以上というホントのへヴィ級バンド、『デブパレード』だ!デブ・ミュージシャンといえばこれまではレズリー・ウエストかミートローフが相場だった。それでも最近は昔活躍した御大たちが(名前は出せませんが…)自動的に横に広がってしまってあちこちでデブパレードを見かけるようになってしまいましたが…。
それでもメンバー全員が100kg以上とはスゴイでしょ。なるほど音の方もズッシリドッシリの重量サウンドでカッコいいゾ!

この日はドラマーが主役。ドラマーも紹介しましょう。体重146kgのTAH。最重量メンバー。この人、以前ウチのスタジオに1960を取りに来たことがあって…アタシャ心底驚いたよ~、何の反動もつけず、気合いの声すら出さず、その1960を持ち上げて車に積んだんよ。何の反動もつけずにですよ?!ヒョイって。さすが、ビートも重くてカッコいいゼ!ごっつあんです!
ギターのugazinは105kg。TSL100を使用。デカイ体からは想像できない流麗なフレーズがジャンジャン飛び出してくる!これでZildjian Nightツカミはバッチリだ!
2番手は『General Head Mountain』。2000年に結成したストイックなトリオだ。ドラムは海太。
3番手には『BIGMAMA』が登場。

ドラマーはリアド偉武。

このバンドを特徴づけるものとしてどうしても挙げなくてはならないのはヴァイオリンがいることだろう。King Crimson、PFM、Daryl Way's Wolf、Curved Air、Caravan(viola)、ELO、Kansasなど過去にもヴァイオリニストが在籍するバンドはたくさんあったが、Dixie DregsやCharlie Daniel's Bandなどのサザン系を除いてはプログレ勢が圧倒的に多かった。しかし、時代も変わってBIGMAMAのような音楽にヴァイオリンが使われてきたのは興味深い傾向だ。弾き手は東出真緒。

ギターの柿沼広也はマーシャルを使用。

4番手は人気絶頂の『dustbox』。もう会場は興奮の絶頂。
ドラマーはREIJI。
ギターのSUGAはJVM210Hを愛用している。
トリはこちらも人気絶頂の『TOTALFAT』。

ドラマーはBunta。
最後は各バンドのドラマーによるドラム合戦(って古いか?この言葉)!
こんだけ盛り上がって…アヴェディス・ジルジャンもさぞかし喜んでいることでしょう!
(2009年10月18日 AKASAKA BLITZにて撮影)