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2009年10月

2009年10月30日 (金)

藤岡幹大TRASH BOX~語り出したら止まらない!ホールズワースの思ひ出

あるライブで渋谷O-WESTからの帰り道…マークシティの入り口で缶ビールを片手に何やら音楽を話題に激論を交わしている若い連中がいる…ってよく見たらアータ、藤岡幹大じゃないの!

「ちょっと!こんなところでナニしてんのよ?!」

「あ、いいところに!今、ちょうどフランク・ザッパの話してたんスよ!」って知るもんか~!

写真上手は同じくギタリストの植田孝氏、真ん中も同じくギタリストの水谷氏だ。

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っとタイムワープ。ここからは10月13日の幹大ちゃんのセッション・バンド、Trash Boxのライブのもようをレポートしましょう。ヤングギター誌の連載でもおなじみ、藤岡幹大といえば「Trick Box」。今回はそれをパロッてのバンド名でお目見え。これがまた、エグくてさ…。

ホラ、ビール飲んでたふたりがいます。ギター弾いてます。

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藤岡幹大はおなじみのトリッキーなプレイを連発。やっぱりメロディをすべてナチュラル・ハーモニクスで歌い上げる自作の「Harmonix」は名曲だ。

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当然愛器JVM410Hを使用。発表当時から使用しているミキティはJVMのエキスパートだ。ヤングギター誌付録DVDの音源などもすべてJVMのD.I. OUTを使用して制作している。

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上手のギターは植田孝。ホールズワースですよ。この人、ホンモノですわ。

もうホールズワース、好きだったナァ。ちょっと寄り道させてネ。興味のない人は★まで飛ばしてください。しばらく字が続きます。

アラン・ホールズワースの名前をはじめて聞いたのは彼がUKに参加した時…だから1978年のこと。私がプログレッシブ・ロックに夢中になっていた頃はもうイエスもキング・クリムゾンも解散したり休んでいたりして、ニューウェイブ爆発前夜でした。そんな時、元キング・クリムゾンのジョン・ウェットンとビル・ブラフォード、元ロキシー・ミュージック(大好きだったの。カーヴド・エアも好きだった)のエディ・ジョブソンが新しいバンドを結成するというニュースが入ったのです。ドワ~!一体どんなにすごいバンドなのよ!とレコード発売前にかなりよろこんだワケです。でも待てよ、「ギターは誰なのよ?!」と不安に思い調べたのです。当時は当然インターネットなんてなかったから、石丸電気の3号館2階のロックレコード売り場に問い合わせました。答えは「ギタリストも参加しています。アラン・ホールズワースです」との返答。誰よ、それ?とここから私のホールズワースの旅がスタートしたのでした。

実は私にとってアルバム『UK』はあまり面白くなかった。「アラスカ」ぐらいかな?でも、数年後、トリオになって来日したUKはすごかった!日本青年館に見に行ったのですが、テリー・ボジオのソロが恐ろしくもすさまじく、かなりビックリしたことを覚えています。

それでも『UK』で聴けるホールズワースのソロは感動的で一発で気に入り、追いかけまくったのでした。CTIからのソロ・アルバム『Velvet Darkness(これはしんどかった)』、ソフト・マシーン、ゴング、ブラフォード、ジャン・リュック・ポンティ、ライフタイム等など片っ端から参加作品を聴き漁りました。昔はマーシャルだったんよ。

どうしても手に入らなかったレコードがニュー・クリアスの『Belladonna』。雑誌で和田アキラさんや他の方々が絶賛していて聴きたかったのですが完全に廃盤になっていてどうしても見つからなかった(後年ゲットしました)。これと同じパターンがトニー・ウィリアムスの『Emergency!』。ギターはマクラフリン(マーシャルでしょ)。これもたくさんのギタリストの方々が推薦するのでどうにかして聴きたいレコードの筆頭でした。しかし、とにかく当時は入手困難でプレミアもついていたハズです。とにかく聴きたくて悶々としていた。そんなある日、いつものように銀座のハンターでバスバスと中古レコードをめくっていたところ、ふとカウンターに目をやるとなんと『Emergency!』が入荷してきたではありませんか!まだ値札もつけられていない状態でしたが、「とにかくコレ買います!」と勝手に抱きかかえて確保しました。2枚組で1,400円。うれしかった~!こういう感動があるから今も止められないんですね、中古レコード(今はCD)漁り。ちなみに内容は「?」!

さて、ホールズワース。ナンダカンダ言って一番好きな時代はテンペストかも…。最近、ピーター・オリー・ハルソールと演奏したBBCの音源が正式に発表されましたよね。大分以前に音源はゲットしていましたが、これが正式に発売されたには驚いた!&ガックリした!

何だってこんなに弾くかね、ふたりとも!是非聴いてみてくださいね。壮絶です。(今はオリーのほうが好みです。ギッチョでSGでバイブもすごくてさ。PattoもBoxerも大好き!ケヴィン・エアーズはイマイチか?ラトルズもチガウカ?でもこの人マーシャルじゃないんよね~。Boxerのセカンド・アルバム捜索中です!)

ところが、さっきの『Velvet Darkness』よろしくいかにホールズワースとはいえソロ作品はちょっとキツイんだよな~。『I.O.U.』がいいかな?ソロでダントツに好きなのは『None Too Soon(これはエリントンのパロディでね?)』。これは別モノ。あまり他の人がやらない「Isotope」や「Inner Urge」(この人ジョー・ヘンダーソンが好きなのかな?ちなみに我らが渡辺香津美さんが10代のときに発表したファースト・アルバム『Infinite』の1曲目も「Isotope」でしたね)なんかをやっていて面白い。それとほぼホールズワースのソロ・アルバムとみなしてもいいのではないかと思われるチャド・ワッカーマンのソロ諸作もカッコいい。

何かで読んだことがありますが、「真のギター・イノヴェーターはエドワード・ヴァン・ヘイレン、フランク・ザッパ、そしてアラン・ホールズワース」だとか。

★と数多くのホールズワース・フォロワーはおれど、この植田氏、サウンドもフレーズももう成り切り状態。いつかあるジャズ系のプロ・ギタリストと「誰のサウンドを出すのがもっとも難しいか?」について激論を交わしたことがありましたが、意見の落ち着いたところでは、1.リッチー・ブラックモア、2.『Dr. Hee』の頃のスコット・ヘンダーソン、3.アラン・ホールズワース(順不同)でした。植田さん完全にそのサウンドを自家薬籠中のものにしている。スゴイです。

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ホントにこのライブ、選曲もすさまじく、若き達人たちのテクニックの応酬に目も耳も釘付けとなった。

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これからも藤岡幹大の活動に要注目だ!

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(一部敬称略 2009年10月13日 三軒茶屋Grapefruit Moonにて撮影)

2009年10月29日 (木)

祝!CLASSIC ROCK JAM 15th ANNIVERSARYレポート <後編>

さて、CLASSIC ROCK JAM 15周年のレポート後編です。今日も素敵なマーシャル・プレイヤーがテンコ盛りだよ!

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トップ・バッターは白田RUDEE一秀。RUDEEもPAUL Di'annoのセットを中心に大暴れ!シャープなフレーズの洪水でテクニシャンぶりを見せつけた!

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この日はTSL100のハーフスタックを使用。

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JVMを弾いてもらいたい人の最右翼のひとりだ。

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西田MARCY昌史とのセットで「Mama Kin」や「Toys In The Attic」等のエアロスミス・チューンをバッチリ決めてくれたのが大橋隆志

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氏は70年代の1959を使用しているが、実はこのマーシャルの以前のオーナーは何と石原SHARA慎一郎だ。大橋氏は一発弾いて一発で気に入ったとか…。(詳細はコチラ⇒House of the ankh)ロゴ付けて欲しいナァ~。

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アクションもカッコいい大橋隆志!真のロック・ギターを感じさせるゼイ!

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っとここでボーカルが二井原実にチェンジしたところで驚くべき選曲に出くわした!これはナミダ、ナミダ!「昔、よく演した」というその曲は1973年のSladeの大ヒット曲「Cum On Feel The Noise」(全英1位、1983年にQuite Riotがカバーして再ヒット。その後、Oasisもカバーしている)。メチャクチャかっこいい!下手すると大本のノディ・ホルダーよりカッコいいじゃん?

この辺りの低域を支えていたのは寺沢功一

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さすが名手!名曲の数々を熱く、そして鮮やかに織り上げていく。

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そしてドラムは雷電湯沢殿下!豪華かつ 鉄壁のリズム陣だ!

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お待たせ!寺田理恵子のセットで登場したルーク篁。もちろんPaul Di'annoのセットでも大活躍だ。

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ルークはJVM410H、2203KKと新しいモデルも愛用しているがこの日はDSL100と愛用の1960AXのコンビネーションで臨んだ。

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また、これが抜けに抜けるサウンドで素晴らしい!

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ラストはお約束の全員参加のジャム・セッション。曲は「Rock 'n' Roll」だよね~。やっぱり、マーシャルの音ってスゴイ。まさにCutting through(イギリス人は抜けるサウンドをこう呼びます)。スコーンと聞こえてくるギター・サウンドは決まってマーシャルだ。ほかのアンプじゃこうはいかない。

ああ、来年も楽しみだ~!

(敬称略 2009年10月11日 新宿厚生年金会館ホールにて撮影)

2009年10月28日 (水)

祝!CLASSIC ROCK JAM 15th ANNIVERSARYレポート <前編>

15 周年を迎えたCLASSIC ROCK JAM。もはや名実ともに日本を代表するロック・イベントと言っても過言ではなかろう。

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今年はマーシャルのフル・スタックがズラリと並ぶ豪華セット!

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上手も下手もマーシャルだらけだ。やっぱサマになるネェ~!だから言ったでしょ?並んでカッコいいのはウルトラ兄弟とマーシャルだって!

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こちらは出演者の皆さんのマーシャル。もちろん上手にも。

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出番を待つプレイヤーの愛器たち。

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トップに登場したマーシャル・プレイヤーは加納秀人。秀人さんは何とクラシック・ロック・ジャム皆勤賞!15回を記念してはじめての外道ルックでの登場だ。

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おなじみの1959のセット。いわゆるUNIT17。100Wヘッドのハーフスタックだ。

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秀人さんはデーモン小暮閣下と『Highway Star』と『Bohemian Rhapsody』を演奏。ちゃんとブライアン・メイのソロを弾いたのも驚いたが、デーモンさん他によって真ん中のオペラ・パートを再現したには関心した。ミュージカル『We Will Rock You』の出演者全員によるオペラ・パートの完璧な再現も感動したが、こちらはたったふたり…圧巻でした。

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ドラムはATOMIC POODLEの盟友、五十嵐公太

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演目は違えどピッタリと息が合ったプレイはさすが!

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今回は最後のジャム・セッション以外にいっしょに演奏することはなかったが、もうひとりのATOMIC POODLE、満園庄太郎も出演した。

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庄太郎はIron Maidenの初代ボーカリスト、Paul Di'annoのセットを中心にいつも通りのカッコいいベースラインを決めまくっていた。

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つづく

(敬称略 2009年10月11日 新宿厚生年金会館ホールにて撮影)

2009年10月27日 (火)

JVMがまたやった!英miaベスト・アンプ賞受賞!

マーシャルからうれしいニュースが届きました!

mia( Music Industries Association)という団体があります。これはイギリス政府が正式に公認するイギリスの楽器関係業者の集まりで、加入対象はメーカー、輸入業者、音楽出版社、小売業者におよび、イベント等の色々な活動を通じて楽器の普及に勤しんでいるわけです。

そのmiaの活動のひとつに1年間楽器業界でもっとも活躍した人々や話題の製品や企業に授与される「MIA Music Awards」があります。日本ではこのような商品のコンペは馴染みがありませんが欧米では盛んに行われています。

また獲っちゃった、JVM。Best Amplifier賞。ヘッドは発売した年にスンナリ受賞してしまいました。

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今度はコンボだそうです。

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いつもお伝えしている通り、ここへ来て海外ではJVM化に拍車がかかっているという証拠でしょう。

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やったぜJVM!

2009年10月26日 (月)

デーモン小暮閣下マーシャル固め!~原田喧太と石垣愛のマーシャル

ちょっと遅くなってしまったが、デーモン小暮閣下09ソロツアー『DEMON'S ROCK EXPO.』のもようをレポートする。会場はZepp Tokyo、9月22日のツアー千秋楽だ。

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もうとにかく最初から最後までサービス満点のスペクタクル・ショウ!最高の演奏に加えて抱腹絶倒のMCや観客参加のコーナーまであってまったく飽きさせない。さすが閣下!

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バックでギター務めるのは、まずは原田喧太

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使用マーシャルはJVM410HVintageModern2466のハーフ・スタック。キャビネットはMF280と425、ともにBキャビだ。

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足元のエフェクター群。

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いつもの喧太通り、縦横無尽にソロを弾き倒す!

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曲に合わせて、またはソロの場面に合わせてマーシャルを使い分けるあたりはさすが!どれも曲にマッチした極上のサウンドだ。

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喧太の野性味あふれるステージ・アクションも見逃せない!

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もうひとり…下手のギターは石垣愛だ。

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石垣は JVM210H。キャビネットはやはり1960Bだ。

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石垣のペダル類。

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石垣は堅実なプレイでバンドのサウンドをガッチリと組み上げていく。

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幅広いジャンルで活躍する百戦錬磨のギタリストだけあって、そのJVMサウンドはとても魅力的なものであった!

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(敬称略、2009年9月22日 Zepp Tokyoにて撮影)

2009年10月23日 (金)

三宅庸介のリーダー・アルバム、そして鬼気迫るライブ!

今日はコテコテのギター・ミュージック・ファンに最適のアルバムを紹介する。それは三宅庸介(元テラローザ)によるプロジェクトYosuke Miyake's Strange, Beautiful and Loudの『Lotus and Visceral』だ。プロデュースは氏自身と島紀史。

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これネェ、マジでスゴイっすよ。スゴイところのひとつめはもちろん氏の素晴らしいギター・プレイ、そしてストラトキャスターとマーシャルのコンビネーションによって生み出されるあまりにも美しいサウンド。このサウンドを聞いてジミを頭に思い浮かばないギター・ファンは皆無であろう。それからギター・プレイに関してはまさにワン・アンド・オンリー。一体この人の頭の中はどうなっているのだろう?日本人の思考回路からは出てきそうにないフレージングがテンコ盛りだ。ランドウの影響を受けているようだが、私にはマイク・ケネリーに近いものを感じる。それともラサーンかな?

そしてこの音楽性。ここには大衆への媚びが一切ない。ポピュラリティを完全に無視したストイックな姿勢にはカミソリのような鋭敏さと冷たさ、それでいてドライアイスに触った時のような熱さを感じる。作品そのものの印象、あるいは制作の姿勢としてはホールズワースの『I.O.U.』やヘンリー・カウの諸作、やはりマイク・ケネリーの作品、『Ascension』以降のコルトレーンの作品群を連想させる。

「イケネッ!気が付いたらこんなの作っちゃった」みたいな自由さに美を感じるし、そういう意味ではパット・メセニーに通じているかもしれない。

氏のブログを拝見するとマイルスの『Bitches Blew』あたりがお好みのようだが、わかる気がする。それもいいが『In A Silent Way』でボヨーンと妙なアルペジオを弾くか、『At Fillmore』の「Friday Miles」のメンバーとなって破天荒なフレーズを弾きまくる姿が見てみたかったかな?

っとやや興奮気味にCDを紹介したところで、後半はCD発売記念ライブのレポートをお送りする。

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ギター、ベース、ドラムのトリオ編成でもう自由自在に弾きまくる。ま、これは想像に難くないんだけれど、何しろその音がスゴイ!普通楽器のクレジットには(guitar)とか(g)とか書くのが普通というかそれ以外にないんだけれど、この人、そこに(Stratocaster)って書いちゃうんだぜ。でもそれだけのことはある。レイブンさんが「魔術師」なら氏は「妖術師(マイルス・デイビスの『Sorcerer』に引っかけております、ハイ)」といったところ。

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もちろんアンプはマーシャル。

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この日はDSL100と1936Vのコンビネーションで臨んだ。

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氏のペダル類。DSLは常時クリーンにしておいてペダルで音をつくるスタイルだ。(ルーパーにMarshallロゴが入っているが、もちろんMarshall製ではありません。ありがとう三宅さん!)

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鬼気迫るプレイ。顔だけじゃなくて、この瞬間、すさまじいサウンドが繰り出されている。ああ写真だけじゃなくて実際の音を聞かせたい!コアなギター・ファンにはマストな人です。

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三宅庸介の詳しい情報はコチラ⇒Yosuke Miyake's "StrangeBeautiful ans Loud"

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(一部敬称略 2009年10月13日 三軒茶屋Grapefruit Moonにて撮影)

2009年10月22日 (木)

メロン記念日×ミドリ=なんじゃコリャ~!

BEAT CRUSADERS、ニューロティカと続いた「メロン記念日、ロック化計画」の3番目のコラボ相手は我らがミドリだ!

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まりちゃん作詞、ミドリ作曲のこの「sweet suicide summer story」メチャかっこいい!ミドリの演奏でメロン記念日が歌を乗せるというスタイルだが、クセのある演奏とアイドル声が交差して何とも言えない快感を与えてくれる。意外ね~。ん~1曲じゃもの足りない感じ。もっと聞きたい!

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…と思った方はミドリ初のライブDVDをおすすめします。(メロン記念日は登場しません)そして、マーブロではこのDVDを収録時の野音で撮影した未発表の写真をタップリ添えて紹介しています。

コチラも要チェック!

Jk

2009年10月21日 (水)

LOUD PARK 09レポート vol.1~田川ヒロアキの巻

日本最大のメタルの祭典、LOUD PARK 09が今年も幕張メッセで開催された。もうどこのステージもマーシャルがあふれんばかり!Img_7381

マーシャル・ブログでは17日のもようをピックアップしてレポートする。その第1弾は田川ヒロアキだ。

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相変わらずのシャープなフレーズが縦横無尽に疾駆しまくる!

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セット後半のア・カペラのギター・ソロは本当に圧巻だった。「まだ行くか?まだ行くのか?」とハラハラしているうちに迎えたクライマックスには観客も大喜び…というか度肝抜きまくり!

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アンプはJVM210Hと1960AVのコンビネーション。エフェクターはなし。皆無。本当にアンプに直結している。フットスイッチには3通りのセッティングをメモリーして使用した。田川氏によれば「人生最良のサウンド!」との評価。ありがとう!

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石原SHARA慎一郎mintmintsでも大活躍していた寺沢功一がベースをつとめた。また、最近は野村義男とのプロジェクトRiderchipsでも大活躍だ!

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ドラムはおなじみ長谷川浩二。パワフルで繊細でエモーショナルなプレイが日本屈指のドラマーたるゆえんだ。

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出た!必殺のスライド・ウォッチ!

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腕時計を弦の上で滑らせているのだ。ようするにボトルネックの腕時計版。

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これがまた音程も完璧で音だけ聞いていたらまさか腕時計で演奏しているなんてとてもわからないだろう。

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さすがさすがの大プレイヤーたち、鉄壁のリズム隊!

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新しいギター・ヒーロー誕生の瞬間だった!

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LOUD PARKの1曲目に演奏した「My Eternal Dream」並びに3曲目の「That's Over」が、現在、「rookiestar(ルーキースター)」レーベルから配信中だ。

今すぐここからチェックしてみて!

(敬称略 2009年10月17日 幕張メッセにて撮影)

2009年10月20日 (火)

SuperflyとMarshall

昔、何かのインタビューで「あなたの夢は何ですか?」と訊かれたスティーヴ・ガッドがこう応えていた。「ビッグ・バンドでフランク・シナトラのバックを演ること」

楽器を演奏する者、ソロを極めるのも素晴らしい。しかし、優れた歌手のバックをするのもプレイヤーにとってこの上ない喜びなのだ。

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毎朝あの歌声で、やさしい気持ちで目を覚ましている。ホンモノの声を聞いてごらん。エラやサラ、レディ・デイ、そしてジャニスがそうであったように、あれは声ではなく楽器なのかもしれない。Superfly。それも最上の楽器。ヴァイオリンでいえばストラディヴァリウス。エレクトリック・ギターでいえば1959年のレス・ポール。マーシャルなら1969年産の1959だ。リハで歌声を聴いてつい涙がこぼれちまった!また、1曲1曲のクォリティがヤケに高い!

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そんな素晴らしいディーバ、越智志帆のバックを務めるというギタリストにとって夢のような仕事をしているのが草刈 浩司

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もちろんアンプはマーシャル。1962BluesbreakerとVintageModern2466+425Bを使用している。

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1962はリンクせずに使用。下のペダル類をつなぎメインに使用している。「ここぞ!」というソロのときにはVintageModernの出番となるが、その時はアンプ直のガチンコ勝負!抜ける抜ける!

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足元のようす。

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そして、ベースもマーシャル!弾き手は「ナオミチ」こと岩崎なおみ。この人、カッコいいよ~。もちろんベースもベースらし~いプレイで的確にバンドの屋台骨を支えているのだが、コーラスが殺人的にスバラシイ。志帆チャンのリードボイスを殺すでもなく完璧にハモって見せてくれる。アノ、はじめ聞いた時、専門のコーラスの人がいるのかと思ってステージを見回したくらい。

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ヘッドは最近世界的にメキメキとプレイヤーが増えているVBA400。キャビネットは8×10"のVBC810だ。

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ナオミチの足元のようす。

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12月14日には武道館公演を控えたSuperfly。是非みなさんもどうぞ!

SuperflyサウンドをサポートしているのもMarshallです!

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(敬称略 2009年10月16日 渋谷CC Lemonホールにて撮影)

2009年10月16日 (金)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol. 17

Item#40 (Item#39のつづき)

MODEL                   : 2205 Slave100
SERIAL NUMBER : 014

前回紹介したTurntableのためのパワーアンプ。Disco Unit発売当初のSlaveは1994であった。

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コントロール部の拡大写真。次のSlaveへとリンクできる仕組み。

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2205の裏パネル。

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Disco Unitsと組みで入手したキャビネットのうちのひとつ(シリアルナンバーは59661と確認できるがモデル名は不明)12"スピーカーが2台縦に配置している。それともThe Sonsのichiro愛用の1×12"キャビ2053か?

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Item#41
MODEL                   : TREMOLO 100W
SERIAL NUMBER : 016

'74年、ロンドンの楽器店の要請により別名のマーシャルを生産。ジムの片腕のケン・ブラン(Ken Bran)の名を戴くことにしたが、当時のシリアルと同じ名前になってしまうのを避けるためにBRANを逆さまにしてNARBと名づけた。回路的にはマーシャルと大差はなかったが、当時はトレモロを搭載していたモデルがMarshall には存在しなかった一方、NARBにはトレモロを搭載していた。

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NARBの生産台数は極端に少なく、50台以下といわれている。MADE IN ENGLAND BY NARB ELECTRONICSとプリントされている。「初めて入手したNARB。非常にうれしかったのを覚えている」とは氏のコメント。超レア・アイテムですから当然でしょう。

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Item#42
MODEL                   : Kitchen-Marshall  JTM45
SERIAL NUMBER : 10402

'66年、リーズの有力小売店Kitchen'sのオーナーのために興したブランドがKitchen-Marshall。PAアンプが主でギターアンプも少量生産していた。グレー・フレットクロスを上半分に張ったフロントのルックスは他に類を見ないものだ。

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スイッチの傍らにはやはり「J.T.M.」のサインが入っている。

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リアの様子。

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パワー管はEL34。まだ整流管が搭載されている。

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つづく