ロンドン・ロック名所めぐり vol.3~アビィ・ロードの巻
今回の巻はもう少し先に登場させる予定だったのですが、リマスター盤が発表され、世の中またビートルズ旋風が吹き荒れているのでマーブロもこれに乗っかっちまおう!というワケでロンドン・ロック名所めぐりの第3回「アビィ・ロードの巻」行っちゃいます。ハイ、ビートルズがマーシャル使ってたなんて話は聞いたことありませんね~。でもいいじゃない、イギリスつながり、音楽を作ったつながりで取り上げさせてくださいな。いっしょに行こうぜ!シュッ!
ビートルズの思い出は人それぞれありましょう。筆者の場合、一番初めにその名を聞いたのは幼稚園のころ(ビートルズがまだ存在していた頃です)。親が面白半分に私の頭にパーマをかけたのです。その直後、正月かなんかで親戚が一同に集まる機会があって、私のヘアスタイルを見て叔母が言いました。「何だい、その頭は?ビートルズかい?」と。これがはじめてのビートルズ経験。髪の毛が縮れているだけで「ビートルズ」という時代があったんですね。別にアフロのジョンもポールも見たことがないんですけどね…。
さて、「名所めぐり」に出発です!何でも今回のリマスターでアルバム単位で一番セールスがよかったのが『アビィ・ロード (Abby Road)』だとか…。
さて、そのアビィ・ロードへの行き方は簡単。また地下鉄に乗りましょう。「ジュビリー線 (Jubilee Line)」の「セント・ジョンズ・ウッド (St. John's Wood)」という駅で降りてすぐ。
ロンドンの中心から行くとその前に「ベイカー・ストリート駅(Baker Street)」という5路線が停車する大きな駅を過ぎます。この名前、どっかで聞いたことがありませんか?っていまどきないだろうな。ここ、アーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズゆかりの地なんです。下の写真は地下鉄構内の壁面。素敵じゃない?タイルがシャーロック・ホームズの柄なの。(個人的には以前、地下鉄社内で財布をスラれてこのあたりで右往左往した比較的縁起でもない場所なのですが…)
さて、「セント・ジョンズ・ウッド」はその「ベイカー・ストリート」の次。こんなこじんまりとした駅です。駅を出て真ん前の「グレイヴ・エンド・ロード (Grave End Road)」を下っていきましょう。
グレイヴ・エンド・ロードを進んでいるところ。見て!この空!イギリスの空はすごく低くて雲がつかめそう!ま、晴れてたらの話ですが…。
5分も歩くとこの交差点に出くわします。いつでも人が集まっているのですぐわかる。この交差点であのジャケ写が撮られたのです。
例の横断歩道を渡るとすぐに目に入ってくるのがこのアビィ・ロード・スタジオの門柱。世界中から集まったファンの落書きにうめ尽くされています。もちろんたくさんの日本語の落書きも…。
これが数々の名作を生みだしたアビィ・ロード・スタジオ。ビートルズの公式スタジオ録音のほとんどがここで行われました。もともとは1822年に建てられたフラット形式の一般住居でしたが1929年にグラモフォン社が買収し、1931年に同社とコロンビア社が合併してEMIが誕生して「EMIスタジオ」と呼ばれるようになりました。それから約40年後にアルバムにちなんで「EMIアビィ・ロード・スタジオ」と改称したそうです。
フル・オーケストラが楽勝で入れるStudio Oneの他、建物の中には計3つのスタジオがあります。元来はいつでも同じ条件でクラシック音楽を録音できるようにとつくられたスタジオですが、ビートルズをはじめ、ホリーズ、シャドウズ、マンフレッド・マンらのポピュラー・グループにも門戸が開かれ、ケイト・ブッシュ、オアシスやミューズといったアーティスチたちもここで名作を制作しました。ピンク・フロイドの『狂気』もここで録音されたのです。
オープニング・セレモニーにはジョージ・バーナード・ショウも出席したとか。
ロンドンを歩いていると下のような丸い銘板(プラーク)を時々見かけます。ここでは入口の向かって左側に貼ってあるヤツです。これにはどうも緑、ブルー、茶色の別があるようですが、ザッとチェックしてみるにブルーは住居跡、茶色は亡くなった場所、緑はほとんど見かけないのでハッキリとはわかりませんが、記念碑的なものかな?これを探して歩くのもまた実に楽しい!東京もやればいいのにな。「文楽や志ん生の家」とか…。東京は空襲があったから無理か。このプラーク、後の方の回ではスゴイの出しますからね!
さて、このプラークはエルガーの名が刻なれています。『サー・エドワード・エルガー 作曲家 1857 - 1934 1931年11月12日、このスタジオが開かれ録音が実施されました。』とある。エルガーは行進曲「威風堂々」や「エニグマ(謎)変奏曲」が有名ですね。交響曲も未完を含めて3曲残している。(いよいよマーシャルから遠くなって来ちゃった!)
これがFab Fourの歩いた横断歩道。ホラ、どっかの観光客がうれしくって飛びあがっちゃってます。
樹木が道路側に張り出しているせいか、『アビィ・ロード』のジャケ写より道幅が狭く見えます。
もっと引くとこんな景色。
ジャケット裏のレンガに埋め込まれた標識はもうありません。
これは横断歩道の反対側の景色です。
帰途通った改装中の一般の家。まるで博物館!
っとセント・ジョンズ・ウッド駅に戻ってきました。ちょっとわかりにくいけど売店が「BEATLES COFFEE SHOP」という名前でビートルズ・グッズを売っています。
次回もビートルズネタにしようかな。
つづく
















