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2009年8月25日 (火)

BPI/UKTI JAPAN TRADE MISSION 2009~UKミュージック絶好調!

Myspace_british_music_logo 1877年(明治10年)にトーマス・エジソンが音を録音して再現するという発明をして以来音楽は常に回り続けてきた。蓄音器、SPレコード、LPレコード、カセット・テープ、Lカセット、DAT、CD、LD、MD等々、いつも何かしらが回っていた。そして、デジタル・テクノロジーが横溢し始めてからというものこれらの回転装置がだんだん脇役に回され始めてきた。

音質の好き嫌いを除外すれば、ラインナップが急速に充足されたこともあって、CDはその機能や利便性でレコードが100年間守った音楽再生媒体の王座の地位をあっさりと奪ってしまった。LPレコードのルックスや質感、何といってもその存在感が大好きだったので、初めのうちはCD化が驚くべき姿で進むのを苦々しく見ていた。「エ!○○の新作ってCDでしか出ないの?!」なんてこともあった。もちろんそんなことばかりも言っていられなかったし、何しろCDの便利さを知ってしまうとレコードを取り扱うのが煩わしくってしょうがない。レコード針の交換は要らないし、針圧調整なんて一体何者だ?レコードは場所は取るし重いしカビ臭いしと(ホントはこの匂い大好きナンダ~。だって家に居ながらにして中古レコード屋さんの匂いがするんだもん)、もうCDなしではいられない。それなのに…。

前置きがかなり長くなったが、去る8月4日、イギリス大使館の主催で『BPI/UKTI JAPAN TRADE MISSION 2009』という会合が開かれた。

これは何かと問うならば、イギリスの大きな輸出資源である音楽を日本のマーケット、日本のレコード会社に売り込もうという一大プレゼンテーション大会なのだ。

Bmt2

その冒頭に昨年のイギリスの音楽業界の現状報告があり、やはりイギリスでも急速に配信化が進んでおり、シングル曲はほとんどすべてダウンロードによって普及されているのが現状らしい。誰もが認識していることではあるが、音楽業界の完全デジタル化、つまりCDの絶滅(アメリカはもっと進んでおり、大都市以外ではもうあまりCD屋さんを見なくなったとアメリカ人の友達が言っていた)、最終的には「回る文化」の終焉が訪れようとしているのだ。(厳密にいえばHDが回っているので変わりないとも言えなくもないのだが…派手に回っていないからチョイと趣が違う!)だから、今回の冒頭で「回る」の話をしたワケなのだ。そういえばロンドンのオックスフォード・ストリートにあったVirgin Mega Storeの第1号店はとうとう洋服屋になっちゃったし…。

さて、話を元に戻すと、イギリス国内ではベスト・セラー作品の売上は上昇しているが、アルバム全体の売り上げは苦戦している。イギリスでもアーティストの一極集中が進んでいるようだ。特に「ポップス」と呼ばれているジャンルのアーティストの活躍が目覚ましく、ミリオンセラー作品が増えたとのこと。一方、「ロック」は苦戦している。ただし、売上数字としてはビートルズのリマスター盤が出ればすぐに挽回しちゃうらしい。恐るべし…ビートルズ。

世界的な市場を見るとUKミュージックは好調でアメリカの昨年のベストセラートップ10のうち半分がUKアーティストだった。No.1はColdplay。ダフィやレオナ・ルイス、M.I.A.なども好調だったし、グラミー賞の受賞者もイギリス勢が増えた。おまけにレコード発売点数は世界2位だそうです。そして、イギリス発の音楽の売り上げは日本ではアップしたそうです。

プレゼンテーションは各音楽事務所がDVDで一押しのアーティストを紹介する形式で進行。はやりのヤツやら旧態依然としたのから、民族音楽っぽいの、ま~、ビックリするほど色んなのが出てくる出てくる!「自分は自分!」というオリジナリティがひしひしと伝わってくる。日本じゃこうはいかないだろうナァ~。やっぱりイギリスの音楽は層が厚いね。

コチラで最新のUKアーティストの音源や動画が体験できます⇒BRITISH MUSIC公式ウェブサイト

(2009年8月4日 青山ベルコモンズにて開催)