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2009年1月 5日 (月)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.1

T氏のコレクション

中国地方にお住まいのT氏は長年にわたりマーシャルを中心とした音楽機材のコレクションをされています。そのコレクションはマーシャル以外にも数え切れないくらいのギター、アンプ、カタログ、CD、LP、ヒーローグッズ等など多岐にわたっています。
 新婚旅行先の海外の楽器店でビンテージ・マーシャルを見つけ、その後どっぷりとその世界に浸り、今では本家マーシャルも舌を巻くほどのコレクションを誇っていらっしゃいます。何しろ2006年にマーシャルがJTM45/100を復刻する際には氏のコレクションの一部がリファレンスとなったほどです。
氏の夢はコレクションを展示した楽器の博物館をつくること。その夢も遠い将来 のことではないでしょう。マーシャルの輸入発売元のヤマハミュージックトレーディングは氏の厚意に甘え、その博物館に先駆けてマーシャル・ブログにてコレクションを公開させていただくことにしました。この素晴らしいコレクションとコレクターの存在を世界に向けて少しでも早く知らしめたいと思ったからです。
氏は音楽とも楽器とも無縁のお仕事に就いていらっしゃいます。したがって、コレクションに優位なことは何ひとつなく、時折耳にする、「仕事柄、自然と集まってしまった」とか「いただきものが集まって、気がついたら膨大なコレクションになってしまった」などということは一切ありません。経済的な制約もあり、どうしてもコレクションに加えることができずに涙をのんで見逃したアイテムも多数あったそうです。つまり、氏のコレクションは1台、1台を慎重に吟味し、思いを込めて入手した情熱のかたまりなのです。さらに、氏のコレクションは商売とは無縁のものであるため、転売目的に強引にリストアしたものはありません。つまり、購入当時のままの姿を留めていることが多く、そのためかえって生の歴史を伝えているといえるでしょう。
マーシャル・ブログをご覧のマーシャル・ファンの皆様に氏のコレクションをお楽しみいただけますよう願ってやみません。
尚、掲載の氏のコレクションについては多方面にわたり、ひとつずつ極力詳細にわたり調べましたが、どうしてもモデル名すら判別できないアイテムも存在しています。当ブログは氏のコレクションの公開を第一の目的としており、ビンテージ・マーシャルの事典的な役割は希薄であることを予めご了承願います。
氏のコレクションはこれで完成ではありません。時間的な制約で取材を断念したアイテムもありますし、こうしている間にも氏はコレクションを拡大されています。今後の展開に是非ご期待ください。
最後になりましたが、快くコレクションを開放し取材に応じていただきましたT氏とご家族の皆様にこの場をお借りしまして深く御礼申し上げます。

※氏のコレクションは営利を目的としたものではありません。氏へのコレクションの売買の要請、斡旋、私的情報の開示等の行為は弊社では一切承りませんこと予めご了承ください。
※文章は基本的に下の写真を説明しています。

Part I
<パート1ではJTM45を中心に今ではVintage系のマーシャルの歴史を作った名器のコレクションをお送りします>
Item#1

MODEL                   :JTM45
SERIAL NUMBER :なし
'62年製。いわゆる「オフセット」のオリジナル。Hal Leonard社刊 Mike Doyle著 "The History of Marshall"内98ページの写真の実物。90年代はじめに入手した。日本に存在するJTM45の中ではもっとも古いものと思われる。「JTM45」の文字が入る前のいわゆるプロトタイプで、「オフセット」の中でも若干背が高いキャビネットとなった時期のもの。コントロール・パネルはアルミ・シャーシに直接文字がプリントされている。
Dsc_0046_2

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最も古い仕様であるオリジナルのコッパーリング・ノブ。このデザインは珍しい。

Dsc_0048

リア・パネル。ゴールドメッシュは逸失している。スピーカー・アウトがひとつのみで、ギター用にデザインされたものと思われる。右側のスペースは電源ケーブルを入れるためのスペース

となっていた。

Dsc_0049

内部の様子。パワー管は6L6が搭載されているが、交換されたものと思われる。

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"The History of Marshall"と同じものであるというわかりやすい証拠。レザーがめくれあがったハンドル。現在はゴムのカバーとなっているが、内部にスチール・プレートを挟んだストラップ自身の構造は創業当初と変わらない。Dsc_0052

つづく