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2009年1月

2009年1月31日 (土)

Marshall Museum --- Mr. T's Collection vol.1

Mr. T’s Collection

<About the collection>
     Mr. T, who lives in the Chugoku region of Japan, has collected Marshall products and various other types of musical equipment over a long period of time. He owns not only Marshalls but also other amps, as well as countless guitars, catalogs, CDs, LPs, cartoon hero goods, etc.
     He came across a vintage Marshall on his honeymoon and fell in love with vintage amps. He went on to deepen his love for the amps – as well as his wife. Now he is the proud owner of a massive collection that would even surprise Marshall in England with its variety. When Marshall reissued the JTM45/100 in 2006, one of the items in his collection was chosen as a reference.
     His dream is to establish a museum for his Marshall collection and other rock items. No doubt the dream will come true soon.
     As a precursor to this museum, we at Yamaha Music Trading Corporation, the Marshall distributor in Japan, have decided to display the collection on the Japanese Marshall website with the blessing of Mr. T. We wanted to let the world know about the existence of such a great collector and collection as soon as possible.
     Mr. T is not involved in the music industry at all. Therefore the collection did not form naturally or unconsciously “through the business” or “as a result of various items that people gave.” Mr. T. has economic constraints, and so time and time again he regretted not being able to add important items to the collection. In other words, each and every item was examined and selected carefully and the collection is the product of Mr. T's passion.  He collects the items not in the business basis and did not restore almost all of them by force so that he can treat the items as merchandize.  This makes every item tells a story. 
     We sincerely hope that you will enjoy Mr. T's collection through these pages.
     Although we closely studied the items one by one, we could not even determine the name of the model for some of them. Please understand that the aim of this site is to exhibit Mr. T’s collection, not to compile an encyclopedia of Marshall.
     Mr. T’s collection has not ended. There are some items we cannot carry at this time due to time restrictions and the collection is expanding steadily even as we edit these pages. Please look forward to future developments.
   
* Mr. T’s collection is not a commercial enterprise. Therefore we will not accept any offers to sell, buy, or refer items with regard to the collection nor will we disclose any personal information concerning Mr. T.

* Basically the texts explain the photos below.

Part I
<In Part I, Vintage items that built the history of Marshall are exhibited, featuring the JTM45 collection>

Item #1

MODEL        : JTM45
SERIAL NUMBER : NONE
'Made in 1962. Original model of the so-called “Offset.” This is the actual JTM45 shown on page 98 of Mike Doyle’s “The History of Marshall.” Mr. T got it in the early 90’s. It appears to be the oldest JTM45 in Japan. This was a prototype made before the characters “JTM45” were added and was produced in the era when Marshall used a slightly taller cabinet. The names of the controls are printed directly on the aluminum chassis.

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The original “Copper ring knob” of the oldest specification. This design is rare.

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The rear panel. The gold mesh is lost. There is one loudspeaker output and this model appears to have been designed for guitar. The space on the right side is for storing the mains lead.

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The inside of the amp. 6L6 power valves are installed, but they seem to have been exchanged.

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This is clear evidence that this was the JTM45 that appeared in "The History of Marshall” – the worn out leather handle strap. (Marshall uses rubber straps now, but the structure with steel plates on the inside remains the same.)

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To Be Continued...

2009年1月30日 (金)

人時のMB~黒夢、一夜限りの復活にして解散ライヴより

2009年1月29日、武道館、『清春 15th Anniversary Presents 黒夢“the end" ~CORKSCREW A GO GO! FINAL~』…復活を歓び、そして解散を惜しむ1万人を超えるファンを前に人時のマーシャルMBが雄叫びを上げた。

Entrance

これが人時のマーシャル。ヘッドはMB450H。左はスペア。Mbs

キャビネットは10インチ4発のMBC410で両方とも鳴らしている。

Mbs2

ループを使った大ベースソロはもちろん、人時のベース・サウンドはとことんたくましい。轟音と信じられらいほどのドライブ感。エキサイティングなロック・ベースの昇華した形であることは間違いないのだが、どこか氷のようなクールさが漂っている。それが人時のベースだ。

Panel

エフェクター類はディレイをMBのセンド&リターンにつないでいる他、歪み系ペダルを使っている。

Pedal_2

この日、またひとつ日本のロックの1ページが閉じられた…。

View

(2009年1月29日 日本武道館にて撮影)

2009年1月29日 (木)

バーチャル・マーシャル工場見学ツアー~その8:最終回、設備いろいろ

バーチャル・マーシャル工場見学ツアーの最終回は製造・出荷以外の残る設備をご紹介します。

下に写真はリペアのセクション。世界に名だたるイギリスのプロ・ギタリストのマーシャルもここで修理されます。

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このセクションに通じる廊下の壁には、AC/DC、Def Leppard、Thin Lizzy、ZZ Top、Iron Maiden、Judas Priestといった大御所からバリバリの新人アーティストまで、マーシャル関連のミュージシャンのサイン入りポートレートがギッシリと飾ってあって見る者を飽きさせません。できれば1枚ずつお見せしたいくらい!

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下は電波や音質特性、耐久性等を計る試験設備の一部です。

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世界各国の電気・電波・安全に関する厳しい法規制をクリアするために日夜ここで試験が行われています。

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マーシャルの工場には「シアター(Thatre)」と呼ばれる体育館のような多目的ホールがあります。

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ここは爆音による商品のテスト、世界中のディストリビューターを集めた会議、楽器店担当者への商品研修会、新商品の発表会など様々な用途に用いられています。

Theatre

これは、2006年10月に開催されたJVMとVintageModern発表会の時の様子。ダグ・アルドリッチやThe Answerが出演し商品の説明が行われました。

このシアターのロビーにも関連アーティストのポートレイトが飾ってあります。こちらにはエリック・クラプトンやピート・タウンゼントまで!ご存知の通りピートはマーシャルを使いませんが、仲良くやっています。

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同じくバクステージパスの数々。Knebworth、Download、Reading、Glastonburyなど世界的なロック・フェスからLondon Astoria、Hammersmith Odeonなど有名ライブハウスのパスがズラリ。

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さて、「バーチャル・マーシャル工場見学ツアー」いよいよ最後の写真です。

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従業員の駐車場でした。それほど遠くから通っている従業員はいないようですが、工場の近くには駅などがないためほとんどの人たちが車で通勤しています。それにしてもイギリスは空が低くて雲が美しい!

以上、不定期8回にわたってお送りしてまいりました「バーチャル・マーシャル工場見学ツアー」も今回をもちまして完了とさせていただきます。最後までツアーにお付き合いくださいまして誠にありがとうございました。

工場は日々変貌を遂げています。今後も工場に大きな変化があった時にはこのコーナーでレポートしたいと思っております。その時までみなさんごきげんよう!

2009年1月28日 (水)

石垣愛のマーシャル~川村カオリ20th Anniversary Birthday Liveから

2009年1月23日『re-birth』と銘打った川村カオリの招待制ライブが都内ライブハウス開催された。デビュー当時毎年恒例だったバースデイライブが11年ぶりに再開されるとだけあって会場は抽選に当たったファンで異様な盛り上がりを見せた。このライブはデビュー20周年を記念したものでもあり、「新生・川村カオリ」の素晴らしいパファーマンスを見ることができた。

そして、バック・バンドのギターが石垣愛。マッドカプセルマーケッツを経て、布袋寅泰、大黒摩季、デーモン小暮閣下、吉川晃司などを支え、自らのプロジェクトでも活躍する凄腕だ。アンプはもちろんマーシャルだ。

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この日の石垣氏はDSL100とVintageModernハーフスタックを使用。場面に合わせて両者を使い分けていた。

Ai1

VintageModernは2466。DYNAMIC RANGEはLOW。PRE-AMP VOLUMEを下げ目にセットし、歪みを加えるときはエフェクターを使用している。

Panel

ピッキングのニュアンスが的確にわかるほどヌケのよいサウンドでVintageModernの持ち味を十二分に生かしたプレイだった。下は使用したエフェクター類。

Pedal

(一番上の写真を除いて2009年1月23日 都内ライブハウスにて撮影)

2009年1月27日 (火)

ギターマガジン3月号に大注目!!~怒涛のマーシャル大特集!

ド~ンと行っちゃってるのがギターマガジン3月号(2月13日発売)のマーシャル大特集!!人気のJVMから歴史を刻んだ名器を大試奏を交えて紹介しています。

弾き手はBEAT CRUSADERSのカトウタロウさん!

Taro2

内容は買って読んでのお楽しみですが、何しろタロウさん、子供がミニカーで遊ぶかのごとくまったく飽きずに10時間近くスタジオにこもりっぱなし!1台1台ジ~ックリ弾いて丁寧に分析したコメントは読みごたえ満点。ベテランのマーシャリストからマーシャルの長い歴史に触れることのできなかった若いギタリスト諸兄まできっとお楽しみいただけるはずです。タロウさんもおっしゃっていましたが、こうしてズラリと並べて実際に音を出してみると、マーシャルってのは歴史と最先端の両方をうまい具合につないでるナァとつくづく思っちゃいますね。どのモデルも主役なのね。

Taro1

そして、もうひとつの特集はマーシャル・キャビネットの「徹底弾き比べ大作戦!(タイトルは今勝手につけていますので誌面とは何の関係もござんせん)」。こちらは影の主役。とかくアンプ(ヘッド)にばかり注意が行きがちですが、実はスピーカー・キャビネットはサウンドを決定する重大なファクターなのです。何せ最終的に音を出しているのはスピーカーなんですから!マーシャルはキャビネットの王様。マーシャルが誇る名キャビネットをズラリとならべて弾き比べしちゃおう!という企画。こちらの弾き手はソロ・アルバム『FROM WOMB TO THE TOMB(vap)』が大好評の島紀史。

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「AキャビとBキャビって音が違うの?」とか「スピーカーで音が変わるの?」とかいう疑問から、一台一台の特徴までベテラン・マーシャリストの島さんがバッチリ答えてくれます。当然、試奏は思う存分の大爆音で執り行われたことは言うまでもありません。

Shima1

というのは小さい音で弾いていてもわからないこと、また、わかりにくい音の違いというものがあるのです。「ギターもお手入れ十分、アンプもお気に入りが見つかった、でももうひとつ音がしっくりこない…」なんてお悩みのギタリストたち、一度スピーカー・キャビネットの迷宮に迷い込んでみてはいかがですか?その時、このギターマガジン2009年3月号は格好の羅針盤になると思いますよ!

2009年1月26日 (月)

EMERGENZA(エマジェンザ)に参加しよう!

EMERGENZA(エマジェンザ)は世界最大のアマチュア・バンド・コンテストです。ヨーロッパ、北米、オセアニア、アジアの150都市で予選が行われ、世界から集結したバンドがドイツで雌雄を決するというスケールの大きなもの。海外ではかなりポピュラーなコンテストです。EMERGENZAのポリシーのうちのひとつは「出場者によい会場でよい機材をプレイしてもらう」ということ。そこで、マーシャルが世界的にアンプのサポートをしているのです。

Emergenza_logo

そして、今年も61ものバンドの参加を得て予選会&本選会が始まります。応援の方はもちろん、「今年はエントリーしなかったけど様子を見てみよう」という方まで大勢の方のお越しをお待ちしています。日程は次の通り;

第1回予選 : 2009年1月29日~2月1日 @LIVE HALL aube shibuya

第2回予選 :   2009年3月5日~8日 @LIVE HALL aube shibuya

準 決 勝  : 2009年5月14日~17日 @Shibuya O-WEST

決         勝    : 2009年6月28日 @Shibuya O-EAST

Final_stage

写真は昨年の決勝大会のようす。世界規模のバンド・コンテストなんて聞いただけでも興奮しちゃう?!出場の皆さん、応援の皆さん、そして観客の皆さん、マーシャルが待つ会場でお会いしましょう!

EMERGENZAの詳しい情報はコチラ⇒EMERGENZA公式ウェブサイト

2009年1月23日 (金)

マーシャルROCK WALK!!

LAはハリウッドの名物のひとつGUITAR CENTER "ROCK WALK"。今回のマーシャル宝物殿はその中からマーシャル関連のアイテムをご紹介しましょう。

Gc

その前にROCK WALKってなんだ?

Wall

Rockwalk_2

「1985年11月13日、今日ここにおいてミュージック・ビジネスに著しく貢献した人々にROCK WALKが捧げられるものとする」…ロック・ウォークとは興行師シド・グローマンに捧げられたチャイニーズ・シアターの前のハリウッド・スターの手形&足形よろしく音楽業界に偉大な足跡残した人たちに敬意を表すべく設けられたもの。 もはや音楽好きにとってはハリウッド名物のひとつと言っても過言ではないでしょう。まずはこれ…

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ジェフ・ベック。もうすぐまたやって来てくれますね。楽しみです。そして、ヤードバーズ仲間の…

Page

ジミー・ペイジ。イギリスつづきで進めれば…

Im

アイアン・メイデンとシグネイチャー・モデルを出したレミー率いる…

Motorhead

モータヘッド!レミーの左手ったら!アメリカ勢ではNYパンクの巨人…

Ramones

ザ・ラモーンズ。ド・マーシャルのバンドですよね。さらに我らのベルサルク…

Zw

ザック・ワイルド。ちゃんとSDMF入ってます!そして濃いのを3つ連続で。あこがれのブラウン・サウンドといえば…

Evh

マーシャルはあのブラウン・サウンドの立役者なのです!それから偉大なる…

Lp

レス・ポール!最後に我らのガヴァナー(おやっさん)、JCM、ジム・マーシャル!

Jcm

さて、みなさんお気づきになりましたか?この3人、つまりエディ、レス・ポール、ジム達がこの手形を残した日が同じなのです。つまり、ROCK WALKをスタートした1985年11月13日、この記念すべき日に選べれるべくして 選ばれた音楽界の偉大なるイノヴェーターの中にジム・マーシャルがいたのです。(他にドラムのビル・ラディックもいらっしゃいました。また、ジムの傍らにはスパイナル・タップのナイジェル・タフネルもいたとか…)

LAを訪れた際には是非見学してください。

(2009年1月14日 ハリウッドにて撮影)

P.S. それにしてもLAの暑さたるや尋常ではありませんでした。

2009年1月22日 (木)

菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)のVintageModern~Zepp Tokyo公演より

超満員のZepp完全Sold Out!! もう誰も9mmの弾丸を止めることはできない!

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日比谷野音公演ではじめてお目見えしたVintageModern。その時はサブとして使用されていたが、今回のZeppではメインに昇格!キャビネットも425をセットアップした。

Stage_3

これが卓郎のVintageModernセット。ヘッドは2466だ。上段はサブ。

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DYNAMIC RANGEはLOW。比較的フラットなセッティングといえよう。歪み系サウンドはエフェクターを使用。やはりビンテージ・マーシャルの特長である中域が張り出したトーンを再現しており、太さもあいまって実に気持ちのいいサウンドだ。

Panel

…と気持ちよさそうにパフォーマンスを展開する卓郎!

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これが卓郎のペダル類だ。

Pedals

それにしても9mm恐るべし…この独特の音世界は9mmだけが創り得るもの…日本人だけのロックとでも言おうか。人気が爆発するのも当然か。そして、そのサウンドを支えているのもマーシャルなのだ。

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(2008年12月28日 Zepp Tokyoにて撮影)

2009年1月21日 (水)

世良公則もVintageModern!~最新アルバム『UNDER COVER ~世良公則ソロシングルズ~』より

世良公則ソロ活動の集大成とも言うべきマスターピースが2008年12月24日に発表された!1982年10月ソロデビュー以来のシングル全14曲をセルフ・カヴァーしたソロ初のシングルベストアルバムが『UNDER COVER ~世良公則ソロシングルズ~』。
世良公則+GUILD9との強力タッグによるサウンドプロダクトにより世良公則の唯一無二の存在感を余すところなく収録ている。

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そして!このアルバムのレコーディングで使用されたマーシャルがVintageModern 2466と425Aのコンビネーション。実は、世良さんとVintageModernの出会いにはWHITESNAKEのダグ・アルドリッチの存在があった。ダグが世良さんのサポートで来日した時にVitageModernを強力にすすめたのだ。そして、このアルバムのレコーディングで使われたというワケ。

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VintageModernの中域リッチ・サウンドには世良さんもご満悦!そのサウンドは是非CDでお楽しみあれ!

CDの詳しい情報はコチラ⇒世良公則公式ウェブサイト

2009年1月20日 (火)

DELUHI初のワンマン・ライブ~炸裂するLedaの2203KK!

「創造・繁栄・破壊」のトリロジーも大好評のDELUHIの初ワンマン・ライブが開催された。チケットは完全にソールドアウト。

Stage

Leda

これがLedaのバックライン。ヘッドはJCM800 2203KKとJCM2000 DSL100。そして、キャビネットはMF400Bと1960B。クリーン系サウンドをDSL+1960B、激歪み系サウンドを2203KKとMFキャビネットが担当しており、足もとのABボックスで使い分けている。

Wall

特に注目すべきは2203KKのサウンド。「もうこれでなきゃダメ!歪み系はもう他のアンプは使えない!」とLeda。"THE BEAST"は常にオン。ASSAULTもかなり強めにセットしている。

Heads

キャビネットも以前は1960を組み合わせていたが、今回初めてMFキャビにトライ。そのド迫力サウンドは一発でLedaをノックアウトした。

Leda2

とにかく図太いサウンドが小気味よく、全音下げ(6弦はC)チューニングのLEDAのギタープレイを劇的に盛り上げてしまう!

ボーカルのJuriのステージングもエキサイティング!

Vocal

これからの活動が実に楽しみなDELUHI。2009年は彼らにとって間違いなく大きな飛躍の年になるであろう!

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(2009年1月8日 SHIBUYA O-CRESTにて撮影)

2009年1月19日 (月)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.2

Item#2

モデル       :JTM45
シリアルナンバー:1013PA
PA用アンプ。'62年ころの製品。Mike Doyle著、"The History of Marshall"の99ページの手前の裸のアンプの実物。ノブは2ケ交換されている。LAのコレクターから入手した。T氏によれば、「この時代のマーシャルを収集するという強烈な使命感に燃えて入手した」とのこと。この使命感のおかげで日本もマーシャル大国の仲間入りができている(?)。T氏に感謝。先の「オフセット」と見比べるとキャビネットの背の高さの違いが判る。

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同アンプのリア・パネル。キャビネットの高さに合わせ、パネルのセンターの幅は0049のものより狭い。

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内部の様子。2枚目は中の様子が見やすいようにパワー管を抜いたところ。パワー管は7581(6L6)に交換されている。

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搭載されている真空管。プリ管のECC83と整流管のGZ34はオリジナルのムラード製。左は交換されたパーツであるパワー管、フィリップス7581。

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同品シャシ。右側の真空管はGZ34整流管。このころの電源トランスの上面には電圧の切り替えピンがついている。

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Item#3

モデル       :JTM45
シリアルナンバー:なし
これもJTM45サインが入る前の「ホワイト・フロント」と呼ばれるタイプ。キャビネット以外の仕様は「オフセット」と同じ。ただし、ノブは交換されているようだ。'91年ごろイギリスに在住していた日本人の友人より入手。 氏最初のコフィン・ロゴ・モデルだけに印象深いとのこと。現時点ではレストア中のため、アウトプットトランスが搭載していない。

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リアパネルには'90年に来日した際のジム・マーシャルのサインが見られる。用途がPA用だったためスピーカー・アウトがふたつ搭載されている。

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つづく

2009年1月16日 (金)

吉川晃司とマーシャル~原田喧太、アベフトシ、弥吉淳二のマーシャル

2008 年末、スゴイものを見た。29、30、31日と代々木第二体育館が興奮のるつぼと化したのだ!

Outside

イヤ~、とにかく筆舌し難い素晴らしいライブだった…。バラード、MC、休憩ほとんどなし、アップテンポの曲を矢継ぎ早に約2時間半、吉川晃司は歌いつくした。そして、燃え尽きた。それが『KIKKAWA KOJI LIVE 2008 25th Year's Eve 』の3days。

Stage

メンバーも強力!ギターには弥吉淳二、菊池英昭、ベースが小池ヒロミチ、キーボードに日本が誇る音楽王・ホッピー神山。それに我らがFuzzy ControlからベースにJOE、そして、ドラムがSATOKO。さらにさらに…!ゲスト・ギタリストとしてthee michelle gun elephantのアベフトシに、これまた盟友・原田喧太。メンバーだけでもエキサイトしちゃうよね~。そして4人のギタリストのうち、3人がマーシャルなのだ!

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ステージ上手が三役揃い踏み。

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そこでみなさんのマーシャルを紹介しましょう。まずは原田喧太。

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ヘッドはJVM410H。キャビネットは愛用のMF280B。喧太のド迫力サウンドのカギのひとつ。

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ODチャンネルのGAINがかなり上がっているがまったくハウリングなし。ギターのボリュームを絶妙にコントロールしているのだ。まぁ、よう抜ける音だこと!ペダル類がこちら。

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つづいては同じくゲスト・ギタリストのアベフトシのJCM900 4100。エフェクターは使用せずストレートなマーシャル・サウンドで大気を切り裂く。

Abe_4100

レギュラー・ギタリストの弥吉淳二もマーシャルだ。JCM900といえば4000番台がポピュラーなモデルだが彼の900は2100。1チャンネルのガッツのあるモデルだ。しかし、JVMにスイッチする日も近そうだ。

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そして、ペダルはこちら。

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それにしてもアッパレな吉川晃司。これまた素敵なのだったのは「素晴らしいギタリストが4人もいたらギターを弾かなくてもいい」と初めてギターを弾かないライブを展開したのだ。素敵!

(文中敬称略、2008年12月29日 代々木第二体育館にて撮影)

おまけ:ホッピー神山さんはキーボード・プレイヤーゆえ「マーシャル」という切り口ではなかなかご登場していただく機会がないのでここで強引に紹介します。氏のソロ・アルバム『A meaningful meaningnessless ~意味のないものには意味がある~』は最高です。

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音の万華鏡というかジェットコースターというか、その複雑で独創的なパフォーマンスはこの分野において完全に世界レベルに到達しているといっても過言ではないでしょう。フランク・ザッパ・ファンにおすすめ!

2009年1月15日 (木)

筋肉少女帯のマーシャル~赤坂Blitz編

2008年も押し迫った27日、イルミネーションも鮮やかなakasaka SacasはBlitzに我らが筋肉少女帯が登場!武道館公演も大成功させた2008年を締めくくるにふさわしい素晴らしいライブとなった。

Outside

この日はナント、大槻ケンヂさんが杖をついて登場。右膝を痛めてしまったとか…。痛そう…。本当に立っているのもシンドイ様子。ということでほとんど動き回れない状態だった分、心なしかいつもより歌い込んでいたような…。大熱演だった!お大事に!

Stage_2

今回は本城さんのマーシャルからレポートする。メインは向って右のJCM800 2203のオリジナル。VintageModern2466はサブとして使用している。

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シンプルなペダル類。歪み系とワウのみ。これでいいのだ!

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マイクスタンドにセットされたピック。本城さんはおにぎり型を使用しているのだ。

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一方、こちらは橘高さんのマーシャルセット(中)。やはり橘高さんにはマーシャルの壁がよく似合うのだ。

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使用ヘッドは1987のビンテージがメイン。詳しくは[プロのマーシャル:橘高文彦の1987] をご覧ください。

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橘高さんのペダル類。こちらもシンプル!もちろん、これでいいのだ。

Kitsutaka_pedal

橘高さんはティア・ドロップタイプのピックを愛用している。

Kitsutaka_pick

筋少のライブを見ていていつも思うのは、「あ~、橘高さんって、一回のライブで一体何枚ピックを投げるんだろう?」ということ。今回、よく観察していたところ、最低では2回ピッキングしただけで投げていた。見よ!このピックの「すだれ」。これぐらいアッという間になくなっちゃう!ローディさんの忙しさがうかがえます。

Picks

この日はいつもと少々異なったソングリストで、之モマタ良キ哉。

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(2008年12月23日 赤坂BLITZにて撮影)

早くも「名作」の呼び声も高い2008年9月21日の武道館公演を完全収録したマーシャル炸裂のDVDもよろしくね!

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筋肉少女帯の詳しい情報はコチラ⇒筋肉少女帯公式ウェブサイト

2009年1月14日 (水)

バーチャル・マーシャル工場見学ツアー~その7:ストックと出荷

前回までは製品が作られる工程をご紹介しました。今回と最終回の次回にわたりその他残りの設備をご案内しましょう。

資材のストック関連を見てみましょう。下はフロント・パネルのストック。各モデルに合わせてつくられたパネルが保管されています。

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こちらはスピーカー類のストック。

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下の2枚の写真はパーツを保管しているビン類です。

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この写真はほんの一部。夥しい種類のパーツがここに保管されており、係りの人が時折ここに来て必要なパーツをピッキングし、使用されるセクションに配達します。

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次はコレ。何だと思います?何かを保管するものではありませんが、これがないと非常に困るものを作る装置です。☟ハイ、スクロール。

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緩衝材、ヘッドやコンボの箱に入っているグレーの袋にくるまったスポンジみたいなヤツを作る装置なんです。写真の圧力鍋みたいな箱(型)の中に例のグレーの袋をセットして、A、B、2種類の特殊な液体を入れ、型のフタを閉めて高温で熱すると化学反応が起きて…アラ不思議!

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おなじみの緩衝材になるんですね。担当の人(写真の人は違います)は日がな一日この緩衝材を延々と作っています。この緩衝材がなければ出荷できません。つまり大事な仕事なんですね。ヘッドもコンボも1個の梱包に4ケ使われますから、ものすごい数を作らなければならないのです。

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緩衝材の準備もOK。あとは梱包して出荷を待つだけです。

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完成品を一時的にストックします。マーシャルは各国の電源事情もあり、基本的に在庫を持たないため、ここにストックされているすべて の商品が輸出もしくは国内向けに出荷されていきます。

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現在、マーシャルは世界の約90ヵ国に輸出されています。

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さすがサッカーの国。イングランドチームの旗が…。ワールドカップが開催中、イングランド・チームが出ている間は工場内に大きなスクリーンを持ち込んでみんなでチームを応援します。何せみんなサッカーに夢中で、以前もイングランド・チームが負けた瞬間、「悔しい~デス!」メールがマーシャルからたくさん来たことがあったっけ。

下の写真は商品の出荷ゲートです。ここから商品が運び出されます。輸出の場合、コンテナをベルトコンベアの先端にピタリと寄せ、直接コンテナに商品が積み込まれていきます。

ハイ、ここでまたクイズ…イギリスの工場から一番遠く離れ、運送に一番時間がかかる国はどこでしょう?☟ハイ、スクロール。

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<答え>それはニュージーランドなのです。 

これで出荷も無事終わり。ツアーも次回が最終回です。シアター他の付帯設備をご紹介します。

2009年1月13日 (火)

時空海賊SEVEN SEASのロードショウ~春日部編

しばらくご無沙汰のロードショウ、今回はリクエストにお応えしてニューアルバム『IMAGINATION』も好評の時空海賊SEVEN SEASのふたりが登場!満員の会場は昭和楽器春日部店。JVMシリーズ、2203KKを中心にいつも通り素晴らしいデモンストレーションとマーシャルやギターに関するトークをお送りしました。

Both_playing

実はEITAは過去大阪で一度ロードショウに出演してもらったことがあるのですが、ふたりでの出演は初めて。得意のタッピングやギターテクニックの質問にもていねいに答えてくれました。

Eita

ロードショウ初登場のPrince Yo-。Princeは発売されてすぐゲットしたJVMのベテラン。だから音や機能の説明にも熱が入ります。何しろ『Imagination』はすべてJVMのDI OUTで録音してますから。Princeもマーシャルの説明だけでなく、ギターテクニックや音楽についてていねいに語ってくれました。

Prince

終演後のサイン会も長蛇の列!にこやかにサインするふたり。

Signing_session

メタルというと暗く重苦しいイメージ(また、それが魅力なのですが…)ですが、明るく希望に満ち満ちた歓喜のサウンドを大きなスケールで展開するのがSEVEN SEAS。今後の活動にぜひご期待ください!

Both

ニューアルバム『Imagination』よろしく!ギターは全部JVMで吹き込んでます!

SEVEN SEASの詳しい情報はコチラ⇒時空海賊SEVEN SEAS OFFICIAL WEB SITE

(2008年12月23日 昭和楽器春日部店にて撮影)

2009年1月 9日 (金)

少女-ロリヰタ-23区-のマーシャル

2009年3月25日にセカンド・フルアルバムの発売が決定し、今乗りに乗っている少女-ロリヰタ-23区-。

Lolita_official

それに先駆けて2008年12月20日、渋谷O-EASTにてライブの模様が収録された。何といっても目を引くのが龍兎の白いマーシャル。

Stage

1959RRとお揃いのホワイト・エレファント・グレインの1960のセットがステージに映える!

Right

下手ユ≠キもキャビネットは1960Aだ。

Left

やはりマーシャル・キャビネットで統一されたステージはロリヰタ23区にふさわしく…美しい。

Backdrop

ライブDVDの詳しい情報はコチラ⇒少女-ロリヰタ-23区-オフィシャルサイト

(2008年12月20日 渋谷O-EASTにて撮影)

2009年1月 8日 (木)

島紀史、渾身のソロ・アルバム発表!~ロング・インタビュー

とにかくたくさんの人に聴いて楽しんで欲しい島紀史のソロ・アルバム『FROM THE WOMB TO THE TOMB』。単なるギタリストのソロ・アルバムの枠をはるかに超えてコンチェルト・ムーンでは聴くことのできない島ミュージックの魅力がふんだんに盛り込まれています。もちろんマーシャルの魅力も満開!

Sleeve

ここでゴチャゴチャ言いません。そのかわり島さん自身にタップリとアルバムについての魅力を語ってもらいました。ロング・インタビューをお楽しみください。

まとまったアルバム

YMT(以下Y):まず最初に…アルバムとしてものすごくまとまっている印象を受けました。何と言うか、少し大げさに言うとスティーヴィー・ワンダーの「キー・オブ・ライフ」とか、フランク・ザッパで言えば「アンクル・ミート」みたいにいろいろなものが詰まっている割には散漫ではない…また、飽きないし、長くない。そのあたりを緻密に計算して作られたのではないですか?
島紀文(以下S):イエイエ、「計算」なんて…真逆でしたよ。
Y:ギタリストのソロ・アルバムというと、もうガチャガチャに弾きまくっているイメージが強いのが普通ですけど、それを故意に避けているのかな?とも思いました。だから、弾きまくりの曲の次にワザと日本語のバラードを持ってきたりしてるかな?とも思いました。普通はその曲調の違いがワザとらしかったりしますが、それがまったく感じられない。そこがこのアルバムのまとまっているという所以かなと感じました。何回も聴きました、というか聴けちゃうんです。
S:それを言ってもらえるとすごくうれしい!
Y:仲良くお付き合いさせていただいていますんで、調子に乗って「ノンちゃん、ノンちゃん」なんて呼んで今まで申し訳ありませんでした。これからは「マエストロ」と呼ばせていただきます!
S:(爆笑)

ソロ・アルバムでしかできないこと

Y:ということで、マエストロ(全員爆笑)。「弾きまくりアルバムにはならないように」という意識はあったんですか?
S:弾きまくり一辺倒というのはやりたいモノではなかったし、だからといってそれがないのも違うと思ったので、そういうスタンスの曲(弾きまくりの曲)は最後に収録したコンチェルト・ムーンでやっている曲のリメイクがあるので…あれは曲のテーマとしては「死に行く人」とか「死Interview3 を覚悟した人」とかのイメージで、それと対になるイメージ、つまり、「生きる意味を見出した」みたいなね…そういう曲を作って1曲目に持ってきて、最後の曲と関連づけたんです。その合間を自分のバックボーンにあるものを素直に出して行こうと考えたんです。それぞれ曲を作った時期はバラバラです。でも1曲目と最後の曲は双子みたいなもの。だからリズム・アレンジは似た感じにした。それで、他の曲は「生」と「死」の合間にある…ということをイメージして作りました。後は、バックボーンをさらけだして、バンドでやれない曲を選んだんです。
Y:バンドでやれない曲って?
S:「古臭くなりすぎかナァ?」って曲とか、バンドにはメンバーがいるのに自分しか演奏していないような静かな曲とか。だからそういうものを収録していこうと思った。いつもだとアルバムの趣旨とかテーマとか、「こんな作品にしよう」とかあらかじめ自分で決めちゃってレコード会社に「こんな作品にします」とか「こんな作品になります」と自分のイメージを伝えるんだけど、ソロ・アルバムというのは本来自分のイメージになかったものですから、つまり、レコード会社のすすめで作った部分もあるので担当の方に「歌入りの曲は何曲ぐらい入っていた方がいいですか?」とか「女性のボーカル曲を入れたいと思っているのですが全部女性がいいですか?」とか、そういうレコード会社のイメージも話し合いながら割合取り入れて決めたんです。
Y:ちょうどレコーディングに取り組んでいらっしゃる時期、昼間電話を入れても全然出られなかったでしょ?それほどこのアルバムづくりに没頭されていたんですね?今、理由がわかりましたよ。

S:ハハ、失礼しました!

島紀史製お子様ランチ

Y:イエイエ。ところで、さっきバックボーンっておっしゃいましたね?私はこのアルバムは島さんの「お子様ランチ」だと思ったんです。食べたいものがすべてお皿に乗ってる。
S:(大きくうなづいて)ええ!

Y:そもそもジャケットがいいじゃないですか?!これは誰のアイデアなんですか?
S:今までデザインを担当してくれたデザイナーの方なんですけど、いつも「こんな作品だからこういう風にしてくれ」ってイメージを伝えてたんですね。で、今回はソロ・アルバムなんでいつBlue_light も通りにイメージを伝えてしまうといつもと変わり映えのしないものになってしまうから、「僕がソロを出すとしたらどんなデザインがいいと思いますか?」って逆に訊いてたんですよ。すると「一見はポップで明るそうなんだけど、よく見るとその明るさが『怖いもの』みたいにしたい」って言われたんですね。僕も「シュールな恐怖感」というのが嫌いではないので、よく見るとアダムだ、イヴだってなってるかと思う一方では骸骨が出ていたり…。「ゆりかごから墓場まで」というイメージだけは話しておいたので「ポップの中のそこはかな恐怖」ということを出して欲しかった。ま、一番強調したのはこういう機会なのでシルク・ハットをかぶらせてくれってお願いしました。
Y:スラッシュは関係ないですよね?
S:(即答)あ、リッチー・ブラックモアです。
Y:(私としたことがッ!ヘタこいた~!)ス、スミマセン!

S:裏ジャケはね、本当に牛の骸骨を持たされたんです。
Y:コレ、いいかげんデカイですよね!
S:そう、一応見えないように吊ってくれてたんですけど、重いもんだから手が段々プルプル震えてきちゃって!カメラマンに「ちょっと角度をつけて」なんて言われると吊っているのがまったく意味をなさず、もう手の力だけで持たなくちゃならなくて!(一同爆笑)

Y:それは重労働でしたね!

S:でもジャケットのことを褒めてもらうとすごくうれしい。結局「任せる」なんて言っておいても途中でナンダカンダ注文をつけちゃいました。もっとシュールな感じにしたいとか、色なんかも最初はもっと生っぽかったんですけど、コンストラストを強くかけてもらったり…。
Y:ああ、色合いも素敵ですね。
S:自分の顔がジャケットに載るなんてソロ・アルバム以外には考えられないし、1回やっとくかな~、と思いましてね。
Y:とても島さんには見えない…ということもあって好評ですよ!
S:(爆笑!)シルクハットのおかけですわ。

ゆりかごから墓場まで

Y:ところでさきほど「ゆりかごから墓場まで」とおっしゃいましたが、タイトルは『FROM THE WOMB TO THE TOMB(子宮から墓まで)』で少し異なりますよね。まして”womb”なんて単語は普通は即座に出ない言葉ですよね?
S:調べたんです。「ゆりかごから墓場まで」というのはイギリスの政策でしょ。これを英語でどういうかと言うと”From the Cradle to the Grave”なんですけど、昔の劇作家なんかはもっと詩的に韻を踏んでいる表現をしたんですそれが”From the womb to the Tomb(「生まれてから死ぬまで、一生」の意)”なんですね。
Standing Y:いいタイトルですよね。
S:別に今すぐミュージシャンをやめたり、これを最後に引退するワケではないけど、コンチェルト・ムーンとして10周年の年にソロ・アルバムを出すので、「ノンちゃん反省記」的な、ギタリストとして誕生したこれまでの総括をしようと思ったんです。だからさっきの「お子様ランチ」という表現はすごくうれしいですね。自分が好きなもの…アコースティックもそうだし、歌謡曲っぽい歌ものもそうだし、いつもはメタルだけどレイドバックしたハードロックもそうだし、70年代っぽいサウンドもそうだし…。
Y:聴いているといつも島さんとおしゃべりしている時に出てくるミュージシャンの名前を彷彿とさせるんですね。それが自然なサウンドでイヤらしくない。
S:開き直るワケじゃないんですけど、これはソロ・アルバムでバンドの作品ではないので「ギタリスト」として受けた影響を露骨に出していいんじゃないかと考えたんです。ブラックモアであったり、ゲイリーやマルムスティーン、そしてウルリッヒであったりね。
Y:この録音は当然ウリの日本公演(2008年11月11&12日@中野サンプラザホール)より前ですよね。でも、このアルバムを聴いて猛烈に感じたのは島さんはウルリッヒ・ロートの影響が一番デカイんじゃないかと…。
S:それはものすごいほめ言葉ですよ!!

使用したマーシャル、VintageModernについて

Y:使用したマーシャルについてまずはざっとお聞きしたいのですが。
S:もうほとんどVintageModernですよ。M2「ABOSOLUTE TERROR」の片側のバッキングに1959を使いました。ちょっと変化をつけたかったんで。
Vintagemodern_front Y:あのダウン・チューニングしたへヴィなリフはVintageModern?
S:VintageModernです。それとM10「TO DIE FOR ‘08」のバッキングの片側も1959。以外はフルにVintageModernです。それとファズ・ボックスをつないで録音しました。
Y:すごいなVintageModern。
S:ホントいいアンプですよ。それでM4「INTROJECTION」はギターもいつものより出力の小さいものに変えてVintageModernにダイレクトにつないでいます。
Y:道理でこの曲だけ音が違うなと思った。
S:だから95%がVintageModernになりますね。
Y:ポール・ギルバートの『UNITED STATES』と並んでVintageModernのいいショウケースになりました。
S:「あの音がイヤだ」なんて言われなきゃいいんですけど!(爆笑)

ハモリの秘密

Y:これからは1曲ずつ気になるところをお聞きしていきたいんですけど。というかただ単に自分が興味あるだけなんですけど!
S:そう言ってもらえるととてもうれしいですよ!
Y:ではM1「REASON TO LIVE」。のっけからものすごいハモリが出てきますよね?コレ、どうやって作っているんですか?手法として。はじめに主旋律を弾いてそれをコピーしてかぶせているとか…。
S:この曲に関してはキッチリとデモを作ってあったので、デモの段階でもうハモリを作ってあったんですね。「ハモリありき」の部分もあるし。手法としてはやはり主旋律をまず弾いて、それに3度下とか3度上とかのメロを当てはめていきます。
Y:それにしても3度ったって長短あって一発では決まらないでしょう?
S:ま、そうですね。でもそんなに根気強くやるほうでもないし…。肝心なのは上でハモるか下でハモるかということですね。それが決まればそれほど難しくはない。これでも昔10数年クラシック・ピアノの教育を受けていたのが生きているんでしょうね。ポジションで捉えているわけではないので「この3度上の音を弾く」なんていうのは比較的自然にできているのかもしれないです。
Interview1_2  Y:では、ギターの場合、特にダブルストップの時みたいに「ルートがここだと長3度はここ」という風に視覚的にとらえてはいないんですか?
S:はい。だから、他人から見ると摩訶不思議なポジションになっていることがあるみたいですよ。
Y:それにしても、残る問題はあれだけのフレーズをよく覚えているなということですよね?アレ、やっぱりハモらせるためにはフレーズを覚えているんでしょ?
S:覚えています。
Y:感覚としては棋士が棋譜を何百手と記憶するみたいなもんですよね?
S:(笑)でも、M1に関しては、手グセのフレーズをハモらせたワケではなかったので少々シンドかったですね!
Y:手グセか…。
S:ウン、もうこの際だからアドリブ・パートは手グセを全部出しちゃおうと思っていたので、反面決めたメロディは手グセではないフレーズにしたんです。特にM1ではテンポがハーフになるところがあるでしょう?あそこのテンポがもう少し早ければ勢いで弾きやすいし、もう少しスローならゆっくり弾きやすいし。ちょうどその間くらいなので難しかった。
Y:他の曲でも随所にハモリが出てきますが、それぞれ異なった考え方で処理されたんですね?
S:はい。ハモるつもりではないのに「ここはハモっておいた方が印象的かな?」という場合には現場処理しました。バッキングの短いハモリなんかは思いつきでやったのが多いですね。パンチ・インなんかも昔に比べて格段に楽になりましたしね。

VintageModernをダイレクトにつなぐ

Y:2曲目の「ABSOLUTE TERROR」ですが、チューニングは?
S:全弦全音(1音)下げで6弦だけさらに全音(1音)下げ。つまりドロップCです。
Y:すごくクリアでいい音に録れていますよね?
S:あれはフライングVを使っています。片側がVintageModernにダイレクト。もう片側が1959にファズ・ボックスをつないで弾いています。1959の方が咬みつくような歪みで、VintageModernはダイレクトにつないでいるのでスムーズな歪みになっていますね。それが混ざり合って2つのトーンでひとつの音のようになっています。
Y:エラクきれいに重なっていますね。
S:そう、1959のギャリっとした歪みとVintageModernの太さが混ざり合っています。ゲインが高いのと低いのが混ざってクリアになったのかなと思います。チューニングも下げているのでリフがクリアになるようにと意識しましたね。
Y:オクターバーも使っていますね?
S:あれも思いつきでプロ・ツールスのピッチ・シフターでオクターブ下を重ねました。
Y:アタッチメントではなくて?
S:アタッチメント(笑:インタビュアー注⇒もう最近はエフェクターを「アタッチメント」と呼びませんよね?マエストロはいまだにエフェクターのことを前時代的にこう呼ぶので以前盛り上がったことがあったのです)で弾いてみたんですけど、思っていた太さが出なかったのでやめました。ここは昔風の太さではなくてスペイシーというか機械的なトーンにしたかったんです。もっとデジタル臭いというか…。
Y:真ん中の「ギュイ~ン」というアームのプレイも印象的です。
S:あれはね、あそこだけレギュラーのチューニングのギターでアームダウンさせているんです。ダウンチューニングしているとどうしても可変幅が狭まってしまうのでね。もう少し言うと6弦だけダウンさせているレギュラー・チューニングのギターをアームダウンさせたんです。
Y:そんなマメなことをしているんですか、マエストロは?!
S:(爆笑)はい!
Y:アルバム全体としては半音下げチューニングですよね?
S:そうです。

日本語の歌詞

Y:3曲目になるとドラムの音がガラっと変わりますね?とてもナチュラルで気持ちのいい音。
S:歌ものなので。ドラムのマッド大内さんはへヴィ・メタル・ドラマーですが、女性シンガーのバックなんかもされているのでそのニュアンスで演って欲しいとお願いしました。さわやかな感じ…J-POP風というか。それでミックスの時にアンビエンスを強くしてみたんです。
Y:前の2曲とキャッチーで曲調もガラっと変わりますが、変にJ-POPにはなっていないと思いますよ。だから統一感も崩れていない…。
S:本人、ものすごくメランコリックになってアコースティック・ギターで始めて…アレ友達が作ってくれたギターなんです…。
Y:で、収録されている歌ものって全部日本語の歌詞ですよね。これも意識されたんでしょ?
S:ウン、あこがれの外国人のボーカルに歌ってもらうという選択肢もあったんですが、自分のイメージしているメタルのアルバムとも違うわけだし、小野正利さんに歌ってもらうことになった時にサッと歌詞とメロディが入ってくるようにしたかったんです。それと「いつもと違う」という意味を込めたら「日本語だよね」という結論になったんです。
Interview2_3 Y:とにかくいつもとイメージを変えたかったワケですね?
S:日本語でやるのは難しいけど…昔、コンチェルト・ムーンも尾崎さんという方が歌っていた頃は日本語の歌詞が多かったんですが…何か難しいながら久し振りで楽しかったですね。ネイティブに話せる言葉だからメロディに歌詞をはめやすいけど、その分言葉を選んじゃうでしょ?そこが大変なの。でも、ま、うまくいったかな~?
Y:言葉のリズムの問題がありますもんね?
S:いつもはメロディを楽しんでもらいたい思っているので説教臭い歌詞とかイヤなんです。娯楽ですから聴いて楽しい方がいい。もちろんメロディ以外に歌詞がいいという楽しみ方もあるワケだし、歌詞に考えさせられる部分だって大事だと思いますが、僕は人に教えを説くほどの賢者でもないし…それよりもひと時のファンタジーを感じて楽しんでもらいたいと思うんです。もっとも、僕がシンガーではなくてギタリストだからそう思っちゃうのかもしれませんけどね。

エレクトリック・ギターらしい音

Y:M4「INTROJECTION」ですが、これは「Lady Double Dealer」入ってます?
S:ハハハ!これは正直に言っちゃいますけど…実はこの曲だけこのソロ・アルバムのために作った曲じゃないんです。ずっと昔にデモにしてあったんですね。でもこれをコンチェルト・ムーンでやるにはちょっと古臭いかなと思って使ってなかったんです。
Y:私、全然いけますけど!
S:で、このアルバムを作っている時に、「そうだ、あれがあった!」と思い出して、この機会に世に出そうと思ってそのデモCDを探したんです。で、出てきたCDには「Rat Bat Blue」って書いてあった!(爆笑)仮題で「Rat Bat Blue」ってつけていたんですね。だから、作っている時に「Lady Double Dealer」ではなくて「Rat Bat Blue」を意識していたハズ。
Y:なるほど!このメロデイのギターの音、スゴイですよね?
S:ウーマン・トーンにしてみたんです。
Y:ビブラートを怒っているかのような激しさ。
S:あれは横にスライドさせてかけているんです。
Y:歪みは深い?
S:イヤ、逆にあまり歪んでいない。VintageModernにダイレクトですから。鳴らしていない弦も一緒に思いきりピッキングしてるんです。
Y:ソロではピッキングのニュアンスが恐ろしく強調されているような…。
S:ダイレクトですからね。これは2テイク録ったんです。ボツの方はフロントで弾いたんですが、フレーズはよかったものの滑らかになりすぎて咬みつく感じがなかった。それがイヤでもう一回リアで弾いたところ、こちらの方がイメージに近いという話になったんです。
Y:何かものすごく「エレキ・ギター」っていう感じでカッコいい!
S:それはダイレクトにつないでいるからっていうのが大きいんじゃないかな。ギターをマーシャルにダイレクトに突っ込む、ピッキングを強くすれば歪む。これですよね。
Y:基本的にソロは全編アドリブですよね?
S:ハモリの部分を除いてはアドリブです。
Y:ロードショウをやるたびに思うんですけど、マエストロのアドリブって非常に密度が濃いですよね。
S:イエイエ。

中間さんとのプレイ

Y:さぁ、次はいよいよ「来た来た!」って感じの超ハード・ブギ!(M5「Anger Management」)これは文句なしにカッコいいね!
S:これなんてデモも作っていない。
Y:そうなの?!
S:マッド大内さんと山本くんと、「令文さんや中間さんに参加してもらう曲を今から作るんだ~」なんて話をしてたら、「そういうのはジャムなんだから、わざわざおまえが家で作りこんだりしないで3人でジャムらない?」って言うから「じゃあ」ということになって…急遽スタジオを取ったの。急な話だったもんで6畳くらいの狭いところしか取れなくてね。マッドさんはアンセムでIndex_finger 中間さんとやったこともあって、「中間が弾くんだろ~?そしたら…ズックタックズックタック(ブギのリズムです)ってことになるだろ」って言うから「ああ、そういうことですか」ってなるじゃないですか!それで、始める前にマッドさんが「島はブラックモアが好きだし、俺は今回『カム・テイスト・ザ・バンド』にリッチー・ブラックモアがいたらどうなるかっていうイメージなんだよ」なんてワケのわかんないことをおっしゃるもんで(笑)、「ああ、そういうイメージで大内さんが取り組んでいるんだ…」ということがわかって、突然早いブギを叩き出した瞬間、「まあ、キーはGだな」って決まった。
Y:なんでGなんですか?!
S:ブラックモアはGが多いから。それで、マッドさんと僕が野人のごとく弾き狂っている横で山本くんが書記のように「今のリフがカッコいいと思います」とか言ってくれて、3人で2~3時間ぐらいウワァーと演奏したんです。で、その書記官の山本君が録音してくれて「出来てる、出来てる」ってなった。だから細かいことは抜きにして、レコーディングなので中間さんや令文さんと一緒にジャムってるワケではないけれど、実際にジャムっている雰囲気にはしたかったの。それで、その2曲だけは作曲のクレジットが3人になっているんです。
Y:また、タイトルがいいですね、「Anger Management」なんて。短気は損気?
S:「まぁ、まぁ、アツくなるなよ!」ってとこかな?
Y:ゲストの方の音入れはどうやって?
S:中間さんや令文さんに実際にスタジオに来てもらって、僕らのバッキング・トラックに合わせて弾いていただきました。
Y:ホールズワースとギャンバレのやつみたいにデータの交換とかではないんですね?
S:はい。スタジオに来ていただきました。やっぱりマーシャルをドーンと鳴らしてもらいたかったんでね。
Y:ふたりともご自分のマーシャルを使われたんですか?
S:中間さんは僕の1959を使ってもらいました。どっかのライブで一度僕の1959を中間さんに使っていただいたことがあって、「島君の1959、音がいいね」と気に入っていただいたんです。
Y:どの1959?
S:1973年製なのにハンドワイアードのやつです。
Y:ああ、アレ。覚えています。
S:だから中間さんにはギターとファズ・ボックスだけ持ってきてもらったんです。
Y:本当にふたりともカッコいいソロですね。また、ハーモニクスを使ったバッキングがカッコいい!
S:あれは普通にバッキングをしてても飽きてくるんでやってみたんだけど、ダブルで合わせる(ダビング)のが結構シンドかった!
Y:島さんのソロではもの6連のものすごいフレーズが出てきますね。
S:ああ、弦をとばしたアルペジオ…ウルリッヒ・ジョン・ロートから学んだヤツ。あれは思いつきで弾いたんです。
Y:ウソッ?!
S:だってあれワンテイクですもん。あれは手グセの得意なパターンなの。ワンテイクだという証言者がいますよ。あのソロを録った日、BLIND MANの中村君がスタジオに来ていて、「中間さんだったらアルペジオのフレーズとか弾いてくるよね?俺もやっといた方がいいよね?」って相談したの。で、あれを弾いたらやっぱり「それって考えてあったの?」って訊かれた。

女性ボーカル

Y:それで次の曲でヒックリ帰った!M6「月影」。シャンシャンってメリークリスマス?
S:アハハハ!ま、これは子守唄ですよね。
Y:別にクリスマス・シーズンに合わせたワケではない?
S:イエイエ、女性の方に歌ってもらう子守唄的なアコースティック・ソング。
Y:歌の方は初めて?
S:はい。GI-NA(ジーナ)さんといって大内さんに紹介してもらったんです。
Y:声が太くて高くて伸びやかで素晴らしい。
S:そう。自分がブラックモアが好きで、リッチーがブラックモアズ・ナイトでやっているようなことへのオマージュという感じでやりたかったんです。クリスマスっぽいのかな?子守唄のつもりだったんだけど…。
Y:イヤ、クリスマスなのは鈴だけですよ。GI-NAさんという方は?
S:ソロシンガーとしても活動されてますし、GI-NAというバンドもやってらっしゃいます。大内さんとはEARTHSHAKERのマーシーさんがやってるthe MARCY BANDでマーシーさんとツイン・ボーカルやってる人です。
Y:歌詞はGI-NAさんですよね?これは先に歌詞ができていたんですか?
S:イヤ、曲が先です。デモを渡して、「こういう感じ」って聴いてもらって、女性的な歌詞をつけて欲しいとお願いしたんです。さすがに女性的な歌詞は書けませんからネェ。
Y:女性のボーカルを入れたというのは島さんのアイデアだったんですか?
S:そうです。さっきも言ったとおり、ブラックモアズ・ナイトみたいなことがやりたかったということがあったし、小野正利さんに参加してもらうことが決まるまでは全部女性ボーカルでもいいかなって思っていたんです。
Y:そうした場合、レコード会社の方からいいとか悪いとかいう指令のようなものって出るんですか?
S:いいえ、基本的にはないんですが、今回は全曲女性ボーカルでもいいかもってレコード会社の方からご意見をもらったくらいです。

令文さんとのプレイ

Y:そして、7曲目「JACKHAMMER」。正統派70年代ロック風ですね。タイトルがいい!さすがマエストロ、ここでもマーシャルを意識してる?
Jackhammer S:そうです!
Y:ウソばっか!(爆笑)
S:イヤ、でもダッダッダッダッて杭を打つようなリズムなのでこんなタイトルにしてみました。
Y:令文さんはストラト?
S:MARINOの時の黒いヤツ。お願いしたんです。レスポールで弾こうとされていたんですが、「師匠!ここは子供の頃に憧れた『ストラトキャスターの魔術師』の令文さんで弾いていただきたい!」って。そしたら一緒に来ていたローディに「ほんならアレ持ってきて」と車からギターを持ってきてくれたんです。もんのすごいボロボロのハードケースから例の黒が出てきましてね。
Y:令文さんはご自分のマーシャル?
S:ええ、メインのプレキシの1959でファズボックスだけ通して弾いてくれました。
Y:令文さんはアイドルだった?
S:もちろん!あのアーミングに惚れましたよ。もうレコーディングと時には単なるファンでしたよ。
Y:この曲もジャムで作ったというワケですよね?失礼かもしれませんが、最初の部分は「キャッチ・ユア・トレイン(スコーピオンズ)」ですね?
S:そうですね。Y:また令文さんがストラトを持つとウルリッヒのテイストになるんですよね~。
Y:イヤイヤ、島さんがそのテイストですって!
S:そうですか!(笑)
Y:それでフト思い出したのはまたもやこないだのウリ。やっぱり男女のツイン・ボーカルだったでしょ?これもなんかの符合かなみたいな…。
S:ハハハ!でもやっぱり令文さんも中間さんカッコよかった!あこがれていた人と、今ここまでやってきた自分が一緒にできるなんてやっぱりうれしい。
Y:ウン、この令文さんは深いですよね。
S:自分の聴きたい令文さんをお願いしちゃったって感じ。でも最初は「中間さんとの曲の方が俺にあってんとちゃう?」とか言ってた。
Y:「レイザー・ブギ」って令文さんのカッコいい曲ありますからね。使用ギターのリクエストはしたにしても、「こういう風に弾いてください」とかいくらかお願いしたんですか?
S:一切なし。僕が先に録音したんですけど、ライブでこういうギタリストと一緒にやったらどうなるか、自由に弾いてくださいって感じ。お願いは「ストラトキャスターの魔術師」ということだけ。

小野正利さんの驚異のボーカル

Y:M8「CALLING」の男女混合は島さんのアイデア?
S:男女混合に聞こえるかもしれないけど、ボーカルは全部小野さん。
Y:ウッソ~!!だってアレ片方は女性の声じゃない?
S:イエ、全部小野さん。高い声と低い声でユニゾンしてくださいってお願いしたんです。
Y:小野さんとはどういうご関係?
S:妙なつながりでしてね、昔コンチェルト・ムーンでドラムを叩いていたバロさんという人といっしょにバンドをやってらしたんです。今は違いますけどもともとはハードロックを歌ってらしたんです。

やってみたかった1人多重奏と今の自分

Y:M9「A Will」はどんなコンセプトだったんですか?
S:最後の「To Die For」に行く前に一旦静かに落ち着いてみたいな…こんな機会じゃないとできないということもあって…。あれはキーボードとかを使っていなくて、全部ギターを重ねてつくったんですよ。20回以上重ねたかな?そういうのをやってみたかったんです。昔あったでしょ、ビリー・ジョエルがひとりで全部歌っちゃうヤツみたいな。
Y:「The Longest Time」でしたっけ?
S:そうそう。

Y:いよいよ最後の「To Die For 08」です。
S:これはコンチェルト・ムーンでもやっています。キーボードを入れてね。それをパワー・トリオでやるとどうなるか?ということです。大内さんのアイデアでオリジナルよりテンポも上がっているし。コンチェルトは2001年の録音でだいぶ時間がたって変わって来ていますから、今の自分が弾くとどうなるかということもありましたね。そういうのを残しておきたかった。

何度も聴きたくなるアルバムとは?

Y:これで全編40数分。もっと収録したかったんじゃないですか?
S:僕は元々10曲45~50分で作りたいタイプなんです。CDですからマックス74分入ることはもちろんわかっているんですけど、そうしてしまうと「また最初から聴きたい!」という気分になInterview_cd らないといつも思うんです。だからコンチェルト・ムーンの時でも12曲までで60分は超えない ようにしてるんです。収録時間を長くして「お腹いっぱい!」というやり方もあるんですが、僕の場合は自分が一生懸命つくったものを末永く何度も聴いてもらいたいと思うんです。これはソロ・アルバムで自由がきくので、自分としては長くてもせいぜい50分どまりという感じ。歌ものも3曲入っていてギターもいっぱい弾いている。これ以上色々やっても食傷気味になるだけだと思いました。
Y:コンチェルト・ムーンのためにキープしておこうかなんて曲はあったんですか?
S:え~ないですね。でも今度のコンチェルト・ムーンのツアーでは1曲ぐらいこの中からやってもいいかなと思っています。
Y:全10曲、ホントによくできていると思います。
S:でもギターの部分は「作りこんだ」というのはほとんどありません。初期衝動的で挑んだものばかり。
Y:いい意味で「軽い」感じがしますよね。それでもしゃかりきになった部分もあったのでは?
S:イヤ、リズム録りしている時なんかはとても楽しかったし、ジャムの曲も伸ばしたくなっちゃったし、自然にできた感じでした。

お気に入りの1曲と自慢のマーシャル・サウンド
Y:ズバリどの曲が一番のお気に入りなんですか?1曲選べと言われたら。
S:1曲選べと言われたら(キッパリと)「月影」ですね。
Y:またどうして?
S:あのね、「こういう風に仕上がればいいな」と願った通りに仕上がったからです。GI-NAさんが希望した通りに歌ってくれたし、歌詞も書いてくれた。ギタリストとしてはやっぱり両巨頭と演奏した2曲ですね。曲を作った人間としては「月影」。
Y:自慢のマーシャルの音は?
S:あ~、ある意味では「INTROJECTION」かな。というのも今時、ギターとアンプをダイレクトにつないで録るなんてことはしませんからね。自分がこういう伝統的なギターのトーンに惹かれてギターを始めたということが何となく表現できたかなと思います。
Y:さすがマエストロ、ヴィルトーゾ!いいこと言うな~。
S:普段自分が出している音とは違いますが、子供の頃に憧れた音…その音と同じだなんて大それたことを言うつもりはありませんが…そういう音に憧れてギターを始めたというニュアンスをこの曲のリードであり、バッキングで表現できたのではないでしょうか?今、自分で気に入ってVintageModernを使っているワケじゃないですか?その気に入っている部分がストレートに出せたと思います。

今後の予定
Y:レコ初ライブの予定は?
S:特にないんですけど、マッドさんと山本君とのトリオで何かやろうかと思っています。
Y:是非、ボーカルも入れて実現してください。最近の活動は?
S:コンチェルト・ムーン10周年記念のツアーのライブDVDを3月ごろに発表する予定です。もう音のチェックは終わりました。また、キーボードが引退するので…。
Y:エッ、小池さん?脱退しちゃうんですか?
S:イエ、もうミュージシャンをやめちゃうんです。一般人になるご決断をされたんです。ということで春にフェアウェル・ツアーをします。コンチェルト・ムーンとしてはこのツアーの後もコンサートをたくさんやろうと思っています。
Y:ますますのご活躍を期待しています。今日は貴重なお話をたくさんありがとうございました。
S:いいえ、こちらこそ!

アルバムの詳しい情報はコチラ⇒島紀史オフィシャル・ウェブサイト

2009年1月 7日 (水)

HIROTO(アリス九號.)のマーシャル2~NHKホール公演から

2008年9月の中野サンプラザホール公演よりさらにグレードアップしたアリス九號.のライブが12月19日NHKホールで開催された。HIROTOのVintageModernは以前にも紹介しているが今回の公演に際しシステムをグレードアップしたと聞き会場に急行した。

Nhk_stage

これが新しいHIROTOのセット。メインであるVintageModern 2466+425Bは以前の通り。左右のキャビネットは2×12"の1922だ。基本的にVintageModernは歪み系、クリーン系には以前はJTM622を使用していた。

Nhk_2466_1922

2466はDYNAMIC RANGEをHIGHにして歪み系サウンドを担っている。セッティングはMIDDLEが上げ目なのが特徴。

Nhk_panel

今回も登場したJTM622。ステージ袖にセットされている。しかし、今回はJTM622のプリアンプだけを使用している。プリアンプから出た信号は足もとのペダル類を経由して写真のEL34 50/50に戻され1922にステレオアウトされている。以前にも増してクリーンのサウンドに張りが出たようだ。

Nhk_el34

これがペダル類。

Nhk_pedal

それにしてもVintageModernの音抜けは特筆ものだ。

そして2009年1月14日、待望のニューアルバム『VANDALIZE』が発売される!ここでもHIROTOのVintageModernが大活躍だ!

Normal

CDの詳しい情報はコチラ⇒アリス九號.オフィシャルサイト

Nhk_mic

(2008年12月19日 NHKホールにて撮影)

2009年1月 6日 (火)

オフィス北野 Presents 北野ROCK教習所LIVE!~God Meets Rock!

毎月第2 木曜22:00~SKY PerfecTV!・フジテレビ721『チャンネル北野eX』で絶賛放送されている番組が「北野ROCK 教習所」。そのライブ映像が2008年12月22日、秋葉原クラブグッドマンで収録された。ライブ演奏幕間を爆笑MCでつないだのが下の3人(左から)イカルス渡辺、グレート義太夫、そしてマキタスポーツ。この日、イカルス渡辺はねずみ年のメンバーで結成した「ねずみ男プロジェクト」のボーカルとしても活躍した。また、マキタスポーツの長渕剛ノリの「上京物語」も最高・爆笑・上京!

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今回のテーマは『GOD meets Rock!』。ということで「神」にちなんだプレイヤーが登場。まずは小川銀次がその「神」技をたっぷりと披露。

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「小川銀次Solo-the Orchestra-」なるコンセプトで「神」というよりも「鬼」気迫る美しくもすさまじい演奏に観客が息を飲んだ。

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アコースティック・ギターをメインに空間系のエフェクターやループを駆使した サウンドはまさに銀次だけが創造し得る音宇宙空間だ。アコギからあんな音が飛び出すとは!そう、これが小川銀次の音楽なのだ!

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愛用のエレクトリックキ・ギターでも1曲演奏してくれた。

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続く「神」はジミ・ヘンドリックス………の魂を伝導する男、中野重夫

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この日はRolloverではなく、中野重夫STRANGERSとしていつもとは異なるリズム隊とともに登場した。

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カメラが入るとさすがに燃える! いつもより多く弾いていま~す!

Cameras

愛用のSUPER100JHが重夫をピタリとサポートする!

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ジミ・ヘンドリックスが乗り移ったかのようなステージに観客の目がテンに!

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プロの芸人に交ざって爆笑トークを展開する重夫。さすがFMラジオのパーソナリティをしているだけのことはある?

Interview

この他、上述の「ねずみ男プロジェクト」、『1年間で初心者がどれだけ上達するか?』で北野ロック教習所の修行中バンド「アズキューブ」などが出演してイベントを盛り上げた。

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番組の放映は↓

スカイパーフェクTVフジテレビ721
09/1/15(木)22:00~ チャンネル北野eX「KRSスペシャル GOD meets Lock!!」
再放送 1/17(土)25:00~
        1/18(日)26:30~
        1/19(月)26:00~
        1/21(水)05:00~
北野ロック教習所の詳しい情報はコチラ⇒オフィス北野公式ウェブサイト

(文中敬称略、2008年12年22日 秋葉原クラブグッドマンにて撮影) 

2009年1月 5日 (月)

マーシャル・ミュージアム~T氏のコレクション vol.1

T氏のコレクション

中国地方にお住まいのT氏は長年にわたりマーシャルを中心とした音楽機材のコレクションをされています。そのコレクションはマーシャル以外にも数え切れないくらいのギター、アンプ、カタログ、CD、LP、ヒーローグッズ等など多岐にわたっています。
 新婚旅行先の海外の楽器店でビンテージ・マーシャルを見つけ、その後どっぷりとその世界に浸り、今では本家マーシャルも舌を巻くほどのコレクションを誇っていらっしゃいます。何しろ2006年にマーシャルがJTM45/100を復刻する際には氏のコレクションの一部がリファレンスとなったほどです。
氏の夢はコレクションを展示した楽器の博物館をつくること。その夢も遠い将来 のことではないでしょう。マーシャルの輸入発売元のヤマハミュージックトレーディングは氏の厚意に甘え、その博物館に先駆けてマーシャル・ブログにてコレクションを公開させていただくことにしました。この素晴らしいコレクションとコレクターの存在を世界に向けて少しでも早く知らしめたいと思ったからです。
氏は音楽とも楽器とも無縁のお仕事に就いていらっしゃいます。したがって、コレクションに優位なことは何ひとつなく、時折耳にする、「仕事柄、自然と集まってしまった」とか「いただきものが集まって、気がついたら膨大なコレクションになってしまった」などということは一切ありません。経済的な制約もあり、どうしてもコレクションに加えることができずに涙をのんで見逃したアイテムも多数あったそうです。つまり、氏のコレクションは1台、1台を慎重に吟味し、思いを込めて入手した情熱のかたまりなのです。さらに、氏のコレクションは商売とは無縁のものであるため、転売目的に強引にリストアしたものはありません。つまり、購入当時のままの姿を留めていることが多く、そのためかえって生の歴史を伝えているといえるでしょう。
マーシャル・ブログをご覧のマーシャル・ファンの皆様に氏のコレクションをお楽しみいただけますよう願ってやみません。
尚、掲載の氏のコレクションについては多方面にわたり、ひとつずつ極力詳細にわたり調べましたが、どうしてもモデル名すら判別できないアイテムも存在しています。当ブログは氏のコレクションの公開を第一の目的としており、ビンテージ・マーシャルの事典的な役割は希薄であることを予めご了承願います。
氏のコレクションはこれで完成ではありません。時間的な制約で取材を断念したアイテムもありますし、こうしている間にも氏はコレクションを拡大されています。今後の展開に是非ご期待ください。
最後になりましたが、快くコレクションを開放し取材に応じていただきましたT氏とご家族の皆様にこの場をお借りしまして深く御礼申し上げます。

※氏のコレクションは営利を目的としたものではありません。氏へのコレクションの売買の要請、斡旋、私的情報の開示等の行為は弊社では一切承りませんこと予めご了承ください。
※文章は基本的に下の写真を説明しています。

Part I
<パート1ではJTM45を中心に今ではVintage系のマーシャルの歴史を作った名器のコレクションをお送りします>
Item#1

MODEL                   :JTM45
SERIAL NUMBER :なし
'62年製。いわゆる「オフセット」のオリジナル。Hal Leonard社刊 Mike Doyle著 "The History of Marshall"内98ページの写真の実物。90年代はじめに入手した。日本に存在するJTM45の中ではもっとも古いものと思われる。「JTM45」の文字が入る前のいわゆるプロトタイプで、「オフセット」の中でも若干背が高いキャビネットとなった時期のもの。コントロール・パネルはアルミ・シャーシに直接文字がプリントされている。
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最も古い仕様であるオリジナルのコッパーリング・ノブ。このデザインは珍しい。

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リア・パネル。ゴールドメッシュは逸失している。スピーカー・アウトがひとつのみで、ギター用にデザインされたものと思われる。右側のスペースは電源ケーブルを入れるためのスペース

となっていた。

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内部の様子。パワー管は6L6が搭載されているが、交換されたものと思われる。

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"The History of Marshall"と同じものであるというわかりやすい証拠。レザーがめくれあがったハンドル。現在はゴムのカバーとなっているが、内部にスチール・プレートを挟んだストラップ自身の構造は創業当初と変わらない。Dsc_0052

つづく