ウリ・ジョン・ロート(Uli Jon Roth)の1959SLP
令文さん、島さん、中間さん、日下部さん、Syuちゃん、そしてマーシャル・ブログ愛読者のみなさん,、お待たせしました!ウリのマーシャルで~す!
それにしても素晴らしかったウリの2日にわたる東京公演。マーシャルも希代のギタリストのお手伝いができて光栄でした。また、何人も否定し得ないあの素晴らしいトーンがマーシャルから出ていることが最高にうれしい!12日、アンコール最後の曲の美しさは一生忘れないことでしょう…。
今回のウリのマーシャルはすべて日本で用意しました。来日に際し、ウリは最初1959RRを希望していました。「ウリがランディ?」ということで楽しみにしていたのですが、ウリ自身の希望により、直前になって1959SLPに変更となりました。ウリが言うには、「マスター・ボリュームが付いているモデルは好きではない」とのこと。もちろん、これは1959RRを指してのことではありませんが…。他のハイゲイン系が好みではないということです。インタビューで彼が述べている通り、ウリの愛器は1960年代後半の1959 SUPER TREMOLO。マスターボリューム・モデルなどなかった時代の代物ですから無理もありません。そこで出された希望が1959SLP。まったく市販されているものと同じです。それと1987X。こちらはウォームなトーンを出す時に使いたいということで用意しましたが、結局、東京公演では使われませんでした。終演後、記念に1959SLPにサインをしてもらいました。
ウリは真ん中の1959SLPをリンクして、同じく真ん中の1960Bを鳴らしていました。音がよりクリアになるということで230Vで駆動。実はこの他にも持参のヘッドが1台ステージそでに用意がしてあって、クリーンの時にマーシャルとミックスして使用していました。そのヘッドを鳴らしているのが左の1960Bです。でも、ほとんどがマーシャル。そして、セッティングはこの通り。
この写真はリハーサル時に撮影したものですが、ウリは本番中に何度かボリュームを上げていたようです。この1959SLPにはループも付いていますが、ウリは使用せずギターとアンプの間にエフェクターをつないでいます。そのエフェクターがこちら。
でも、実はこれはリハ時の様子なんです。本番には次の写真のようにセットアップが変更になっていました。
下の写真の2ケは不変でした。
左の赤いペダルはスイッチ・ボックス。これで1959SLPとステージ脇のアンプをミックスさせます。
スカイ・ギターとともに、これらであの世にも美しいトーンを作り出しているのです。しかし、機材ではないということを改めて思い知らされましたね、あの音には。実際、ウリはピッキングの強弱は言うに及ばず、位置、角度を明確に使い分け、時にはネック上でピッキング・ハーモニクス風にやさしく弾いたり、ブリッジ際で力強く弾ききったり右手のテクニックだけで恐ろしいほどたくさんのトーンバリエーションを実現しているのです。やっぱり、これだけのテクニックを音で具現化するには激歪みというワケにはいきませんよね?そこで1959SLPというか、ビンテージ系のアンプが必要だということがわかります。また、それが、古い本物のビンテージ品でなくても全くOKということをマーシャルとともに音で証明してくれたのです。
そして、サイド・ギタリストのニクラス・トゥルマン(一応ドイツ人の友達に確認しましたが、もし発音が違っていたらゴメンなさい)にも注目です。彼もマーシャル。JVM410Hです。日本でもルーク篁さんをはじめジワジワとJVMプレイヤーが増加していますが、欧米では猛烈なスピードでJVMを使用するギタリストが急増しています。
ニクラス、ほとんど目立ちませんでしたが、うまかったですね~。リハの時には「カロン(英語圏ではシャロンと発音します)」なんか完璧に弾いていました。それにしてもその昔、この「カロンの渡し守(Sails of Charon)」がシングル・カットされていたんですよ!いい時代でした。そして、あのリフが5弦だけで弾かれていると知った時は驚きましたワ。
ニクラスはしっかり付属のフットスイッチもつかっていましたが、メインはCrunchのOrangeとRedのようでした。それとすごかったのは彼のハイトーン・コーラス。
ああ、2日間アッという間に終わっちゃった。11日の公演で前の席にに座っていた方が、感激もあらわに終了後しきりに「ウリ、ありがとう!」と叫んでいらっしゃいました。ホントにその通り。素晴らしい体験をさせてもらいました。ウリ、ありがとう!
ウリのマーシャル・ブログ・オリジナルインタビューもどうぞお楽しみください⇒マーシャル・トーク:ウリ・ジョン・ロート、マーシャルを語る
P.S.: 令文さん、島さん、中間さん、日下部さん、Syuちゃん、今日のブログお楽しみいただけましたでしょうか?








