【号外!!】ドラム界の巨星墜つ!~ミッチ・ミッチェルとマーシャル
2008年11月12日、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの元ドラマー、ミッチ・ミッチェルがシアトルで亡くなりましたこと、熱心なロック・ファンはすでにご存じのことと思います。
ミッチ・ミッチェルが実はマーシャルと深い関係にあったことはご存知でしょうか?
まず、彼はジム・マーシャルのドラムのお弟子さんだったんです。あの閃光のようなスティックさばきはジムから伝授されていたのです。
そして、ロンドンのクラブでジミが初めてマーシャルを使った日、ミッチがジムの弟子であることを知ったジミが、演奏終了後にジムを紹介してくれるよう頼んだというのです。ジミの本名はJames Marshall Hendrix…そして、ジムの本名がJames Charles Marshall(JCM)。ジミは自分の名前の2/3が同じ名前の男がそのアンプを作っていることを大層よろこんだとか…。そして、翌日ミッチの案内でジムの店を訪れ、3段積みを3セット、値引きなしで購入したのです。
でもこの辺りはいろんな逸話が残っており、果たして本当かどうかはもはや確かめる術はありません。しかし、その真偽を詮索するのはヤボなのでは?ロック史に残すに値するロマンティックな出来事として全部本当だと信じたい気がします。「ジミ・ヘンドリックスとジム・マーシャルの邂逅」などというロックの行方を左右するような大事件はもう2度と起こらないでしょうから…。もし、ミッチがいなければ、ジミはマーシャルを使わなかったかもしれない…。もし使わなかったら現在のロック・ギターのスタイルは間違いなく別のものになっていたかもしれないのです。
2004年、ミッチ・ミッチェルはFUJI ROCK FESTIVALで来日しました。ビリー・コックスとアンディ・エイルドート(教則DVDも出しているライター兼ジミ・ヘンドリックス研究家)を従えてジミの愛奏曲を演奏しました。残念ながらドラミングに関しては往年の鋭さを失っていたと言わざるを得ませんでしたが、仕事の関係で間近でお見かけした際には「この人がジミ・ヘンドリックスと演奏していたのか…」と感慨にふけってしまいました。
今頃は天国でジミやノエルともう一度「Purple Haze」をプレイしていることでしょう。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
