Marshall World~珍品!35年前に発行されたアーティスト・ニュース
今回の宝物殿は世界にたったひとつしかないものをご紹介しましょう!
Marshall World - マーシャルのアーティストニュース。正確にはいつからいつまで発行していたのかは不明だが、これは1973年5月第9号。当時マーシャルを世界中に配給していたRose Morris Co., Ltd.が発行者となっている。
額についている銘板には、日本でのマーシャル発売20周年を祝してジム・マーシャルからヤマハ株式会社に贈られた記念品であることをサインを添えて証している。1993年に贈呈されたもよう。
それぞれ記事の内容は…
Free publicity for you! (あなたを無料で宣伝します!)
100万人の3/4。これがMarshall Worldを呼んでいる人々の驚くべき数です。また、18万部がSOUNDS誌に、7万5千部以上がマーシャルが流通している世界中の国に配給されています。75万を越す人々がこれを読んでいます。
あなたのグループやバンドのニュースや写真をこの巨大なマーケットに届けませんか-無料ですかって?
我々はクレイジーではありません。Marshall Worldにあなたのグループを掲載するにあたり一切の費用はかかりません。
次のことをしていただくだけで結構です:グループ、メンバーのプロフィール、活動エリア、演奏する音楽の種類、その他興味深い情報…これらをMarshall Worldの編集部にお送りください。(住所)ただひとつの条件はグループはマーシャルの機材を使用していなければなりません。そこで、あなたのグループの無料広告が可能となります。詳細をすぐ送って次のMarshall Worldで目立っちゃおう!------のんびりしてます…。当然今は募集していませんのであしからず…。
PURPLE PLAY USA AND JAPAN (パープル、アメリカと日本でプレイ)
マーシャルを使用している人気グループのうちのひとつディープ・パープルがアメリカと日本をツアー中で、7月にイギリスに戻ってきます。今秋にはニュー・アルバムが期待できそうです。(註:2度目の来日ツアーのこと。つまり、「ライブ・イン・ジャパン」の時ではない。結局、このツアーの後、イアン・ギランとロジャー・グローバーが脱退し、73年に発表する予定であったニューアルバムは翌年に発表が延期となった。そして1974年に発表されたアルバムこそ「紫の炎(Burn)」である――― 島紀史)
この5年間でパープルは世界を魅了するバンドにのし上がった。リッチー・ブラックモア(ギター)、イアン・ギラン(ボーカル)、ロジャー・グローバー(ベース)、ジョン・ロード(オルガン)そして、イアン・ペイス(ドラム)はバンドを2階級特進させたのだ。ピュアなハードロックを演奏し、アグレッシブで視覚的にも優れ、音と光のグラデーションを際立たせる。そして、ジョン・ロード作曲、イアン・ギラン作詞による「グループとオーケストラのためのコンチェルト」でロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラとの共演を果たした。
そして、ジョンはBBCからの委託により「双子座組曲(The Gemini Suite)」の制作に取り組んでいる。
バンドはまたヨーロッパにもどり、数々のパフォーマンスにより観客動員数の記録を塗り替えるであろう。-------現役バリバリのディープ・パープルのニュース!うらやましい!今でもイギリスでのディープ・パープルのステイタスはかなり高いのです。ちなみに私事ながら、5年ほど前、ロンドンで楽器店の若い男の子に「レインボーの『On Stage』の時、客席にいた」と話したら握手を求められ、かなりリスペクトされました。こっちが驚いてしまいます。
Don’t Squawk – it’s Budgie! (ギャーギャー騒ぐな-バッジ-だ!)
バッジー-ウェールズ出身の3ピース・ヘビィ・ロックバンド。その強力なライブパフォーマンスと2枚のアルバム(”Budgie”と”Squawk”)でここ1~2年、急激にファンを増やし、アルバムも25,000部を売り上げた。
5月18日に発表されたサード・アルバム“Never Turn Your Back on My Friend”は彼等の最高傑作との呼び声が高い。
プロデュースは自分達で行い、収録された7曲のうち6曲がオリジナル。有名な南ウェールズのRockfield Studioでレコーディングされた。
バンドの3人のメンバー、リードギターのトニー・バージ、レイ・フィリップス(ドラム)、ベースのバーク・シェリーは1968年に合流、今度のアルバムの素晴らしさは大学やクラブ・ギグ、そして既存の2枚のアルバムでの経験の結晶である。-------1968年結成のハードロック・バンド。ともすると元イエスのトニー・ケイがやっていたバッジャー(badger)と間違えちゃう!何といっても驚かされるのはバッジーは最近でも活動しているということ。ブリティッシュ・ロックはホントに奥が深いのだ!
Jet Airlift for Barclay James Harvest Tour (バークレイ・ジェームス・ハーヴェストのツアー用ジェット機)
バークレイ・ジェームス・ハーヴェストは大学、クラブ、コンサート・サーキットで活躍する最高のバンドのうちのひとつであり、この度大規模なイギリス・ツアーを敢行している。
最近のヨーロッパツアーに続くこのツアーは10tに及ぶ機材と45人編成のオーケストラを擁して主要都市を巡るものでDC9ジェット機がチャーターされた。マーシャルを格納するために客席の半数が取り払われた。
残された日程は、ロイヤル・フェスティバル・ホール、ロンドン(5月18日)、エンパイア、リバプール(19日)、フリー・トラド・ホール、マンチェスター(23日)、…(省略)…。
4人のメンバー全員 - ウーリー・ウォルステンホーム(ボーカル、キーボード)、ジョン・リース(リード・ギター)、メル・プリッチャード(パーカッション)そしてレス・ホルロイド(ベース)-はバンドが結成されたオールドハム地方の出身。プロに転向したのは1967年のことだ。
同じ年彼等はEMIと契約を交わし、ノーマン“ハリケーン”スミスのパーラフォン・レーベルによってレコーディングされた。
EMIがアンダーグラウンド・シーンのための新しいレーベルを立ち上げ、そのレーベルに命名する際、バンドと同じ名前をつけるべくバークレイ・ジェームス・ハーヴェストとサインを交わした。
BJHがブレイクすることがなかったのは彼らの才能のせいではない。1973年こそ彼等がスターダムにのし上がる年であることをたくさんの人々が認識している。------これも驚き!バークレイが飛行機をチャーターしてツアーしていたなんて!






