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2008年9月

2008年9月30日 (火)

COUNTER MOON(カウンター・ムーン:森園勝敏&鳴瀬善博)のリハーサルに潜入!!

来る10月4日中野サンプラザホールで開催されるジャニス・ジョプリン追悼コンサート『ROCK LEGEND/PERAL』のために特別編成されたスーパー・バンド、COUNTER MOON(カウンター・ムーン)のリハーサルにお邪魔してきました。

Room_2

メンバーは9月17日のトピックスでご紹介した通り、金子マリ、森園勝敏、岡井大二、鳴瀬喜博、佐藤準の面々。スタジオでは『Try』を演奏中。わかってはいるけど、まずは「演奏ウマッ!」。リハ初日にしてこのテンション!メンバーの方々のこのライブに向けての意気込みが感じられようってもんです。

Counter_moon

ギターは何の説明が要りましょうか、森園勝敏。1987X1960Xキャビネットの三段積みで臨みます。リンクした1987Xから絞るようにして出される絶妙のトーンは何人も否定しえない魅力です。

Morizono

そして、こちらも説明不要、ベースの鳴瀬善博はVBA400とVBC412を、これまた三段積みで使用。岡井大二との絶妙のコンビネーションで「ベースはこう弾くもんじゃい!」と言わんばかりのグルーヴ感。最高です!

Naruse

リハをしているスタジオの横の休憩室でジャニスのDVDをかけながら主催スタッフと打ち合わせをしていた時の話し。『Half Moon』が聞こえてきて、「ん~、やっぱりカッコいい」なんて話していたら、「アレ、これDVD?それともスタジオの中から?」と皆わからなくなっってしまいました。DVDプレイヤーを確認するとDVDはとっくに終了していました。つまり、その『Half Moon』はスタジオの中の演奏だったのです!これ実話。鳥肌が立ちましたよ。マリさん、それくらいスゴイんです。

10月4日は見逃せませんよ~!

そして共演は「もしジャニスが21世紀の東京にいたら…」のコンセプトで大人気の夏木マリ率いるGIBIER du MARI(夏木マリ、斎藤ノブ、久米大作、樋口昌之、ichiro、高橋"jr."知治)。男が見ても、女が見てもマリさん最高にカッコいいです!

Gibier_du_mari_2

Last but never least!!

先日も恒例の「ジミ・ヘンドリックス追悼コンサート」ですさまじいパフォーマンスを見せてくれたBand Of Shigeo Rolloverがオープニング・アクトで登場します。結成20周年を迎えてますますジミヘン魂が燃え上がっている熱い演奏をお見逃しなく!

Shigeo_2

コンサートの詳しい情報はコチラ⇒テレビ朝日公式ウェブサイト

(2008年9月29日 都内某リハーサルスタジオにて撮影)

2008年9月29日 (月)

ジミ・ヘンドリックス追悼コンサート2008~Band of Shigeo Rollover

今年もやってまいりました!Band of Shigeo Rolloverジミ・ヘンドリックス追悼コンサート!!今回は画像満載でレポートします。

Stage

今年で結成20周年を迎えたロールオーバー。ひとくちに「20年」といってもプレイヤーの追加はあったにしてもずっと同じメンバーでやっていくのは至難の業。ひとえにジミ・ヘンドリックスの音楽の魅力がなし得る魔法なのか…?

当然、中野重夫は今年も愛用のSUPER100JHを引っさげて登場。

Shigeo_marshall

今年はMCをほとんど省いて演奏に集中。歪みサウンドも素晴らしいが、ボリュームを落としてクランチ寸前の音をピッキング・ハーモニクス気味に弾いた時のトーンが絶妙。

Shigeo_jimi_2

モノクロ画像が似合うShigeo。

Shigeo_playing

とにかくSUPER100JHから繰り出されるトーンはどこまでも太く、激しく、フロントPU時のハイフレットでのチョーキングは快感!まさにギターが叫んでいる!

Shigeo_back

中野重雄のマーシャルはコチラ⇒プロのマーシャル:中野重雄のSUPER100JH

一方、鉄壁のリズム隊も健在。Shigeoをあおる、あおる!

Noel_marshall2

ノエル本多はソロ・コーナーでベース弾き語りを披露!

Noel_playing_v

4×15"キャビネットを携えたMAJORのトーンはゴキゲンそのもの!ビンテージ系のマーシャル・ベースアンプの音は至極魅力的なのだ。

Noel_marshall_v

ノエル本多のマーシャルはコチラ⇒プロのマーシャル:ノエル本多の1978

今回はミッチ倉沢とTaco-Bowのツイン・ドラムで臨んだ。

Mitch_2

Taco_bow

また来年も9月23日にお会いしましょう!

(2008年9月23日 渋谷O-WESTにて撮影)

2008年9月26日 (金)

サーカス団、マーシャルとともに武道館へ帰る~筋肉少女帯14年ぶりの日本武道館公演

Onion

残念ながら筆者はLed ZeppelinもDeep PurpleもBBAも武道館で観ることはできなかった…悔しいですッ!ちょっと世代が後なのね。武道館の思い出といえば、ライブ・アルバムになったBlackmore's Rainbow(この頃の外タレのコンサートってオープニング・アクトもあってS席でも3,000円だった!もちろん、消費税なんてなし)、初来日のAerosmith、KISSのマチネー、これまたライブ収録されたCheap Trickかな。1977年のSantanaも感動的だった。ELOやらTed Nugent、Roxy Music、Foreigner、Ian Gillan Bandなんてのも行った。みんな印象的なライブだった。我々の世代はやっぱり「武道館」というだけで何か興奮させるものがあるのです。

そして今回の筋肉少女帯、結成20周年記念、14年ぶりの武道館公演。筋少がキタ~ッ!ロック・コンサートのエキス満載の超エキサイティングなライブだった。

Budokan_2

激雨の中、1万人が大結集!『サンフランシスコ』でスタートしたパノラマ・ロックショウから重要レパートリーが次々と飛び出してきた。『君よ!俺で変われ!』、『イワンのばか』、『日本印度化計画』、『踊るダメ人間(1万人のダメジャンプ!)』などなど…。この言語感覚!やっぱり日本語ロックの最高峰だ。

そして、アンコールの『大釈迦』で何が起こったかと問うならば?!

問うならば!

横関敦さんをはじめとしたゲストである歴代のメンバー全員で演奏しちゃったんですよ!

そして、筋少ギター・サウンドをサポートするのが…当然マーシャル!この日も橘高さんのプレイが決まりまくっていました。見てチョーダイ、このマーシャルの壁!

Kitsutaka1

Courtesy of Realtime who loves Marshall very much!  Thanks a lot!!

Kitsutaka2

このマーシャルがラスト・ナンバーの『ツアーファイナル』でスゴイことになっちゃったのね。

本城さんも絶好調!愛用のJCM800 2203とスペアに選んだVintageModern2466でいつも通りの堅実なプレイでファンを楽しませてくれました。『これでいいのだ』のイントロなんざ鳥肌もんのマーシャル・サウンドでしたよ。

Honjo

と、またひとつ印象的な武道館公演が増えたというワケ。ありがとう筋少!

このコンサートは12月にDVDとなって、武道館に来れなかった方々にもお楽しみいただけますので乞うご期待!

(2008年9月21日 日本武道館にて撮影)

2008年9月25日 (木)

北島健二、マーシャルを語る~前編

太い音、厚い音…同じマーシャルを使っても弾き手によって様々なサウンドが飛び出してきます。北島健二さんのマーシャル・サウンドを聴いていつも思うのは「官能的な音」。その長く輝かしいキャリアをサポートして来れたことはマーシャルにとってとても光栄なことです。

今回お送りする北島さんのマーシャル・トーク…色々と楽しいお話が詰め込まれたロング・インタビューになりました。前後編、2回に分けてお届けします。

北島さんとの邂逅
YMT(以下Y):実は私は北島さんとは縁が深くて今から30年近く前、まだ高校生の時の話ですが、ある人を介して私がやっていたバンドの練習に臨時ドラマーとして来ていただいたことがあったんですね。北島さんはあのころまだデビューしたてだったヴァン・ヘイレンのコピー譜を雑誌に掲載されていて…あの時はもうあこがれの人に会えて感動しました。
北島(以下K):ああ~。そうでしたねぇ。
Y:それから数年後、大学時代に参加していたバンドのドラマーが、高校時代に北島さんとやっていたということなんです。高校時代からジェフ・ベックを弾かせたら右に出るものはいなかったとか…。
K:大好きだったからね。
Y:北島さんにはHandwiredシリーズの発表会でデモンストレーションをしていただきまして、またこうしてマーシャルを通じてお付き合いができて大変幸せに思っています。
K:いいえ、こちらこそ。
Y:あのドラムを叩いていただいた時、「アンプは何をお持ちなんですか?」という質問をしたんです。すると北島さんは「マーシャルとXXXX/XXXXXX(高級アメリカ製アンプ)」とお答えになったんですね。あの頃まだ、関税の関係もあってマーシャルが非常に高価でした。こっちはもう「マーシャル」という言葉を聞いただけでも興奮するような年ごろでした。それなのに北島さんはいとも簡単に「マーシャルを持っている」とおっしゃる…感動しましたね。ハッキリと覚えています。「いつかは絶対に北島健二になるぞ!」って思いました。結局、全然なりませんでしたけど、ま、何とかこうしてお近づきにはなれた。

マーシャルとの出会い
Y:そこで、質問。みなさんに共通の質問です。北島さんとマーシャルの出会いは何でしょう?マーシャルというものを意識したのはいつごろ、どうやって?
Kenji_kitajima1 K:あの~、ボクらの世代だからね~。ギターだったらレス・ポール。ハムバッカーが好きだから自然とレス・ポール系だったね。で、アンプはマーシャルになるよね。ボクはアメリカよりはイギリスの志向が強いんでギターはレス・ポール、アンプはマーシャルになったね。「そういうもんだ」って決めてかかってましたね。
Y:アーティストからの影響は?
K:ボクらの頃は映像がなかったので雑誌だよね。写真を見るしかない。夢中になって聴いていたジミー・ペイジやジェフ・ベックの後ろにあるのはマーシャルだったからね。ほとんどがマーシャルだった。ボクらの世代はみんなそうやって刷り込まれているんじゃないかな?
Y:あとはレコード。
K:そう。実は後になって知ったんだけど、レッド・ツェッペリンの最初の頃はマーシャルでレコーディングしていたわけではないんだよね。でも、ライブで使っている写真を見るからもうマーシャルって刷り込まれたね。
Y:レッド・ツェッペリンやディープ・パープルはご覧になられましたか?
K:見てない。
Y:土方(隆行さん)はツェッペリンをご覧になったとおっしゃっていましたね。(註:おふたりはとても仲良しです)それとBBA。
K:BBAはボクも行くつもりでチケットを買ったんですよ。でもお金がなくて直前になって兄貴に売っちゃった!
Y:ウワ、もったいない!行っとけばよかったですね!!

最初のマーシャル
Y:一番最初に手に入れたマーシャルはいつ?
K:プロになってからだと思う。
Y:プロというのは「WHY」ということですか?
K:ん~、WHYとセッション・プレイヤーとしてスタートした時期がクロスしてるのね。自分の中でのプロとしてのデビューというのは19歳の時の舘ひろしさんのツアー・バンドなのね。「舘ひろしとセクシー・ダイナマイツ」っていうの。でも、そのためにメンバーを集めて結成したバンドというワケじゃなくて、ボクも前に弾いていた人の後任で参加したのね。しばらくするとドラムとベースがメンバーチェンジして、入ってきたのが青山純と伊藤広規なの。
Kenji_kitajima4 Y:高校を出てすぐですね?高校の時には織田哲郎さんとバンドをやっていたんですよね?
K:そう。同期生で2年の時に転校してきたの。彼はもともとギタリスト志望だったんだけど、歌がウマいんでボーカルやれよ!って。
Y:昔、(北島さんもご存じの)私設の音楽サークルの会合があって、そこに織田さんが出演されたんです。で、その時こうおっしゃった。「自分は四国で一番うまいギタリストだと思ってた。でも、東京に出てきたら恐ろしくうまいヤツがいて本当に驚いた。それが北島健二だった」って。
K:アイツ、ボクのことを紹介する時必ず「自分のギタリストへの道をあきらめさせた男」とかいうんだよね!(爆笑)
Y:その頃のお話を聞かせてください。
K:彼はまったくものおじしない性格でね、うちの高校は大学の付属校だったんだけど、大学の軽音楽部の部室を平気で訪ねて行って、バンドに入れてくれとか言っちゃうの。
Y:エェェ?
K:って入っちゃったの。で、それを聞いたらボクも入りたくなって彼に言ったら「言えば入れてくれるんじゃない?」くらいのことを言うんだよね。結局ふたりで入れてもらってね。それはフォークソング同好会みたいなサークルだったんだけど、多少ロックっぽいこともやっててボクらはレッド・ツェッペリンをやってた。結構オジャマな感じだったと思うけどみんなよくしてくれたね。
Y:で、結局そのセクシー・ダイナマイツの時にはじめてマーシャルを手に入れたんですか?
K:ん~、その前、アマチュアの時に買っているかもしれないな。記憶が定かじゃないな。
Y:1959ですよね。3段積み?
K:イヤ、2段だった。その最初のマーシャルはその後、カタやん(註:土方隆行さんのこと)に売ってしまった。大分使った後でしばらくマーシャルを使ってない時があったのね。その時カタやんから「あのマーシャル使ってないの?」って訊かれて。「使ってないから譲ってもいいよ」って売っちゃった。でも、またマーシャルが欲しくなってJCM800を買ったの。それをずいぶん長いこと使ったな。今度、カタやんに会ったらボクが売ったマーシャルはどのタイプだったか訊いてみて。
Y:了解です。ところで、土方さんとそんなに仲がよろしいのはどういうワケ?
K:事務所が一緒だったんです。ボクはギタリストとしてもそうなんだけど、WHYもスケジュール管理をしてもらっていてね。カタやんもフライング・ミミ・バンドかその後のナスカを管理してもらっていたんでよく会ったりしてね。あの頃はツイン・ギターでレコーディングなんてよくあって、カタやんと一緒に弾いたりもしたというのもあってね。
Y:チョット以前にテレビでごいっしょに郷ひろみさんをやられていましたもんね?見逃しませんでしたよ!
K:アハハハ!
Y:で、そのJCM800は?
K:もうずいぶん使った。
Y:その後がTSL60?
K:そうです。

好きなギタリスト
Y:誰かものすごく好きな音を出すギタリストっていますか?
K:モントローズ。あの音はスゴイ。
Y:ウワ!久しぶりにその名前を聞きましたよ!でもイギリス派っておっしゃってたじゃないですか?!
Kenji_kitajima2 K:そう!でもあの人相当イギリスの音楽を聴いていると思うよ。ブリティッシュ・ロックに憧れたアメリカ人って感じがするからね。
Y:たしかに。
K:まぁ、明るいミキシング処理がしてあるけど、音そのものはブリティッシュだよね。
Y:この質問でロニー・モントローズの名前が出てくるのははじめてですね。他には?
K:ボストンのトム・シュルツ。ラインで録ってたらしいけど、音はよく似てるよね。ブライトで太くてツヤがあるっていうかね。あと傾向は違うけど1枚目のヴァン・ヘイレンもいいな。マーシャル・サウンドそのもの。音の良し悪しとかプレイのスゴさもあるんだけど、あの有無を言わさぬ存在感!
Y:ブラウン・サウンドね。するとクリームなんていうのは通過していないんですか?
K:ボクね、あんまりクリームは好きじゃないんだ。エリック・クラプトン自体は好きだけど。バンドはレッド・ツェッペリン、ギタリストはジミー・ペイジ、ギターとしてはジェフ・ベックがすごく好きなの。ジミー・ペイジが核にあって、ジェフ・ベックに傾倒していったんだけど、ボクの中ではエリック・クラプトンは少し古い感じがするんだよね。甘いというか。
Y:ジェフ・ベックはどの時期がお好きなんですか?
K:ボクのリアルタイムは第2期ジェフ・ベック・グループ。
Y:『ラフ・アンド・レディ』の頃。
K:と通称「オレンジね」。
Y:ようやくイギリス系の名前が出てきましたね。

マーシャルのよさとは
Y:今度はセッティングについて。マーシャルを使う上で「こうするとよい」などというアドバイス的なものはありますか?
K:ミドルを上げ目にしているね。ボクは基本的にエフェクターで歪ませるんでアンプはクリーンな状態にセットするね。
Y:ビックリしたのは2203を使う時にはたいていHIGHにインプットするんですが、北島さんはLOWにつなげるんですよね。
K:あれはね、HIGHにインプットすると歪ませれば歪ませるほど音が細くなっちゃうから。というのが理由の半分くらいかな。
Y:モッサモサな音になりそうな感じがしますけどね。
Kenji_kitajima3 K:イヤ、マーシャルはそれを跳ね返すブライトさがあるからね。あれでエフェクターで歪ませると音も太いままでちょうどいい感じなんだ。
Y:たいていの方はマーシャルがアンプ自体で歪む音がよくて使われていらっしゃるワケです。反対にアンプはクリーンにセットしておいてエフェクターで歪ませる…もちろん、この使い方でも何ら問題ありませんし、昔はそれが当たり前でした。しかし、この方法であればアンプがマーシャルでなくてもよいのでは?なんて思ったりしますが…。
K:楽器屋さんでアンプやエフェクターを試して気に入って買っても、いざスタジオでドラマーがマックス・パワーで演奏したりすると、自分の音がまったく聞こえなくなっちゃうなんてことが多々あるよね。その点、マーシャルの音は芯があって、一瞬扱いにくそうな強さがあって、アンプで歪ませようとエフェクターで歪ませようと、サウンドが曖昧になるんで、もちろんうるさい感じはしますが、レコーディングでもディストーションの方がクリーンよりもレベルが低かったりして。「音量感」というものはあるんだけど実はボリュームはそんなに上がっていない。歪ませた時に他の楽器に負けてしまうような時でもマーシャルのクリーンだとその部分をキープすることができるんですよね。
Y:我々の世代はもともとマスターボリュームのついているアンプなんてそうなくて、アンプで歪ませるということがなかったですよね?
K:もとはそうだよね。
Y:で、マーシャルの場合、JCM800が出てきてアンプでギンギンに歪ませるなんてことができるようになりましたが、しっかりした音が出るアンプといいエフェクターの組み合わせが基本だったんですよね?
K:アンプが歪むまでボリュームを上げられる環境なんてなかったからね。

以下後編につづく…

(2008年6月10日 弊社スタジオにて収録)

2008年9月24日 (水)

TESTAMENT(テスタメント)のJVM2とTSL

今回で5回目を迎えるTHRASH DOMINATION(スラッシュ・ドミネーション)。2005年に引き続きヘッドライナーにTESTAMENTが登場!Eric Peterson(エリック・ピーターソン)とAlex Scolnick(アレックス・スコルニック)が使用しているマーシャルをレポートする。

Testament_stage

こちらはステージ造作。本番時、これを置かれるとマーシャルが見えなくなっちゃう!

Testament_set

Eric PetersonのJVM

まずはステージ上手。Eric Peterson(エリック・ピーターソン)から。

Testament_eric_jvm2s_4 

エリックはJVM210H1960を使用。ギターとアンプの間にはワウと歪み系エフェクター、フェイザー、そして、JVMのパラレル・ループにはコンパクト・タイプのデジタル・ディレイをセット。

Testament_eric_jvmpanel

チャンネルは歪みはOD/RED、クリーンはCLEAN/GREEN。MIDIを使用しないシンプルなセッティングでせずJVM2付属のフットスイッチでチャンネルを切り替える。JVMのセッティングの特徴は、OD/RED時のGAINの設定はかなり高めにし、高域を強調する。何せPRESENCEもTREBLEも10なのだ。RESONANCEは4位。さしてBASSを上げているわけでもないのにものすごく低域が張り出してくる。

Testament_eric_amps_cabs

マイキングはキャビネット1台のみにセットされているが、1960Bを2台とも鳴らしている。

Alex ScolnickのTSL

下手のギター、Alex Scolnick(アレックス・スコルニック)はJCM2000 TSL100を使用。

Testament_alex_tsl2

Alexも専用のフットスイッチを用いて3チャンネルとも使用。やはり空間系のエフェクターをループに接続し、こちらは1960AとBを1台ずつ鳴らしている。

Testament_alex_tslpanel

ジャズ・ギター・トリオも率いているAlexだけあってか、セッティングはノーマル。

(2008年9月20日 CLUB CITTA'にて撮影)

2008年9月22日 (月)

湯浅将平(Base Ball Bear)のマーシャル

若さあふれる楽しいステージでC.C.Lemonホールを2days沸かせたBase Ball Bear。ギターの湯浅氏のマーシャルを紹介します。

Bbb_stage_2

湯浅氏はDSL100と1959を使用。A/Bボックスで場面に応じて使い分けています。キャビネットは双方1960A。

Bbb_shohei

1975年製の1959をリンクして使用。バルブ内臓型のオーバードライブで歪ませ、ソロの時に使用しています。

Bbb_1959

一方、こちらは愛用のDSL100。ソロの時以外はもっぱらこちら。

Bbb_dsl

DSLではチャンネルはClassic Gainに設定。こちらでもオーバードライブ系のエフェクターを使用しているが、その他空間系のエフェクターも多用し驚くほどバラエティに富んだサウンドをクリエイトしています。

Bbb_2amps_vertical

(2008年9月19日 渋谷C.C.Lemonホールにて撮影)

2008年9月19日 (金)

Killing Joke(キリング・ジョーク)のJVM2

充実した機能と操作性のよさ、そして純クリーンから激歪みまで最高の音質を詰め込んだJVMがJCM2000の後を受け継ぎ、世界中猛烈な勢いで普及が進んでいます。
今回ご紹介する1978年にロンドンで結成されたベテラン・バンド、Killing JokeもJVM2を愛用。ギターのケヴィン”ジョーディ”ウォーカーはフルアコをJVM210Hにつなぎ(キャビネットは1960)独特のサウンドをクリエイトしていました。

Kj_jvm_stage

ケヴィンはギターからの信号を左右に振り、センド&リターンに空間系のエフェクターをつなぎ、2台のJVM210Hを完全ステレオで使用。フットスイッチは使用せずチャンネルはほとんどOD/GREENを使用。独特なクランチ・サウンドを放っていました。

Kj_jvm210_2

(2008年9月12日 渋谷MUSIC EXCHANGE DUOにて撮影)

2008年9月18日 (木)

YUKI(DUSTAR-3)の2203KK他~Acid Black Cherryのレコーディングから

DUSTAR-3YUKIがギターをプレイをしているAcid Black Cherryのレコーディングに潜入!今回のレコーディングでYUKIは3台のマーシャルを用意。それはいつもレコーディングで使っているビンテージの1959、ステージでおなじみのJCM2000 DSL100、そして今回は特に太い激歪みが欲しいということJCM800 2203KKが選ばれた。

Yuki_abc_3amps_2

キャビネットは愛用の1960Bだ。スピーカーひとつひとつをマイキングしている。

Yuki_abc_cab 

いよいよ次は2203KKの出番!ケリー・キング・サウンドとは別に、ここまで太くコシのある歪みは他に類を見ないためアレキシ・ライホをはじめ愛用者が急増している。

Yuki_abc_v

(2008年9月11日 都内某レコーディング・スタジオにて撮影)

2008年9月17日 (水)

10月4日はジャニスの日~ジャニスの命日に贈るトリビュート・コンサート

Janis Lyn Joplin (January 19, 1943 - October 4, 1970)

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©Henry Dilitz       Courtesy of TV Asahi   

よく聞く話…昔はインターネットもDVDもなくて音楽の情報を得るにはレコードのライナーノーツを読むか雑誌を見るしかなかった。

その当時の出来事。新しい情報を得ようと夢中になって音楽雑誌を読んでいたところ、あるインタビューが目に止まった。一昨年めでたくデビュー30周年を迎えた大御所バンドのギタリストが、デビューしたばかりの頃に受けたインタビューだった。彼曰く、「ジャニスがかわいそう…できることなら僕がギターを弾いてあげたかった」。30年以上前、ロックを聴きだした頃の子供にはこの言葉が異常にカッコよく響いた。また、同時に「外国人のプロでもヘタなヤツなんかいるんだ?」とビックリした。そして、こうしてジャニスを知った。

そのギタリストが指しているパフォーマンスはジャニスの『Cheap Thrills』。なるほど「Summertime」あたりは歌を無視しているとしか思えないFUZZの権化と化したすさまじい演奏。でもこれも今にして思うとこの稀代の名盤の「味」のひとつなのかも…。ジャニスといえば『Cheap Thrills』か『Pearl』ばかりが引き合いに出されるが、『Kozmic Blues』もやたらとカッコいいし、発売当時売上が良くなかったという『Big Brother And The Holding Company 』だって今聴けばかなり魅力的なのだ。ジャニスが歌っているんだから当然か…。

そして、今年10月4日、ジャニスの命日に彼女の歌と魂を継承するコンサート・イベントが開かれる。

出演は;

Janis_bands

★COUNTER MOON(金子マリ、森園勝敏、岡井大二、鳴瀬喜博、佐藤準)

★GIBIER du MARI(夏木マリ、斎藤ノブ、久米大作、樋口昌之、ichiro、高橋"jr."知治)。

さらにジャニス魂たっぷりのバンドに加えて当日はもうひとつうれしいパフォーマンスが!

Janis_shigeo2

そう、オープニング・アクトとしてBand Of Shigeo Rolloverがサポートするのだ!(9月23日Rolloverのジミ・ヘンドリックス追悼ライブもお見逃しなく!)

まさにモンタレーの再演!(はちょっとオーバーか?)日時は2008年10月4日(土)、中野サンプラザにて。

コンサートの詳細はコチラ⇒テレビ朝日公式ウェブサイト

ところで「ジャニスはギタリストでもないのに何でこのコンサートをマーシャル・ブログで紹介しているのか」って?

答え:当日は森園さんが1987Xを、ichiroさんが2061Xを、Shigeoは当然SUPER100JHを弾きます。つまり全員マーシャルなのだ!そこんとこもよろしく!

2008年9月16日 (火)

Trivium(トリヴィアム)とMG15MSZW

情報が遅くなりましたが、先週スペースシャワーTVにてTriviumの映像が放映されました。ご覧になられた方も多数いらっしゃるかと思いますが、使用したアンプはマーシャル。小規模なスペースでの収録とあってMG15MSZWが使用されました。

Both

この写真は収録時に撮影したもの。マシューもコリィもギンギンに歪ませて超ゴキゲン!特にマシューは実際にMG15MSを家で使用しているとのことで使い方ももうお手のもの!

Matthew

Colley

実に楽しい撮影でした。

2008年9月12日 (金)

ヤングギター10月号(表紙:スリップノット)がまたヤッタ!

ヤングギター10月号(9月10日発売)がまたまた濃い~内容で大満足!

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アレキシ・ライホの機材紹介(プロのマーシャル)、Syuのインタビュー、そしてナント!ウリ・ジョン・ロートのロング・インタビューを掲載!!筋肉少女帯、陰陽座、さらに、ポール・ギルバートの新DVDを譜例つきで紹介。夜叉の福島克彦も見逃すな!

ここで余談。ウリが11月に来日します。フランクフルトのMUSIK MESSEで幾度となくウリに会いマーシャルの話しをしたことがありますが、なかなかオーラが出ている人で本当に仙人のイメージ。ゆるい感じです。ところが、ひとたびギターを手にすると鬼神に早変わり。その説得力ある音質と魂のプレイは人間の域を脱しているとは言いすぎでしょうか?ギターを弾く者、皆あのような演奏ができることを望むのではないでしょうか。真偽のほどはぜひ日本公演でお確かめください!もちろん、マーシャルを使ってくれる予定です。

コンサートの情報はコチラ⇒ザックコーポレーション公式ウェブサイト

そして今回のDVDも見ごたえ充分!ニューアルバム『REBORN』をリリースしたばかりの夜叉、福島克彦の「限界突破の福島流:壮絶奥儀!!」、そして華麗なる爆音の美学を体現する新たな破壊神、DELUHIのLEDAによる2203KKのデモンストレーションなどなど(LEDAのインタビューも必読!)。もちろん藤岡幹大も愛用のJVM410Hを引っさげての登場!

売り切れ前にゲットすべし!

2008年9月11日 (木)

HADOUKEN!のDSL50

海外に行った時に、わかっていながらドキっとすることのひとつに日本のアニメのキャラクターがTVで英語をしゃべっているということ。耳慣れた英語サウンドならまだしも、ドイツ語あたりをしゃべっていた日には結構エグイものがあります。特に昨今はヨーロッパで大変なアニメブームだとか…。いずれにしろ日本の文化が海外に進出するということは大変な喜びです。

ゲームもしかり。マーシャルのふるさとイギリスはリーズからお目見えしたのはHADOUKEN!。もちろん「ストリート・ファイター」からの命名。若さはち切れんばかりのバンドです。

Hadouken_stage

こういうのは何というジャンルになるんだろう?「ドッチータッチー」のリズムに乗って何とも言えない独特なシンセがかぶさるダンサブルな音楽。なかなか気持ちよい!そのギターのクリスはDSL50を使用。チャンネルをCLASSIC GAINにしたままでエフェクターで音を作るというセッティング。

Hadouken_dsl50hs

こんなタイプの音楽にもまたマーシャルはよきかな…です。

(2008年9月10日 恵比寿リキッドルームにて撮影)

2008年9月10日 (水)

ポール・ギルバートの最新教則DVD『大咆哮!! 『咆哮!!』奏法解説』~ポール本人からのオリジナル・メッセージつき

クールなリフ、トリッキーなリズムにスリリングなギター・プレイ…ギター・インスト・ミュージックの最高峰とも呼べるポール・ギルバートの最新アルバム『咆哮!! Silence Followed By A Deafening Roar (WHDエンタテインメント)』が大人気です。

Houkou_cd 

もちろん我らがポールのことですから、「これでもか!」のテクニックが満載。しかもメロディがシンプルなうえにキャッチー。それでいて味わい深い。何度でも聴きたくなるロック・インスト・アルバムのお手本のような作品なのです。本作を最初に聴いた時、以前マーシャルのパーティでポールと音楽について話した際、「複雑な音楽よりもシンプルでストレートなものが好み」と言っていたのを即座に思い出しました。
しかし、そのギター・プレイたるや「シンプル」などとは言っていられません。テクニックにつぐテクニックの応酬!ポールらしい胸のすくような超絶技巧が繰り広げられています。

Paul_doubleneck_vm

そして、『咆哮!!』に収録されている曲のギター奏法をポール自身がていねいに説明してくれるDVDが今回発売される『大咆哮!! 『咆哮!!』奏法解説』です。ギタリストであれば『咆哮!!』を聴いていて「なんだコリャ?」「一体、どうやって弾いているんだ?」という疑問を抱くこと必至でしょう。教わったからといって即座に弾きこなせるワケにはとてもいきませんが、このDVDでポールはおいしいフレーズを惜しげもなく教えてくれています。ポール・ファンには完コピの絶好の参考書に、ポール・ファンでなくてもギター・プレイのアイデアに一役かってくれるでしょう。

Houkou_dvd 
ポールのプレイを見ていて感じることのひとつは必要以外にはや速弾きをしないということ。速弾きは表現手段のひとつ。音楽的に必要と感じた部分だけに効果的に速く弾いているように思えます。とはいっても速弾きはポールの大きな魅力のひとつ。サービス精神旺盛なポールはここでも速弾きテンコ盛りのコーナーを入れてくれました。その名も「Shred Annex」。何の思想もなく、各キーで徹底的に速弾きをしてご覧にいれましょうというもの。Eから始まりクロマティックでキーを上げていくのですが、スリリングなプレイたるや愉快痛快!DVDの大きな見所のひとつです。

ところで、このDVDではポールはもちろん全編マーシャルを使用しています。モデルはVintageModern2266C。画面には違うマーシャルが映っているって?そう、終始1959RRランディとその上に2061Xを乗せています。でも、実際に使用しているマーシャルは2266Cです。
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ポールがVintageModernを使用していることはもうおなじみでしょう。特に50WのVintageModern2266系を愛用しています。50Wモデルを選ぶ理由は、爆音になる前にパワーアンプがクリップし、太い歪み音が得られるからということ。とりわけ、12インチスピーカーを2台搭載したコンボ2266Cをギンギンに鳴らして使うのが気持ちいいということです。(ポールのVintageModernのセッティングはコチラ⇒プロのマーシャル
それでは、画面の1959RRと2061Xは一体どういうこと?…ポールに理由を訊いてみると「カッコいいから」だって。「マーシャルの重要性はサウンドだけじゃないよ。ルックスも重要なんだ。カッコいいからあそこへ並べたんだ」って!さすがポール。マーシャルを楽器としてとらえているだけではなく、見た目にクールな舞台装置の一種として見ているのです。

最後に、このDVDをご覧になる皆さんにポールから直々にメッセージをもらいましたのでお届けします。

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「僕の目標は音楽の愛と創造性をみんなで分かち合って、みんながギターを弾きつづけるようインスピレーションを与えることなんだ。そして、自分がインスピレーションを受けることのひとつがいいアンプを使うということ。だから、いつもマーシャルを使っているんだ!この新しい教則DVDの僕のトーンに耳を傾けて欲しい。聴こえてくるのはVintageModernの音だ。このアンプは君にも大きなインスピレーションを与えてくれると思うよ!----------Paul Gilbert」

『大咆哮!! 『咆哮!!』奏法解説』の詳しい情報はコチラ⇒WHDエンタテインメント公式ウェブサイト

2008年9月 9日 (火)

マーシャル祭りアイテム

「マーシャルのマーシャルによるマーシャル・ファンのためのイベント」。マーシャル好きのギタリストが集合し、過去3回開催されいずれも大好評を頂戴しました。以下はそれぞれの祭りのポスターやチケットです。

マーシャル祭り3  2005年12月7日 渋谷O-WEST

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<出演>大村孝佳、中野重夫、Syu、原田喧太、石原”Shara”慎一郎、アースシェイカー、甲斐貴之(b)、工藤義弘(ds) ――敬称略
※アースシェイカーのリズム隊と新旧ギタリストがタッグを組み、壮絶な演奏を繰り広げました。出演ギタリスト全員がそれぞれの出番でア・カペラのギター・ソロを演奏。ギター・ミュージックの楽しさを伝える白熱のイベントとなりました。

マーシャル祭り2    2001年10月19日 池袋サンシャイン劇場

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<出演>バンド・オブ・シゲオ・ロールオーバー、大高清美(org)、西山毅、小川銀次、矢堀孝一、ジェフ・ホワイトホーン(プロコル・ハルム)、橘高文彦、和田アキラ、櫻井哲夫(b)、菅沼孝三(ds)、王様(司会)――敬称略
※ 2001年の楽器フェアに合わせて開催されました。ジム・マーシャルも参加する予定でしたが、前月に起こった「同時多発テロ」の影響で急遽欠席となってしまいました。ジムの欠席を最高の演奏が補い、超満員の素晴らしいショウとなりました。チケットは使用前は3段積み、もぎった後は2段積みとなるデザインでした。

マーシャル祭り    2000年11月11日 新宿スペースゼロ

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<出演>バンド・オブ・シゲオ・ロールオーバー、手嶋いさむ、王様、ROLLY、佐藤満、日下部正則、矢堀孝一、ジェフ・ホワイトホーン(プロコル・ハルム)、世良公則、櫻井哲夫(b)、菅沼孝三(ds)、谷川史郎(司会)――敬称略
※ジム・マーシャルも参加した記念すべき第1回目。超大物ギタリストの飛び入りもあり大いに盛り上がりました。また、AVTシリーズの発表の場にもなりました。

…と毎回充実した「祭り」が開催できたのもマーシャル・ファンの皆様のおかげです。ご参加いただきありがとうございます。近い将来また「マーシャル祭り」でお会いできることを願ってやみません。

2008年9月 8日 (月)

Syuのロードショウ~郡山編

2008年1月に続きやってまいりました、マーシャル・ロードショウ東北シリーズ第2弾は福島県人口第2の都市、郡山。島村楽器アティ郡山店にて開催。またしても満員御礼ありがとうございます。

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今回はじっくりJVMVintageModernに絞って3時間近くにわたりデモやトーク、Q&Aをお送りしました。

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演奏曲はほとんどが発売を3日後に控えたガルネリウスのニュー・アルバム『Reincarnation』からの選曲。「Flagシリーズ」完結編の『The Flag of Reincarnation』など過去にライブでも演奏したことのない本邦初公開の新曲も披露してくれました。とにかく初めて聴くニュー・アルバムからの曲の仕上がりは素晴らしく、以前よりSyuさんが言い放っていた「死ぬほどいい!」という言葉に嘘偽りがなかったことが充分に期待されます。チョーカッコいい!

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さすがのSyuさんもまだ慣れきっていない超絶技巧、D難度の新曲の連続にいささか緊張気味…といいつつもながらの完璧な演奏。お客さんの目は釘付け。『The Awakening』などおなじみのレパートリーも含め、楽しいトークを交えたアッという間の3時間でした。

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そういえば…と思い立って撮った一枚。Syuさん愛用のピック入れとピック。もう機材の一種。

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(2008年9月7日 島村楽器アティ郡山店にて撮影)

2008年9月 5日 (金)

古のマーシャル・カタログ~その1

マルチ・チャンネルって新しいテレビ?マスター・ボリュームってナニ?センド&リターンって漫才師の名前?…という頃のマーシャルお話し。

昔のマーシャルたるや、それはそれはシンプルなものでした。その頃のカタログの表紙がこれ。残念ながら制作年月の記載がなく特定をするのが困難ですが、1970年代中頃のものでしょう。

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A4見開きのたったの4ページ。まず、目を引くのがアンプの分類。LEAD(つまりギター)、BASSそしてPAですよ?!

ページを開くと…

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すべてのモデル名が「UNITなんじゃら」。左上のコピーもいかしてます。「外国のミュージシャンも愛用する」って…マーシャルはもともと外国から来たのに…。

とにかく、ギター用アンプヘッドが100W(今でいう1959)と50W(同1987)だけ!本当に昔はこうでしたね。何しろ、楽器屋さんに言ってもUNIT3あたりがウインドウのなかに入っていて、試奏はおろかマーシャルのにおいすら嗅ぐことができませんでした。でも、まさにこの頃のマーシャルがロック・ギターの歴史を育んでいたのです。

つづく

※資料提供:T氏

2008年9月 4日 (木)

SLASH(スラッシュ)のMarshall LAW

Marshall LAWはマーシャルが年1回発行する小冊子で、人気アーティストへのインタビュー、新商品の情報、世界のマーシャルにまつわるエピソードを満載し、毎年フランクフルトの展示会で配布され始めます。Marshall Blogでは人気のミュージシャンに関する記事を中心にダイジェストで日本語版をお送りします。今回は2008年3月に発行されたMarshall LAW通算第10号の登場です。是非お楽しみください。

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Marshall LAW日本語版…今回も大物の登場です。まったく人気が衰えないどころか、自分のスタイルを突き進めギター界のトップに君臨する男…VintageModern Manスラッシュの登場です。

★スラッシュが入り口のVintageModernの新ページも是非ご覧ください!⇒コチラ

THE CAT IN THE HAT IS BACK!

~トップハットの男が帰ってきた!~

 ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの2作目のアルバムが大ヒットし、ワールド・ツアーは再び大成功を収め、伝記はベストセラー入りし、地球上でもっとも売れているゲームソフトに登場し、月刊誌『Guitar World』に連載コラムを持ち、2008年の読者投票で圧倒的人気を博す——これらすべてをこの12カ月の間に成し遂げたスラッシュは、「天は二物を与える」ことを証明した!

Slash

 信じがたいことだが、ガンズ・アンド・ローゼズの傑作デビュー・アルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』は、今年で発売から21年目を迎えた。1987年にこのアルバムが世に登場したとき、ロックの世界はヘア・メタル・バンドや、トンガリ・ギターにスウィープ・ピッキング、ロック式トレモロ・ユニットの乱用、両手タッピングなどに入れこむシュレッド好きのギタリストたちに支配されていた。そこへ突如現れたのが、ガンズと、トップハットをかぶったクシャクシャ頭の若いギタリスト、スラッシュだった……。

 レス・ポール、ジム・ダンロップのワウ・ペダル、マーシャル・スタックに身を固めたスラッシュが送り出す有機的な音色やブルースをベースした輝かしいサウンドは、当時主流だったネオクラシカルやタッピング狂のロック界に、新鮮でうれしい変化をもたらした。世界一の売り上げを誇るギター雑誌『Guitar World』は、すぐに彼を「ギター原点回帰運動の父」と名づけた。『アペタイト・フォー・ディストラクション』は飛ぶように売れ、こうして新たなロック・ギター伝説が誕生した。まぶしいほどの輝きを放ち、90年代半ば、スラッシュはジム・マーシャル以外でマーシャル・アンプにサインが入った初めての人物として歴史にその名を刻むこととなる。
 

世界中の無数のガンズ・ファンにとって残念なことに、90年代半ばは、このバンドの分裂癖が発覚した時期でもあった。ガンズは健在であり、これまで頻繁に話題にのぼり、何度も発売延期されてきたアルバム『Chinese Democracy』もきっといつかは店頭に並ぶだろう……ただ、以前にも本誌で指摘した通り、数多くのファンにとってスラッシュのいないガンズは、ジャック・ダニエルの入っていないジャック・コークみたいなものなのだ!

 発売開始から21年の間に『アペタイト・フォー・ディストラクション』の売り上げは、米国だけで1600万枚を超えた。現在は別のバンドで活躍しているが、スラッシュは未だにレス・ポールをマーシャルにつなぎ、トレードマークのトップハットをかぶり、誰もが知っている有名人であり、定期的に世界中のギター雑誌の表紙を飾り、とりつかれたようにギターを弾き、あのしびれるような音を出し続けている。「天は二物を与えず」ということわざがあるが、それはロックのスターダムにも当てはまる。つまり、1人の人間が2つの違うバンドでスターの座にのぼりつめることはほとんど不可能に近く、しかも、その一方がガンズのようなスーパースター・レベルの場合は前代未聞だ……その人物がスラッシュでないかぎりは!

 前述の通り、スラッシュの(やや)新しいマルチ・プラチナ・バンド、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの2作目のアルバム『リベルタド』が世界各地で熱狂的支持を受けてチャートの上位に食い込んだことに加え、2007年は、すでに驚異的な彼のキャリアのなかでもまちがいなくもっとも成功した年だったと言えるだろう。この年、スラッシュは自分そっくりのCGキャラとして大人気ゲームソフト『ギターヒーロー3』のスターになっただけでなく、この製品のパッケージや広告にも登場し、伝記『Slash』は高い評価を受け、ベストセラーにランクインし、ブックリストにも入った。アリス・イン・チェインズとともに実施したUSツアーは、その年のもっとも印象的なライブのひとつであり、さらに『ギター・ワールド』誌にて10カ月間連載した大好評のコラム——「ザ・キャット・イン・ザ・ハット」というぴったりのタイトルがついていた(訳注:同名の有名な絵本の主人公がトップハットをかぶっていることから)——は最近終わったばかりだ。

 目覚しい活躍ぶりだが、スラッシュにとって2007年がどれだけすばらしい年だったかを判断するいちばんの方法は、ファンの評価を聞くことだ。そして彼らはとびきりすばらしい評価を下した! 最近発表された『Guitar World』誌の読者投票で、スラッシュは誰もがうらやむ年間MVP(最優秀プレイヤー)と最優秀ロック・ギタリストの両方の部門で、圧倒的な人気を博し、1位に選ばれた。さらにボーナスとして、『リベルタド』は最優秀ロック・アルバムを受賞し、ロナウドやロナウジーニョも喜んでくれそうなハットトリックを決めた。本人は、投票結果をどう思っているのだろう。
「あれにはマジでメチャクチャびっくりした……言葉も出なかったよ! すごく光栄だし、いつも応援してくれて、評価してくれる『ギター・ワールド』の読者のみんなには心から感謝している」

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 それから、もうひとつ……2007年、スラッシュは伝説の2255を中心とした機材に新しいマーVm100wfront シャル・ヘッドを導入した——VintageModern 2466の100Wアンプヘッドだ。なぜか? それは本人に説明してもらおう……
「ガキのころ、世の中でいちばん手に入れたいものはマーシャルのアンプだったよ。当時みんなが欲しがってたのは、ボリュームを上げると80年代初めの有名メタル・バンドみたいな音が出るやつだった」とスラッシュは振り返る。「だけど、俺のお気に入りは、プリアンプ・コントロールのついてない古い型のマーシャルで、思いっきり出力を上げると、すごく温かいロックンロール・サウンドが出たんだ。かなりアグレッシブで、ピック・サウンドもよく聞こえたけど、それでもとてもナチュラルな音だった。ビンテージモダンのヘッドは、それを思い出すよ」
「2466の音はホントに最高だよ。いちばんすごいのは、サチュレーションの状態でもギターの自然なニュアンスが失われないこと。大きくて、温かくて、滑らかで、安定した音なのに、アンプにのまれることもないし、弦が指板にあたる音も聞こえる。俺にとってそれはすごく大切なことなんだけど、ほとんどのアンプでは消えてしまうんだ。2466は、俺のアンプ(2555)の長所がぜんぶ備わっている上に、2つのプリアンプ・コントロールを使って、ロー・エンドをすごくタイトにできる。ナチュラルで、とてもいいサウンドを実現してくれるから、このアンプヘッドを作ってくれてホントにうれしいし、他にも喜ぶ人がたくさんいるはずだよ」

出発点
 スラッシュのギター人生が始まったのは、15歳のとき。最初のギターは「祖母が物置の奥で見つけたスパニッシュ・ギターだった」と明かす。若い頃に影響を受けたのは「ジミー・ペイジ、ジョニー・ウィンター、エリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックス——全員重みのあるソリストだったから」という。
 その後、この若きギタリストに人生を変えるような瞬間が訪れる。「初めて本物のレス・ポールを本物のマーシャル・スタックにつなげたときだよ」彼はニヤリとする。「17歳ぐらいだったと思うけど、あれにはたまげたよ。それまで、ゲインやボリュームの容量があれだけあるものには触れたことがなかったからね。全部のレベルを最大限にして、コードを弾いたら、腰が抜けそうになったよ! でもすぐに調整の仕方を覚えて、それ以来ずっとマーシャルを使ってきた」
 スラッシュは、ギブソン・レス・ポールとマーシャルのヘッドという組み合わせの象徴であるだけでなく、マーシャル1960BVキャビネットからもすぐに連想される存在だ。彼がこのキャビネットを愛用する理由は単純明快——音のよさだ! 「いろいろ試してみて、気に入ったのを見つけただけなんだ」とこのギタリストは言う。「実は、アンプのことはあまりよく知らないんだ。わかっているのは、マーシャルとセレッションの組み合わせは、必ずいい音が出るということ。でも、キャビネットにどんなセレッション・スピーカーが搭載されているかによっても違いが出るね(註:マーシャル・オフィシャル・ウェブサイト「キャビネットの選び方」を是非ご参照ください)」
 

この記事が出る2008年春、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーはヨーロッパ・ツアーを行っているはずだ。その後の予定は? 「ツアーに関しては、今のところ他に予定はないんだ。メンバー全員が次のアルバムを作るのに集中したいと思っているから……どうなるかは、わからないけどね!」彼はニヤッと笑う。
「『リベルタド』はこれまで作ったアルバムで、インプロヴィゼーションがいちばん多かったけど、次はヴェルヴェット・リヴォルヴァーでやってきたなかでも、メロディがきちっと構成されたソロの曲を増やしたいと思っているんだ」とトップハットの男は続けて言う。「俺たちはバンドとしてまだ成長している途中で、このバンドをやっている楽しみの半分はそこにあると思う。ある日突然、すべてが完全にシンクロして、あとは成り行きに任せればいいという状態を模索中なんだ。そのために頑張っているようなものだよ。すべての音がひとつになって、あとは自然の流れに身をゆだねればいいという至福の状態にたどり着くために、みんな必死にやっているんだろうね」

2008年9月 3日 (水)

珍盤?!ジム・マーシャルのCD

レス・ポール、レオ・フェンダー、そしてジム・マーシャル。このうちの誰かがひとり欠けても今のロック・ギターはあり得なかったであろうといわれています。

その一角であるジム・マーシャルは1923年(大正12年)の生まれで今年85歳。その波乱の人生やマーシャル・アンプ誕生の逸話は方々の書物やマーシャル・ロードショウで語られてきました。英産業輸出やチャリティ活動への大きな貢献を通じ、今やOBE(大英帝国勲章Order Of British Empire:サー・ポール・マッカートニーやエルトン・ジョン、ブライアン・メイ、デービッド・ベッカムなども受賞しています)をも叙勲した名士でもあります。

ジム・マーシャルはもともとジャズ・ドラマーであり、シンガーでした。1940年代、当時の貧弱なPAシステムの音質に満足せず、自分の歌声をより美しく拡声するために自作したスピーカー・キャビネットが事実上マーシャルの第1号と伝えられています。

さて、ジム・マーシャルの歌声とはコレいかに?実はこれがまたいいんです。「ロンドンのビング・クロスビー」と呼ばれたこともあるとか、ないとか…。そのヴェルベット・ボイスは実に味わい深いものなのです。

これまでも、パーティの席上で美声を披露してくれたことは珍しくありませんが、実はその歌いっぷりがCDになっているのです。そのジャケットがこれ。

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残念ながらマーシャル関係者だけに配布され、一般の方々には入手不可能な非売品ですが、『S'Wonderful』、『Everybody Loves Somebody』、『It's Been A Long Time』といったジムの愛唱歌であり、永遠の名曲がせつせつと歌われています。そして、バックを固めるミュージシャンの中にはサックス奏者である愛息のTerry Marshallの名前も見受けられます。(おなじみのJTMシリーズの"T"は"Terry"さんの"T"です)

内ジャケットはこんな感じ。これだけ見るとさぞかし、ハードな内容が想像されますが(何といっても巨大な1960の壁ですからね!)、全曲ジャズのスタンダードです。

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聴くにつけ思います。時代柄ジャンルは違えど、Marshallはあるミュージシャンの手によって生まれるべくして生まれた音楽の一手段であるということを…。

Dr. Jim Marshall OBE、いつまでもお元気で!

2008年9月 2日 (火)

HIROTO(アリス九號.)のVintageModern他

やっぱりVintageModernの音ってって太い…改めてそう感じさせてくれたのがアリス九號.のHIROTO。空間を突き抜けてまるで耳元で鳴っているかのように聞こえるのだ。

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HIROTOのマーシャルはVintageModern2466と425B、そしてJTM622。歪み系の音をVintageModernで、クリーン/クランチ系の音をJTM622が担当している。

※JTM622は1995年から1997年まで製造されていたECC83とEL34を搭載したオールバルブのシリーズ。その後、1997年にJCM600シリーズへと発展した。

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2466のセッティングは、DYNAMIC RANGEは常にHIGH、MID BOOSTも常にONにしている。しばらく前まではDYNAMIC RANGEをLOWにしエフェクターで歪ませていたが、より太いサウンドを求めて現在のセッティングに落ち着いた。

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当日は 『alice nine. tour 2008』のツアー・ファイナル。最新シングルの『RAINBOWS』も大好評とあって最高のライブとなった。

※HIROTOが『RAINBOWS』のレコーディングで使用しているマーシャルもVintageModernです。

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(2008年8月31日 中野サンプラザホールにて撮影)

2008年9月 1日 (月)

FUZZY CONTROL(ファジー・コントロール)の4thアルバム

★FUZZY CONTROLサウンドの楽しみ方★

1. カッコいいリフやストレートなドライブ感を素直に味わう。

2. SATOKOのウルトラ・テクニックや枯れ切ったスネアの音に酔ってしまう。

3. 計り知れない才能を感じさせるJOEのベース・ラインをじっくりと味わう。

4. JUONの熱いボーカルにドキドキする。3人のコーラスもチェックしておこう。

5. 日本人離れした超ド級のJUONのギターに身を任せる。

6. JUONのギター・サウンドがマーシャルから飛び出していることを思い出してニヤリとする。

7. 「ファジコンの曲ってやっぱりカッコいいな」とロックの醍醐味を味わう。

8. 1.にもどって以降を繰り返す。

待ちに待ったFUZZY CONTROLの4枚目のフル・アルバムが8月13日にリリースされました。その名も『4FORCE(フォース)』。

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『SHINE ON』、『CHICKEN』、『LATER』、『LITTLE GIRL』、『1℃』、『鼓動』…2003年のデビュー以来、これまで数々の名盤・名曲を発表してきたFUZZY CONTROL。今回もロックの王道を行く完璧なサウンドで聞き手をノックアウトしてくれます。

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そして、我らがJUONのギター・サウンドはもちろんマーシャル。使い込まれた愛用の1959が今回も大活躍です!

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『4FORCE』の詳しい情報はコチラ⇒FUZZY CONTROL公式ウェブサイト