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2008年7月

2008年7月28日 (月)

Syuのロードショウ~東京・町田編

2008年7月26日、島村楽器町田店にてSyuさんのロードショウが開催されました。

Syu_machida

この日もSyuさんは絶好調!しっかし、何回見ても壮絶なテクニックと完璧なミュージシャンシップ!VintageModernJVM410Hを中心にいつものGalneryusスタンダードを演奏してくれました。ケリー・キング・シグネイチャーのJCM800 2203KKのデモンストレーションでは7弦ギターを披露しました。さすが、極悪サウンドを身上とする2203KK、7弦の重低音をド迫力に演出してくれるだけでなく、ピッキングのニュアンスを完璧に表現してくれます。

Syu_7string

さらに、この日はいつもと趣向を変えてパワーポイントを使用し、創設者ジム・マーシャルの半生を中心にした「マーシャルの歴史」とエリック・クラプトンやピート・タウンゼンド、ジェフ・ベックやジミ・ヘンドリックスなどロック・ギターの今日を作った「マーシャル関連アーティスト」のお話を裏話を交え詳しくとお送りしました。

そこで、ジム・マーシャルとハイ、パチリ!

Syu_jim

今回もSyuさんはGalneryusの新作について自信タップリに語ってくれました。その新作も9月10日に発売が決定!ホントに楽しみですね!!

(2008年7月26日 島村楽器町田店にて撮影)

2008年7月23日 (水)

マーシャル第1号機

Sky_2 

いきなり空。秋の信州の景色ではありません。これで夜の9時近く。これはマーシャルの工場が位置するイギリスはBuckinghamshire、Milton Kyenesの空です。久しぶりに工場に行ってまいりました。イギリスの空は低くて雲がとても美しい。7月の半ばだというのに朝晩は暖房を入れていました!

…と、気象の話題ではなく、相変わらずマーシャル。みなさん、コレ何だかわかりますか?

マーシャル関連の書籍をご覧の方にはおなじみのルックスですが、これがマーシャルの第1号機です。モデルはJTM45。

Jtm45_1

マーシャルの工場にはレアなマーシャルを陳列した博物館があります。今回はそのコレクションをすべて写真におさめてきました。

Museum

そのコレクションを本サイトで公開する予定です。公開までお時間を頂戴することになりますが、是非ご期待ください。

その前に!日本にも世界に名だたるマーシャル・コレクターがいらっしゃいます。その素晴らしいコレクションをマーシャルのコレクションに先駆けて公開する予定にしております。こちらも是非ご期待ください!

2008年7月22日 (火)

Biffy Clyro(ビッフィー・クライロ)のMarshall LAW

Marshall LAWはマーシャルが年1回発行する小冊子で、人気アーティストへのインタビュー、新商品の情報、世界のマーシャルにまつわるエピソードを満載し、毎年フランクフルトの展示会で配布され始めます。Marshall Blogでは人気のミュージシャンに関する記事を中心にダイジェストで日本語版をお送りします。今回は2008年3月に発行されたMarshall LAW通算第10号の登場です。是非お楽しみください。

Frontcover

Biffy Clyroは1995年スコットランドのエアシャーで結成されたサイモン・ニール(g、vo)、ジェイムズ・ジョンストン(b、vo)そしてベン・ジョンストン(ds、vo)の3ピース・バンド。2007年7月に最新作『Puzzle』をUKで発表。この作品が初登場で英アルバム・チャートで第2位のヒットとなり一気にシーンの中心に躍り出た。数々のフェスティバルへの参加で精力的な活動を展開する一方、MUSE、THE WHO、THE ROLLING STONES、RED HOT CHILI PEPPERS等のサポートなども務めファンを激増させている。サマーソニック2008への出演も決定している。

Biffy Clyro

私がビッフィー・クライロのフロントマン、サイモン・ニールに会ったのは開演前の簡単なサウンドチェックの後。腰かけておしゃべりする時間を割いてもらった。その晩彼らが演奏するO2スタジアムのことなどについて語ってもらったが、彼はロンドンでも有数のロケーションがオフィス街などにならなかったことを大変よろこんでいた。

Biffy_clyro_ml10

Marshall(以下M):バンドの連中とはどうやって知り合ったんだい?
サイモン・ニール(以下S):みんな学校がいっしょだったんだ。音楽を始めた14、15歳のころにはいっしょに大騒ぎしようと決心してた。音楽好きになる人は、みんな若いうちに音楽の魅力を発見するんだと思う。我々も早いうちに音楽に惚れこんじまったってワケ。我々はたいそうなプランなんて練ったことはなかったけどきっとこれが生活になるんだと思った。ただすごいアルバムが作りたかったんだ。

M:みんなはいまだに仲がいい友達なのかい?
S:バンドをやっている人なら誰でも仲がいい友達でなきゃこんなことはできないって言うと思うよ。

M:はじめてのギグって覚えてる?
S:ああ。我々はもともとスクリュー・フィッシュって名前だったんだけど、イースト・キルブライド(註:スコットランド、サウス・ランカシャーに位置する新しい街)のキー・ユース・センターで演奏した。7割はオリジナルで残りはカバーを演奏した。そんな初期のころからオリジナル曲をかくことに興味があったんだ。ロック・スターのふりなんかしていなかったよ。ただのミュージシャンでいたし、曲を書くということがとても我々には魅力的なことだった。最初のギグは1996年で授業はサボらなきゃなんなかった。

M:リラックスできるコンサート会場はいい演奏ができると思う?
S:うん。いつだってはじめての会場で演奏する時はその会場のことをまず調べるよね。これまでは、ツアーをするたびに会場のキャパがでかくなってる。最初にアストリア(註:ロンドンのトッテナム・コートロード近くのライブハウス。キャパは1,600~2,000名)で演奏した時にはマジで「オーマイガッ!」状態だった。圧倒されたよ。最高のギグにしたいと思って自分にプレッシャーをかけた。2回目にはちょっとリラックスして楽しめるようになる。それがいつもおもしろいんだ。たとえ上がっちまったとしても、それは、そこにいるから…そこにいたいからこそ生まれてくるエキサイティングな緊張だ。我々はそういう状態に持っていくようにしているよ。

M:初めて弾いたマーシャルのことは覚えている?
S:~サイモンはジェイムズに覚えているかと尋ね、しばらく言葉を交わした後に、100Wのプレキシという結論に達した~
その頃はお金がなくてね、友達からそいつを借りて弾いたんだ。(今までおおよそ6年借りっぱなしになっているけど、この先も返すつもりはないと彼らは言っている。

M:お気に入りのマーシャルのアンプヘッドは何ですか?
S::今、持っているのは1959 100Wヘッドのリイシューだよ。前の古いやつよりずっとパワーがある。前のやつは本当にオンボロでプレゼンスを1ミリ上げただけで悲鳴を上げ始めた。その点、新しいヤツはまさに獰猛でいいね。

M:今は1959にMODEFOURキャビネットだね。どんな感じだい?
S:すごく気にいっているよ。普段はいつもオーバードライブ・ペダルを使っているんだけど、ヘッドとキャビの両方がそれに馴染むかどうかが重要なんだ。その点うまくいっているし、サウンドも完璧だ。あのキャビは我々のスタイルに恐ろしくマッチしているよ。(下の写真は1959SLPとMF280Aの合成です)

1959slp_mf280 M:ニュー・アルバムが爆発的なヒットした去年は君にとってすごい年になったと思うけど、あの大成功には驚いた? あれのおかげでいったいどれくらい忙しくなったんだい?
S:イエス。あの成功ぶりにも、これほど忙しくなったことにも驚いているよ。今まで作ってきたアルバムすべてに誇りをもっているけど、あのアルバムの出来は特別なんだ。新しく契約したレーベルが、こちらの期待に応えてくれて、いっしょに働きたいと思うプロデューサーと働く機会を与えてくれて、効果的なプロモーションを仕掛けてくれたおかげで、すごく有利なスタートを切ることができて勢いがついた。驚くべき1年だったね。あれほどうまくいくなんて夢に見たことすらなかった。本当にたくさんの人があのレコードに共感してくれた。いつでも自分たちが満足できるものをつくってるわけだけど、この3人の人間がつくったものを他の人たちが気に入ってくれたら、それはすごく感動的なことだよね。

M:今まで演奏した会場で最もひどかったところはどこか覚えている?
S:え~と、結構ヒドイところで演ってるけど…タンブリッジ・ウェルズ(註:イースト・サセックス州境のロンドンにほど近いケント州の街)の時はヒドかったな。でもそこで何回もいい演奏もしたよ。会場は以前公衆トイレだったところで、今もその臭いがするんだ。ま、いい会場がいい演奏を生み出すワケでもないけど。アメリカでの「ワープ・ツアー」の時なんか巨大なスタジアムのよこの駐車場で演奏したよ。そこには日除けがなくて気温は100℃くらいに感じたよ。隠れるところもなくて燃え盛る太陽のしたでプレイしたんだ。そのツアーではしたこともない辛いギグが2、3回あったよ。

M:ジョエルとは、忘れられない思い出になった?
S:ああ、思い出してみるに楽しかったな…でもシンドイ頃でもあったよ。

M:最もあなたに影響を与えたミュージシャンは?
S:まず最初に我々をインスパイアしてくれたのはニルヴァーナにウィーザー。今でもそう。サウンドガーデンも重要なバンドだ。『Superunknown』にはへヴィ・ロックにしてヘンテコリンな楽器のアレンジが施されている。よく我々はニルヴァーナと比較されるんだ、3ピースバンドだからね。でも音楽的にはサウンドガーデンの方が比較しやすいかも。サウンドガーデンの曲を演奏しようとしても彼らのようにうまくいかないよ。そこが魅力的なんだ。

M:どこで演奏するのが好き?
S:お気に入りの場所はいくつもあるよ。自分たちのショウをする時はロンドンはホームのような感じがする。パリもそうだね。そういう場所だとリラックスできるし、結果ギグもエンジョイできる。ドイツでもフランスでもアメリカでも納得のいく演奏をしたことはあるけど、やっぱりホームが一番だよ。

M:去年、君たちはグラストンベリー、’T’ in the Park(註:スコットランド最大のロック・フェスティバル)、レディング/リーズのような大イベントで演奏したよね? どんな感じだった? てんやわんやって感じじゃない?
S:まったく、その通り。でも、みんなと一緒に楽しく過ごせたよ。’T’ in the Parkはいつも素晴らしい。レディングが一番だった。あの時はワープ・ツアーから帰ったばかりだった。アルバムを出してからしばらくイギリスを離れていたんだ。アルバムの評判がいいということは聞いていた。レディングがどれほど熱いものかは知らなかった。テントはもう満員状態で…。我々はそこで人生最高と思われる演奏をしたんだ。出番の最後で俺はギターを火にくべた。今までで最高の演奏だった。観客も燃えまくっていたしね。いい演奏が終わってメンバーと目を合わせ、Wow!って思う。その瞬間、なぜ音楽をやってるかがわかる。演奏が終わった時、「ひどい演奏だ!」って思うことほど最悪なことはないね。

M:もし、ステージでいっしょに演奏できるギタリストを選べるとしたら誰がいい? 故人でもかまわないよ。
S:ジョシュ・オム(Queen of the Stone Age)がバンドに重みを増してくれて最高にカッコよくなるだろうな。ベルベット・リボルバーと演奏したことはあるよ。スラッシュがバンドにいたらいいね。彼は伝説だよ。彼ら2人が最高にイカすギタリストだと思う。

M:イギリス、ヨーロッパ、アメリカのツアーと4月まで本当に忙しいようだけど、その方がいい?
S:ああ、最高だよ。最初の3枚のレコードの頃は何カ月も先までツアーのスケジュールがわかっているなんてことはなかった。バンドとしては知りたいことだけどね。今から4月まで3日しか家にいることができなくて、もっと時間があればいいと思う。でも、そのかわりスゴイこともあるんだ。Queen of the Stone Ageとヨーロッパをツアーするし、またアメリカにも行くし、はじめて日本でもショウをいくつかやるんだ。だから、バンドをやるんだね。自分たちの音楽を持って行ってあげないと聴けない人たちのために世界中を回るんだ。日本へのツアーは間違いなくエキサイティングなものだろうな。日本語のフレーズ・ブックももう用意したんだ。

M:熱心なサッカー・ファンだよね? 今、好きな選手はいる?
S:そう! 大好きなんだ。そうだな、ルーニー。Pro Evo Soccer(註:サッカーのゲーム)をしょっちゅうやるんだけど、その中で彼は完璧だよ。でも俺は(註:グラスゴー)レンジャース・ファンだからアリー・マッコイストが好きだ。

M:次にビッフィー・クライロをどうしたい?
S:ただ世界中をツアーしてレコードを作って、というのが楽しいな。ショウをやるのは素晴らしい。でも自分にとって一番楽しいのは音楽をクリエイトすること。レコードを作って音楽をクリエイトできる限りはそれを楽しみたいね。音楽を作って世界中を回れるなんてまったく素晴らしいことだよ。

2008年7月18日 (金)

ギターの日キター!

マーシャルの誕生は1962年。ピート・タウンゼンド、エリック・クラプトン、リッチー・ブラックモア、ジェフ・ベック…みんなマーシャルで大きくなった。ジャズ/フュージョン方面だってジョン・マクラフリン、アル・ディ・メオラ、アラン・ホールズワース…。ロックだけではなくいろいろなシーンで活躍してきたマーシャルの歴史は長いけど、みんなこの日のイベントを想像することができたであろうか?できるワケないね。

Riha02

イベントの名は『ギターの日キター!』アヴァンギャルド系ギタリストが大集合した濃~いイベント。開催された6月29日はあいにくのドシャ降りにもかかわらず会場の六本木SUPERDELUXEは満員!上の写真ではわかりにくいというか全然わからないけど、まず、セッティングがすさまじい。観客席を三方からステージが囲み、ギター・アンプがズラリと並んでいる。この三方でソロ、デュオ、トリオなどのフォーマットでギタリスト達が演奏するのだ。

出演はこちらの方々;

Board_2

ここでJVMVintageModernが使われたというワケです。圧倒的にコンボ・アンプが多い中、2台のマーシャル・ハーフ・スタックが異彩を放つ。さすが、アンプの王様、他のアンプを睥睨しているような、ただデカイだけというような…。

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エア・ギター世界二連覇のDAINOJIさんも登場!(マーシャル使わないけど…)

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10弦ギターのMURATORIXもド迫力のパフォーマンスでイベントを盛り上げてくれました。

Muratrix

開演が午後3時、ジャムセッションも含んで終演は11時近く。最後まで大勢のお客さんがさまざまなパフォーマンスに酔いしれました。次回は皆さんもぜひご参加ください!

Filename: Akiyama Naruta
Filename: Akiyama Narita02
Filename: SpaceII
Filename: SpaceIII
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Photo by Kent Furuta

Filename: Guitar-T-photo
Photo by Ryu Konno(SuperDeluxe)

More all photo by
Kei fjwr.com

(2008年6月29日 六本木SUPERDELUXにて撮影)

2008年7月17日 (木)

とにかく楽しんじゃおうゼ、SABOTENのニューアルバム!!

カッコいい! シンプルにして味わい深い! SABOTENのニューアルバム『SABOTEN ROCK』はいいゾ!!

Saboten_sleeve_2

パンクの方々は「モロ!」というディミニッシュを使うようなコード進行で聴き手を引きつけますが、その点SABOTENはウマイな。2曲目の『エンドレスサマー』のサビのBbM7-G7-Cm7-F7に乗せるメロディなんかは定石的だけど単純にただただカッコいいんじゃない?

次…よく聴いたら『Anarchy In The UK』じゃんか!? 明るすぎてすぐにはわからなかった!このあたりもSABOTENの魅力でしょ?

Saboten_kiyoshi2

そんなKIYOSHIの最近のお気に入りのアンプがMODEFOUR

Saboten_kiyoshi1

トランジスタ・パワーのMF350は音の立ち上がりが早く、絶妙なコンビネーションのキャビネットMF280Aがバランスのよいギター・サウンドをクリエイトします。

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ジャズ、ロック、パンク、ジャンルはいろいろあれど、リズム、メロディ、ハーモニーの組み合わせは音楽の種類を問いません。SABOTEN、おいしいところ取りすぎじゃん?!

(2008年6月20日 Shinjuku ACB Hallにて撮影))

2008年7月16日 (水)

ミドリのニューアルバムは過激な美しさに満ち溢れている

ミドリはワン・アンド・オンリー。冷たいと思ったら熱い。やさしいと思ったら怖い。辛い思ったら甘い。DestructionなのかConstructionなのか?後藤まりこは「デストロイ!!」と叫ぶ。だからミドリはワン・アンド・オンリー。

そして、これがミドリのニューアルバム『あらためまして、はじめまして、ミドリです。』

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後藤まりこの愛器はJCM2000 DSL1001960A。マーシャルがミドリ・サウンドをサポートしていることは間違いない。レコーディングもすべてDSL。

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最近、後藤まりこはコッソリと1959SLP1960Bもゲットしたらしい。ミドリ・サウンドがますますワン・アンド・オンリーになるかもしれない。デストロイ!!

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詳細情報は⇒ミドリ公式ウェブサイト

2008年7月15日 (火)

ロックの楽しさ満点!GOOD 4 NOTHINGのニュー・アルバム

問答無用のドライブ感、親しみやすいメロディ、快適極まりないコーラス…ロックの楽しさ満載のGOOD 4 NOTHINGのニューアルバム『Swallowing Aliens』。まさに異星人を飲み込まんとする勢いが快感!

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もちろんギター&ボーカルのTANNYはJCM900 4100を全面的に使用しています!

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ニューアルバム『Swallowing Aliens』の詳細はコチラ⇒GOOD 4 NOTHING公式ウェブサイト

2008年7月14日 (月)

SUGA(dustbox、ダストボックス)、JVMにトライ!

急速に広がるJVMの波。その熱いステージで抜群の人気を誇るdustboxのSUGAがJVMにトライにしてくれました。

Dustbox_suga_jvm2

大のケリー・ファンだけにホントは2203KKが気になるSUGA。しかし、クリーン系と歪み系を完全に使い分けることができるアンプが必要なためJVM4とJVM2を細かにチェック。

Dustbox_suga_checking

①完全なクリーン②クランチ③常用の歪み④激歪みの4通りのサウンド・キャラクターで十分という使い方に合わせJVM2をチョイス。また、ステージでの中音が小さくてもOKというSUGAだけに50WのJVM205Hにもトライしたが音質でJVM210Hが選ばれた。

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dustboxのステージでJVMサウンドが炸裂するの日もあとわずか!

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2008年7月11日 (金)

Alexi Laiho(アレキシ・ライホ、Children of Bodom)の2203KK

予告通りChildren of Bodomのステージにお邪魔してきました。これがAlexiのJCM800 2203KK1960B、そして愛用のギターたち。

Alexiは今年に入ってからこの2203KKを使用。実はこれがはじめてレギュラーで使うマーシャル。以前は他社製のラック・タイプのアンプを使っていた。当時はブースターが搭載されたアクティブ・ピックアップのギターを使っていたが、非常に繊細なつくりでステージアクションの激しさからか故障が頻発。サウンドが安定しないためにオーソドックスなピックアップに交換。そして、新しいアルバムをレコーディングする時にスタジオにあった2203KKにトライしたが、アレキシはあまりその音に満足できずまた、ピックアップをディストーションがやや深いものに交換した。すると、2203KKから出てくる音がガラリと変わり、素晴らしいものになった。2203KKの魅力はヌケのよさと中域の厚み。その素晴らしさは特にソロに時に発揮され、アレキシが今まで一度も経験したことのない納得のいくギター・サウンドになった。

Alexi_2203kk

Alexi_1960b

Alexi_guitars

THE BEASTスイッチは常時オンにしている。そして、GAINも含めたほとんどコントロールには触ることがなく安定しているらしい。エフェクターで歪ませることはなく、ピックアップのディストーションと2203KKですべての歪みを作り出している。(一番上の写真に写っている2203KKの手前に置いてある黄色いディストーション・ペダルはベースが使っているものでアレキシが使っているものではない)ちなみに、アレキシとケリーは仲のよい友達とのこと。

Alexi_2203kk_panel

キャビネットはごく普通の1960Bを1台使用しているが、8Ωステレオで結線している。SPEAKER OUTのひとつはキャビネットにダイレクトに、もうひとつは間にダイレクトボックスを経由させており、いつもこの方法でキャビネットをつないでいる。「本当は16Ω一発でつないだ方が音がいいんだけどね!」とは2001年からアレキシについているギターテクのノイビ氏。

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(2008年7月7日 名古屋ダイアモンド・ホールにて撮影)

2008年7月10日 (木)

Syuのロードショウ~中部日本シリーズ(その2)

「マーシャル・ロードショウ~中部日本シリーズ~」第2弾をレポートします。曲目、曲順は前日の名古屋公演と同様ですが、今日の岐阜公演では使用アンプを変えての上演です。前日もお越しいただいた方もいらっしゃいましたので、冒頭のトークは少し趣向を変えて、いつもの「アンプば大事だよ!」のほかに「ジミ・ヘンドリックス・マーシャル・ストーリー」をお送りしました。いつも楽しいロードショウ!そして、Syuさんの登場。今日は「The Awakening」をVintageModernで、「Shiver」を2203KKで、そして「Shriek of Vengence」を1959RRでお送りしました。

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それにしてもすさまじいプレイの連続!

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4曲目にはJVMで「Sign of Revolution」をプレイ。昨日同様チャンネルはOD1/ORANGEを使用。

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そして、最後にはまたVintageModern2466と425Aのセットに戻り「Whisper in the Red Sky」をお届けしました。

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Q&Aコーナーでは「1960のAタイプとBタイプの音の違い」などというマーシャルに関するご熱心な質問も頂戴し、「普段じっくり聴くことができない大型アンプのモデルの違いなどがよくわかり、今後のアンプ選びのために実に役にたった」などという嬉しいご感想も多数いただきました。「マーシャル・ロードショウ~中部日本シリーズ~」にお越しくださいましたすべてのお客様に心より感謝申し上げます。まだ未体験の方はお近くで開催された際、是非遊びにいらしてください。
マーシャル・ロードショウの最新情報はコチラ⇒マーシャル日本語版公式ウェブサイト

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(2008年7月6日 島村楽器モレラ岐阜店にて撮影))

2008年7月 9日 (水)

原田喧太、TAMAをサポート

そのフレキシブルな音楽性と確かなテクニックで多方面にわたる活動を繰り広げる原田喧太。この日は元ポルノグラフィティのTAMAさんの「!LIVE & SHOUT!」ツアーのサポートで登場。名古屋の老舗ライブハウス「Electric Lady Land」で喧太をキャッチした。

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この日もステージに上がっているマーシャルは当然愛用のMODEFOURJVM410H。キャビネットはMF280Bが2台。これも喧太の大のお気に入りだ!(実は最近、このMODEFOURキャビネットが見直されており、多くのギタリストから好評を頂戴しています)

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喧太はソロでMF350のOD1を使用し、あとはJVM410Hに任せており、JVMもすべてのチャンネルを使用している。ソロはとことんアグレッシブに!バッキングは場面に合わせて最高のサウンドをクリエイトする。

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はいパチリ!(曲中なのに…!)

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このショウのギターに関するもうひとつの見所は、もうひとりのギタリスト佐藤大剛。佐藤氏もマーシャルを使用。カントリー好きとは思えないマーシャルのサウンドメイキングがお見事!喧太も舌を巻く位音楽に造詣が深いという佐藤氏。その無数のインプットがそのバーサタイルなプレイに影響していることはまちがいない。

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(2008年7月6日 名古屋Electric Lady Landにて撮影)

2008年7月 8日 (火)

Syuのロードショウ~中部日本シリーズ(その1)

去る7月5~6日、Syuさんによる「マーシャル・ロードショウ~中部日本シリーズ~」が開催されました。新しくお目見えした1959RRJVM2のデモンストレーションを中心にSyuさんのスーパープレイでマーシャルの魅力を大爆音でお届けしました。今回は島村楽器名古屋パルコ店でのロードショウのレポートです。

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この日は1959RR、2203KK、JVM410H、JVM215Cそして、VintageModernをデモンストレーション。Syuさんは冒頭1959RRランディ・ローズ・シグネイチャーで「The Awakening」をプレイ。今回も絶好調の滑り出し!

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そして、JCM800 2203KKで「Shiver」をデモ。いつもはケリー・キングに倣いMFキャビネットを使用していましたが、当日は1960Aでトライ。もちろん以前にもこのコンビネーションで弾いたことはありましたが、その時よりいい感じ。低音が出すぎることもなく実に引き締まった音。やっぱりキャビネットはおもしろい

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この日のもうひとつ初ものはコレ。激安のSyuさんの靴!

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そして、また1959RRをプレイ。もちろん、ランディのリクエストに基づいて改造されたチャンネルIIを使用します。Syuさんは2203KKや2466のKTサウンドにもぞっこんですが、1959RRのようなEL34の伝統的なマーシャル・サウンドも大のお気に入り。
当然開演の前に「どの曲をどのマーシャルで弾くか」という打合せをするのですが、この日は打合せをする前から「1959RRで2曲演りま~す!」という強烈な意思表示もあり、「Shriek of the Vengeance」を弾いてくれました。

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そして、人気モデルJVM410Hで「Sign of Revolution」を。JVMコーナーでは新商品でJVMシリーズ最小のコンボ(1×12”、50W)、JVM215Cも披露。発売と同時に大きな指示を頂戴した人気モデルです。50Wとは思えないスペクタキュラーな鳴りが魅力。「是非レコーディングで使ってみたい!」とSyuさん。

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そして、おなじみVintageModern2466と425Aの黄金のコンビネーションで「Whisper in the Red Sky」で幕を閉じました。

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(2008年7月5日 島村楽器名古屋パルコ店にて撮影)

2008年7月 7日 (月)

KASABIAN(カサビアン)のMarshall LAW

Marshall LAWはマーシャルが年1回発行する小冊子で、人気アーティストへのインタビュー、新商品の情報、世界のマーシャルにまつわるエピソードを満載し、毎年フランクフルトの展示会で配布され始めます。Marshall Blogでは人気のミュージシャンに関する記事を中心にダイジェストで日本語版をお送りします。今回は2008年3月に発行されたMarshall LAW通算第10号の登場です。

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日本語版Marshall LAWの第3弾はKASABIAN(カサビアン)をお送りします。FUJI ROCK FESTIVAlL2008、8月25日GREEN STAGEのトリ前を努めるKASABIAN。(トリはMY BLOODY VALENTINE。マーシャル使ってます)人気バンドのインタビューをお楽しみください。

KASABIAN

Marshall LAWは最近Kasabianに接する機会を得、彼らにいくつか質問をしてみました。

Kasabian

Marshall (以下M):バンド結成のいきさつを教えてください。
Jay(以下J):僕は2年前にバンドに加わったんだ。アメリカの中西部を旅していたんだけど「荷物をまとめろ!」って連絡がアイツらからあったんだ。荷物はまとまっていたんでそれからノンストップでこの状態さ。
Chris(以下C):みんないい仲間でさ、学校では退屈しっぱなしだったんだ。ってんで週3~4回集まってバンドの練習をしたってワケ。

M:誰からの影響が強いんだい?
J:ブライアン・ハーダー、リック・ダンコ、ローウェル・ジョージ、ライ・クーダー、ジョージ・ハリソン、キース・リチャーズ、ミック・ジョーンズ、マーク・ボラン、マイク・ブルームフィールド、デュアン・オールマン、ニール・ヤング、ジョー・ウォルシュ、スキップ・ジェイムズ、Rev. Gary Davis(原文ママ)。
C:60年代と70年代のバンド全部。たとえばザ・フー、ビートルズ、レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイド。

M:ジェイ、はじめて使ったマーシャルは?今のセットアップは?
J:僕の最初の仕事はいわゆる高級ビンテージ屋の店員だったんだ。それで70年代初頭に生産された200Wのマーシャル・メジャーを試すことができたんだ。56年製のギブソン・レス・ポールJr.をプラグ・インしてさ。アンプのコントロールをフルアップにして最初のコードを一発かましたら停電した…あれが生涯最大の爆音だな。今のセットアップかい?ブルースブレイカー2台を1960Aにつないでいる。世界一のサウンドだ。

M:クリス、VBAはどうだい?他と比べるとどんな感じ?
C:VBAはウォームで、パンチーだね8×10”キャビネット(VBC810)を使うとグンとクリアになる。

M:去年はワイト島、’T’ in the Park、V-fest(註:Virginが主催するロックフェス)、グラストンベリーなど大きなフェスティバルにもたくさん出演してメチャクチャ忙しかったと思うけど、どうだった?どのフェスティバルが気に入ってる?
J:言えないな~。大きなフェスティバルで演奏するのはいつも最高な気分なんだ。感動しちゃうんだよ。
C:どのフェスティバルも最高だった。ニューアルバムの曲を中心に演奏した初めてのフェスティバルだったしね。グラストンベリーとVは馬鹿デカかった。

M:ここ2、3年でバンドがこれほどブレイクするなんて考えたことあった?
J:僕はバンドに入る前から、何かがバンドメンバーとその音楽のために占星術学的に一直線に並べられているということを知っていたんだ。それが一番肝心な要素なんだ。それは地球規模で広まっているパワフルで偽りがないものだ。
C:我々はビッグになろうとしてきたし、できる限りベストであろうとしてきた。つまり、いつもビッグになることを期待してきたんだ。

M:ノエル・ギャラガーとEdinburgh’s Hogmanay Street Party 2007(註:エジンバラで大晦日に開催されるお祭り)でいっしょに演奏したよね。スゴイできごとだったと思うけど、ほかにいっしょに演奏したい人はいる>
J:リーアム。
C:それほどたくさんはいないな。でもノエルは別だ。あといっしょに演りたい人はもう故人になってる。

M:メンバーの中にはミュージシャンよりプロ・サッカー選手になりたい人はいる?
J:下手なコメントをここで言わないくらいのサッカーへの忠誠心はあるんだ。バンドのアメリカ人としてつつましやかなファンでいるよ。
C:演奏の前後にガバっと飲んで、仲間との世界をめぐるツアー…我々は世界一の仕事をしている。

M:カサビアンの次のステップは?
J:解毒。
C:3枚目のアルバムを出を出す。ベストな出来になるよ!完全にtezza’sにあふれているんだ!(マーシャル註:’tezza’s’の意味は不明。でも「いい」という意味には違いない)

2008年7月 4日 (金)

石原SHARA慎一郎、マーシャルを語る

デビュー25周年を迎え今なおジャパニーズ・ヘヴィ・メタルの最高峰に君臨するアースシェイカー。その中心人物、石原SHARA慎一郎さんにたっぷりとマーシャルについて語っていただきました。

マーシャルとの出会い

YMT(以下Y):いつも通りまずは、皆さんにお聞きしている月並みな質問からまいります。本でもレコードでもコンサートでも何でもいいんですが、SHARAさんが一番はじめにマーシャルを意識したのはいつごろ、どうやって?
石原SHARA慎一郎(以下S):マーシャルを意識したのはやっぱ「外タレのうしろに写っているアンプ」ってことかな?
Y:たとえば誰?
S:みんながみんなそうやったやん。ジミヘンもそうやし、ヴァン・ヘイレンももちろんマーシャルやったし、UFOもそうやね。逆にその当時マーシャルじゃないバンドで覚えているのは、ザ・フー、クイーン…(沈黙)…ほかあったかな?
Y:ツェッペリンはご覧になってるんでしたっけ?
S:イヤ、見てない。ディープ・パープルは見た。マーシャルやったね~。『マシン・ヘッド』のジャケットにも写とったし。
Shara_3 Y:やっぱりギターを始めてから意識が強くなった?
S:うん、そうやね。
Y:何歳くらいからギターを始めたんですか?
S:エーとね、中学の1年か2年かな。
Y:当然その頃はマーシャルなんて手に入るわけがないし…。
S:もちろん。アコースティックやったし。
Y:エレキを始めたのは?
S:自分で買ったのは…、高1やね。
Y:やっぱりマーシャルはあこがれの的でした?
S:あこがれたね~。
Y:この人がマーシャルだからマーシャル…なんて人はいました?
S:マイケル・シェンカーとヴァン・ヘイレンやね。
Y:ヴァン・ヘイレンが出てきたのはシャラさん何歳の時?
S:高3ぐらいやね。
Y:何かヴァン・ヘイレンの方がシャラさんより後に出てきたような感じがしてしょうがないんですよね~。
S:ヘヘヘ、イヤイヤ。
Y:それじゃ1959ですね。それでは、一番最初に経験したマーシャルは?いつごろ、どうやって?
S:高校2年の時かな?見知らぬ大学生とセッションすることがあって、その人がマーシャルを持ってたんよ。「やった!マーシャルが弾ける!」ってすごくうれしかった。その人が持ってたSGで弾いた。その時のマーシャルがメッチャ良かったんよね~!
Y:ヘェ~。でも、失礼ですが、そんなにギターがうまかった時期でもないでしょ?それでも良さがわかった?
S:イヤ~、うまかったねェ~!(爆笑)
Y:この質問はね、みんな初めて弾いたり買ったりしたマーシャルにガックリ来たっていうのが定番の答えなんですよ!おかしいな…。
S:(爆笑)だって、ホンマによかったんやもん!
Y:どういうふうによかったんですか?
S:カールコードでギターをつないでいたんやけど、スッゴイ歪むの。
Y:100Wだったのかな?その先輩の持ち物だったんですかね?
S:たぶん50Wやね。その先輩の持ち物で「コレ、使い」って弾かせてくれたの。それでギターも渡されて弾いたら、アァ~「あの音」なの!しっかも「こんなに弾きやすいの?!」って驚いた。
Shara_1 Y:エェェェェー?!
S:感動してね。いくらでも音が伸びるし、いくらでも弾けるし。でもう、アンプを買うならもうマーシャルって決心した。で、シェイカーがまだ二井ちゃん(二井原実氏:LOUDNESS、X.Y.Z.→A)とやってた頃、どこかの学園祭で…関大やったかな?野外のステージにマーシャルが置いてあって「これを使ってください」って言われて…18歳くらいの時かな。「素晴らしい!今日オレはまたスゴイ演奏をしてしまうのか!」って思った。
Y:どうでした?
S:それが!弾いたら音がもうペランペランで!(大爆笑)
Y:歪まなかったんだ!?
S:もうまったく歪まない!100Wだったんやね。でも音はデカかった!野外でも後ろからくる音圧に圧倒された。しかも、歪んでないからパキパキの音で…。
Y:歪みのペダルだってあったでしょうに?
S:もちろん、よく使ってたんやけど、その日はマーシャルがあるって聞いてたし、当然あの音が出るだろうからいらんやろと思ってペダルを持って行かへんかった。
Y:でもその思い出のマーシャルは70年代中盤くらいの製造でしょ?そのあたりのモデルがよく歪むなんて聞いたことないな。私もそれくらいの時期の1959を持ってて、ずいぶんライブハウスで使ったけどただの一回もアンプで歪んだことはなかったですよ。
S:ん~!、でもあれは強烈に歪んだよ。後になって探したけど見つからなかった。。友達のお姉ちゃんの友達が持ってたって聞いたんやけど。
Y:すごくよかったって幻のように思い込んでるだけなんじゃないですか?
S:イヤ、デビューしてすぐに探したんよ、「やっぱりあのマーシャルがいい」って。友達に電話しまくってね。
Y:で、結局そのマーシャルは手に入らなかったんですか?
S:そう。手に入らなかった。

はじめて手に入れたマーシャル

Y:それで、普通のものを入手したんですね?
S:友達で1959の3段積み持ってて使っていないのを知って…バイク・レーサーで宮城ヒカルって知らん?そいつが持ってて譲ってもらったん。3段で。
Y:UNIT3ですな?
S:そう!UNIT3やね!
Y:もうシェイカーが始まっていたんですか?
S:イヤ。デビュー前やね。19歳くらいの時やから。
Y:それじゃ、とにかくそれが初めてのマーシャルだったワケ?いきなり3段積みで。
Shara_6 S:そう。でもちょっと恐いんでそいつの家に試しに行ったの。大きい家やったんけど、「ここじゃ音は出せない」って弾かずに買ったんよ。
Y:ウワッ!ノンビリした時代だったんですね。私も2段積みを弾かずに譲ってもらったことがありました。だって、マーシャルならどれでもうれしかったんだもん!
S:そうそう!んで、自分の家に持って帰ってん。当然「コリャ、いっちょ弾いたらんとアカン」ゆうて自分の部屋に入れて、プラグインして「とりあえずはフルテンや!」って。もうノイズだけでも大きくて恐くなった。(爆笑)でも「何とかなるやろ、40Wのアンプをフルにしても大丈夫だったから」というのがあったから。んで、ドーンと弾いてやった!
Y:何が起った?まるっきり「バック・トゥ・ザ・フューチャー」じゃないですか?!
S:自分も思いっきりビックリして、汗がダーっと出てきて、「ダンダンダンダン」ってオカンが上がって来て。「アンタ!なにやっとんねんッ!!」て怒られた。「もうしません!!」って謝ったよ!(爆笑)
Y:でもみんなそういうのを経験していますよね!布団をかぶせて弾いたとか。
S:やるやろね~!
Y:シェイカーのデビューって何年でしたけ?
S:1983年。
Y:その頃大阪でのマーシャル事情ってどうでした?
S:結構使ってたよ。目立ってたバンドはみんなマーシャル使ってた。プロを目指しているバンドは例外なくマーシャルだったよ。

好きなマーシャル・サウンド

Y:目標としているマーシャルのサウンドってありますか?
S:ウン。ヴァン・ヘイレンのバッキングの音でマイケル・シェンカーのソロの音。
Y:ソロの時にワウ・ペダルをかませばいいんじゃない?
S:イヤ、ワウを使ってないマイケル・シェンカーの音が好きなの。初期のころね。『フォース・イット』とか。
Y:そういえばこのインタビューをメールでポール・ギルバートにした時、彼もUFOの『ライヴ(Stranger In The Night)』の音が好きだって言ってた。ってんでもう何十年ぶりかに聴きなおしてみたら、なるほどいい音でした。
S:…そうかナァ~?あれはあんまり…。
Y:なんか合わないナァ~。
S:合わへんネェ~。(大爆笑)いい音やけどあんまり好きやないんよ。
Y:じゃ、ま、『フォース・イット』が一番ということで。ヴァン・ヘイレンはファースト?
Shara_4 S:あれはビックリしたワ~。
Y:リッチーとかは?当然影響を受けた世代でしょ?
S:ウ~ン、『ライヴ・イン・ジャパン』のソロの音なんかはいいと思うけどバッキングがあかんのよ。
Y:バッキング重視なんですな?ロビン・トロワーなんかは?シャラさん、よく弾かれるじゃないですか?アレ、あんまり音がいいとは思えませんけど。
S:エエ~ッ?ウッソ~!
Y:何かこもっていて、もうちょっとスッキリしていた方がいいな。
S:ストラトであんだけ太い音出すヤツおらんで!
Y:トーンを絞りすぎのような。
S:ウン。かなり絞ってるね。
Y:ロビン・トロワーご覧になりました?
S:ウン。観たよ。
Y:どうでした?マーシャルでした?
S:マーシャルやったね。でもあんまりやったな。ベース(ジェイムズ・デュワー)が歌に専念して、新しいベースだったからかな?やっぱりあの「ライヴ」には勝てなかったね。
Y:あの『ライブ』はホントにカッコいい!でも、「I Can't Wait Much Longer」のイントロの音なんてこもってない?
S:こもってないて~!
Y:今日のインタビューはタフですわ!意見が全然合わない!
A:合わないね~!!(大爆笑)
Y:あと、マイナーですけど、我々の話題によく出るザル・クレミンソン(ザ・センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド→ナザレス)は?
S:あれSGの音なんだよね。メッチャ枯れたSGの音。
Y:いい音ですよね。ヴォイシングもカッコいいし。
S:ワウのプレイもいいんだよね~。
Y:ウマい人ですよね。別にあんな格好しなくてもいいと思うんだけど。今もあのバンドやってるんですよね。アレックス・ハーヴェイ抜きで(註:アレックス・ハーヴェイは1982年死去)。ザルはしっかりマーシャルを使っています。

こだわりのセッティング

Y:シャラさんはTSL100MF400Bを使われていますが、何かセッティングのこだわりってあります?例えばBASSは絶対フルとか…。
S:BASSはフルテンでDEEPスイッチは絶対押す!押さないとダメ!
Y:低域フェチ?
S:イヤ、そうでもない。押すとちょうどいいんだよね。
Y:シャラさんの音って厚いですよね。AVTを弾いても分厚い。その秘密はそこかな?
S:下がドンと来てほしいんだけどダブダブはイヤなんよ。
Y:やっぱりキャビの要素は大きい?
S:大きいね~。
Shara_2 Y:本当にシャラさんはMFキャビがお気に入りで…。今後たとえヘッドが変わったとしてもキャビはこのまま?
S:ウン。だってこれ以上のキャビはないからね。それくらいスゴイと思ってる。また、このスピーカーに余裕があって、なんていうかGREENBACKが耐えきれずに「助けて~!」って暴れてしまうのがカッコいいんだけど、コイツは涼しい顔しとる。ピタピタピタって音が背中にへばりつく感じがあって何やってもザッ!っと応えてくれるのがスゴイ。
Y:他は?MIDDLEを10にする人とかもいらっしゃいますよね。
S:アカンやろ~、それは。(笑)ミッドは音のレンジを決定する非常に微妙なところやからあれをプラスにするかマイナスにするかで聞こえ方がガラッと変わってくる。だから10にするとうまくないと思ってる。ミッドを上げると太く聞こえてソロなんか弾きやすくなるからね。でも。「太さ」ってちゃうところなんだよね。

マーシャルから離れる

Y:それでは、それほどお好きなマーシャルなのに離れていた次期がありましたね?それはどうして?
S:ディレイ音がきたなくなるのがイヤでね、センド・リターンが欲しかったんだよね。で、あるメーカーに遊びに行ったら色々とすすめられてね。「ああ、なるほどキレイになるな」って。
Y:その頃はセンド・リターンのついているマーシャルはなかったか…?
S:なかったんよ。レイブンから買った50Wにセンド・リターンをつけた。ダメだった。音が変わらないっというからやったんやけど、音が変わった。あのマーシャル好きやったのに!
Y:だから結局センド・リターンを求めてマーシャルから去ったワケね。
S:そう。でも、ラック式は音が細くてすぐにマーシャルに戻ろうとしたんよ。でもその時のローディが「今さらマーシャルもないでしょう!」って他の持ってきたんよ。こっちも「マーシャルやったらいい音で当たり前でつまらん」ってギタリスト特有の変な天の邪鬼根性が出てきて色々マーシャル以外のアンプを試してアレにしたの。それでずいぶんと使ったね。でも、練習スタジオなんかに行くとマーシャルが置いてあって弾いてみるじゃない?JCM2000が出てきたころ。そしたら「ナニこれ?こっちの方がメッチャ音ええやん!しかもマーシャルやし!」ってだんだんマーシャルに帰りたくなってきた。でもローディが変えさせてくれん。(笑)「何をいまさら!今のままで十分いい音ですよ!」ってね。その後のローディもその系統でマーシャルを使わせてくれん。でもどうしてもマーシャルが欲しくて秘密でここを紹介してもらったの!(爆笑)
Y:それでようやく帰ってくれたんですね。

弾いてみたいマーシャル

Y:それでは、「あのマーシャル弾いてみたい!」ってモデルはあります?伝説のでも、好きなアーティストのマーシャルでも。
S:僕の中の伝説のマーシャルは例の最初のマーシャルやね~。また弾きたい。
Y:あ、そうか!もしそのマーシャルにめぐり逢ったら「これだ!」って見分ける自信あります?
S:ン~、わかるかも知れない。あれほど歪むのはなかったから。いい音やったナァ~。
Y:ヴァン・ヘイレンがデビュー・アルバムで使ったマーシャルは弾いてみたい?
Shara_5 S:弾いてみたいね~。あと「フォース・イット」でシェンカーが使ったマーシャルも!
Y:やっぱり「レット・イット・ロール」?
S:最初のフィードバックにやられたネェ。アレ、おかしいよ。あんな音、今でも出んもん!あと録った日が違うんかな?いろいろな音が入ってる。
Y:「現象」は?
S:しっくり来ないな~。音が違うもん。
Y:合わないな~。「フォース・イット」を録るまでに何かあったのかな?
Y:ニューアルバム「Quarter」でもギターの音が分厚いですよね?これで本当にギターの音を重ねてないですね?TSL100とMF400Bにラインの音を混ぜてるとか。
S:そう。ソロも同じ。あとブースターを1個かましてたりする。

レコーディングとライブ

Y:レコーディングとステージで何かマーシャルのセッティングを変えていたりしますか?音量以外に。
S:僕はね、まったくいっしょ。絶対いっしょにしなきゃダメ。
Y:みなさんレコーディングではかなり爆音にできるけど、ステージではなかなかそうはいかないって。
S:逆にレコーディングでいい音になってるのに、どうしてそれをステージに持ち込まないの?って思う。
Y:でもやっぱりステージだとバランスの問題があって大きくできないことも多いでしょ?
S:ん~、でもレコーディングルームで音を大きくしすぎると部屋が飽和状態になっていい音じゃなくなると思う。せいぜい真中くらい?
Y:部屋が狭いでしょうからね?
S:イヤ、でっかい部屋でもダメ。僕はね、「遠い音」ってキライなんよね。「近い音が」好き。だからラインも混ぜるんやけどね。マイクを立てて直接マーシャルの音を録るんやけど、マーシャルの音ってすごく飛ぶから回ってきてそのマイクが音を拾っちゃう。被ってしまうんよ。だからマイクの後ろに毛布をかけてもらうんよ。
Y:あ、アレ跳ね返ってくる音を遮断してるんですか?
S:そう。あれが録音した時にものすごい差を生むんよ。ボケた感じがなくなる。オフマイクも大ッキライなんよ。だからそのまま持ち込んでライブと同じように録るんよね。
Y:ピッキングのニュアンスとか、レスポンスの速さとか、ダイナミック・レンジの広さ、アンプの性能としてのマーシャルってどんなものですか?
S:すべてにおいて100点満点やね!やっぱ練習した分だけそれが音に出るしね。そこはホントにスゴイと思うよ。ギターじゃなくてアンプだよね、その辺は。

今後について

Y:今後は1年に1枚くらいのペースでシェイカーのアルバムを出していく感じですか?
S:そうやね。
Y:その中でトライしてみたいマーシャルってありますか?
S:MODEFOURキャビは変わらんから、あれでVintageModernを試してみたいな。
Y:最後に若いギタリストたちに何かひとことアドバイスをお願いします。
Shara_7 S:やっぱりいいアンプを使わないとこの空気の振動ってわからないと思うよね。それで空気の振動こそがロックだと思う。それが音楽のおもしろさだしね。空気感っていうのは大事だよ。シミュレーターっていうのはいいものだし、これからも進歩していくんやろけど、使ううえでこの本物の空気感がわかっているかどうかが重要だと思う。それを知っているかどうかで音を作るうえでものすごい差が出るはずだよ。だから自分の音を作っておくという意味でアンプは絶対に自分のものを持っておくべきだし、格闘するべきだと思う。自分んアンプを使って人の音をマネするのもいいし、コピーするならそこまでやるべきだよ。そこまでやってはじめて本当にシミュレーターが使いこなせるんじゃないかな?まずはマーシャルを使って「本物」の音というものをしっかり身体に染み込ませてもらいたいな。

(2008年6月5日 弊社スタジオにて収録)

2008年7月 3日 (木)

大村孝佳のJVM

いつもはJCM800 2203を愛用している大村孝佳だが、今回はマーティ・フリードマン・バンドのツアーに参加するにあたりJVM410Hをチョイス。そのJVM4へのミッションは、多彩な音色をクリエイトすることに他ならない。

Takayoshi_ohmura_jvm

そして、大村氏の狙いはJVMが完璧に遂行した。氏はCLEANからOD2まですべてのチャンネルを活用し4通りのトーンをクリエイトしていた。

Takayoshi_jvm_panel

使用しているチャンネル/モードはCLEAN/GREEN、CRUNCH/RED、OD1/ORANGE、OD2/ORANGEの4つ。ゲインはそれぞれ5程度。セッティングもすこぶるシンプルでパラレル・ループにディレイを接続しているほかは、ノイズ・サプレッサーとチューナーだけを使用(孝佳くんゴメン!)。あとはJVM 付属のフットスイッチでコントロールしているだけ。つまりかなりのJVMサウンド!

Takayoshi_jvm_rear_2

Takayoshi_jvm_pedal

キャビネットはいつも通りの1960Bを使用。シンプルなセッティングゆえ、音も図太くストレート!

マーティ・フリードマン・ツアーの詳細はコチラ⇒大村孝佳公式ウェブサイト

(2008年7月2日 都内某リハーサルスタジオにて撮影)

2008年7月 2日 (水)

Alexi Laiho(アレキシ・ライホ)2203KKを弾く!

Children of Bodom(チルドレン・オブ・ボドム)の来日公演が迫っています。バンドの中枢、Alexi Laiho(アレキシ・ライホ)のアンプに関する情報が届きました。

アレキシは来日公演でもいつも通りのJCM800 2203KKを使用します。キャビネットはスタンダードな1960を使用します。当ブログでその機材を紹介する予定ですので是非ご期待ください!

2203kk

来日公演の情報はこちら⇒クリエイティブマン公式ウェブサイト

2008年7月 1日 (火)

潤(ALvino)のJVM

大好評のうちに赤坂BLITZで「TOUR2008 "ココロフィルム"」ツアー・ファイナルを迎えたALvino。ソリッドなバッキングでバンドの骨格を構築している潤さんもJVM410Hの愛好者だ。

Jun_jvm

潤さんはおもにCLEAN/GREENとCRUNCH/ORANGEを使用。CLEANではもちろん完全なクリーン・サウンドをつくり、CRUNCHでGAINを5程度に抑え控え目に歪ませている。

Jun_jvm_panel

セットアップは完全にMIDI制御。エフェクト類はJVMのPARARELL LOOPを使用し、完全ウェット(=シリアル・ループ。EFFECT MIXを右に回しきった状態)にセットしている。(エフェクターをLOOPにつながないでこの状態にすると音が出なくなるので要注意!)

Jun_jvm_rear

潤氏はJVMの機能を十分に活かしたこのセッティングで実に小気味のよいサウンドをクリエイトしている。

Jun_reha

Alvimo_backdrop_2

(2008年6月29日 赤坂BLITZにて撮影)