2010年7月

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2008年5月

2008年5月30日 (金)

JUON (FUZZY CONTROL)の1959と2466

FUZZY CONTROLのサウンドに欠かせないもののひとつにJUONのマーシャル・サウンドがある。そして、JUONの人並み外れたエモーショナルなギター・プレイに応えることができるギター・アンプはマーシャルだけなのだ。

Juon_east_posing

この使いこまれたマーシャルだけが放つ風格!スピーカーユニットはもう何度も交換してきた。愛用の1959は実はそれほど古いものではない。上段はVintageModernの100Wヘッド、2466。相川七瀬さんのサポート時に多用している。

Juon_east_1959_2466

1959はリンクして使用している。歪み系の音を出す時はエフェクターを使い、それ以外のときもギターのボリュームを用いてトーンを変えている。2466はレス・ポールと併用すること多いようだ。それでもMID BOOSTは入れっぱなし。時にブーミーになるのでEQでかなりハイ寄りにセットしている。

Juon_east_panel

JUONのトーンはまさにマーシャルのかたまり。ヌケがよく、太く伸びきったトーンが気持ちいい!

Juon_east_crowds

Juon_east_singing

(2008年5月28日 渋谷O-EASTにて撮影)

2008年5月29日 (木)

CONCERTO MOONアメリカに飛ぶ!!

結成10周年をむかえ名実ともに日本を代表するヘヴィ・メタル・バンドがコンチェルト・ムーン。その記念すべき年にサンフランシスコのBay Area Rock Festival2008でプレイすることになりました。

Concerto_sf

出演は6月27日。島紀史のスーパー・テクニックにアメリカのキッズも仰天することでしょう!がんばれコンチェルト・ムーン!

Shima_boxx4

2008年5月28日 (水)

AVANTASIAがやって来る!

エドガイを率いるトビアス・サメットが主宰する壮大なメタル・オペラ・プロジェクト「アヴァンタジア」。アルバムに参加しているメンバーを中心にこの巨大プロジェクトのライブがついに動き出す!日本ではたった一度のスペシャルライブが決定!

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●6月13日(金) 東京品川プリンス ステラボール OPEN 18:00   START 19:00

詳細は⇒ザックコーポレーション

そして参加のギタリストにも注目!オリバー・ハートマン(ex. AT VANCE)とサシャ・ピート(ex. Heaven's Gate)がJCM800 2203を携えてステージに登場!

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2008年5月27日 (火)

島紀史のVintageModern

島紀史もマーシャルといえばビンテージと相場が決まっている…イヤ、決まっていた。そう、今はVintageModernにぞっこんなのだ!さすがにマーシャルを知り尽くした島紀史(マーシャル・トーク)、音の太さ、レスポンスの速さ、ダイナミック・レンジの幅広さ等、VintageModernの長所を瞬時に見抜いて2466のセットを組み上げすぐに実戦で使ってしまった。

Shima_boxx5marshall

(2008年4月19日 渋谷BOXXにて撮影)

それでも昨年使いだした当初は使用エフェクターとの相性もありセッティングに試行錯誤したが、最近ではVintageModernを完全に自家薬籠中のものにしたようだ。そのサウンドは筆舌しがたいほど素晴らしい。そのすごさを体験してもらうにはCONCERTO MOONのライブに足を運んでいただくしかないが、へヴィ・メタル・ギターを志すギタリストには必ずや参考になるサウンドであろう。

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上がメインで下がサブ。DYNAMIC RANGEは常時HIGH。MID BOOSTはオフしにてあるが、場面に応じて外部ブースターを使用している。キャビネットは何度かスピーカー・ユニットを交換しているが、昔からの戦友で愛着の深いもの。

Shima_panel

コントロールはPRE AMPのDETAILとBODYがともに7、PRESENCEが5、BASSとMIDDLEがそれぞれ4、TREBLEが8ち比較的ハイよりなセッティングでエッジをきかせている。

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(2007年12月15日 江坂ミューズにて撮影)

2008年5月26日 (月)

YUKI (DUSTAR-3) の1959とDSL

「どう、武道館で弾く気分は?」、「気持ちいい~!」 うらやましい!ロックをやっている者にとってやはり武道館で演奏するのは大きな夢ですな。今日のYUKIはAcid Black Cherryのサポートでの出演。

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広い広いステージには1959SLPと3台の1960をセット。当日は武道館の客席全面を使用するため高さ制限があり、3段積みはNG。ステージ後ろのお客さんが見えなくなっちゃうからね。

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レコーディングでは1959を使うこともあるが、YUKIの愛器といえばDUSTAR-3のステージでおなじみJCM2000DSL100。そう、実はこのヘッドはダミーなんです。

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働いているのはステージ袖に置いてあるこちらのDSL100。上がメインで下がサブ。CLASSIC GAIN、ULTRA GAINのふたつのチャンネルをエフェクト・ルーパーでコントロールしている他、バルブ入り歪み系エフェクターで音色の幅を広げている。「YUKI&マーシャル」のコンビならではのセクシーな音色で奏でられるテクニカルにしてよく歌うギター・ソロはまさに快感!

(2008年5月23日 日本武道館にて撮影)

2008年5月20日 (火)

ランディ・ローズ・シグネイチャー1959RR in Tokyo Guitar Show

ランディが生前愛用していたMarshallを忠実に再現し、発売前から話題沸騰中の1959RR。来る6月28日Tokyo Guitar Showのイベントにて大活躍します!出演は日本屈指の本格派オジー・トリビュートバンド、EVEDEATH。そして、今回のイベントのみのスペシャル・メンバーでランディ在籍時のサウンドを再現します。当日のステージでは、ランディ・ローズ・シグネイチャー1959RRとJacksonStars RRモデルの組み合わせによる強烈なパフォーマンスはランディ・ファンならずとも必見です!

詳しくは⇒http://www.fender.jp/tgs2008/

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EVADEATH feat.TAIJI FUJIMOTO
Evakan (vo, JOLLY PICKLES)、TAIJI FUJIMOTO (g, THE DEAD POP STARS/ D.T.R)、AKIRA (b, YOUTH QUAKE)、JUN (ds, DUSTAR3 ,ex Sex Machinguns)、Hiroshi Matsubara(key, AURA/8eit)

2008年5月18日 (日)

JAPAN ROCK FESTIVAL 2008

Hibiya_park

春の日比谷公園は本当に美しいですね。まさに都会のオアシス。まるでセントラル・パークから59丁目側を眺めているよう。2008年5月18日、その奥に位置する日比谷野外音楽堂で日本のロックの重鎮をが一堂に会したイベントが開催されました。その名も「JAPAN ROCK FESTIVAL 2008」。そう、ここは30年以上も前からロックのメッカでもあるのです!

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出演は、めんたんぴん、紫、頭脳警察、ブルース・クリエイション。そしてMCはダディ竹千代氏。日本のロックを作ってきた錚々たる面子の素晴らしい演奏に、30年前当時の野音でのイベントの数々を思い出してのダディ氏の爆笑トーク!「ロック」が「ロック」であった頃を思い出させてくれるハッピーなイベントでした。(かつて27~28年位前に大お笑いブームがあって、ここ野音で「ロックと漫才の融合」なるイベントが催されました。その時のトリはビートたけしさん、バックバンドを務めたのは今回のMCのダディ竹千代さん率いる東京おとぼけCatsでした)

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今回の取材の目的はめんたんぴんにゲストで参加した松浦善博氏。限定再生産のJTM45OSから繰り出される音の素晴らしいこと!名人に名器、わかってはいるものの、松浦さんのボトルネック・プレイには鳥肌が立ってしまいます。奥田民生氏も心配しているようにこの世界レベルのボトルネックの技術を誰かが継がねばマズイ!

松浦善博さんの公式ウェブサイトはこちら⇒http://newtraxx.co.jp/matsuura/

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そして、今回めんたんぴんのゴキゲンなリズム隊を務めるのはBluestone Companyの高藤泰三氏(ds)と私設フランク・ザッパ愛好会大阪支部長でもあらるる小笠原義弘氏(b)。 最高のメンバーによる最上のサウンド…恐れ入りました。

(2008年5月18日 東京日比谷野外音楽堂にて撮影)

2008年5月17日 (土)

タニー(GOOD 4 NOTHING)の4100

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現在大ブレイク中のGOOD 4 NOTHINGのギターボーカル、タニーの愛器は2001年製のJCM900 4100。JCM2000にはない太く荒い歪みがお気に入りとのこと。普段のキャビネットは1960Aだが、撮影日のライブでは1960AXを使用。使い方はいたってシンプル。特に複雑なエフェクターも一切使用していない。音質的にはBチャンネル(ディストーション)を多用する。

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1960XキャビネットはCelestion Greenbackを搭載。普通の1960に比べ高域が鋭く、中域がリッチ。タニー氏はすっかり気に入ってくれたようだ。

Tanny_singing

ゲインもボリュームもそれほど高くはない。このセッティングがタニーの小気味よいソリッドなカッティングをクリエイトしているのだ。ガムテープでMarshallロゴを隠しているのはグリーンデイのビリー・ジョー・アームストロングの影響。

Tanny_4100panel

(2008年5月16日 赤坂BLITZにて撮影)

2008年5月16日 (金)

大谷令文の1959

これがレイブン氏のマーシャル・セット。甘いながらも険しいフロント、鋭いながらも暖かいリア…本当にいい音としかどうにも言いようがない。「ストラトキャスターの魔術師」の図太いサウンドの鍵はここにあり!最近ではレス・ポールも多用するレイブン氏。もちろんこのマーシャルであの痛快無比なギター・サウンドを作り出している。さすがレイブンさん、Tシャツもマーシャル!

Reibun_1959

上がメインの1959。システムはいたってシンプル。ギターから歪み系エフェクター(レイブンさんのエフェクターケースにはオリジナルのMarshall Guv'norをはじめ、歪み系ペダルが4ケも入っている!)を通って今ではすっかり珍しくなったテープエコーを通してリンクした1959に接続しているだけ。アッテネーターも併用しているが、10段階のアッテネイションのうち2段階程度。スピーカー・ユニットは何回か交換している。

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メインのリア・パネルには改造されたポラリティ・スイッチが付いている。また、インピーダンス・セレクターもピン式からロータリー式に改造されている。サブで使用している下のアンプは型番が削られていた。調べてみると、もとは1970年製の100W 1992  SUPER BASS。もちろんギター用に改造してある。

Reibun_backview

愛用のスライダック。基本的にJCM900シリーズ以前のマーシャルはステップ・アップをしても差し支えありませんが、JCM2000やJVM、トランジスタ・パワー回路を持つMODEFOUR、AVTX、MGなどには絶対に使用しないようにご注意ください。詳しくはFAQのページhttp://www.marshallamps.jp/faq.htmlをチェックしてください。

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(2008年3月1日 中野サンプラザホールにて撮影)

2008年5月12日 (月)

Syuのロードショウ(5月10日)

2008年5月10日、イケベ楽器池袋店4階のOMスタジオにてSyuのロードショウが開催されました。過去OMスタジオでは数えきれないくらいのロードショウを催してきましたが、意外にもSyuは今回が初めての登場です。

Syu_ikeike_banner

6月に発売が予定されているJVMの2チャンネル・モデルJVM210Hやその50W1×12"コンボJVM215Cの他、ランディ・ローズ・シグネイチャー・モデル1959RR、新曲によるVintageModernのデモンストレーションを中心に楽しいトークやプレイング・テクニックの解説を交えた2時間20分でした。本人によると8~9月に発売が予定されているニューアルバムはことのほか素晴らしい仕上がりになるとのこと。演奏された新曲(The Awakening)はアルバムの先行シングルとして現在大評判を浴びています。なるほどこれ1曲聴いただけでもガルネリウスの魅力が大爆発という感じ。ニューアルバムの発売が楽しみですね!

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Syuはこの日初めて1959RRにトライ。予想通り完璧なハマりようで、「Whisper in the Red Sky」他3曲を1959RRで演奏してくれました。EL34トーンを代表するような鋭くラウドにして図太いトーンが魅力です。

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(2008年5月10日 イケベ楽器池袋店OMスタジオにて撮影)

2008年5月10日 (土)

雅-miyavi-ライブDVD発売!

ネオ・ヴィジュアリズムの旗手、雅-miyavi-のライブDVDが発売となりました!「下剋上」では全面的にJVM410Hを使用。ワン・アンド・オンリーな雅-miyavi-の世界をしっかりサポートしています。(トータル演出上、ステージにはJVMは配置されていません)

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下克上 Live at 渋谷公会堂(C.C.Lemon Hall)2007/12/25

UPBH-1220 ¥4,800(税込) 片面2層/MPEG2/ALL/16:9LB/125分/MENUアリ

そして、ナント、2007年9月2日の新木場スタジオ・コーストでライブ映像も同時発売!

Miyavi_dvd_coast

@新木場スタジオ・コースト 2007/09/02

UPBH-9412¥3,000(税込) 片面2層/MPEG2/ALL/16:9LB/118分

くわしくはこちら⇒http://www.universal-music.co.jp/miyavi/info.html

2008年5月 9日 (金)

福島克彦(夜叉)、WeRock誌取材でJVM2を弾く!

ホットな話題を提供するWeRock誌vol.005号(6月12日発売)でマーシャルJVMシリーズの新しい仲間、JVM2が紹介されます。取材にあたっては名門へヴィメタル・バンド「夜叉」のギタリスト、福島克彦氏に試奏していただきました。

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記事はヘッド2種類、コンボ3種類の全機種の試奏レポートに加え、既発売でヒット中のJVM4との弾き比べと充実の内容。

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しかも、演奏の様子を収録したDVDが付録となる予定です。是非、ご期待ください。

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(2008年5月8日 弊社スタジオにて撮影)

2008年5月 8日 (木)

中野重夫、マーシャルを語る

ジミ・ヘンドリックスのサウンドを追及するバンド・オブ・シゲオ・ロールオーバーの中枢、中野重夫。実はそのキャリアは長く、野獣でデビューして以来30年が経過している。そして、その30年のキャリアはマーシャルと歩んだキャリアでもあるのだ。その想いをタップリと語ってもらった。

中野重夫のプロフィール

YMT(以下Y):中野さんの場合はキャリアが非常に長いのでまずはプロフィールからお聞かせ願えますか?野獣(のけもの)のあたりから。
中野重夫(以下N):1978年、ヤマハ主催のMid Landというコンテストの東海大会でグランプリをとって…その前に、ジューダス・プリーストの前座をしてね、どいうわけか。
Y:野獣で?
N:そう、名古屋公演だけ。名古屋市公会堂で。そのころは結構人気が出てきているころで、ジューダスのファンのお客さんがかなりこっちに注目してくれたね。そのノリでさっきのコンテストに出たもんだから、出番の時にはものすごく盛り上がって、問答無用でグランプリをもろたな。
Y:ジューダスの後がMid Landだったんだ?
Shigeo_stage03_2 N:確かそう。それで東京のEAST WESTに出たんやね。前の年の1977年にサザンオールスターズが出ていて、78年にはゲストで来てた。それで野獣とサザンが同じ楽屋だったんや。あの頃はウシャコダもおったし、カシオペアやシャネルズとか同期っぽくデビューしたんやね。レコード会社と契約して、ある人のすすめで自分たちのプロダクションを作った。それで一口坂スタジオでレコーディングしたわけや。ツイン・リード、ベース、ドラム、ボーカルという編成。このボーカルは三重のほうで今でもいっしょにAce & Rollaってアコースティックのバンドをやってるんや。そいつは「君こそスターだ!」で全国2位まで上がっていって芸能界からもずいぶんと誘いがあったらしんやけど野獣を選びよったんや。そっち行っとけばよかったのに…。

野獣解散!
Y:それで野獣は?
N:ま、色々やったけどレコードがあんまり売れへんかったんや…7,000枚位かな?これでも当時は結構な枚数なんやけどな。驚くのは今でも第一線で活躍している人たち、たとえばバーニー(日下部正則氏)とか西山毅さんとかが「昔コピーしましたよ!」なんて言われるんよ。結局、1年で解散してしもたんや。
Y:たった1年?
N:そう。もったいなかったな。当時は今と違ってインディーズなんてものはなかったかからな。レコードを出すなんて夢のまた夢や。
Y:ライブハウスす出ることができればかなりのもんでしたもんね?
N:我々の場合にはバンドに勢いがあった。若かったからな。でも、世の中が変わっていってしもた。ハードロックが下火になりよったんや。ディープ・パープルもユーライア・ヒープもなくなってしもて。
Y:一気にお休みになっちゃいましたもんね。
N:あの頃は、ウエスト・コーストやカシオペアのようなフュージョンが盛んでな、ハードロックをやっていると本当に「除け者(のけもの)」になてしまう雰囲気やった(ウマイ!)
Y:エ?それで「野獣(のけもの)」って名前なの?
N:ちゃうちゃう!ただオレ、名前付けるの好きでな…ちなみに三重県のMAXA(マクサ)というライブハウスもオレがつけたんや。
Y:あ、あれってそうなんですか?
N:そう。「五色の天草(あまくさ)」か「あ」を取っただけなんやけどな…。冗談で言ったらホンマにつけよった!
Y:それから野獣はどうなったんですか?
N:ま、みんなやりたいことがあってバラバラになってった。ジャズへ行ったやつもおったし、もう満足いうて音楽やめたのもいた。それでも野獣は案外女性ファンが多くてな、ファンクラブとかその会報なんてのもあった。やってる音楽はハードロックやったけど、ま、アイドル路線や。それで、みんな芸名がついとったんや。オレは「ローラ」。カローラに乗っとったから。ボーカルが「エース」。ハイエースやな。ベースはチェリーだった。みんなで化粧したりしてな。
Y:それで?
N:レコーディングの時にギターの音がうまく録れやんでな。あのころ、ヴァン・ヘイレンが出てきてて、てっきりあの音で録音できると思とったんや。ところが、低音が出すぎてうまくいかない。で、低音をすべてカットしたらスカスカの音になってしもて。マスタリングも大失敗や。それで結構メンバーが意気消沈した部分もあったな。

バンド遍歴、そしてロールオーバー
Y:その後、中野ブラザーズ?
N:そう。弟とバンドを始めた。弟はウエスト・コーストっぽいきれいなサウンドが好みでオレと全然志向が違っとったんやけど、彼のボーカルを聞いて一緒にやりたいなと思ったんや。
Y:中野ブラザーズはレコードを出したりしなかったんですか?
N:うん。LMCというコンテストの全国大会でグランプリをとって、副賞でアメリカへ行かせてもらって…それで終わった。
Y:それでいよいよロールオーバー?
N:いや、その前にひとつダイナゴンというバンドをやったんよ。ダイナミック・ゴンザレスいうてな。これもオレがつけた名前なんやけど。
Y:どんなバンド?
N:ハードロックでインストや。セクションみたいな。
Y:セクションはハードロックじゃないけど…。
N:いや、そんなんも詰め込んで凝縮した感じや。ドラムがハーフでさ、もう最高にいいギターを弾かせてくれるビートを出すんやね。でもバンド自体がまとまらんでな。メンバーみんながうまいし、若いもんだから「オレが、オレが」で「和」がうまれないんや。結局1年でやめてしもた。音楽ってテクニックだけでつながるもんじゃないとつくづく勉強になったね。音楽は気の合う者同士でやるもんやと…それでロールオーバーは20年つづいとる。その間、音楽やから音中心にバンドはやっていくもんやから、音に集中できなければやめた方がいいとか、3~4年のブランクがあったりとか、そうかと思うと「追悼ライブ」で毎年演らせてもろたりとか、SUPER100JHとの出会いでヤル気が出たり波が色々来るワケや。

マーシャルとの出会い
Y:いつも皆さんにお聞きしているんですが、最初のマーシャル体験は?いつ、どうやって?
N:まずね、18か19歳の時、名古屋に出て行った時、雑誌でしか見たことのないマーシャルを実際に使っている外タレを見たんや。ユーライア・ヒープとかスージー・クアトロとかステイタス・クォーとかね。
Y:ステイタス・クォーというバンドは日本ではあまりなじみがありませんが、イギリスではそれこそステイタスがメチャクチャ高い国民的なバンドなんですよね。
Shigeo_hugestack N:よかったよ、ライブは。それからシン・リジーも見たな。み~んなマーシャルや。結局そういうライブの音が気持ちよかったもんやから自然とマーシャルで決まりになるワケや。いつかはマーシャル使ったろと思った。
Y:そして、最初に買ったのが…?
N:野獣の時や。デビュー前、ジューダスの後くらいや。「もうこの勢いならマーシャルが絶対必要や」と思って買うたんや。100Wの2段積み。それで、ギターと一緒に盗まれた。ローンも払い終わってないのに!
Y:それで、また買い直したんですか?
N:いや、レコード会社と契約も終わっていて、レコード会社のスタッフが50Wのマーシャルを借りてくれたんや。

50Wに転向
Y:今度は50W?
N:あのな、実は100Wが爆音すぎてコントロールできやんかったんや。まず、自分の下手さが前面にドーンと出よる。ミュートが甘いとか、コードがきれいに鳴ってないとか。恥ずかしいところ丸出しや。で、結構打ちひしがれてな。でも、あのザクッとした音は耳の向こうに届く感じがした。
Y:みなさんの世代のマーシャルに関する話となると必ずこうなりますね。
N:こんな話が出るのはマーシャルだけやろ?で、色々な情報も入ってきておったんで、100Wよりは扱いやすそうな50Wを借りたんや。弾きやすかった。
Y:それも2段積み?
N:イヤ、3段やった。ルックスはゴキゲンやし、見上げてコントロールをいじるのが夢やったんでうれしかったな。

ジミ・ヘンドリックス
Y:どこからどうしてジミ・ヘンドリックスのトリビュートになったんですか?
N:もともとリッチー・ブラックモアが大好きだったんやけど、大学のクラブの先輩に「リッチーが好きならこれ聴いてみろ」ってワイト島のライブを渡されて聴いたんや。まず、一番最初からあの「間」にマイッタ。音質も。今聴くとあんまりいい音ではないんやけどな。もちろん名前は知っとったけど、実際に聴いてみると先入観とエラく食い違ってて驚いた。「リッチーのもっとスゴイの」という感じや。それからもう大好きになって聴きまくった。
Y:でも、野獣やダイナゴンでやってきたのはオリジナルでしょ?実際にヘンドリックスを演ることになったキッカケは何かあったんですか?
N:野獣のころでも何曲か遊びで演ったことはあっても、どこか「これは演ってはいけないもんだ」という気持ちがあってな…深みが全然違うから。すんごいブルースの演奏ってさ、音は取れてもああいう風に絶対ならへんのや。あれと同じ感じやね。でも好きでさ。例の中野ブラザーズのコンテストの副賞でアメリカに行った時、シアトルのジミのお墓へ行って「あなたの曲を演らせてください!!」って頼んだんや。
Y:お願いしたんだ?
Shigeo_stage2 N:ま、答えはなかったけど、自分に許しを与えたというか…あきらめやね。
Y:あきらめって?
N:このまま、ジミ・ヘンドリックスの曲を演奏できないと思っていたら一生できないと思ってサ。お墓にいったのがそのあいきらめキッカケになったんやね。
Y:ロールオーバーの初ライブは?
N:さっきの三重のMAXA。その時は演出でお棺の中から登場したんや。
Y:ジミ・ヘンと関係ないじゃん?
N:渋谷のEgg Manも演ったな。

マーシャルのセッティング
Y:マーシャルのセッティングについて聞かせてください。
N:基本的にはいらない部分をドンドン削っていくやり方やね、以前使っていたリイシューのビンテージはハイがきつくてな、まず、プレゼンスを下げて、トレブルも下げていく、それでもハイがきつい場合にはミドルを下げていく。そうするとミドルのおいしいところも減ってしまうんやけどハイは落ちる。ボリュームはもう3位で全開みたいな感じになる。4以上にするとクランチになってベースも出てくる。だんだんブーミーになるからボリュームを下げる。それで気がついたんや。マーシャルのボリュームはベースのコントロールも兼ねてるんだって。でも、最近ライブハウスで「ギターの音を下げて」といわれなくなった。以前はどこへ行っても「小さくしろ」っていわれて結構フラストレーションになっとったんやけど。そういえば、ジューダスの前座をやったとき「ギターの音を大きくして!」いわれた。あんなん初めてやったんやけど、その時はマーシャルじゃなかった!
Y:よろこんでいいのか悪いのか?
N:ロールオーバーはジミ・ヘンを演っているので音が大きくて当たり前という先入観があるからか、あまり最近は音の大きさを言われなくなった。でも、あれは単に音の大きさだけじゃなくて、トーンが問題なんやと思う。おいしいところがどれだけ出ているかということ。無闇に音を小さくするということは、おいしいところも削ってしまうことにもなるわけだから注意せなアカン。特にマーシャルはそう。ボリュームはマスター・トーンでもあるワケ。だから、音量を変えるということはトーンを変えるということを意味するワケや。
Y:すると、演奏会場が相当大きな意味を持ってきますね。
N:そう。キャパが小さいところでは本当のトーンが出せやんからね。トーンを追求しているものにはちょっと辛いものがあるな。

SUPER100JH
Y:そこへ行くと今のSUPER100JHはまったく勝手が違う?
N:そう。音を作るのに1年かかったけど最高や。
Shigeo_stacks Y:以前はあれほどハイを削っていたのに今はベースが0、トレブル上げ気味ですもんね?
N:トレブルは7くらい。ミドルはその日によっていじってる。以前とは正反対や。

あこがれの音
Y:それでは出してみたいあの音、この音。何かあこがれのマーシャル・サウンドってありますか?
N:「バンド・オブ・ジプシーズ」の「マシンガン」。
Y:好きだね~!
N:ギターの音色が好きでな。たぶんユニヴァイブとの相性がええんやろけど…あれを聴いてもうひとつジミ・ヘンにハマったんや。もともとスゴイ思とったけど、スタジオ録音のアルバムは何か軽いとか思ってた。ライブはどれを聴いても最高やのにな。でも、そんな感覚をすべて吹き飛ばしてくれたんが「マシンガン」だったんや。「ハイウェイ・スター」なんかを聴いていたのに、あんなE一発でドロドロ演っているような曲にある時一気にのめりこんでしもたんや。
Y:そんなに好き?
N:あの「バンド・オブ・ジプシーズ」の「マシンガン」は3分何秒目にすごいチョーキングがあってな…(考えて)…あれは今でもできない!1弦の17フレットを全音チョーキングした時にビート通りにユニヴァイブのワンワンいうウネリがかぶるんや。それがフィードバックして…完璧なコントロールや。
Y:コントロールしてんのかな?
N:イヤ、奇跡かもわからんな!あの音出したい!!
Y:ジミ・ヘンの他には?
N:ウ~ン、一番好きなトーンはクリーンなトーンで逆アングルにして弾いたピッキング・ハーモShigeo_pizza ニクスの音やな。ジミ・ヘンの「レッド・ハウス」や。(写真はピザで逆アングル・ピッキングを説明する中野氏)

マーシャルの風
Y:何か若いプレイヤーにひとことお願いします。
N:一度、マーシャルの前に立って弾いて、その風を体験して欲しい。それをどう思うか…。「スゴイ!」という人もいれば「アカン!」という人もおるやろ。でも、ギターが好きと言ってる人はとにかく1回あれを経験すべきや。プラグ・インしてみるべきや。そして、「コレや!」と思った人に知ってもらいたいのは、マーシャルだけがそういう体験をさせてくれるということやShigeo_stage

(2007年9月22日 東京にてインタビュー)

2008年5月 5日 (月)

木根尚登の2266C

木根氏はTM NETWORK 「PLAY SPEEDWAY and TK HITS!!」ツアーでVintageModern 2266Cを使用している。

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セッティングは標準的なもの。クリーン系のサウンドを中心にVintageModernの素直で太く存在感のある音をうまく利用している。

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(2008年5月1日 SHIBUYA AXにて撮影)

2008年5月 4日 (日)

北島健二のVintageModernとTSL

TM NETWORK 「PLAY SPEEDWAY and TK Hits!!」ツアーをサポートしている北島健二氏のセット。VintageModern2466とJCM2000 TSL60のフル・スタック。

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VintageModernはプレイヤーの個性と使用するギターの特徴を際限なく表現することができるせいか、セッティングが十人十色でとても興味深い。(是非他の「プロのマーシャル」のVintageModernプレイヤーのセッティングをチェックされたし)北島氏のセッティングの特徴は、DYNAMIC RANGEをLOWにして、低めのゲインでクリーン系のサウンドをつくり、(ただし、MID BOOSTはオン)エフェクターで歪みを加える。そして、EQのセッティングはTREBLEもBASSをかなり低くしている反面、MIDDLEはフルにしている。

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こちらはTSL60。こちらもチャンネルをCLEANにして歪みはエフェクターを使用している。2466とも恐ろしくコシのあるサウンドにうっとりしてしまう。

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(2008年5月1日 SHIBUYA AXにて撮影)

2008年5月 3日 (土)

1959RRランディ・ローズ・シグネイチャーDVD撮影

ヤングギター7月号付録DVDに1959RRランディ・ローズ・シグネイチャーのデモ演奏が収録されます。(ヤングギターの発売は6月10日)

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デモンストレーターはATOMIC TORNADOの小松優也氏。このDVDのために飛びっきりカッコよい曲を用意してくれました。

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カバリングの色もさることながら、1959RRの最大の特徴はランディがイギリスのマーシャルの工場に往訪した際に依頼した改造をそのまま忠実に再現していること。つまり、普通の1959より格段に歪みが深いのです。小松氏はその音をフルに活用し、手に汗握るプレイを披露してくれました。

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2008年5月 2日 (金)

SAXONのJVM

ファン待望の単独来日を果たしたSAXON。ギタリストはふたりともJVMを愛用している。

ステージ下手はDoug Scarrett。JVMを2台使用し、1台目のSIRIAL LOOP SENDから2台目のSERIAL LOOP RETURNに信号を分岐し、両方のパワーアンプを稼働させ、ステージ上の4台の1960Bを鳴らしている。

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チャンネルはOD1/REDを中心に、ギターソロでOD2/RED、さらにクリーン系バッキングでCLEAN/REDを使用している。チャンネルのコントロールはMIDI。空間系のエフェクターはJVMのパラレル・ループに接続している。とにかく分厚い音!

Doug_scarratt_heads

上手のギタリスト、Paul QuinnもDougと同様のセッティング。

Paul_quinn_cabs

使用ギターの違いか全般的にPaulの方が若干GAINが高めにセッティングされていた。

Paul_quinn_heads

(2008年4月30日 渋谷O-EASTにて撮影)

2008年5月 1日 (木)

Yoshiyuki (Row-kun)のJVM

親しみやすくノリのよい楽曲と高い演奏力で注目を集めるKING。そのギタリストYoshiyuki氏もJVMの大ファン。氏は2007年のJVM発表直後から愛用好している。

Row_kun_east_hs

使い方もなかなかユニーク。マーシャル・バルブアンプ史上最強の歪みを誇るJVM のODチャンネルを使用しないのだ!愛用のチャンネルは高めにセッティングしたCranch/Orange。クリーン系バッキングにはCLEAN/ORANGE。空間系のエフェクターを使用したクリーンにはCLEAN/GREENとチャンネル面ではいささか大人しい使い方をしているが、ところがドッコイ、MIDI、センド&リターン等チャンネル以外のJVMの機能をフルに活用してアドバンテージを稼いでいる。

Row_kun_west_panel

KINGの公式ウェブサイトはこちら⇒http://king-one.jp/

(2008年4月30日 渋谷 O-WESTにて撮影)

奥田民生の1959

いろいろなマーシャルを所有する奥田氏。今回の「Fantasy Tour 08」では1974年製1959のフルスタックが起用された。

Tamio_jcb_1959fs

機材担当の方のメンテが行き届いているのだろう、太く、そしてツヤのある素晴らしいサウンドが飛び出してくる。ローもハイも出すぎはまずい…という条件を克服したセッティング。

Tamio_jcb_panel

歌う関係上、大音量もうまくない。そのため音量を下げても一定の音質が保てるようリアパネルにはマスターボリュームが付加されている。

Tamio_jcb_rear

こちらはサブのJCM800 2203。ツアーによってはメインで使用されることも…。

Tamio_jcb_2203

(2008年4月30日 JCBホールにて撮影)